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フレッシュコンサートの最終回となります「第93回 フレッシュコンサート」を3月19日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。
当センターは、平成26年4月1日からの指定管理者制度を導入することになり、今回のフレッシュコンサートをもちまして、終演することになりました。
ファイナルステージは、『母から子へ伝えたい名曲』と題して、ソプラノの木崎美和(きざき みわ)さんとメゾソプラノの後藤志歩(ごとう しほ)さんの歌唱を石川彩子(いしかわ あやこ)さんのピアノ伴奏で、20人以上のお子様を含め200名を超える皆様にお楽しみいただきました。

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【 左から、石川彩子さん、後藤志歩さん、木崎美和さんとその愛娘ちゃん 】

◎ 今回のコンサートは…‥
教会音楽、子守唄、歌劇のアリア、日本の歌曲などの名曲とアンコールを含めて、10曲の歌唱でした。

1曲目は、セザール・フランク(1822-1890年)が作曲した「天使の糧(パン)」をソプラノとメゾソプラノの二重唱で歌いました。
透き通ったソプラノの高音とメゾソプラノの中音の美しい声がフォーラムの吹き抜けに響き合い、まさに教会の中にいるような敬虔な気持ちで聴くことができました。
作曲家のフランクは、ベルギー生まれで、1858年にフランス、サント・クロチルド教会のオルガニストになりました。この曲は、1860年「3声のミサ曲イ長調」の中に合唱曲として作曲され、1858年に作曲の「荘厳ミサ曲」を1872年に改訂する際に、「天使の糧」を独唱曲としたものです。この美しい曲は、多くの歌手に愛され、歌われています。

演奏後、後藤志歩さんからメンバーの自己紹介がありました。
「私たちは、子育て真最中の三人です。コンサートテーマの『母から子へ伝えたい名曲』を童心に帰って、お聴きください。」とお話がありました。


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2曲目は、シャルル・フランソワ・グノー(1818-1893年)が作曲した「アヴェ・マリア」を二重唱で歌いました。
お二人の清らかで澄んだハーモニーは、心を癒されるような感動を与えられました。
この曲は、1859年にヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』の「前奏曲 第1番 ハ長調」を伴奏に、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」の歌詞を用いての声楽曲です。
グノーは、フランスの生まれで、オペラ、劇音楽、交響曲、宗教音楽などを作曲し、ゲーテの原作をオペラとした『ファウスト(1859年)』やシェイスクピアの原作をオペラとした『ロメオとジュリエット(1867年)』がよく知られています。また、バチカン市国の国歌と言える「賛歌と教皇の行進曲」も作曲しています、

3曲目は、後藤さんから「次は、ブラームスの『子守唄』を私の独唱で歌います。この曲は、合唱団用に作られた曲です。」と紹介がありました。
後藤さんがドイツ語の詞をしっとりと優しく歌い、その美しい声に心を動かせられました。あたかもゆりかごに載せられ、スヤスヤと眠りに引き込まれるような心地よい雰囲気になりました。
この曲は、ドイツ生まれのヨハネス・ブラームス(1833-1897年)が作曲した『5つの歌曲op.49 (1864-1868年)』の第4曲です。ブラームスが指導していた合唱団員ベルタ・ファーバの第2児出産祝いに贈られた曲とされています。


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4曲目は、アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904年)作曲の『ジプシーの歌』より第4曲「我が母の教えたまいし歌」をソプラノ独唱で歌いました。
木崎さんの高く伸びのある歌と、ドヴォルザークの哀愁のあるメロディーは、来場の皆さんに感動を与えたと思います。
この曲は、ボヘミアの詩人アドルフ・ハイドゥークの詩をチェコ生まれの作曲家ドヴォルザーク自身がドイツ語に訳して1880年に作曲した全7曲からなる歌曲集『ジプシーの歌』の中にある第4曲です。「年老いた母が私に歌を教えてくれたとき、母は目に涙を浮かべていた。今、私も泣きながら子供に歌を教えている。」という意味の歌です。
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5曲目は、木崎さんから「次に歌う『ユモレスク』は、もともとピアノ曲でドヴォルザークが作曲しました。二重唱で歌います。」と紹介しました。
歌に編曲された「ユモレスク」は珍しいですが、とても楽しく、心が躍るような素敵な演奏でした。
この曲は、1894年に作曲され、ピアノ曲集「8つのユモレスク」の中の第7曲変ト長調で、最も有名なピアノ曲の一つです。日本では「ユーモレスク」とも言われますが、「ユモレスク」はフランス語の「humoresque」で、「気まぐれな、陽気な、滑稽な」という意味です。

6曲目と7曲目は、ヴォルフガン・アマデウス・モーツァルト(1756-1791年)とジャコモ・プッチーニ(1858-1924年)作曲のオペラのアリアを歌いました。
最初のアリアは、モーツァルトが1786年に作曲した歌劇『フィガロの結婚』第二幕より「恋とはどんなものかしら」でです。
後藤さんが若い男の子が恋する一途な気持ちを美しく歌いました。
このオペラは、フランスの劇作家カロン・ド・ボーマルシェが1784年に書いた戯曲の原作を基に、イタリア人のロレンツオ・ダ・ポンテ(1749-1838年)が台本(リブレット)を書き、1786年にモーツァルトが作曲しました。封建貴族に仕える家臣のフィガロの結婚式をめぐるもめごとを通して痛烈に貴族を批判したオペラです。「恋とはどんなものかしら」のアリアは、伯爵の小姓である若いケルビーノが伯爵夫人を恋する気持ちを歌った歌です。

続いて、プッチーニの歌劇全一幕『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」を木崎さんが歌いました。甘く切ない美しいメロディーに会場の皆さんも陶酔されているようでした。
このオペラは、プッチーニが1918年に作曲した一幕物オペラで、彼が作曲した唯一の喜劇オペラです。「私のお父さん」は、娘であるラウレッタが恋人のリヌッチョとの結婚をかなえるために、父親のジャンニ・スキッキに「結婚を許されないなら河に身を投げてしまう。」と、娘の気持ちを歌った歌です。


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次に、後藤さんから「日本で、3月の春の季節に広く親しまれている日本の歌を2曲歌います。」と紹介がありました。
8曲目は、日本の代表的な歌である「さくらさくら」を二重唱で歌いました。桜を愛する日本人の感性と情緒を感じさせられました。
この曲は日本古謡と表記されますが、作曲者は不詳。江戸末期頃に子どもの手習いのために作曲されたとされています。1888(明治21)年に文部省の『筝曲集』に収められ、1941(昭和16)年に文部省の『うたのほん下』に掲載されました。

9曲目は、後藤さんから「四季の『花』の本来のタイトルは『花盛り』でしたが、雪月花に合わせるために『花』に変わった。」というお話がありました。
日本で親しまれている歌曲集『四季』より第1曲「花」を二重唱で歌いました。
隅田川を行き帰りする小舟や岸辺の花など春の生き生きした情趣が目に浮かぶかのようでした。
この歌曲集は、武島羽衣(1872-1967年)が作詞し、瀧廉太郎(1879-1903年)が作曲した楽曲です。因みに歌曲集『四季』の他の曲は、第2曲が「納涼」、第3曲が「月」、第4曲が「雪」となっています。

来場の皆さんからの温かい拍手の中で、アンコールとして、東日本大震災の復興を願って『花は咲く』を二重唱で歌いました。
「花は咲く」は、2012年に東日本大震災の被災地及び被災者の物心両面の復興を応援するために制作されたチャリティーソングです。作詞は、宮城県出身の映画監督、映像作家、脚本家などで活躍する岩井俊二(1963年- )さん、作曲・編曲は、宮城県出身の作曲・編曲家、音楽プロデューサー、歌手などで活躍の菅野よう子さんです。
NHKでは、この曲を国内向け放送、国際向け放送の編成の空いた時間帯を利用して流しています。

木崎さん、後藤さんのお二人の温かく、品のある美しい声と石川さんが奏でる洗練されたピアノ伴奏は、春のさわやかな感動を伝えるとともに、歌われた数々の名曲は、子供になったような気持ちで、懐かしい感動を与えられました。
本当にありがとうございました。


来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『私も育児をしながら仕事を持ち、日々忙しく過ごしていますが、母でありながら、素晴らしい歌声、技術さらに美しく、強く、素敵な姿を見せていただき、感動しました。「私のお父さん」は一人目の授乳中に、不安な気持ちを抱かえながら、いつも聴いた曲です。今を大切にまた、頑張る勇気が出ました。』《40歳台、女性》
・『現役時代に忘れていた「心」を思い出されてもらえた気持ちです。「心を洗える」というか、「赤心」に返れました。』《60歳台、男性》
・『無料のイベントを開いていただけることは、お年寄、子育ての母、子どもなどにいいチャンスだと思います。「花は咲く」の歌では、涙がこぼれました。』《40歳台、女性》

◎ いつも来られる方々から
・『ファイナルとは残念です。毎月楽しみにしていました。再開されることを希望します。』《70歳以上、女性》 
・『この演奏会で音楽の素晴らしさ、楽しさを知りました。これで終わりと思うと本当に残念、残念でたまりません。』《60歳台、男性》 
・『ファイナルとは、残念です。ま近でいろいろな音楽を楽しめて、嬉しかったです。再開を願いたいと切望します。』《70歳以上、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 木崎美和さん、後藤志歩さん、石川彩子さんからのメッセージ ≫
たくさんのお客様、そしてお母さん、小さなお子様達にもお越しいただき、
最後まで熱心に聴いてくださり本当に幸せな気持ちで
演奏させていただきました。
気持ち良くお昼寝してしまったお子様もいらっしゃったようです。
アンケートにてたくさんの励ましのお言葉を頂戴し、
これからも子育てしながら演奏を続けていきたいと思いました。
サポートしてくださったスタッフのみなさまどうもありがとうございました。
また、このフレッシュコンサートが再開され出演できる日を楽しみにしています。


↓過去のフレッシュコンサートのブログはこちらをご覧ください。
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/fresh/index.html
 (M.K&A.M)
 

「第92回 フレッシュコンサート」を2月26日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『オーボエとピアノ、フルートで紡ぐ愛の調べ』と題して、オーボエの坂内紘子(さかうち ひろこ)さん、ピアノの中山恵(なかやま けい)さんとフルートの遠藤佳奈子(えんどう かなこ)さんによるアンサンブルを200名以上の方にお楽しみいただきました。

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【 左から、中山恵さん、遠藤佳奈子さん、坂内紘子さん 】

◎ 今回のコンサートは…‥
歌劇のアリア、シャンソンなどの愛をめぐる名曲やテレビドラマのオープニング曲などの7曲でした。

1曲目は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791年)が1786年に作曲した歌劇『フィガロの結婚』第二幕からアリア「恋はどんなものかしら」をオーボエ、ピアノ、フルートにより編曲した演奏でした。
この『フィガロの結婚』は、フランスの劇作家カロン・ド・ボーマルシェが1784年に書いた戯曲をモーツァルトが30歳の時に作曲したオペラです。「恋はどんなものかしら」は、第二幕で、ケルビーノ(伯爵の小姓)が恋する伯爵夫人に歌う歌です。
三人のアンサンブルは、恋への憧れや情熱を美しく演奏しました。
 

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演奏後、坂内紘子さんからメンバー三人の自己紹介がありました。
「私たちは、中山恵さんが岡山県出身、遠藤佳奈子さんが千葉県出身、そして、私が愛知県の出身です。昨年、中山さんと遠藤さんが愛知県に引っ越しされ、桐朋学園大学の学友による演奏の場を探していました。愛知芸術文化センターが開催するフレッシュコンサートを知り、出演を募集しましたところ、今日、演奏の機会を得ることができました。また、遠藤さんは、来月、出産を控えています。<会場の皆さんから大きな拍手> 出産前の最後の演奏となります。気持ちを込めてやらせていただきます。」とお話がありました。

2曲目は、トンマーゾ・ジョルダーニ(1730 -1806年)が作曲した「カロ・ミオ・ベン」をオーボエとピアノの演奏でした。
トンマーゾ・ジョルダーニは、イタリアのナポリの生まれで、イギリスのロンドンに居住して声楽曲や器楽曲などを多く作曲しました。「カロ・ミオ・ベン」とは、イタリア語で、『いとしい女よ』という意味で、愛する女性に対して自分のことを思ってくれるよう願う歌です。声楽を志す多くの人たちが歌う有名な曲です。高等学校の音楽教科書にも収録されています。
なお、この曲は、以前はジュゼッペ・ジョルダーノ(1751 -1798年)作曲とされていましたが、最近の研究では誤りとされています。  
オーボエとピアノから弾かれる優しいメロディーとゆったりとした続く響きに聴衆の皆さんは、おっとりとした気持ちで聴いていました。
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3曲目は、カッチーニの「アヴェ・マリア」と言われる曲を三人で演奏しました。
この曲は、旧ソ連の作曲家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973年)が1970年頃に作曲した歌曲ですが、ジュリオ・カッチーニ(1545年頃-1615年)作曲として広まったとされています。
哀愁に満ちた美しいメロディーとオーボエとピアノとフルートが絡み合いながら歌い上げ、心に染み入るような感動を覚えました。

演奏後、坂内さんから、「遠藤さんは、ここで少し休息していただきます。」とのお話の後に、「オーボエは、『オーボー(英語読み)』、『オーボワ(仏語読み)』とも言われます。私のオ?ボエの管は、木材からできています。何の木からできているか分かりますか…。材質は、『黒檀』という木からできています。オーボエは、温度の変化に敏感であることから気温が低いと管の内径(ボア)に水滴が付きやすくなります。これからオーボエのお手入れ(掃除)、のマジックショーをお見せします。この布(スワブ)を管に挿入してボアの水滴を拭き取ります。吹く息が温かく、その水蒸気が管にたまりますと音が出難くなるため、掃除をしました。」とお話しながらお手入れされていました。


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続いて、「とても有名な『シャンソン』を2曲演奏します。」の紹介があり、2曲ともオーボエとピアノの演奏でした。
4曲目は、テノール歌手のアントワール・ルナールが1866年に作曲した「さくらんぼの実る頃」です。
この曲の作詞は、ジャン=バティスト・クレマンです。サクランボの実る頃の儚い恋と失恋の悲しみを歌ったシャンソンを代表する歌の一つです。日本では、スタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメーション映画『紅の豚(くれないのぶた)』(1992年製作)の挿入歌に用いられました。

5曲目は、マルグリッド・モノー(1903-1961年)が1950年に作曲した「愛の賛歌」です。
この曲の作詞は、シャンソン歌手のエディット・ピアフ(1915-1963年)です。世界中に親しまられているシャンソンを代表する曲です。日本では、岩谷時子(1915-2013年)の訳詞により越路吹雪(1924-1980年)が歌ったものが特に知られています。
マイクを遠藤さんに替わり、「この愛の賛歌は、ソチ冬季オリンピックにおいて、フィギュアスケートの鈴木明子(1985年- )選手がショートプログラム(SP)のプログラム曲に使用しました。」と紹介しました。
お客様は、オーボエの奏でる甘美な愛のメロディーに、愛する人の思いを心に抱いたことでしょう。

プログラム最後の曲は、NHK連続テレビ小説『あすか』(1999年10月-2000年3月放送)のオープニング曲「風笛(かざぶえ)」でした。

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この曲は、大島ミチル(1961年- )が作曲し、宮本文昭(1949年- )がオーボエを奏でました。
大島ミチルは、交響曲「御誦(おらしょ)」、映画音楽(「眉山」、「失楽園」、「陽はまた昇る」など)、テレビドラマ、アニメ、舞台の劇伴作曲や博覧会音楽、校歌などを作曲しています。
3人が奏でる伸びやかで切なさを含んだメロディーは、心温まるような懐かしさを覚え、癒されるような気になりました。

来場の皆さんからの温かい拍手にお応え、坂内さんから「アンコールは、シャンソンの『あなたがほしい』。ご存知の曲と思いますが、楽しく演奏します。お聴きください。」とお話がありました。
この曲は、エリック・サティ(1866-1925年)が1900年に作曲したシャンソンです。
「スローワルツの女王」と呼ばれた人気シャンソン歌手ボーレット・ダルディのために書かれたものですが、現在では、ピアノソロでよく演奏されます。
フランスのエスプリを感じさせるような洗練された演奏で、さわやかな感動とともにコンサートを終えました。本当にありがとうございました。


来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『とても、素晴らしかったです。中学校で吹奏楽部だった時を思い出しました。本当に綺麗でした。また、いつか聴きたいです。』《19歳以下、女性》
・『オーボエ、ピアノ、フルートの音色はとても素晴らしいです。やさしい音色と情景が浮かんできました。「さくらんぼの実る頃」が映画「紅の豚」のテーマ曲なんてびっくりしました。遠藤さん、元気な赤ちゃんを、安産でネ。』《60歳台、女性》
・『オーボエの清掃タイム、非常に感動しました。本日の演奏が胎教に一段と良い結果の生ずるものと確信します。』《70歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『無料では勿体無いぐらい。大変質の高い音楽が聴けて幸せです。』《70歳以上、男性》 
・『フィガロの結婚の「恋とはどんなものかしら」はあまりにも親しまられている曲で美しい旋律はいつ聴いても心地よい曲です。オーボエの美しさがよく出て素晴らしい演奏でした。「カロ・ミオ・ベン」はオーボエとピアノがよく融合したバランスのとれた静かさの奥行きのある演奏でした。』《70歳以上、男性》 
・『オーボエの音色を聴き、心休まる時間でした。フルートと相まって楽しく聴かせていただきました。』《60歳以上、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 3人からのメッセージ ≫
坂内紘子さん、遠藤佳奈子さん、中山恵さん
この度は、第92回フレッシュコンサートにお越しいただきありがとうございました。
立ち見の方々もいらっしゃるほど多くのお客様の前で演奏させていただき、
メンバー一同とても幸せなひとときでした。
出産を直前に控えたフルートの遠藤さんには、コンサート中はもちろん、
アンケートや終演後にも温かな拍手や励みになるお言葉を
いただきありがとうございました。
オーボエの音色も楽しんでいただけてよかったです。
また、どこかで皆様にお会い出来ることを楽しみに、
今後も演奏活動を続けていきたいと思います。

さて、次回の第93回は、愛知芸術文化センターフレッシュコンサートの「ファイナルステージ」となります。
平成26年3月18日水曜日のお昼(午後0時15分?0時45分)にフォーラム?(2階)で開催を予定しています。
『母から子へ 伝えたい名曲』と題して、ソプラノ木崎美和さんとメゾソプラノ後藤志歩さんの歌声に、石川彩子さんのピアノで、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』から「恋はどんなものかしら」、ブラームスの「子守唄」などの子に伝えたい名曲を楽しんでいただきます。
↓詳細はこちらをご覧ください。↓
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/fresh/index.html
 (M.K&A.M)


 

「第91回 フレッシュコンサート」を1月22日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『歌の歳時記コンサート-日本の歌 こころの歌-』と題して、北原白秋と土井晩翠の歌を田中由美子(たなか ゆみこ)さんのソプラノ独唱と堀田(ほった)みづほさんのピアノ伴奏で、180名以上の方にお楽しみいただきました。
 

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【 左から、堀田みづほさん、田中由美子さん 】

◎ 今回のコンサートは…‥
北原白秋作詞、山田耕筰作曲の歌と土井晩翠作詞、瀧廉太郎作曲の歌など7曲を歌いました。

1曲目から5曲目までは、日本の名コンビである北原白秋(1885-1942年)と山田耕筰(1886-1965年)の歌で、1曲目は、「ペチカ」を歌いました。
この唱歌は、1924(大正13)年に「満州唱歌集」の一つとして発表されました。
満州唱歌は、文部省唱歌に歌われる日本風土と満州の風土がかけ離れていることから、満州に親しみを覚えることができる教材として、当時の南満州教育会が発行した教科書の唱歌集です。「満州」とは、現在の中華人民共和国において、「中国東北部(遼寧省、吉林省、黒竜省と内モンゴル自治区の東部)」と呼ばれる地域です。

歌唱後、田中由美子さんから、「今日の皆さんは、びっくりなさったでしょう。フレッシュコンサートなのに若い二人でないことに…。頭に『リ』をつけてリフレッシュな気分でお聴きください。」とお話があり、パートナーである堀田みづほさんを紹介しました。
「日本の歌曲のゴールデンコンビでした北原白秋と山田耕筰の身近な歌をお届けします。最初の歌は『ペチカ』です。ペチカは煉瓦で作られたロシア式暖炉です。山田耕筰は、ドイツ・ベルリン音楽学校に留学し、帰国後、日本初のオーケストラ(東京フィルハーモニー会)の指揮者になりました。」、「黒柳徹子の父さん(黒柳守綱(1908-1983年))はヴァイオリニストで山田耕筰さんのレッスンを受け、美空ひばりも歌のレッスンを受けました。」とお話しました。また、山田耕筰さんの改名については「後年の耕筰は、頭の毛が無くなって、毛をつけようとカタカナ『ケ』の2つ、竹冠を『作』の上に付け、『耕筰』と改名した。」とのユーモラスな話もありました。

 

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2曲目は、「まちぼうけ」を歌いました。
この唱歌も1924(大正13)年に「満州唱歌集」の一つとして発表された。
中国戦国時代(紀元前403年‐紀元前221年)の法家(ほうか)の韓非(かんぴ 紀元前280年-紀元前233年)の著書『韓非子』の「五蠹(ごと)篇」の中にある説話から『守株』、『守株待兎(しゅしゅたいと。株(くいぜ)を守りて兎を待つ)』の故事成語です。これを採って、北原白秋がユーモラスに作詞し、山田耕筰が作曲した童謡です。

≪  ものしりあれこれ ? 「守株待兎」とは ≫
『韓非子』の「五蠹(ごと)編」の中にある「宋人有耕田者(宋人田を耕すものあり)」で、「宋の農夫が、ある日、ウサギが切り株にぶつかって死んだのを見て、また、同じようなことが起こると思って、仕事もせず、毎日切り株を見守っていた。」というたとえです。このことから、物事はいつもうまくいくものでないことから「古い習慣に固執し、全く進歩がないこと」または「偶然を当て込むような愚かなことをする。」という意味です。
『韓非子』が出典となる故事に「矛盾」「逆鱗」「貴箕子(きし)の憂い」などがあります。

3曲目は、「鐘が鳴ります」を歌いました。
これは、民謡詩集『日本の笛(1885-1942年発行)』の「草木瓜」の中にある詞を山田耕筰がけだるく、ものうい感じのメロディの歌です。1923年8月号の雑誌「女性」に掲載されました。
田中さんから「逢引の約束で待っていると、鐘が鳴り、日が暮れて、一番星が出てくるころ、待てども君の姿さえ見せてくれない…。」という歌の解説がありました。

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4曲目は、「からたちの花」を歌いました。
この歌は、1925(大正14)年に雑誌『女性』に発表された文部省唱歌です。
田中さんから「この歌は、二人のコンビの名曲の中でも記念的な作品です。山田耕筰が10歳の時、寄宿先の印刷工場に勤めながら夜学の勉強をした。工場でつらい目に遭うとき、からたちの垣根まで逃げ出し泣いたという山田耕筰の思い出を北原白秋が『からたちの花』の詞にしました。」というお話がありました。

5曲目は、「この道」を歌いました。
田中さんから「この歌は、幼い頃の北原白秋が柳川(福岡県柳川市)から母親の実家(熊本県南関町)へ帰る時が母親とのやさしい生活であったため、その道の情景と晩年に北海道(札幌市)を旅行した道の情景を歌ったもので、「からたちの花」の妹分となる歌です。」との説明の後に歌いました。
歌唱の後、「山田耕筰と北原白秋が抱く、母の気持ちをお分かりになりしましたでしょうか。」とお話をし、最後の歌の説明がありました。

6曲目は、土井晩翠(1871-1952年)作詞と瀧廉太郎(1879-1903年)作曲の「荒城の月」を岩河三郎(1923-2013年)編曲で歌いました。
田中さんから「瀧廉太郎は23歳で亡くなっている。若者が作ったと思わせない静寂で哀切を極めた曲です。『荒城の月』をベートーヴェン作曲『月光ソナタ(ピアノソナタ第14番作品27-2、 1801年)』の曲をピアノ伴奏に、東洋と西洋のコラボレーションをお楽しみください。」とのお話がありました。

聴衆の皆さんは、ソプラノの歌声と月光ソナタのメロディが見事に調和した幻想的な美しい雰囲気に魅了されていました。
たくさんの拍手に応えて、「竹久夢二(1884-1934年)は今年、生誕130年です。『竹久夢二を歌う会』で歌っているその中で、『母』をアンコールとして聴いていただきたいと思います。」とお話があり、「母(小松耕輔(1884-1966年)作曲)」を歌いました。

日本人に親しみのある名歌曲の歌唱、その魅力を本当にありがとうございました。

≪  ものしりあれこれ ? 「竹久夢二詩歌の曲」には≫
竹久夢二の詩歌に作曲をしたものには、「ふるさと(弘田龍太郎作曲)」、「宵待草(多 忠亮作曲)」、『たそがれ(竹久晋士作曲)』、『草の夢(桜メイ作曲)』、『花をたづねて(山本芳樹作曲)』、『わすれな草(藤井清水作曲)』、『雪よ小雪よ(佐藤 勝作曲)』などがあります。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『小学校で歌った曲、懐かしく聞くことができました。素晴らしい歌声、歌の説明がよかったです。』《60歳台、女性》
・『新年にふさわしく、こころが洗われるような清らかな歌声、すばらしかったです。「荒城の月」とベートーヴェンの「月光ソナタ」、とてもぴったり合って新たな感動がありました。』《60歳台、女性》
・『田中さんののびやかで、柔らかい声に癒されました。』《60歳台、女性》

◎ いつも来られる方々から
・『日本歌曲を代表する北原白秋と山田耕筰の名コンビによる最も親しまれた曲で久しぶりに名唱を鑑賞しました。「荒城の月」は短くして今世を去った滝廉太郎の名曲、この曲にベートーヴェンの月光のイメージを編曲したコラボレーションは非常に雰囲気にマッチしており、その曲の悲しさが表現によく出てコンサートを楽しんだ時間であった。』《70歳以上、男性》 
・『日本の歌曲の名曲は、大変すばらしいと思います。ソプラノの歌も声が透き徹って聴きがいがある。』《70歳以上、男性》 
・『昼下がりの透き通った声で、眠気は吹き飛びました。ピアノ曲の「月光のソナタ」は引き込まれました。』《70歳以上、性別不詳》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 2人からのメッセージ ≫

田中由美子さん、堀田みづほさん

よく響く吹き抜けの会場で、多くのお客様にも恵まれ、
気持ちよく演奏することができました。
もっとざわざわした中での本番をイメージしていましたが、
お客様にはとても集中して聴いていただき、
また、速くて的確な反応に心強い思いをしました。
アンケートにて頂いた過分なお言葉の数々は私どもの財産とし、
今後の活動の原動力としたいと思います。
また、どこかで(できればステージで)、皆様と
お会いできることを心から願っています。


さて、次回は、愛知芸術文化センターフレッシュコンサート「ファイナルステージ2」となる第92回フレッシュコンサートを、平成26年2月26日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムI(2階)で開催する予定です。
『オーボエとピアノ、フルートで紡ぐ愛の調べ』と題して、オーボエ坂内紘子さんとピアノ中山恵さん、フルート遠藤佳奈子さんによるアンサンブルで、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』から「恋はどんなものかしら」、カッチーニ「アヴェ・マリア」などの愛の調べをお楽しみください。
↓詳細はこちら
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 (M.K&A.M)

 

「第90回 フレッシュコンサート」を12月18日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『きらめきコンサート☆ 波馬姉妹&金澤みなつ』と題して、波馬朝加(はま あさか)さん、波馬朝光(はま あさみ)さんの波馬姉妹のヴァイオリンとピアノの金澤(かなざわ)みなつさんによるアンサンブルを160名以上の方にお楽しみいただきました。

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【 左から、波馬朝加さん、波馬朝光さん、金澤みなつさん 】

◎ 今回の演奏会は…‥
ハチャトゥリアン、シンディングの名曲やクリスマスメドレーなどの9曲でした。

1曲目は、アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903-1978年)作曲「剣の舞」を演奏しました。
この曲は、ロシア人のハチャトゥリアンが1942年に作曲したバレエ音楽「ガイーヌ」の最終幕に「クルド人が剣を持って舞う戦いの踊り」を表した曲です。
ハチャトゥリアンは、セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953年)、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(1906-1975年)ともに、作曲家のソヴィエト3巨匠の一人と言われています。
ヴァイオリンとピアノが奏でる野性的なリズムとメロディーは、剣を持つ戦士が舞台の左右、前後に動き走り回るかのようで、聴衆の皆さんは楽しそうに聴き入っていました。

演奏後、波馬朝加(姉)さんから『テンポの速いメロディーの「剣の舞」で、寒さを吹き飛ばすように奏でました。』の説明のあとに、メンバーの紹介をしました。

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2曲目は、クリスティアン・シンディング(1856-1941年)作曲『2つのヴァイオリンとピアノのための「セレナーデ」第1楽章』を演奏しました。
波馬朝加さんから「ノルウェー人のシンディングは有名ではない作曲家ですが、ツイッターのレキュ(Rekyu)を引く中で探し出した曲です。とても素敵な曲であることを知って、私たちが演奏する中で広め深めたい一つの曲です。」の説明がありました。
ヴァイオリンとピアノが奏でるしっとり、ゆったりしたメロディーの音色は、北欧の情景を思い浮かべさせるようで、心を癒してくれる素敵な曲でした。
シンディングは、エドヴァルド・グリーグ(1843-1907年)と並ぶノルウェーが生んだ重要な作曲家です。交響曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、合唱曲などを作曲していますが、その中では、ピアノ曲「春のささやき 作品32-3」(1896年)が最も有名です。kirameki3.jpg

 
3曲目は、井上陽葉作曲「きらめく朝」を演奏しました。
波馬朝光さんから「私が愛知県立芸術大学を今年3月に卒業した同級生で、仲のいい友人である井上陽葉(いのうえ あきは)さんに私達姉妹のオリジナル曲をお願いし、1年半前にこの曲を作っていただきました。とても素敵な曲で大好きです。曲は第1楽章、第2楽章となっています。」のお話がありました。
第1楽章は、朝日の光が水面にきらきらと輝くような音の響きから、ゆったりと心地よい響きへと続きました。第2楽章は、広い野原に子犬が飛び跳ねたり、飛び回ったりしている楽しそうなイメージをヴァイオリンとピアノが奏で、聴衆の皆さんは温かい拍手を贈りました。
作曲した井上陽葉さんもこのコンサートに来られ、演奏後に紹介されました。

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【 左から2人目が「きらめく朝」を作曲した井上陽葉さんです。 】

プログラム最後の4曲目は、金澤みなつさんから「クリスマスにはまだ少し早いようですが、クリスマスメドレー5曲をお届けします。私の緑色、朝加さんの赤色のドレスがクリスマスを表しているでしょうか。寒い中お越しいただき、本当にありがとうございました。」のお話がありました。
Happy happy Christmasメドレーは、小林亜星(1932年- )作曲・吉岡治作詞「あわてん坊のサンタクロース」に、ジェームス・ロード・ピアポイント作曲「ジングルベル」、グルーバー作曲(1787-1863年)「きよしこの夜」、トミー・コーナー作曲「ママさんがサンタにキッスした」とジョニー・マークス(1909-1985年)作曲「赤鼻のトナカイ」の5曲を演奏しました。
ヴァイオリンとピアノによる快活でリズミカルな演奏は、聴衆の皆さんをクリスマスの楽しく温かい雰囲気に包みこみました。

≪  ものしりあれこれ 「三大クリスマスソング」を知ってる!? ≫
クリスマスのロングセラーとして、「ジングルベル」「サンタが街にやってくる」「赤鼻のトナカイ」を『三大クリスマスソング』と言われています。
「ジングルベル」は、牧師であるジェームス・ロード・ピアポイントが1857年に作詞・作曲した歌です。日本では、堀内敬三、庄野正典、宮澤章三などの訳詞がよく知られています。
「サンタが街にやってくる」は、フレッド・クーツ作曲、へヴン・ギレスピー作詞が1934年に発表された。日本では、神戸孝夫の訳詞が知られています。
「赤鼻のトナカイ」は、1948年にジョニー・マークスが作詞・作曲した歌です。日本では、新田宣夫の訳詞がよく知られています。

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温かい拍手に応えたアンコール曲は、ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922年)作曲「チャルダッシュ」でした。
モンティはイタリアの作曲家です。この曲はもともとマンドリンのための独奏曲で、浅田真央選手の2006‐2007年シーズンのフリー演目曲としても知られています。

三人の女性アーティストのジプシー音楽風の大変情熱的な演奏に圧倒されました。ヴァイオリンとピアノの魅力をたっぷり味わうことができました。本当にありがとうございました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『波馬姉妹の演奏も素晴らしかったが、月1回、このようなイベントがあることを初めて知りました。クリスマスメドレー、とても楽しい気分になりました。』
《60歳以上、女》
・『二科展に来て、思いかけずプチコンサートにあえて、ステキなひと時を持てました。華やかさもあり、トークも楽しく、機会があれば是非観賞したいです。「きらめきの朝」のCDでているのかな? ステキでした。』《60歳台、女》

◎ いつも来られる方々から
・『ヴァイオリンとピアノの音色のコントラストが非常に良かった。波馬姉妹の息もぴったりで感動した。ピアノの金澤さんが入ることにより一層引き立った。「剣の舞」、クリスマス曲集がよかった。是非、いい曲を聴かせてください。』《60歳台、男性》 
・『波馬姉妹のヴァイオリン、金澤さんのピアノ演奏、何ともいえない、素晴らしい。特に「2つのヴァイオリンとピアノのためのセレナーデ」は初めて聴いた名曲です。クリスマスメドレーが和みました。』《年齢・性別不詳》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 3人からのメッセージ ≫

金澤 みなつさん
私たちからの演奏のクリスマスプレゼントを受け取ってもらえましたでしょうか?♪
クリスマスの飾り付けがされたかわいい会場で、
たくさんのあたたかいお客様に囲まれて本当に楽しい時間でした。
貴重なアンケートも全て拝見し、今後の活動に活かせていけたらと思います。
寒い中聴いてくださったお客様、そして会場設営をしてくださったスタッフの方々、
全ての人に感謝致します。本当にありがとうございました。

波馬 朝加さん
とっても寒い中、たくさんのお客様が私達のフレッシュコンサートに
足を運んで下さり本当に嬉しく思います。
温かいお客様に恵まれて、とても楽しく演奏させていただく事ができました。
皆様にとって聴きやすい曲をと選曲しましたが、
その甲斐あってか、聴きながら音楽にのって体を揺らしたり、
クリスマスソングを一緒に口ずさんでくださったりして、
短い時間の中で会場の皆様との一体感が生まれたように思います。
また、この演奏会で演奏できますよう、
これからも精進してまいりたいと思います。
この度、この演奏会に関わって下さったスタッフの皆様はじめ、
全ての皆様に感謝致します。ありがとうございました。

波馬 朝光さん
先日のフレッシュコンサートでは大変お世話になり、ありがとうございました。
多くのお客様にお越し頂き、演奏中やMCをしている際、
笑顔で聞いて下さっている方もみえて、
私自身とてもリラックスして楽しい時間を過ごすことができました。
同様に、お客様も楽しんで頂けていたら幸いです。
私は今回で二回目の出場でしたが、前回も今回も、
本番後すぐお客様の書いて下さったアンケートを拝見することができ、
嬉しいお言葉も厳しいお言葉も頂けて、とても有り難く思いました。
この度の経験を糧にまた成長できるよう、でも、フレッシュな気持ちを忘れずに、
今後も精進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。


さて、次回は、第91回フレッシュコンサートを、平成26年1月22日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムI(2階)で開催する予定です。
『歌の歳時記コンサート-日本の歌 こころの歌-』と題して、田中由美子さんのソプラノ独唱を堀田みづほさんのピアノ伴奏で、北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「まちぼうけ」、「この道」や土井晩翠作詞、滝廉太郎作曲の「荒城の月」などの日本の愛唱の歌の魅力を楽しんでいただきます。
↓詳細はこちらをご覧ください。↓
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/fresh/index.html
 (M.K&A.M)

「第89回 フレッシュコンサート」を11月27日(水)にフォーラムII(2階)で開催しました。

『クラリネットの調べ-秋風にのせて-』と題して、アンサンブルグランミュのメンバーの三摩恵里(さんま えり)さん、村田俊之(むらた としゆき)さん、松下有加(まつした ありか)さん、小栗静華(おぐり しずか)さんによるクラリネット四重奏を160名以上の方にお楽しみいただきました。
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【 左から、松下有加さん、小栗静華さん、三摩恵里さん、村田俊之さん】

◎ 今回の演奏会は…‥
モーツァルト、ベートーヴェンの名曲や日本の秋の曲などの6曲でした。

1曲目は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791年)作曲『アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525 』より「第一楽章」を演奏しました。
演奏は、松本さんがエスクラリネット、三摩さん、小栗さんがソプラノクラリネット、そして、村田さんがバスクラリネットを演奏しました。モーツアルトのうきうきするようなリズムと明るい音楽はコンサートのオープンにふさわしいものでした。
演奏後、村田さんから、アンサンブルグランミュのメンバーの自己紹介がありました。4人とも岐阜県の出身者です。


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2曲目は、アストル・ピアソラ(1921-1992年)作曲「革命家」(黒川圭一編曲)を演奏しました。
「ピアソラは、アルゼンチンの作曲家で、自分のことを『タンゴの革命家』と言っている。」などの説明がありました。ピアソラは、バンドネオンの奏者でもあり、タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を取り入れた独自の演奏形態を産み出しました。
クラリネット四重奏による演奏は、ピアソラらしい暗い情熱と哀愁に包まれた、旋律とタンゴ特有の強靭なリズムを見事に表現していました。

≪  ものしりあれこれ 「バンドネオン」とは… ≫
ハンドネオンは蛇腹楽器の一種です。
1847年にドイツのハインリッヒ・バンドがアコーディオンの一種であるコンサーティーナ(左右の手で蛇腹を押したり引いたりして、左右にある多角形の木製箱の板面のボタン式の鍵盤を指で押して音を出す楽器)の影響を受けて考案した楽器です。
当初はギター、フルート、ヴァイオリンという編成であったアルゼンチンのタンゴ楽団は、バンドネオンが加わり、現在では「タンゴ」の音楽の主要な楽器となってます。

3曲目は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827年)作曲「ピアノソナタ第8番作品13「悲愴」より「第2楽章」(反岡英志編曲)を演奏しました。
ゆったりとしたロマンチックなメロディーとクラリネットの柔らかな音の響きに観客の皆さんはうっとりと聴き入っていました。
この曲は、べートーヴェンの初期を代表する傑作で、ピアノソナタ第14番「月光」と第23番「熱情」と並んで「ベートーヴェンの三大ピアノソナタ」と呼ばれる人気の曲です。

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4曲目は、草川信(1893-1948年)作曲「夕焼け小焼け」(石川亮太編曲)を演奏しました。
村田さんが「ドヴォルザーク(1841-1904年)の交響曲第9番「新世界より」の第2楽章のメロディーを所々に編曲して演奏します。」と説明しました。交響曲第9番第2楽章は、堀内敬三作詞の『遠き山に日が落ちて』や野上彰作詞の『家路』などへの編曲が親しまれています。
情趣あふれる美しいメロディーを奏でるクラリネットの響きは、聴き入る観客の皆さんの心に田舎の秋の夕暮れの風景を思い起こさせたことと思います。
「夕焼け小焼け」は、中村雨紅(1897-1972年)が1919年(大正8年)に作詞し、草川信がゆったりとした曲を付け、1923年に発表しました。この曲は、市町村の防災行政無線などで夕方の時報としても親しまれています。

 

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5曲目は、ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922年)作曲「クラリネット四重奏のためのチャルダッシュ」(森田一浩編曲)の演奏でした。
「モンティはイタリアの作曲家。『チャルダッシュ』はもともとピアノ伴奏付きのヴァイオリン曲です。曲は遅い部分、速い部分の繰り返しのあるハンガーの舞曲です。」との説明がありました。チャルダッシュの「チャルダ」は、ハンガリー語で「居酒屋」を意味します。
このチャルダッシュの形式は、ハンガリー・ジプシーの代表的な民族舞曲として、ヨハネス・ブラームス(1833-1897年)の「ハンガリー舞曲集」にも使われています。
曲はゆったりとかなり遅い(ハンガリー語で「ラッシュー」と呼ばれる。)メロディーで始まり、続いて急速なテンポの速いリズム(ハンガリー語で「フリスカ」と呼ばれる。)を繰り返し華やかに終わります。
演奏後は、温かい拍手が起こりました。

この拍手に応え、アンコール曲として「アメイジング・グレイス」を演奏しました。
この歌は、イギリスの牧師ジョン・ニュートン(1725-1807年)が1772年に作詞した賛美歌ですが、作曲者は不詳です。アメリカで最も愛唱されている曲の一つです。
クラリネットによる優しく温かい音色は、神の恵みへの感謝で満たされているような喜びを感じられました。

アンサンブルグランミュの皆さん、幅広い音域と温かくてやわらかい音色でクラリネットの魅力をたっぷり味わうことができました。本当にありがとうございました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『会場が吹きぬけ高く、ガラス越しに空が見える雰囲気がクラリネットの音色にぴったりでした。県美術館へ来て、とても良かった27日でした。』《70歳以上、男女》
・『クラリネット四重奏を初めて聴きましたが、自分の認識を変えられた感じです。』
《60歳台、性別不詳》

◎ いつも来られる方々から
・『クラシックは大好き。ワーキングママ・子育ての中なかなか本物の音に触れる機会が持てません。そんな中このフレッシュコンサートは会社から昼時間に来ることができ、とても貴重な機会です。《40歳台、女性》 
・『いろいろなコンサートに出かけるのですが、ピアソラの「革命家」という曲は聴いたことのない曲でした。夕焼け小焼けもなかなか編曲がよく、2倍楽しめ、得した気分でした。』《50歳台、女性》
・『クラリネットの柔らかい音色に心がほぐれました。モンティの「チャルダッシュ」は軽快さも加わり楽しかったです。』《70歳以上、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ アンサンブルグランミュからのメッセージ ≫

この度は、フレッシュコンサートに参加させていただき
誠にありがとうございました。
お寒い中わざわざ足を運んでくださった方々、
ふと足を止め聴いてくださった方々、
本当に多くのあたたかいお客様と
同じ時間を過ごさせていただきとても嬉しく、楽しい30分でした。
また、スタッフの方々の細やかなサポートにより安心して演奏をすることができました。
皆様、ありがとうございました。
私たちアンサンブルグランミュは、地元岐阜県、そして東海地区をこよなく愛し、
音楽活動を通じて貢献することを目標として活動しております。
まだまだ未熟ではありますが、今後も今回の貴重な経験を生かし精進し続けます。
そして大好きな東海地区の皆様へ音楽をお届けしていきたいとおもいます。
最後にフレッシュコンサートのますますのご発展を祈っています。
素敵な時間をありがとうございました。


さて、次回は、第91回フレッシュコンサートを、平成26年1月22日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムII(2階)で開催を予定しています。
『歌の歳時記コンサート-日本の歌 こころの歌-』と題して、田中由美子さんのソプラノ独唱を堀田みづほさんのピアノ伴奏で、北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「まちぼうけ」、「この道」などに土井晩翠作詞、滝廉太郎作曲の「荒城の月」の愛唱の歌の魅力を楽しんでいただきます。
 

 (M.K&A.M)

「第88回 フレッシュコンサート」を10月23日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『鍵ハモ de 音楽会』と題して、Flying Doctor(フライングドクター)メンバーの宇野伊世(うの いよ)さん、岩田祐衣子(いわた ゆいこ)さん、森千紗(もり ちさ)さん、石田千尋(いしだ ちひろ)さんによる鍵盤ハーモニカ(鍵ハモ)とヴァイオリン、ピアノ、打楽器(カホン、自転車のベル)の合奏を130名以上の方にお楽しみいただきました。



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【 左から、石田千尋さん、森千紗さん、岩田祐衣子さん、宇野伊世さん】

◎ 今回の演奏会は…‥
リズムカルなクラシック、Flying Doctorのオリジナル曲、日本の秋の曲などの8曲でした。

第1曲目の演奏は、ルロイ・アンダーソン(1908-1975年)作曲「タイプライター」を演奏しました。
この曲は、アンダーソンが1950年に作曲し、タイプライターを楽器として使用し、オフィスのありさまをユーモラスに現した最も有名な作品の一つです。
演奏後、宇野さんから、YUIPU(ユイプ)こと岩田さん、chi-chan(チーチャン)こと森さん、CHIKKY(チッキー)こと石田さんとunoiyo(ウノイヨ)本人の自己紹介を行い、演奏に使用した3つの音域が異なる鍵盤ハーモニカ(ソプラノ、アルト、バスの仕様)の紹介と「チン、パフパフ」の音は自転車のベルであることのお話がありました。
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第2曲目も、ルロイ・アンダーソン作曲「トランペット吹きの休日」を演奏しました。
この曲は1954年に作曲、原題は「ラッパ吹きの休日(Bugler’s Holiday)」ですが、トランペットを用いることから「トランペット吹きの休日」と呼ばれています。
鍵ハモのソプラノ、アルト(本体カラーがブルーとレッド)3台と石田さんのピアノによる演奏で、細かな急テンポのパッセージを休みなく吹く鍵ハモの音色はトランペットと聴き間違うほどの音色でした。観客の皆さんも軽快なメロディーで、ウキウキと心地好かったのではないでしょうか。

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3曲目は、アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994年)作曲「イパネマの娘」を森さんが鍵ハモ(ソプラノ)、岩田さんがヴァイオリン、宇野さんがカホン、そして石田さんがピアノで、演奏しました。
この曲はブラジル音楽の一つであるボサノヴァでジョビンが1962年に作曲、ブラジルの外交官で、ジャーナリストのヴィニシウス・ヂ・モライスが作詞し、歌手をギタリストのジョアン・ジルベルトがステージショー「エンコントロ(出会い)」で3人が共演して発表しました。
演奏後、本体カラーがレッドのアルト鍵ハモは50年記念モデルであること、打楽器の「カホン(箱型のものに跨って演奏する木製楽器)」は叩く上下の位置で音色が違うことを実演交えながらの紹介をしました。

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≪  ものしりあれこれ 「ブラジル音楽」とは… ≫
ブラジル音楽のジャンルには、「サンバ」「ボサノヴァ」「ショーロ」「ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ(MPB(エミ・ペ・ベ) 」などがあります。
「サンバ(Samba)」は、ブラジルの代表的な音楽。ダンスとしてのサンバ(4分の2拍子のダンス音楽)とカーニバルのサンバがあります。毎年12月2日はサンバの日とされています。
「ボサノヴァ(Bossa Nova)」はポルトガル語で、Bossaとは「隆起、こぶ 」、Novaとは「新しい」の意味です。1950年代の中期にリオデジャネイロに住む若手ミュージシャンたちによって作られた音楽です。
「ショーロ(Choro)」は、19世紀に即興を重視したブラジルのポピュラー音楽の一つです。当初、ショーロに使用する楽器はフルート、ギター、カヴァキーニョ(4弦の弦楽器)のトリオ形式でしたが、パンディロ(タンバリンに似た打楽器)、バンドリンが加わり、ショーロ音楽の基本的な楽器編成となり、この形式をヘジオナウ(Regional)と呼んでいます。
「MPB」は、1960年代後半に世界的に流行したロックをブラジル的な感性やサンバなどの伝統的な音楽を融合したブラジルの音楽ジャンルの一つです。

4曲目と5曲目を演奏する前に、Flying Doctorのオリジナル曲と次の演奏に使用する「アンデス」という楽器の紹介がありました。グランドピアノをより小さくした形の「アンデス」は鍵ハモと同じように息を吹き込み鍵盤を弾いて音を出すものですが、その鍵盤を押すと「リコーダー」の笛のような音を出す楽器で、「鍵盤リコーダー」又は「鍵盤吹奏笛」と呼ばれる不思議な楽器であるとの紹介がありました。

4曲目は、岩田さんことYUIPU作曲「地下鉄のほこり」を、その後に宇野さんことUNOIYO作曲「陽だまりの雪だるま」を演奏しました。
「地下鉄のほこり」は、3つの鍵ハモ(バス、アルト(ハモンド44ハイパー)、アンデス)とウクレレ(弦楽器)で演奏しました。

 

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「陽だまりの雪だるま」は、4つの鍵ハモ(ソプラノ、アルト(2台)、バス)による演奏で、鍵ハモを奏でるハーモニーはゆったりとした陽だまりでのどかにひと時を過ごしているかを思わせるような素晴らしい演奏でした。
演奏後、chi-chanが演奏したアルト鍵ハモは「ハモンド44 ハイパー(HAMMOND44 HYPER)」
という楽器である。この鍵ハモはピアノが備える88鍵盤のその半分、44の鍵盤を備える鍵ハモで、最も多い鍵盤、世界一の鍵ハモであることの紹介がありました。

6曲目は、中田喜直作曲(1923-2000年)四手連弾のための組曲『日本の四季』より「初秋から秋へ」で、4つの鍵ハモ(ソプラノ、アルト(2台)、バス)による演奏でした。
この曲は、1977年に作曲され「春がきて、桜が咲いて」、「五月晴れと富士山」、「長い雨の日と、やがて夏に」、「さわやかな夏とむしあつい夏と」、「初秋から秋へ」、「冬がきて雪が降りはじめ、氷の世界に、やがて春の日差しが」の四季を彩った6曲をピアノ組曲としたものです。中田喜直は、「夏の思い出」、「ちいさい秋みつけた」、「雪の降るまちを」など季節を表した曲を多く作曲しています。

プログラム最後の7曲目は、パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908年)作曲「ツィゴイネルワイゼン 作品20」を岩田さんのヴァイオリンとピアノを石田さんの演奏で始まり、ハイパー鍵ハモを森さん、カホン、アンデスを宇野さんによる5つの楽器で奏でる賑やかな合奏でした。
ドイツ語のツィゴイネルワイゼンは「ジプシーの旋律」という意味で、スペイン生まれのヴァイオリニストであるサラサーテが1878年に管弦楽伴奏付きのヴァイオリン曲として作曲したものです。
「ツィゴイネルワイゼン」といいますと、映画『ツィゴイネルワイゼン』を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうね。この映画は、内田百間原作の「サラサーテの盤」を鈴木清順(1923年- )監督が1980年に製作し、ベルリン国際映画祭審査員特別賞、ブルーリボン賞最優秀監督賞等を受賞した作品ですね。
Flying Doctorが力強く奏でる鍵盤と弦を弾くピアノとヴァイオリン、ウクレレの音、鍵ハモに息を吹き込む強弱から出される音、カホンを打つ音がフォーラムIIに響き渡り、活気に満ちた4人の意気投合した合奏、その軽快なメロディーを観客の皆さんは満ち足りた想いで聴き入って見えました。演奏後は、拍手、拍手の喝采が起こりました。

アンコールは、坂本九(1941-1985年)のヒット曲の「上を向いて歩こう 中村八大(1931-1992年)作曲 永六輔(1933年- )作詞」を演奏しました。
ピアノ演奏から始まり、その奏でる中に観客の皆さんから手拍子が起こり、ヴァイオリン、2つの鍵ハモへと奏でる最中に、『上を向いて歩こう…』を歌う声が観客の各々の皆さんから響きわたり、観客の皆さんからの合いの手拍子、歌声がフォーラムIIを満たしました。

Flying Doctorの皆さん、楽しく、喜びと元気を与えてくれた「鍵ハモ de 音楽会」を本当にありがとうございました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『見たことのない鍵盤ハーモニカや初めて聴く音色に会って、楽しかったです。』
《20歳台、女性》
・『思いかけず生演奏を聴け、大変嬉しかったです。「雪だるま」は良かったですね。
「ツィゴイネルワイゼン」も素晴らしかった。』《70歳台、女性》

◎ いつも来られる方々から
・『ユニークで楽しいコンサートでした。オリジナル曲もなかなか良かったです。』
《40歳台、女性》 
・『鍵盤ハーモニカという異色の楽器を用いた演奏が素晴らしかったし、新鮮でした。』
《60歳台、男性》
・『珍しい楽器の説明や音色などをとても楽しく聴かせていただきました。ありがとう
ございました。』《70歳以上、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ Flying Doctorからのメッセージ ≫

この度は、フレッシュコンサートに出演させていただきき、
誠にありがとうございました。
みなさまのあたたかい笑顔に、演奏している私たちも
嬉しい気持ちにさせていただきました。
これからも、みなさまにHAPPYを届けられるよう様々な場所で演奏してまいります。
どこかで見かけたら、ぜひお気軽に声をかけてください。
ありがとうございました

さて、次回は、第89回フレッシュコンサートを、平成25年11月27日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムII(2階)で開催を予定しています。
『クラリネットの調べ-秋の風にのせて-』と題して、アンサンブル グランミュの三摩恵里さん、村田俊之さん、松本有加さん、小栗静華さんのクラリネットカルテットによる聴き馴染みのあるクラシック名曲などクラリネットの魅力を楽しんでいただきます。
 

 (M.K&A.M)

「第87回 フレッシュコンサート」を9月25日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『アプリコトリオによるオータムコンサート』と題して、フルートの坂本実奈美(さかもと みなみ)さん、ヴァイオリンの加藤由佳(かとう ゆか)さん、ピアノの酒井絢子(さかい じゅんこ)さんによる演奏で、180名以上の方にお楽しみいただきました。



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【左から、酒井絢子さん、加藤由佳さん、坂本実奈美さん】

◎ 今回の演奏会は…‥
「三重奏曲ト長調 op.119」、日本の四季のメドレーなどアンコールを含め6曲を演奏しました。

第1曲目は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759年)作曲の組曲『水上の音楽』より「ホーンパイプ」を演奏しました。
演奏後に、坂本さんが、「アプリコトリオは、明るい、陽の当たったという意味の『アプリコ(以後)」から名付けた。今回、演奏するさまざまな曲を聴いていただきたい。」とお話し、メンバーの自己紹介をしました。
演奏した組曲「水上の音楽」については、第1組曲ヘ長調(9曲)の第8曲「ホーンパイプ」をフルート、ヴァイオリン、ピアノの三重奏にアレンジしたことの紹介がありました。
この組曲「水上の音楽(HWV348-350)」は、三つの組曲19曲からなる管弦楽組曲で、ヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られています。ドイツ生まれのヘンデルは、1712年にイギリスに移住し、1727年に帰化した作曲家です。

≪  ものしりあれこれ 1 「ホーンパイプ」とは… ≫
17世紀後半に生まれたイギリスのフォークダンス、その舞曲。ホーンパイプにはいくつかの種類(4/4拍子、3/2拍子、9/4拍子など)がある。
クラシック音楽でもイングランドの作曲家が取り入れ、有名なものは、ヘンデルの「水上の音楽」やヘンリー・パーセル(1659-1695年)の歌劇「妖精の女王」などに3/2拍子のホーンパイプがある。

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2曲目は、エドワード・エルガー(1857-1934年)作曲の「愛の挨拶」を演奏しました。
この曲は、「エルガーの婚約者キャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲である。エルガーは、有名な行進曲『威風堂々』を作曲した。」との紹介がありました。
この「愛の挨拶」は、元はピアノ曲ですが、いろいろな形に編曲されています。
美しく、ロマンチックなメロディーを観客の皆さんは、愛する人への思いを込めて聴いていたのではないでしょうか。

3曲目は、ダリウス・ミヨー(1892-1974年)作曲の組曲『スカラムーシュ』より第3曲「ブラジレイラ」を演奏しました。
「ミヨーはフランス人の作曲家で、ブラジルの生活(1917?1918年)でブラジル民謡に強く惹かれた。ミヨーがブラジルを表現した組曲『スカラムーシュ』より第3曲「ブラジレイラ」をお楽しみください。」との紹介がありました。
激しいサンバのリズムで始まり、中間部での和音による旋律とリズムが目まぐるしくかけあうさまは、ブラジルの女たちが踊り狂っているように感じられました。
観客の皆さんは、陽気で心が弾む思いがしたのではないでしょうか。

≪  ものしりあれこれ 2 「ダリウス・ミヨーの作曲」には… ≫
ミヨーは、ピアニスト、指揮者としても活躍。ブラジル音楽の影響した曲には、「男とその欲望」「屋根の上の牛」など。歌劇、バレエ音楽、交響曲、管弦楽曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、弦楽四重奏曲、歌曲、声楽を伴う管弦楽曲、映画音楽など幅広い分野で作曲している。


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4曲目は、アプリコトリオのアレンジによる「日本の四季メドレー」を演奏しました。
初めのメロディーは「故郷」で始まり、春の「花」で、「夏の思い出」と続き、再び「故郷」を奏でながら、秋の「赤とんぼ」、そして冬の「雪」に移り、コーダを三度「故郷」のメロディーで締めるという素敵なアレンジでした。
観客の皆さんは、四季のイメージを思い浮かべながら、うっとりと聴きほれていました。
「故郷(ふるさと)」は、1914年に尋常小学唱歌(文部省唱歌)に発表され、高野辰之作詞、岡野貞一作曲であるといわれています。「花」は、1990年に滝廉太郎によって発表された歌曲集『四季』の第1曲で、第2曲が『納涼』、第3曲が『月』、第4曲が『雪』となっています。「夏の思い出」は、江間章子作詞、中田喜直作曲の唱歌で、1949年にNHKのラジオ番組『ラジオ歌謡』にて石井好子の歌で放送されるや否や日本人の心を捕え、歌詞に現れる「尾瀬」の人気が高まった曲です。「赤とんぼ」は、三木露風作詞、山田耕筰作曲の日本の代表的な童謡の一つで、詞は1921年、曲は1927年に作られました。「雪」は、1911年に尋常小学唱歌(二)に発表され、作詞者、作曲者はともに不詳です。

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プログラムの5曲目は、フリードリヒ・クーラウ(1786-1832年)作曲の「三重奏曲ト長調 Op.119」で、今回のメイン曲となります。
クーラウは、ナポレオン戦争の徴兵を逃れて、デンマークに移住したドイツ生まれの作曲家で、「ピアノのソナチネ」の作曲家として知られていますが、フルート音楽を多く作曲し、「フルートのベートーヴェン」とも呼ばれています。
この曲はクーラウ最晩年の作品で、全3楽章から成り、ロマンの香りが漂う大変美しい曲です。さまざまな編成で演奏されますが、今回のフルート、ヴァイオリン、ピアノによる演奏は、クーラウの明るく、輝かしいメロディーを美しく奏で、あっという間の15分間でした。観客の皆さんからは、温かい拍手が贈られました。

この拍手に応えて、日本人の郷愁を感じさせられる「浜辺の歌」をアンコールとして演奏しました。
この曲は、1916年に発表された成田為三作曲、林古渓作詞による唱歌です。
フルート、ヴァイオリン、ピアノの音が溶け合った明るく、優しい調べに観客の皆さんも心を満たされたことでしょう。
アプリコトリオの坂本さん、加藤さん、酒井さん、本当にありがとうございました。
 

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『通りすがりのコンサートに嬉しく聴きました。聞き覚えのある曲が「愛の挨拶」という曲名であることを知りました。暑い中、素敵なハーモニーで心が癒されました。』《60歳台、女性》
・『平日にミニコンサートを企画は、とても良いと思います。お昼の時間帯に癒されました。奏者3人とも、とても輝いていました。クラッシクの生演奏は、とても心地よいですね。』《40歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『日本の四季メドレーは良かった。三重奏曲ト長調の第2楽章のピアノの演奏はすごく良かった。』《60歳台、男性》 
・『柔らかな音色に心が癒された。こころの栄養をいただき、頑張る元気をもらいました。』《60歳台、女性》 
・『今回は座って聴きましたが、8Fや10Fで上に抜けてくる音楽を聴くのも楽しいです。生の音楽を聴けるのはいいですね。』《40歳台、女性》
・『初秋にぴったりの爽やかなコンサート、3人の意気のよくあって、それぞれのパートも素晴しかったです。』《50歳以上、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 出演者からのメッセージ ≫
坂本実奈美さん
本当にたくさんのお客様に来ていただきとても嬉しく、
私たちも楽しく演奏することができました。
終わった後にみなさんによいお言葉をかけて頂き、本当に感謝しています。
また、これからも日々演奏活動を頑張っていきますので、
また、私達の演奏を聴きにきて頂けると嬉しいです。
本当にありがとうございました。

加藤由佳さん
この度はフレッシュコンサートに出演させていただき、
ありがとうございました。
多くのお客様が熱心に耳を傾けて下さり、とても楽しく演奏することができました。
これからも3人で音楽と向き合い、精進致します。
また、いつか皆様に聴いていただくことができれば嬉しいです。
ありがとうございました。

酒井絢子さん
沢山の方に聴いて頂けて本当に嬉しかったです。
また、生のピアノで聴きたい!!と思って頂けたら幸いです。
これからも3人でアプリコトリオの色を作り上げていきたいです。
ありがとうございました。


 (M.K&A.M)
 

「第86回 フレッシュコンサート」を8月28日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『ソプラノとピアノによる音楽の花束』と題して、ソプラノの神田知里(かんだ ちさと)さんの歌唱と佐藤(さとう)なつみさんのピアノ独奏を190名以上の方にお楽しみいただきました。
 

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【左から、佐藤なつみさん、神田知里さん、】

◎ 今回の演奏会は…‥
日本の唱歌、オペラのアリアとモーツァルト、ショパンのピアノ独奏の6曲でした。

神田さんから、二人の自己紹介とソプラノ独唱とピアノの独奏を最後までお過ごしくださいとのお話から始まりました。

第1曲目は、「この道(北原白秋作詞(1885-1942年)、山田耕筰作曲(1886-1965年))を佐藤さんのピアノ伴奏により、神田さんが歌いました。
この曲は、日本の歌百選にも選ばれた日本歌曲の名曲です、北原白秋が、北海道、札幌の広々とした町に咲くアカシヤの花、白い時計台や福岡県の母の実家(南関町)から柳川までの道の情景を歌った詞です。神田さんの優しい歌声は、一人ひとりの心に母の手に引かれて歩いた懐かしき思い出を起こさせたことでしょう。
 

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続いて、佐藤さんからトルコ行進曲のエピソード「ウィーンへ攻めてきたトルコ軍を打ち破り、トルコ国旗(赤地に白地の三日月と星)の三日月になぞらえたクロワッサンをパン屋さんが焼き上げた。」という伝承のお話の後に、2曲目の、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791年)作曲のピアノソナタ第11番イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」を演奏しました。
当時、ウィーンでは、トルコと呼ばれる「オスマン帝国」の音楽隊の音楽に影響を受け、多くの作曲家がトルコ風の音楽を作曲しています。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンも劇付随音楽『アテネの廃墟』の中で「トルコ行進曲」を作曲しています。
リズミカルで華やかな演奏を観客の皆さんは、楽しみながら聴いていました。


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3曲目は、神田さんが「飛騨高原の早春<はる>(岩間純 (1956-1992年)作詞、小林秀雄(1931年- )作曲」を歌いました。
神田さんは、長野県の車山高原を訪れた際に、この草原に咲く草花、そのお花畑の美しさに惹かれたこと、伊吹山、駒ヶ根の千畳敷などの山登りもされ、山の草花、高山植物を見るたびに心が洗われる中で、「春の喜び、すがすがしさを感じさせるこの曲を知った。」とのお話がありました。
観客の皆さんは、神田さんの歌声に明るい空の下で、一斉に花が開き、小鳥の歌がみどりに映える「春の高原の情景」を思い浮かべていたのではないでしょうか。

4曲目と5曲目は、佐藤さんのピアノ独奏で、フレデリック・ショパン(1810-1849年)作曲の「ノクターン第2番変ホ長調 Op.9-2」と「ワルツ第5番変イ長調 Op.42『大円舞曲』」の2曲を演奏しました。
「ショパンは、ノクターン(夜想曲)を全部で21曲作曲。その中で最もよく耳にする機会の多い『ノクターン第2番』は、ショパンが友達の結婚式のために作曲したもの。また、ワルツ第5番『大円舞曲』は一番好きな曲であり、また、いつまでたっても理想の形に近づけないという個人的に難しい曲。トリル(※1)で始まるワルツは、アルペッジョ(※2)をかけまわったり、濃厚なメロディーを歌ったり、曲想が次々移り変わる気まぐれな雰囲気がうまく表われている。」との紹介がありました。
 

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佐藤さんは、「ピアノの詩人」ともいわれるショパンの繊細で美しく華麗な音楽を見事に表現し、観客の皆さんはうっとりと聴きほれていました。
※1 トリル(trill:英)とは、鳥のさえずりのように主音符と2度上の音とを交互に素早く反復する装飾音の一つ。
※2 アルペッジョ(arpeggio:伊)とは、和音を構成する音を一音ずつ低いものから、また高いものから順番に弾く分散和音の演奏技法の一つ。

プログラム終わりの6曲目は、神田さんが、ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901年)作曲の歌劇『La Traviata(椿姫)』よりヴィオレッタのアリア「Ah, fors'e lui che l'anima (あぁ、そは彼の人か 花から花へ)」を歌いました。
神田さんから、「2013年はヴェルディが誕生してから200年に当たる年、この記念の年にと歌劇『椿姫』を選曲しました。ヴェルディは、『歌劇の王』とも言われ、オペラを26曲も作曲しています。椿姫のヴィオレッタのアリアは、高級娼婦であるヴィオレッタが青年貴族のアルフレードから愛の告白を受けたときには相手にしなかったが、再びアルフレードに純粋な愛を告げられ、ヴィオレッタが椿の花を渡し、『それが枯れるころまた会いましょう。』と別れた。その後、ヴィオレッタはアルフレードに対する愛を打ち消したいと思うときの歌である。」との紹介がありました。


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神田さんのソプラノの歌声は、12階まで吹き抜けるフォーラム?に快く響きわたり、観客の皆さんは、オペラ「椿姫」の舞台が目の前で繰り広げられているかのように楽しまれました。盛大な拍手が送られる中で、コンサートを終了しました。

「音楽の花束」と題されるようにクラシック音楽の名曲が次々と演奏され、聴いている皆さんも昔の思い出、風景や愛の音楽に心が癒されるように感じられたでしょう。


来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『トリエンナーレを見た後に、幸運にもコンサートを聴けました。素晴らしい歌声に癒され、ピアノも大変素晴らしかった。こんな場所でコンサートが開かれていると知りませんでした。』《60歳台、女性》
・『ピアノが素晴らしく、良かった。』《30歳台、不詳》

◎ いつも来られる方々から
・『神田さんのソプラノは素晴らしかった。声量もたっぷり、情感もよく表現され、うっとりとさせられた。佐藤さんのピアノも愉しく聴かせていただいた。』《60歳台、男性》 
・『大変素晴らしいコンサートでした。音楽と生活が結びつき、とても心が豊かになりました。こうにいう機会に恵まれないので、大変素敵な時間を過ごさせていただきました。』
《50歳台、女性》
・『彩り豊かな名曲。透き通る歌声。午後のひと時、ありがとう。』《70歳以上、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 出演者からのメッセージ ≫
神田知里さん
フレッシュコンサートは、2度目の出演でした。
再び、愛知芸術文化センターで歌わせていただけたこと、そして、
あいちトリエンナーレという素晴らしい時期に歌わせていただけたこと、
とても嬉しかったです。
このコンサートを通して、多くの方々に出会い励まされ、
たくさんの貴重な経験をすることができました。
これからも歌える喜び、聴いていただける喜びに感謝しながら、
日々精進してまいりたいと思います。ありがとうございました!

 

佐藤なつみさん
トリエンナーレという芸術のイベントで盛り上がる愛知芸術文化センターで
演奏できたこと、とても幸せでした。
幸いたくさんの方が足を止めてくださり、私の思い入れのある曲や、
大好きな知里さんの歌声をお届けできたこと嬉しく思っています。
このファン多きフレッシュコンサートに出演でき、
これからも名古屋で音楽を頑張りたいと思わせてくださったお客様、
フォローしてくださった職員の方々には、感謝感謝です。


さて、次回は、第88回フレッシュコンサートを、平成25年10月23日水曜日のお昼(午後0時15分?0時45分)にフォーラムI(2階)で開催を予定しています。
『鍵ハモ de 音楽会』と題して、Flying Doctor(フライングドクター)の宇野伊世さん、岩田祐衣子さん、森千紗さん、石田千尋さんのカルテットによる「鍵盤ハーモニカ、ヴァイオリン、ピアノ、カホンetcの楽器によるハーモニー重奏」を楽しんでいただきます。
 (M.K&A.M)
 

「第85回 フレッシュコンサート」を7月24日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『天上の響き♪ ア・カペラコンサート』と題して、L’aura(ラウラ)の内田由美子(うちだ ゆみこ)さん、本田美香(ほんだ みか)さん、五十嵐舞(いがらし まい)さん、庄村由美江(しょうむら ゆみえ)さん、長谷由紀子(はせ ゆきこ)さん、井澤古都(いざわ こと)さん、小野香奈(おの かな)さん、丹羽幸子(にわ さちこ)さんによるア・カペラの歌唱を150名以上の方にお楽しみいただきました。

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【 前列左から、井澤古都さん、本田美香さん、庄村由美江さん、小野香奈さん
  後列左から、五十嵐舞さん、内田由美子さん、長谷由紀子さん、丹羽幸子さん 】

◎ 今回の演奏会は…‥
教会音楽、日本の唱歌、アンコールを含め7曲、ア・カペラを中心として歌っていただきました。

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第1曲目は、セザール・フランク(1822-1890)作曲「天使の糧(パン)」を長谷さんのオルガン伴奏により、ステージ右側のエスカレータ中ほどで内田さんが、ステージ後方上段のスロープ階段で本田さん、五十嵐さん、庄村さん、井澤さん、小野さん、丹羽さんが歌いました。
この曲は、フランクがパリのサント・クロチルド教会のオルガニストであったころに「荘厳ミサ イ長調」を改定した際に独唱曲として追加さたもので、聖体祭のために、中世の神学者トマス・アクィナスが作った賛歌の一部をテキストとしています。優美な旋律で広く親しまれています。

演奏後に、長谷さんから、「ヨーロッパの教会のようなスペース(フォーラムI)で、歌う機会が得られました。最後までア・カペラをお楽しみください。」とのお話がありました。

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続いて、本田さんから、「二人の作曲家の『アヴェ・マリア』を歌います。アヴェ・マリアは、グノー、シューベルトなどが作曲した曲とは少し違ったフォーメーションを変えての『アヴェ・マリア』をお聴きください。」との紹介がありました。

 
2曲目は、観客の皆さんを円形で囲むようにステージ中央に庄村さんと小野さんが、ステージ左側に本田さん、丹羽さんと井澤さん、そして右側に内田さん、五十嵐さんと長谷さんがジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525‐1594)作曲「アヴェ・マリア」を歌いました。
パレストリーナは、イタリア・ルネサンス後期の音楽家でバチカンのシスティーナ礼拝堂で活躍しました。100以上のミサ曲や250以上の教会音楽を多く作曲したことから「教会音楽の父」とも言われています。
三方を囲んでのア・カペラの合唱は、不思議な幽玄な響きを生み出し、システィーナ礼拝堂にタイム・スリップしたかのような感動を覚えました。

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3曲目も本田さんから、「ドイツの作曲家であるフランツ・ビーブル(1906‐2001)が1964年に作曲した『アヴェ・マリア』を選曲しました。この曲を一人1声部で担当し、初めは7声部で中ほどから8声部で歌います。」との説明がありました。
ラウラの皆さんのうち、第1声部を長谷さん、第2声部を五十嵐さん、第3声部を内田さんの3人はステージ後方のスロープで、本田さん、井澤さん、丹羽さん、庄村さん、小野さんの5人がステージで歌いました。
なお、『アヴェ・マリア』とは、ラテン語で「おめでとう。マリア」の意味で、カトリック教会での聖母マリアへの祈祷及び教会音楽を指しています。多くの作曲家「アヴェ・マリア」を残しています。

コンサートタイトルにある「天上の響き」の如く、歌姫のア・カペラは、フォーラムIの吹き抜けを透き通るような澄んだ清らかな響きで満たし、正に教会堂の中にいるような敬けんな思いに満たされました。

本田さんから「教会の響きのある3曲をお届けしました。次は、夏の思い出を思わせる懐かしい歌、唱歌をお聴きください。『浜辺の歌』は、高校時代に恩師から指導を受けましたが、ピアノ伴奏をするに当たっては中々難しく、苦労した思い出があります。この曲を聴くと恩師を思い出しますが、愛情が大きく膨らむ、温かく感じられる曲です。」とのお話がありました。
その後、4曲目の「浜辺の歌(成田為三(1893 -1945)作曲、林古渓(1875‐1947)作詞)」を歌いました。
浜辺の早朝と夕暮れの風景が眼前に繰り広げられるような美しい歌唱でした。
成田為三は、秋田県出身の作曲家で、「望郷の歌」「かなりや」「赤い鳥小鳥」などの歌曲、童謡や「秋田県民歌」などの作曲家としても有名です。
 

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5曲目は、「松原遠く消ゆるところ…」の歌い出しの「海」を歌いました。
この曲は、1913年に『尋常小学校唱歌 第五学年用』に発表された文部省唱歌で、作詞家、作曲家は不詳です。「ウミ」という同名異曲の文部省唱歌もありますが、こちらの曲は、「ウミハ ヒロイナ 大キイナ…」の歌い出しで、1941年に文部省が発行した国民学校初等科1年生の芸能科音楽の教科書『ウタノホン上』にある一つの曲です。ラウラの皆さんが合唱するハーモニーが会場の2階から12階までの吹き抜けに快く響きわたり、うっとりとなり、あたかも、身体が海原に浮かんでいるような気持ちでした。

6曲目は、文部省唱歌「故郷」(高野辰之(1876-1947)作詞、岡野貞一(1878-1941)作曲)を歌いました。 
高野辰之作詞の「兎追ひし彼の山…」の歌詞は、本人が生まれた長野県中野市の風景を詩っているともいわれています。また、岡野貞一と組んだ唱歌には「春が来た」「春の小川」「朧月夜」などがあります。
美しいハーモニーに観客の皆さんからは、温かい拍手が送られました。

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最後に、本田さんから、「温かい拍手をいただきました。もう1曲、『夏の思い出』を歌います。歌を知っている方は、一緒に歌ってください。」とのお話に、拍手が起こりました。
アンコールを観客の皆さんと井澤さんのピアノ伴奏で、歌っていただきました。
「夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 遠い空…」の歌詞は、詩人の江間章子(1913-2005)が戦時中に食料物資を求めに、群馬の山間を訪れた折に、真っ白な眩しい花(水芭蕉)に見惚れて詞を作り、敗戦を迎え、荒廃した国土に暮らす日本国民に夢と希望を与える歌を流したいとNHKのラジオ番組『ラジオ歌謡』にその詞を捧げられました。この詞を中田喜直(1923-2000)が作曲した唱歌です。1949年6月13日の『ラジオ歌謡』で、シャンンソン歌手の石井好子(1922-2010)が最初に歌い、瞬く間に多くの日本人の心を引きつけ、曲に歌われる尾瀬の人気が高まりました。

後半の日本の歌は、誰もが知っている懐かしいメロディーで聴いている皆さんも昔の思い出や心情に癒されるように感じられたでしょう。
ラウラの皆さん、本当にありがとうございました。
 

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『教会におけるコンサートのようでした。パレストリーナ作曲のアヴェ・マリアを初めて聴きました。人間の声のすばらしさを感じました。』《70歳以上、男性》
・『宗教曲の歌は、ハーモニーも美しく、天上から響いてくるようにとても心に残りました。「海」も言葉が良くわかり、改めて日本の歌や歌詞の素晴らしさを感じました。』
《70歳以上、女性》
・『歌声に引かれて聴きにきました。神々しい気持ちになり、はるばる来た甲斐があり、感謝します。人の「声」がこんなに美しいものかと感動しました。』《50歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『一服の清涼剤? 澄んだ美しい歌声に癒されました。もっと聴きたいのに…。』《70歳以上、女性》 
・『天上からの天使のようにうっとりしました。上から、横からの声が素敵でした。』《70歳以上、女性》
・『天より降り注ぐ、清澄な声に感動。空間に響きわたる歌唱、素晴らしく聴き入っていました。聴きに来てよかった。もう少し時間がほしい!』
《60歳台、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ ラウラの皆さんからのメッセージ ≫
内田由美子さん
柔らかな残響に包まれる心地よい会場で、雨天にもかかわらずご来場下さった沢山のお客様の
あたたかい拍手に後押しして頂き、嬉しく楽しく歌わせて頂きました。
このフレッシュコンサートの常連さんやたまたま通りかかった方、
私達の演奏をお聴きくださった皆様と、お客様と私達が出会うチャンスをくださった
このコンサートに感謝申し上げます。
ラウラはゆるやかではありますが、音楽と真摯に向き合いマジメに活動しております。
また皆様とどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
 

本田美香さん
愛知県の皆様のおかげで私達は、愛知県立芸術大学という素晴らしい大学で育まれ、
そしてかけがえのない仲間に出逢えました。
そんな私達が愛知の文化の発信源であるこの愛知芸術文化センターで、
音楽が出来る事はこの上ない喜びです。
お暑い中優しい笑顔でお聴き下さったお客様、本当にありがとうございました。
 

五十嵐舞さん
私たちは、お聴きくださる皆様がいらしてこそ、歌を歌い、
音楽を続けていくことができます。
お暑い中、あたたかな表情で、私たちの演奏に耳を傾けてくださったことに
深く感謝致します。ありがとうございました。
 

庄村由美江さん
30分という短い時間でしたが、沢山のお客様に熱心に聞いて頂きとても嬉しく思います。
このフレッシュコンサートならではの素晴らしい空間を生かし、
私達も楽しく歌わせて頂きました。本当にありがとうございました。
 

長谷由紀子さん
今回は、人の声という「楽器」の奥深さを実感するコンサートでした。
空間と音(響き)の関わりを考えるのはとても難しかったですが、
めったに演奏することの出来ない場所でのコンサートは、ワクワク感が満載でした!
コンサートに足を運んで下さった方々、愛知芸術文化センターの皆様に、
心よりお礼申し上げます。
 

井澤古都さん
愛知県の顔とも言える愛知芸術文化センターの吹き抜けを舞台に
演奏会をさせていただけたことを、とても光栄に思っています。
演奏場所や季節によって、クラシックを始め様々なジャンルの曲を
歌ってきた私達にとって貴重な経験となりました。
聴いてくださっている方々の温かさも身近で感じられ、
幸せなコンサートとなりましたことを心から感謝しています。
 

小野香奈さん
本日は、たくさんのお客様に来ていただきありがとうございました。
素敵な仲間と、そして皆様と音楽を共有できたこと、とても幸せに思います。
また、素敵な音楽をお届け出来るよう頑張って参ります。
 

丹羽幸子さん
あたたかい方々にかこまれ、素晴らしい空間の中で演奏できましたこと、
本当に感謝いたします。ありがとうございました。

さて、次回は、第86回フレッシュコンサートを、平成25年8月28日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムI(2階)で開催を予定しています。
『ソプラノとピアノによる音楽の花束』と題して、神田知里さん、佐藤なつみさんによる演奏をお楽しみいただきます。
 (M.K&A.M)
 

「第84回 フレッシュコンサート」を6月26日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『弦楽四重奏の魅力』と題して、Quartet”A”nimare(クァルテットアニマーレ)の糸原彩香(いとはら やか)さん、荒巻理恵(らまき りえ)さん、橋本歩(はしもと ゆみ)さん、阿曽沼裕司(そぬま ゆうじ)さんによる弦楽四重奏の演奏を160名以上の方にお楽しみいただきました。
 

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【 左から、糸原彩香さん、荒巻理恵さん、橋本歩さん、阿曽沼裕司さん 】

◎ 今回の演奏曲は…‥
演奏曲はアンコールを含め4曲の演奏でした。

第1曲目は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732.3.21-1809.5.31)作曲「弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1」より第一楽章を演奏しました。
この曲は、エルデーディ伯爵に献呈されたため「エルデーディ四重奏曲第1番」とも呼ばれています。優雅で美しい作品です。
ハイドンの弦楽四重奏曲は、第1番から第83番まで付けられていますが、偽作と判明したものを除くと68曲となります。ハイドンは、弦楽四重奏のジャンルを切り開いたことから「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれており、また「交響曲の父」とも呼ばれています。


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演奏後に、荒巻さんから、「弦楽四重奏曲という名を聞くと、難しい、堅苦しいように思われますが、今回はそれぞれ違った雰囲気のあるものを選曲しました。」、「最初に演奏したハイドンの弦楽四重奏曲第75番は、学生のころ、最初に学んだ思い出のある曲です。」との説明がありました。
また、糸巻さんからは、メンバー4人の名前に「あ(A)」が付くことから「クァルテットアニマーレ」というグループ名にしたとのお話があり、続いて、メンバーの自己紹介がありました。

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2曲目は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840.5.7‐1893.11.6)作曲「弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11」より第二楽章 Andante cantabile(アンダンテ・カンタービレ)変ロ長調を演奏しました。
題名の「アンダンテ・カンタービレ」のアンダンテは「歩くようなテンポで」を意味する速度用語、カンタービレは「歌のように」を意味する発想記号です。
抒情的で豊かな響きとチャイコフスキー独特の甘美なメロディーに、観客の皆さんはうっとりと聴き惚れていました。
この曲はよく耳にしますが、冒頭の有名な旋律はウクライナの民謡からメロディーを得ているものと言われています。


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3曲目は、阿曽沼さんから、「メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第4番は、情熱的で、激しさを溢れさせる曲である。第一楽章、第四楽章を続けて演奏します。」との説明がありました。

フェリックス・メンデルスゾーン(1809.2.3‐1847.11.4)作曲「弦楽四重奏曲第4番ホ長調作品44-2」より第一楽章、第四楽章の演奏は、ロマンティックな陶酔から悲劇的な感情の高まりまで、人生の悲しみや喜びが浮き沈みするようで、メンデルスゾーンの思いをクァルテットアニマーレの皆さんは大変見事に表現していました。観客の皆さんも素晴らしい演奏にじっくりと耳を傾けていました。
演奏後、観客の皆さんから温かい拍手が送られました。

最後に、橋本さんから、「アンコールを『浜辺の歌』を演奏します。」とのお話に拍手が起こりました。
「浜辺の歌」は、成田為三(1893.12.15-1945.10.29)が作曲し、林古渓(1875.7.15‐1947.2.20)が作詞しました。作曲家の成田為三は「かなりや(作詞西條八十)」の作曲でも有名ですが、多くの管弦楽曲やピアノ曲も作曲しています。しかし、ほとんどが空襲で失われてしまい、残念です。
誰もが知っている懐かしいメロディーに聴いている皆さんも心が癒されるように感じられたでしょう。
クァルテットアニマーレの皆さん、本当にありがとうございました。
 

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『近くで、生の演奏が聴けてとても感激しました。素晴らしい30分間でした。』《40歳台、
女性》
・『浜辺の歌、さざ波の音が聞こえるようでした。』《70歳以上、女性》
・『素敵な時間をありがとう。誰もが聴いたことのある曲が最後に聴けてとても感激でした。』《30歳台、性別未回答》

◎ いつも来られる方々から
・『すごく楽しい曲で楽しかった。とても素敵でした。これからもがんばってください。』   《4歳と30歳台、女性》 
・『弦楽器、4人の演奏者の調和が見事でした。』《70歳以上、男性》
・『弦楽器には悪条件の中で、綺麗な音を聴かせてくださって、ありがとうございました。』
《70歳以上、性別未回答》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ クァルテットアニマーレの皆さんからのメッセージ ≫
糸原 彩香さん
この度はフレッシュコンサートに出演させて頂き、ありがとうございました。
たくさんのお客様に温かく演奏を聴いて頂けたこと、本当に嬉しく思います。
今回の経験を生かし、皆様にまたどこかで演奏を聴いて頂けるよう、
これからも4人で精進してまいります。

荒巻 理恵さん
たくさんのお客様が最後まで熱心に聴いてくださり、温かい雰囲気の中で演奏させていただきました。
その瞬間にしか感じられないものを、大切にすることができたように思います。
雨の中ご来場くださった皆様、サポートしてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

橋本 歩さん
演奏家にとって、大きなホールに沢山のお客様、という環境ほど嬉しいものはありません。
当日は雨の中、多くの方々に聴いていただけて、とても幸せな気持ちで演奏することが出来ました。
ありがとうございました。

阿曽沼 裕司さん
みなさまが熱心に私たちの演奏に耳を傾けて下さったおかげで、こちらもより集中して弾く事ができました。
またスタッフの方々のサポートにより安心して演奏に臨む事ができ、大変感謝しております。
このような機会を頂きありがとうございました。


さて、次回は、第85回フレッシュコンサートを、平成25年7月24日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムI(2階)で開催を予定しています。
『天上の響き?♪ア・カペラコンサート』と題して、L’aura(ラウラ)のによるア・カペラアンサンブルによる真夏の暑さを忘れるひと時の歌唱を楽しんでいただきます。
 

 (M.K&A.M)
 

「第83回 フレッシュコンサート」を5月22日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『クラリネットとモーツァルト』と題して、モーツァルト200メモリアルの石井梨恵子(いしい りえこ)さん、工藤雄司(くどう ゆうじ)さん、船渡美歩(ふなと みほ)さん、水野沙織(みずの さおり)さんによるクラリネット四重奏の演奏に、熊崎雅芳さんの演奏曲等の説明が加わり、170名以上の方にお楽しみいただきました。


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【 左から、熊崎雅芳さん、石井梨恵子さん、工藤雄司さん、船渡美歩さん、水野沙織さん 】

◎ 今回の演奏曲は…‥
演奏曲はアンコールを含め6曲の演奏でした。
熊崎さんから、「プログラムを少し変更し、モーツァルトのサプライズ曲を加えて演奏します。」とのお話がありました。併せて、メンバーの紹介も行ないました。

第1曲目と2曲目は、クレーア・グランドマン(1913-1996)作曲の「BAGATELLE(バガテル)」と「CAPRICE(カプリース)」でした。
「バガテル」はフランス語で「つまらないこと、ささいなこと」を意味しますが、小品曲を表し、ベートーヴェンはピアノの小品に好んでこの名をつけています。演奏は春らしい軽快なメロディーでした。
「カプリース」はイタリア語では「カプリチオ」と言い、「気まぐれな、気ままな」意味で、形式に縛られない自由で気まぐれな性格を現す小品に名づけられます。リズミカルな、つい飛び跳ねたくなるような曲でした。

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続いて、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756.1.27‐1791.12.5)の3曲を演奏しました。
3曲目は、サプライズの曲として、「クラリネット五重奏曲 イ長調 KV581第2楽章、第4楽章」を演奏しました。
この曲は、モーツァルトの死の2年前に完成し、友人のバセットホルン奏者であるアントン・シュタートラーのために作曲されました。モーツァルトの作曲した最も美しい曲の一つです。
音楽評論家の故吉田秀和氏は、ブラームスのクラリネット五重奏曲と比べ「神のようなモーツァルトという言葉が、つい口元まで出かかってしまう。」と言っています。クラリネット四本のための編曲でしたが、天国のような美しいモーツァルトの世界が繰り広げられました。

熊崎さんから「クラリネットは、18世紀の初めに発明され、バセットホルン(※現代では、代用としてF管のアルトクラリネットを用いられる。)はホルンの名が付いていますが、クラリネット属の木管楽器である。」との説明がありました。


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4曲目は、「Adagio in F (Fragment) KV580a(Anh.94)アダージョヘ長調(断片)」を演奏しました。
 
5曲目は、カールス・N・スミス編曲の「LULLABY(ララバイ)」を演奏しました。
この「子守歌」は、「モーツァルトの子守歌」として親しまれていた曲ですが、その後の研究で、モーツァルトと同時代の医師ベルンハルト・フリースの作曲であることが判明し、モーツァルト作品から除外されました。
親しみやすい、ゆったりとしたメロディーに観客の皆さんは、うっとりと聴きほれていました。


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アンコールは、「Eine kleine Nachtmusik(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)ト長調KV525」を熊崎雅芳さんによるパロディー編曲バージョンで演奏しました。サブタイトルは「Dies ist Mozart! Das Leben seiner großen!(モーツァルト!彼の偉大な人生!)ということです。

とても楽しく、リズミカルな演奏と編曲で観客の皆さんは、楽しんで聴いておられました。

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≪  ものしりあれこれ    ケッヘル番号(KV)とは…  ≫
「ケッヘル番号」とは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品を時系列的に配列した番号で、この作業を最初にルートヴィヒ・フォン・ケッヘルが行い、1862年に「モーツァルト全作品目録」を出版したことから「ケッヘル番号」と呼ばれている。番号はKV1からKV626まである。
表記は、オペラ『フィガロの結婚』の場合、ドイツ語圏では「KV429」、英語圏では「K.429」と表記されている。
ケッヘル番号は何度か改訂され、1937年にアルフレート・アイシュタインの第3版、1964年にフランツ・ギーグリンク、ゲルト・ジーベルス、アレクサンダー・ワイマンによる第6版では大幅な訂正が行なわれた。最新のものは第8版となっている。

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来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『大変、珍しい曲を聴きました。アダージョ(断片)の曲は初めて聴きました。』《70歳以上、男性》
・『曲も、演奏も素晴らしかったです。やわらかい音色が心地よかったです。今の爽やかな季節にあっていると思いました。』《40歳台、女性》

◎ いつも来られる方々から
・『グランドマンの曲は初めて聴きました。軽快な楽しい曲でした。モーツァルトは、クラリネットの音色が美しかったです。』《40歳台、性別未回答》 
・ 『演奏者の表情が見えて、とてもよかったです。また来たいです。』《60歳、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

<<出演後のメッセージは……>>

石井
 この度はフレッシュコンサートに出演させて頂きありがとうございました。
とても響きも良く、たくさんのお客様にお聴き頂いて素敵なひとときを過ごせました。
未完成の4重奏は今回私たちも初めて存在を知っての演奏でした。未完成ではあってもモーツァルトがこの曲をクラリネットのために手がけてくれていた事に感謝します。次回は是非バセットホルンで挑戦したいです!

工藤
 コメント:とても響きの良い場所で、そしてたくさんのお客さまの前で演奏でき、とても有意義なひとときでした!ありがとうございました。またの機会、楽しみにしています。

船渡
 この度は出演させていただきありがとうございます。
たくさんのお客さまとモーツァルトの音楽を共有することができ、とても幸せでした。
モーツァルトはまだまだ奥の深い作曲家です。素敵な曲がたくさんありますので、またいつか皆さまの前で演奏できることを楽しみにしております。

水野
 モーツァルトの素晴らしさ、面白さがクラリネットを通して少しでもお伝え出来ていましたら、幸いです。皆様と暖かい時間を共有できたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。


熊崎
 はじめに、バセットホルンで演奏できなかったこと、お詫び申し上げます。モーツァルトが亡くなって222年になりますが、企画し演奏してみて、時空をこえた彼の不滅の音楽を実感しました。われわれの演奏を最後まで聞いてくださってありがとうございました。また、コンサートでお会いするのを楽しみにしています。
 
 

さて、次回は、第84回フレッシュコンサートを、平成25年6月26日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラムII(2階)で開催を予定しています。
『弦楽四重奏の魅力』と題して、Quartet “A”nimare(クァルテットアニマーレ)の糸原彩香さん、荒巻理恵さん、橋本歩さん、阿曽沼裕司さんによる演奏で、「ハイドン、チャイコフスキー、メンデルスゾーン作曲の『弦楽四重奏曲』の魅力(聴き比べ)」を楽しんでいただきます。
 


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎  ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。ご応募は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 (M.K)
 

「第82回 フレッシュコンサート」を4月24日(水)にフォーラムI(2階)で開催しました。

『セントレアの海 フルート、ピアノ&お筝 和と洋のコラボレーション』と題して、和on♪(ワオン)のフルートの前田里奈(まえだ りな)さん、お筝(こと)の早川恵子(はやかわ けいこ)さん、ピアノの横山智里(よこやま さとり)さんの3人による演奏を190名以上の方にお楽しみいただきました。


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【 左から、横山智里さん、早川恵子さん、前田里奈さん 】

◎ 今回の演奏曲は…‥
春の訪れを告げる曲としてお馴染みの筝曲やフォークソング、フェリックス・メンデルスゾーンやグスターヴ・ホルストの曲、そしてシャンソンを、お筝とフルート、ピアノによる「和と洋のコラボレーション」で、アンコールを含め6曲を演奏しました。

第1曲目は、フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)のピアノ曲で有名な「春の歌」をフルートとピアノの二重奏による編曲で演奏しました。
この曲は、「無言歌集」の第5巻作品62の第6曲目で、楽譜の冒頭に「春の歌のように」と発想標語があることから、後世の人が「春の歌」と名づけました。フルートの音色は優雅で明るく春を迎えた喜びに満たされました。

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演奏後、フルートの前田さんから、「セントレアの海、常滑で和楽器と洋楽器のコラボレーション」で活動しているグループ『和on♪』です。」と、紹介がありました。
 

2曲目は、和楽器を迎えての曲「春の海」でした。この曲は、宮城道雄 (1894‐1956) が1929年に作曲した筝と尺八のための筝曲ですが、フランス人女流ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーとの「筝とヴァイオリンの二重奏」の録音で世界的に知られるようになった曲です。日本音階による美しい旋律と各楽器の音色が溶け合い、いかにものどかな春の海を感じさせるような演奏でした。
演奏後、早川さんから「雅な曲を和と洋による演奏は新しいもので、新鮮なもの」とのお話がありました。

3曲目は、愛を奏でる曲として、世界中で親しまれているシャンソン「愛の賛歌」を筝、フルートとピアノにより演奏しました。この曲は、フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフ(1915‐1963)作詞、マルグリッド・モノー(1915‐1963)作曲により1950年にレコーディングされました。


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4曲目は、井上陽水作曲の「少年時代」を筝、フルートとピアノによる演奏でした。この曲は、1990年に篠田正浩映画監督により映画化された「少年時代」の主題歌です。
 

5曲目は、組曲『惑星』より「ジュピター(木星)」で筝、フルートとピアノによる演奏でした。この曲は、イギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(1874‐1934)が大編成の管弦楽のために書いた7つの曲から成り立つ組曲の中の一曲です。
演奏は、フルート、次にピアノ、そして筝の順に旋律を奏で、イギリスの愛国的な賛歌として歌われる「我は汝に誓う、我が祖国よ。」のメロディーとして聞き覚えのある曲でないかと思います。 

アンコールは、滝廉太郎(1879-1903)作曲の歌曲集『四季』より第1曲「花」を演奏しました。この曲の歌詞は、武島羽衣(1872-1967)によって作詞され、隅田川の春の情景を歌っています。
観客の皆さんは、春の訪れを感じさせる名曲を和と洋と異なる楽器でのコラボレーションの響きによる演奏に楽しんで聴いておられました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『春らしく選曲が大変良かった。和、洋のコラボも大変良かった。』《70歳以上、男性》
・『出演者の笑顔が良く、爽やかな気分になりました。筝とのコラボレーションが良かったです。』《30歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『とても素敵な演奏でした。子どもと一緒に来てよかったです。フルート,ピアノ&筝の組合わせは初めて聴きました。綺麗で、アレンジもよかったです。』《30歳台、女性》 
・ 『「和と洋のコラボでひと時を上機嫌にさせていただいた。新鮮で、みずみずしい気分に浸ることができました。」《70歳以上、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 出演後のメッセージは…‥ ≫
「和on♪」の前田里奈さん、早川恵子さん、横山智里さん

本日の、ご来場くださった皆様、準備、運営にご尽力頂いた
スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
こちらのフレッシュコンサートは構想、企画段階から積極的に
スタッフの方々が関わってお力を貸してくださり、出演者だけでなく、
皆で一つのステージを作り上げるという感覚で臨ませていただきました。
当日暖かく見守ってくださった客席の皆様の眼差しが、
本日のステージを完成させてくださったことはもちろんのことです。
一期一会、今日の出会いを大切に、明日からまた前に進んでいけたらと思っております。
ありがとうございます。皆様にも楽しんで聴いて頂けていたら大変幸いです。
今回、このような演奏のチャンスをいただけたこと、大変感謝しております。
足を運んでくださったお客様、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。


さて、次回は、第83回フレッシュコンサートを、平成25年5月22日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラム2(2階)で開催を予定しています。
『クラリネットとモーツァルト クラリネット四重奏』と題して、モーツアルト200メモリアルのクラリネット奏者の石井梨恵子さん、工藤雄司さん、船渡美歩さん、水野沙織さんによるモーツアルトとクレーア・グランドマンの曲の演奏を熊崎雅芳さんの解説でお楽しみいただきます。
 


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎  ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。ご応募は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 (M.K)
 

「第81回 フレッシュコンサート」を3月27日(水)にフォーラム1(2階)で開催しました。

FUSION CONCERT フルート,ピアノ&パーカッション三重奏』と題して、フルートの柴田紗代子(しばた さよこ)さん、ピアノの水口裕美子(みなぐち ゆみこ)さん、パーカッションの桒原みどり(くわばら みどり)さんの3人による演奏を200名以上の方にお楽しみいただきました。
 

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【 左から、柴田紗代子さん、桒原みどりさん、水口裕美子さん 】

◎ 今回の演奏曲は…‥
ドビュッシーやベートーヴェンのピアノ曲、朝ドラのテーマ曲、そして管弦楽曲と「日本の四季」メドレーなどさまざまなジャンルをアレンジした6曲を演奏しました。

第1曲目は、クロード・ドビュッシー (1862-1918)のピアノ曲で有名な「月の光」でした。この曲は、『ベルガマスク組曲』の4曲の中の第3曲目で、フルート、ピアノとパーカッションに編曲した3人による融合した演奏で始まりました。
演奏後、パーカッションの桒原さんから、「愛する人に捧げたフランスの詩人ポール・マリー・ヴェルレーヌ(1844-1896)の『艶なる宴』から「月の光」を作曲した。」ことのお話がありました。
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2曲目は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)の「エリーゼのために」をジャズ風にアレンジした演奏でした。ラテンのリズムが曲の中に散りばめられ、楽しく、やさしさのある演奏でした。

演奏後、メンバーの自己紹介と桒原さんから演奏に使用するパーカッション(打楽器)の「カホン」、「シンバル」と「ウィンドチャイム」の説明とがメンバー紹介がありました。

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≪  ものしりあれこれ 1  演奏楽器、三つのパーカッションとは… ≫
「カホン(Cajón))」は、Cajónはスペイン語では箱を意味。空洞の直方体形状の箱型に跨って、打ち面やその縁を素手で叩く打楽器です。叩く面(上下、左右)によって低い、高い音や鈍い、鋭い音が出る楽器です。
「シンバル(Cymbal)」は、つば広帽子の形状に薄く伸ばした金属でできた楽器です。
「ウィンドチャイム」は、金属棒(直径数ミリ、長さ数ミリ-数十ミリ)を、数十本の棒を長さを変化するように横に並べて、糸で吊り下げた楽器です。金属棒同士がぶつかり合って高い音が出ます。

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3曲目は、平成6年10月からNHKで放送された連続テレビ小説『春よ、来い』のオープニング曲(松任谷由美作曲)を演奏されました。

ここで、余談ですが、当センターの東にある「栄公園」に数種類の桜が咲いていることご存知ですか。
花びらが淡黄緑色から桃色に変わる八重咲き「ウコンザクラ(鬱金桜)」、枝垂れ桜、山桜などの花見(桜見、観桜)ができます。

4曲目は、べドルジハ・スメタナ(1824‐1884年)作曲の「モルダウ」でした。
この曲は、1874年から1879年にかけて作曲された管弦楽曲で、6つの交響詩からなる連作交響詩『わが祖国』の第2曲ヴルタヴァ(ドイツ語で「モルダウ」)です。合唱や歌曲、ピアノなど様々な編曲で演奏されます。フルートの奏でる美しいメロディーはスメタナの故郷を思う熱い祈りを感じさせられました。桒原さんが打つ、カホンの単独演奏もありました。

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≪  ものしりあれこれ 2 「わが祖国」の曲の構成 ≫
 スメタナは、チェコの作曲家、指揮者、ピアニスト。チェコ音楽の祖。
「わが祖国」の曲の構成は、
 第1曲 ヴィシェフラド (プラハにあるヴィシェフラド城をテーマに)
 第2曲 ヴルタヴァ(ヴルタヴァ(モルダウ)川の流れをテーマに)
 第3曲 シャールカ(プラハの北東にある谷の名。チェコ伝説の勇女の名をテーマに)
 第4曲 ボベミアの森と草原から(深い森、夏の日と収穫の喜びなどをテーマに)
 第5曲 ターボル(フス戦争におけるフス派信徒たちの英雄的な戦いを讃えたもの)
 第6曲 ブラニーク(フス派の戦士が眠る中央ボベミァ州にある山の名)

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アンコール曲は、2曲の演奏でした。
1曲目は、日本の『四季のうた』メドレーで、「ふるさと」、「朧月夜」、「赤とんぼ」そして「雪ふるさと」のメドレー演奏でした。
2曲目は、「風の詩 THE世界遺産 小松涼太(1973- )作曲」を演奏しました。
観客の皆さんは、いつも聴きなれている名曲が異なる形に編曲されていることに驚くとともに、とても楽しんで聴いておられました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『久しぶりの生の演奏に感動した。心が浄化された思いです。「モルダウ」のメロディーは知っていた。本当にありがとう。』《60歳台、女性》
・『大変良かった。気軽に聴ける感じや演奏者の方々が楽しそうに弾いている感じに聴き入っていました。』《20歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『とても素敵な演奏でした。子どもと一緒に来てよかったです。フルート,ピアノ&パーカッションの組合わせは初めて聴きました。綺麗で、アレンジもよかったです。』《30歳台、女性》 
・『「モルダウ」を注目して待っていた。スメタナの交響詩「わが祖国」のモルダウが特に好きで自然に涙が出た。』《70歳以上、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 出演後のメッセージは…‥ ≫
水口裕美子さん
♪フレッシュコンサートに出演して
先日はフレッシュコンサートに出演させていただきどうもありがとうございました。
当日は立ち見が出るほどのたくさんのお客様に集まって頂き、
たくさんの方々が笑顔で聴いてくださる中、3人でとても楽しく演奏することが出来ました。
皆様にも楽しんで聴いて頂けていたら大変幸いです。
今回、このような演奏のチャンスをいただけたこと、大変感謝しております。
足を運んでくださったお客様、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

桒原みどりさん
この度はフレッシュコンサートに出演させて頂き、ありがとうございました。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございます。
皆様とご一緒に楽しい音楽の時間を過ごせる事ができました。
そして関係者スタッフの皆様、当日は楽器のセッティングなど色々とお世話になり、
本当にありがとうございました。この経験を活かして、これからも頑張りたいと思います。

 

さて、次回は、平成25年度最初の開催となります。
第82回フレッシュコンサートを、平成25年4月24日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラム1(2階)で開催を予定しています。
『セントレアの海 フルート、ピアノ&お筝 和と洋のコラボレーション』と題して、横山智里さん、前田里奈さんと早川みどりさんによるお馴染みの春を告げる曲、クラシック曲などを「和と洋のコラボレーション」で、演奏を予定しています。
 


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎  ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。ご応募は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 (M.K)
 

「第80回 フレッシュコンサート」を2月27日にフォーラム(2階)で開催しました。


『クラリネット響騒曲 クラリネット四重奏』と題して、アンサンブル・グラナディラの黒田光樹(くろだ こうじゅ)さん、安原千絵(やすはら ちえ)さん、織田真里江(おだ まりえ)さん、伊藤美樹(いとう みき)さんの4人による演奏を、150名以上の方にお楽しみいただきました。

FC80-1.jpg【左から、安原千絵さん、織田真里江さん、伊藤美樹さん、黒田光樹さん】


◎今回の演奏曲


バッハの名曲に「ロシア民謡」、日本の「四季のうた」そして「ベニー・グッドマン」のメドレーとアンコールを含め7曲を演奏しました。


1曲目は、クラリネット四重奏のために作曲されたP.ヒケティックの「3つのラテンダンス第1番 第1楽章」でした。


演奏後、バスクラリネットの黒田さんから、「クラリネットの黒い色は『コクタン(黒檀)』の木の色。この木の名からグループを『グラナディラ』」にした」ことや、今回の演奏曲は黒田さんのアレンジであることと、メンバー紹介がありました。 

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 ≪ものしりあれこれ1 コクタンとグラナディラ≫


「コクタン(黒檀。エボニー、黒木とも言う。)」は、カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹、東南アジアに生育。楽器では、ピアノの黒鍵、ヴァイオリンなどの指板などに用いられる。
「アフリカン・ブラックウッド(グラナディラ、アフリカ黒檀とも。)」は、マメ科ツルサイチカ属の広葉樹、タンザニアなどのサバンナに生育。楽器では、クラリネット、オーボエなどに用いられる。

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2曲目と3曲目は、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685‐1750年)作曲の「G線上のアリア」と「主よ人の望みの喜びよ」をジャズ風にアレンジして演奏されました。

 

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≪ものしりあれこれ2 G線上のアリア≫


「G線上のアリア」は、バッハの『管弦楽組曲第3番』の「第2楽章アリア」をバイオリン奏者のA.ウィルヘルミがバイオリン独奏曲に編曲したものです。
バイオリンには4本の弦があり、それぞれE線、A線、D線、G線と呼ばれ、このうちG線のみで弾くように編曲したので「G線上のアリア」の曲名がつきました。

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4曲目は『ロシア民謡』メドレーで、日本人に馴染みのある曲、「ステンカ・ラージン」、「一週間」、「トロイカ」、「黒い瞳」、「カリンカ」そして「コロブチカ」の有名なメロディーをメドレーで演奏されました。
「ロシアの曲はテンポが速い。寒さが身体を動かすのでは…!」と黒田さんがおっしゃられていました。


5曲目は、日本の『四季のうた』メドレーで、「ふるさと」、「朧月夜」、「茶摘み」、「夏の日の思い出」、「もみじ」そして「雪」のメドレー演奏でした。

   
6曲目は、『ベニー・グッドマン』メドレーで、スウィング・ジャスの代表的なクラリネット奏者ベニー・グッドマン(1909‐1986年)の代表曲である「レッツ・ダンス」、「Memories of  you」、「シングシングシング」のメドレー演奏でした。
観客の皆さんは、クラリネットの軽快なリズムに、楽しそうに手拍子を打ちながら聴き入っていました。

 

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≪ものしりあれこれ3 スウィング・ジャズ≫


「スウィング・ジャズ」は、スウィングのリズムを含んだ軽快なダンスミュージックで、1930年代から1940年代(世界大恐慌のころ)に大流行したビッグバンドの形態の一つです。
スウィング・ジャズにおける代表的な奏者には、トロンボーンの「グレン・ミラー」、トランペットの「ルイ・プリマ」、ピアノの「カウント・ベイシー」、ベースの「ウォルター・ペイジ」などの面々がいます。

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アンコール曲は、「想い出がいっぱい(作詞 阿木耀子、作曲 鈴木サブロー)」を演奏しました。
クラリネットは、人間の感情を表現するのが得意な楽器といわれますが,4人のアンサンブルによる豊かな響きに包まれ、観客の皆さんも心満たされたことと思います。

FC80-2.jpg来場の皆さんからは…


◎ 今回が初めての方々から

・『馴染みのある曲が多く、初めてバスクラリネットを知りました。オーケストラと違い、近くで聴けるのでクラリネットの音色が分かりました。』《60歳台、女性》
・『耳に親しい曲が流れて、ついつい聴いてしまいした。コンサートホールでなくても、こんな楽しみ方があるのはgood!』《60歳台、男性》


◎ いつも来られる方々から

・『自己紹介から笑えるトークで、とても楽しい時間を過ごせました。選曲も良かった。懐かしかったです』《50歳台、女性》 
・『ロシア民謡は、「うたごえ喫茶」でよく歌っていて懐かしかったです。若いころを想いだしました。四季のうたのメドレーは、心が和みました。』《70歳以上、女性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪出演後のメッセージ≫

寒い日でしたが、たくさんの方にご来聴いただきありがとうございました。
MCも含めコンサートそのものを楽しんでいただいている雰囲気が伝わってきて、演奏している私たちも、いつも以上に楽しんで演奏することができました。
今後も様々なところで演奏していますので是非聴きにきていただきたいと思います。

織田真里江さん

 

 ◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました

平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
ご応募いただけます方は、6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。



(M.K)

 

「第79回 フレッシュコンサート」を1月23日(水)に芸術文化センター2階のフォーラムで開催しました。


『中低音域の魅力!メゾソプラノとバリトンによる真冬の熱々デュエット』と題して、メゾソプラノの稲場薫(いなば かおる)さんとバリトンの安田旺司(やすだ おうじ)さんの歌声を、小島千加子(こじま ちかこ)さんのピアノ伴奏で、180名以上の方にお楽しみいただきました。

 

FC79-1.jpg【(左から)稲場薫さん、小島千加子さん、安田旺司さん】

 

◎今回の演奏曲


カンツォーネ、日本の童謡、オペラ、ミュージカルなどの名曲とアンコールを含め8曲歌っていただきました。


1曲目は、フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)作曲「Canzone Veneziana(ヴェニスの歌)」の二重唱でした。

その後、安田さんから「マイクのいらない音で、寒い中を暖められるように、7曲を歌います。」とのお話とメンバー紹介がありました。


2曲目は、童謡「鞠と殿様」(西條八十(1892-1970)作詞、中山晋平(1887-1952)作曲、岩河智子編曲)でした。

「童謡の中には、『花いちもんめ』、『とおりゃんせ』、『かごめかごめ』など、怖い、恐ろしい話の歌があり、『鞠と殿様』も同じである。」とのお話がありました。

FC79-2.jpg3曲目と4曲目は、ソング「うた」(佐藤信(1943- )作詞、林光(1931-2012) 作曲)と「はるかな友に」(磯部俶(1917-1998作詞・作曲)でした。

ソング「うた」は、昨年1月に80歳で亡くなられた作曲家林光さんを偲んで選曲されました。
この歌は「うたはどこで おぼえた…」のフレーズが繰り返される歌で、「半分眠りながら、教科書開いて、あいつを待ちながら、涙流して…」と続く詩を二重唱で歌いました。

「はるかな友に」は、「思い出すのは お前のこと」というフレーズが繰り返される歌です。

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≪ものしりあれこれ・1≫
1958年に結成された男性4人のカルテットの「ボニージャックス」の名づけ親が磯部俶さんです。
代表曲に「はるかな友に(NHK「みんなのうた」)、「ちいさい秋見つけた」、「月光仮面は誰でしょう」などがあります。

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5曲目は、ジョージ・ガーシュウィン(1898‐1934)作曲、ミュージカル『Oh Kay!(オー・ケイ!)』より「Clap

Yo’Hands(手を叩こう)」でした。

 

FC79-3.jpg

「Clap Yo’Hands」では観客のみなさんも手拍子で参加されました】

安田さんから、「ガーシュウィンは、『ラプソディ・イン・ブルー』などの曲で、アメリカ音楽を作り上げ、『完璧な作曲家』と言われている。」というお話のあとに、皆さんに手拍子の参加を呼びかけられました。
会場の皆さんも手拍子をしながら、「Clap Yo’Hands」を楽しみました。

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≪ものしりあれこれ・2≫
ガーシュウィンの作品には、オペラ(135番街、ボーギーとベス)、ミュージカル(ガール・クレイジー、レディー・ビー・グッドなど)、映画音楽(シャル・ウィ・ダンス、ゴールドウィン・フォリーズなど)、管弦楽曲(パリのアメリカ人、ラプソディ第2番、キューバ序曲など)、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲(スワニー、ザ・リアル・アメリカン・フォーク・ソング、香港など)の作品があります。

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6曲目は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)作曲、歌劇『Don Giovanni(ドン・ジョヴァンニ) K.527 1787年』より「La' ci darem la mano(お手をどうぞ)」でした。

誘惑する貴族ドン・ジョヴァンニの魅力にひかれてしまう村娘ツェルリーナの心をお二人はとても美しく歌われました。 

 
7曲目は、野呂昶(1936- )作詞、伊藤康英(1960- )作曲「そこにあなたがいてくださることは」でした。


アンコール曲は、「あすという日が」(山本瓔子作詞、八木澤教司(1975- )作曲)でした。


フォーラムに響きわたる朗々とした声の安田さん、モデルもされている可憐な稲場さんの熱々なコンビを小島さんがピアノでしっかり支え、心暖まるコンサートとなりました。
聴衆の皆さんも温かい思いで帰られたことと思います。

 

来場の皆さんからは…

◎今回が初めての方々から

・『声楽の楽しさを強く感じた。声楽は生きた楽器です。岐阜から来て、偶然聴かしてもらいました。ありがとう。』《70歳台、男性》
・『とても寒い中、素晴らしい音楽を聴かせていただき幸せでした。』《60歳台、女性》

◎いつも来られる方々から

・『フレッシュコンサート、ありがとう。私もフレッシュするために。芸文は私の生きがい。自由に来たいときに来られる、憩いと幸せ。』《70歳台、女性》 
・『繊細なメゾソプラノに、リラックスしたバリトンが心持ち、気持ちよいハーモニーでした。』《60歳台、男性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪出演後のメッセージ≫

稲場薫(メゾソプラノ)さん
お聴きいただきました皆様、スタッフの皆様に心から感謝いたします。
とてもたくさんの方にご来場いただいて正直驚きました!
間近でお客様の反応を感じながら、皆様と一体となって演奏できたひとときは何よりの宝です。
演奏後、お客様からお声を掛けていただいてとても幸せな気分で今回のコンサートを終えることが出来ました。
いつかまた、皆様の前で演奏出来るように地道に活動してまいります。


安田旺司(バリトン)さん
目標としていた「芸文を声で満たして、ちょこっとだけ溢れ出す」がどこまで実行できたか分かりませんが、楽しい35分でした。
ホールでは出ない残響も楽しすぎて、ブレイクする瞬間をいつも以上に多用してしまいました。
体がやっと温まってきたと思ったところで終演。
またどこかで皆様にお会いできるの楽しみにしております!


小島千加子(ピアノ)さん
ロビーコンサートは何度か経験がありますが、あんなに果てしなく高い吹き抜けの会場では初めてで、響き渡る歌声がとても気持ち良かったです。
また、平日のお昼という時間にも関わらず、沢山のお客様にご来場頂きとても温かい雰囲気の中で演奏出来て、幸せな午後のひと時でした。ありがとうございました!

 

◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
出演を希望される方は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 

(M.K)

「第78回 フレッシュコンサート」を12月19日(水)にフォーラム(2階)で開催しました。

「Trio de AYA Violin Concert『クリスマスの調べ』」と題して、ヴァイオリン奏者の大迫綾香(おおさこ あやか)さん鈴木絢(すずき あや)さん簗瀬彩(やなせ あや)さんの3人の“アヤ”さんとピアノの山内敦子(やまうち あつこ)さんによる演奏を170名以上の方にお楽しみいただきました。

fc78-1.jpg前列 簗瀬彩さん(左側)と大迫綾香さん(右側)
後列 山内敦子さん(左側)と鈴木絢さん(右側)


◎今回の演奏曲

ヴァイオリン三重奏とピアノとの大変珍しい編成の演奏で、クリスマスメドレー、オペラやバレエの名曲などとアンコールの10曲を演奏していただきました。

第1曲目は、ジュール・マスネ(1842-1912)作曲のオペラ『タイス(1894年)』より「タイスの瞑想曲」を演奏しました。
この曲は、オペラ『タイス』の第2幕第1場と第2場の間の間奏曲です。とても甘美なメロディーで、ヴァイオリンの美しい音色が心を揺さぶるような演奏でした。

その後、メンバーの簗瀬彩さんから、Trio de AYA のグループ名は、3人の名前に“アヤ“がついていることから名づけたこと、トリオでヴァイオリン三重奏の上達に努めたいとのお話とメンバー紹介がありました。
 

2曲目は、「クリスマスメドレー」と題し、4曲をメドレー形式で演奏しました。
簗瀬さんから「クリスマスに因んだ楽しい曲をたくさん選び、また、本日演奏する曲は全て大迫さんの編曲である」とのお話もありました。

初めに、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)作曲 教会カンタータ『心と口と行いと生活で BWV147』より「主よ人の望みの喜びよ」を演奏しました。
次に連続で、「リトルドラマーボーイ(ハリー・シメオン作曲)」「もみの木(ドイツ民謡)」「サンタが町にやってきた(ブレッド・クーツ作曲)」の3曲を演奏しました。
有名な曲ばかりで来場者の皆様は楽しそうに聴き入っていました。

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3曲目は、ヨハネス・ブラームス(1833-1897)作曲の「ハンガリー舞曲第5番」をヴァイオリンとピアノで演奏しました。

鈴木絢さんからブラームスがエドゥアルト・レメーニ(1830-1898)からハンガリーのロマの民族音楽を教えられ、ハンガリー民族舞曲を好きになり、舞曲を編曲した『ハンガリー舞曲集』を出版したこと、このハンガリー舞曲集をめぐってレメーニから盗作の疑いで訴えられたが、編曲の出版ということでブラームスが勝訴したことの紹介がありました。
 

4曲目は、ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)作曲のバレエ音楽『くるみ割り人形 作品71』より「序曲」「ロシアの踊り(トレパック)」「花のワルツ」の3曲を演奏しました。

大迫さんから「ドイツのE・T・Aホフマン(1776-1822)の童話『くるみ割り人形と二十日ねずみの王様』に基づくバレエ音楽で、クリスマス・イブの夜、少女クララがくるみ割り人形をプレゼントされることから始まり、くるみ割り人形が王子となって、クララと一緒にお菓子の国へ旅立つという物語。『序曲』は、バレエ上演前の幕開けとしての音楽、『トレパック』は、ロシアの民族舞曲のリズムで、チョコレートの妖精が踊るシーン。『花のワルツ』は、フィナーレを飾るとても華やかな曲で、単独でも有名な曲」というお話がありました。
 

アンコールは、ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)作曲のオペラ『カルメン』より「闘牛士の歌(諸君の乾杯を喜んで受けよう)」を演奏をしていただきました。
明るく美しい演奏で、クリスマスの喜びに満たされるような素敵なコンサートでした。

 

来場の皆さんからは…

◎今回が初めての方々から
・『来月出産予定なので、胎教と思って聴きに来ました。30分あっという間でした。』《30歳台、女性》
・『他県より引越ししてきて、名古屋にこのようイベントが開催されていることを知りました。このような素晴らしい企画を続けていただきたいです。来年も芸術文化センターへ足を運ばせていただきたいと思います。』《50歳台、女性》

◎いつも来られる方々から
・『とても感動した。演奏者の衣装も良かった。選曲も明るく楽しくて、季節に合っていてよかった。』《50歳台、女性》 
・『珍しい編成で、大好きなヴァイオリンの音がたっぷり聴けてとても幸せでした。選曲もハッピーな曲ばかりでとても良かったです。』《40歳台、不詳》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪ Trio de AYA 出演後のメッセージ ≫
大迫 綾香さん
ステージやその周りをクリスマスオーナメントでステキに飾ってくださり、とてもワクワクした気分で弾くことができました。
温かい眼差しで聴いてくださったお客様に少し早いクリスマスの雰囲気を感じていただけたら嬉しく思います。

ありがとうございました!


鈴木 絢さん
ご来場下さった皆様、スタッフの皆様ありがとうございます。
想像を越えるお客様に支えていただきながら演奏させていただき、嬉しく思っております。
演奏後もお声をかけていただいたり、アンケートにもご協力いただきありがとうございます。
ロビーコンサートならではのお客様との距離感に魅力を感じました。
これからも、日々精進してまいります。


簗瀬 彩さん
フレッシュコンサート出演の機会を与えてくださったホールの方々、お聴きくださった皆様、ありがとうございました。
皆様が自由に観覧できる場での演奏は、なかなかあるものではありません。
なのでとても嬉しい機会でした。
クラシック音楽を更に身近に感じていけるよう、また頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いいたします。


山内 敦子さん
お聴き下さったみなさま、本当にありがとうございました。
どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしください。
そして、2013年もみなさまにとって、素晴らしい年となりますように。

 

さて、第79回フレッシュコンサートは、1月23日(水)のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラム(2階大ホール前)で開催を予定しています。
『中低音域の魅力! メゾソプラノとバリトンによる真冬の熱々デュエット』と題して、
オペラ、童謡などの歌曲を予定しています。


◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。ご応募は6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。


(M.K)

第77回フレッシュコンサートを11月28日(水)にフォーラム?(2階)で開催しました。

『Happy 150th Birth year, Debussy! 弦楽四重奏』と題して、Quatre-Couleurs(キャトルクルール)4名の皆さんの演奏を、190名以上の方にお楽しみいただきました。


fc77-1.jpg【左側から安田祥子さん、波馬朝光さん、波多和馬さんと田中千尋さん】


◎今回の演奏曲

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーは1862年8月22日生まれで、今年、生誕150年を迎えました。これに因んで、ドビュッシー唯一の「弦楽四重奏曲」ハイドンの「弦楽四重奏曲第79番第2楽章」、そして、アンコールを演奏していただきました。

キャトルクルールのメンバーは、第1ヴァイオリンの安田祥子さん、第2ヴァイオリンの波馬朝光さん、ヴィオラの田中千尋さんとチェロの波多和馬さんです。

開演の曲は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン作曲『弦楽四重奏曲第79番二長調 作品76‐5』より「第2楽章 Largo. Cantabile e mesto(ラルゴ、悲しく歌うように)」を演奏しました。
とても静かなロマンの香りに満ちた演奏で、心が満たされる思いがしました。

その後、メンバーの黒一点である波多和馬さんから、最初の曲は、「弦楽四重奏の父」と呼ばれるハイドン(1732?1809)の曲であること、そのハイドン誕生から130年後の1862年に生まれ、今年、生誕150年を迎えたドビュッシー唯一の「弦楽四重奏曲」の第1楽章、第2楽章と第4楽章を演奏するとの紹介がありました。
 

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≪ものしりあれこれ・1≫ 作品76の弦楽四重奏曲について

ハイドン作曲の「作品76」は、6つからなる弦楽四重奏曲で構成され、1797年にヨーゼフ・エルデーディ伯爵(当時、ウィーンの音楽愛好貴族の一人)に献呈されたことから、「エルデーディ四重奏曲」と呼ばれる。6曲中4曲に『五度』、『皇帝』、『日の出』、『ラルゴ』と呼び名が付けられている。
1 弦楽四重奏曲第75番 ト長調 作品76-1
2 弦楽四重奏曲第76番 ニ短調 作品76-2『五度』
3 弦楽四重奏曲第77番 ハ長調 作品76-3『皇帝』
4 弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調 作品76-4『日の出』
5 弦楽四重奏曲第79番 ニ長調 作品76-5『ラルゴ』
  第1楽章 Allegretto-Allegro
  第2楽章 Largo. Cantabile e mesto
  第3楽章 Menuet. allegro
  第4楽章 Finale. presto
6 弦楽四重奏曲第80番 変ホ長調 作品76-6
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2曲目は、クロード・ドビュッシー作曲『弦楽四重奏曲 ト短調 作品10』より「第1楽章、第2楽章、第4楽章」を演奏しました。

各楽章は、「ものしりあれこれ・2」のとおりです。

Quatre-Couleursの皆さんは、ドビュッシーの斬新な響きを見事に表現しました。
艶やかで澄んだ音色と情熱的なカンタービレが多くのお客様の心をとらえ、終演後は盛大な拍手が贈られました。
 

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≪ものしりあれこれ・2≫ 『弦楽四重奏曲 ト短調 作品10』について

第1楽章 Animé et très decidé(活き活きと、きわめて決然として) 
第2楽章 Assez vif et bien rythmé(かなり急速に、とてもリズミカルに)
第4楽章 Tres modere - Tres mouvemente - En animant peu a peu - Tres mouvemente et avec passion
(きわめて穏やかに - きわめて躍動して - 少しずつ動きを付けて - きわめて躍動して、かつ情熱的に) 
なお、演奏しなかった第3楽章は、「Andantino, doucement expressif(アンダンティーノ、甘く表情豊かに) 」です。
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アンコールは、もちろん、ドビュッシー作曲で、『ピアノのための前奏曲』の24曲の中から「亜麻色の髪の乙女(1910年作曲)」を弦楽四重奏による編曲で演奏していただきました。
夢見るような美しい演奏で、お客様も帰るのが名残り惜しい様子でした。 

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来場の皆さんからは…

◎今回が初めての方々から
・『皆さんが真摯に向き合っていらっしゃるのが音楽から伝わって来ました。外部の人の声が気になりました。』《20歳台の女性》
・『とても良かった。お昼のひと時を心地よい気分で聴きました。2月11日の演奏(キャトルクルールリサイタル)を楽しみにしています。』《50歳以上の女性》


◎いつも来られる方々から
・『とても良かったです。素晴らしい演奏ありがとうございました。子どもも、とても喜んでいました。』《30歳以上、女性》 
・『今日は軽い内容、ドビュッシーの「弦四」ということで聴きに来ました。今後も、弦楽四重奏曲を取り上げていただければ必ず聴きに来ます。』《40歳台、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪Quatre-Couleursの出演後のメッセージ≫
安田祥子さん
あれだけたくさんのお客様に聴いていただく機会もなかなかないので、とても良い経験になりました。
お客様もスタッフの皆様も暖かく迎えてくださり、良い緊張感の中演奏することができたと思います。
今回の経験を生かし、またこれからも4人で色彩豊かな音楽を作っていきたいと思います!
ありがとうございました!!


1月の第79回フレッシュコンサートは、1月23日(水)のお昼(午後0時15分?0時45分)にフォーラム?(2階)で開催予定です。
『中低音域の魅力! メゾソプラノとバリトンによる真冬の熱々デュエット』と題して、歌劇、童謡などの歌曲を予定しています。


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎ ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
ご応募される方は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。


(M.K)

第76回 フレッシュコンサートを10月24日(水)にフォーラム(2階)で開催しました。

『日本語による日本人のための“泣き歌”』と題して、テノールの山崎英明(やまざき ひであき)さんによる独唱と時松亮(ときまつ りょう)さんのピアノ伴奏で、150名以上の方にお楽しみいただきました。


fc76-1.jpg【山崎英明(左)さんと時松亮さん】

◎今回の歌曲
アンコールを含めて、8曲を演奏していただきました。
最初は、「ほうずき(荻原朔太郎作詞、三善晃作曲)」を歌いました。
ほうずきを漢字であらわすと「鬼灯」と書くように、その実は赤色で、男女のモチーフになっていて、花ことばは「偽り」といわれています。
コンサートテーマが誇張したものなっていますが、日本人による作詩の“泣き歌”をお聴きください。
皆さんからの拍手が私たちのご馳走です、とお話がありました。
その後、お二人の自己紹介がありました。


2曲目は、「さびしいカシの木(やなせたかし作詞、木下牧子作曲)」を歌いました。
作曲家の木下牧子さんは、50歳台の方、分かりやすい曲を作っているとのお話がありました。
 

3曲目は、「霧と話した(鎌田忠良作詞、中田喜直作曲)」を歌いました。
中田の苗字の呼び方が「なかだ」であること、中田喜直は「めだかの学校」「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」「雪の降るまちを」など四季風情を表した曲をたくさん作曲し、また校歌も多く作曲していること、愛知県では、県立明和高校、岡崎北高校や名古屋市立清水小学校などの校歌を作曲していることなどのお話がありました。


4曲目と5曲目は、プログラムの曲順を変更して「出船〈でふね〉(勝田香月作詞、杉山長谷夫作曲)」「死んだ男の残したものは…(谷川俊太郎作詞、武満徹作曲)」の2曲の泣き歌を続けて歌いました。
出船は山崎さんのアカペラ(無伴奏)の独唱で始まり、その後時松さんのピアノ伴奏が加わる、しんみりとした、悲しみを帯びた雰囲気の歌でした。
 

6曲目は、「鷗〈かもめ〉(三好達治作詞、木下牧子作曲)」を歌いました。
この曲の歌詞は、『ついに自由は彼らのものだ』で始まり、終わる詩で12回も繰り返されます。
三好達治が終戦直後に書いたもので自由の素晴らしさを感じさせられる感動的な詩です。
「空、雲、東の太陽、海、故郷、西の太陽、星、朝焼け、夕焼け」の中で飛ぶカモメたちに戦争でなくなった若者たちの魂にたとえたのではないかと思います。
 

7曲目は、「人 愛しくて(柚梨太郎作詞・作曲)」を歌いました。
来場者の皆さんは、山崎さんの歌が終えるたびに、温かい拍手を送っていました。
また、山崎さんの駄洒落を交えたお話も、笑いが起こっていました。
山崎さんからは、岡崎市のコンサートホール“コロネット”で、大学院修了記念のコンサートを来年の2月15日(金)に開催するとの紹介もありました。

 
アンコールは「夢見たものは(立原道造作詞、木下牧子作曲)」を歌いました。

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来場の皆さんからは…‥
◎今回が初めての方々から
・『怪しげな日本語が飛び交う昨今、ひさしぶりに綺麗な日本語を聴き、大変感激しました。今後もこのような企画をお願いします。』《60歳台、男性》
・『美術館を訪ねに、そのとおり、フレッシュコンサートに出会って、心が癒されました。』《70歳以上、女性》

◎いつも来られる方々から
・『「死んだ男に残されたものは…」は、戦争体験のある者にとっては、胸、詰まる思い。それを夫に当てはめると、泪が出そうなメロディです。』《70歳以上、女性》 
・『美しい日本語、小学校、中学校の音楽時間にぜひ。本を読まなくなった日本人、ことばの大切さ、今一度、学び、正確な日本語でおしゃべりしたい。』《60歳台、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 ≪ お二人の出演後のメッセージ ≫

山崎英明さん
前日の悪天候が心配でしたが、晴天の中で行えたコンサートは、
演奏するこちらも大変心地よいものでした。
お客様との距離の近さが、このフレッシュコンサートの醍醐味だと思います。
反応も上々で、30分という時間が嘘のよう,
あっという間に終わってしまいました。
また、機会がありましたら、是非とも参加させていただきたく思います。
最後に、お客様はもちろん、全スタッフの皆様、
貴重な経験ができました。
本当にありがとうございました。


時松 亮さん
お客様を身近に感じる環境でのコンサートで、密度の濃い30分間でした。
ついつい忘れがちですが、
コンサートはお客様と共に仕上げなければなりません。
今日はその事を再認させてくれるものでした。
貴重な経験となりました。
最後になりましたが、
スタッフの皆様の協力とお越し下さったお客様に
感謝を締めの言葉とさせて頂きます

 

さて、第77回フレッシュコンサートは11月28日(水)のお昼(午後0時15分?0時45分)にフォーラム(2階)で開催予定です。
『Happy 150th Birth year Debussy!』と題して、キャトルクルール(Quatre‐Couleures)の演奏で弦楽四重奏をお届けします。



◎○◎ お知らせです ◎○◎  ※受付終了しました
平成25年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、平成24年12月17日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。

(M.K)

第75回 フレッシュコンサートを9月26日(水)にフォーラム(2階)で開催しました。

『きれいに響くコンサート 独創津軽三味線』と題して、津軽三味線デュオ弦天の徳山弦泉さん徳山天泉さんに、演奏をしていただき、170名以上の来場者にお楽しみいただきました。


fc75-1.jpg【徳山天泉(左)さんと徳山弦泉さん】


◎今回の演奏曲
アンコールを含めて、10曲を演奏していただきました。

最初の曲は、師匠である徳山弦泉さんが「さくら(作曲不詳)」のイントロを弾かれ、続いて徳山天泉さんとお二人で弾きました。

2曲目は、「昔は血豆ができても弾く練習で、バチが使えなければ、自分の“爪”で弾く」との弦泉さんからお話があり、実際に「風雪ながれ旅(作曲船村徹)」を爪で弾いていただきました。

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3曲目は、映画『ゴットファーザー』より「愛のテーマ(作曲ニーノ・ロータ)」を弾きました。昨年、ドイツ・ミュンヘンで開かれた東北支援「日本の祭典」で弾いた曲だそうです。

4曲目は、「曲弾き」をされました。演奏者が自由に弾くことができ、感性と技量の見せところである民謡「津軽じょんがら節」のイントロに始まり、弦泉さんが作曲された「A B」「ドナウ川のさざなみ(作曲ヨシフ・イヴァノヴィチ)」を編曲され、演奏しました。シャープなメロディーが多く、徐々にすっきりしたメロディーに移行していきました。
 
5曲目は、「旧あいや節(青森民謡)」を弾きました。
初代高橋竹山さんがよく弾く曲で激しい弾きであったが、お二人は静かな三味線の音色で、「ホイ」「ハイ」と掛け声を発しながら、弾かれました。

6曲目は、天泉さんが選んだ曲「ゲゲゲの鬼太郎(作曲いずみたく)」を弾きました。
7曲目は、プログラムにはありませんが、「うれしいひなまつり(作曲河村光陽)」映画『禁じられた遊び』より「愛のロマンス(スペイン民謡)」わらべうたの「とおりゃんせ」の3曲を曲弾きで演奏しました。
 
8曲目は、幼稚園、小学校、老人ホームを訪ねた時に、よく好まれる「もみじ(作曲岡野貞一)」を弾きました。
9曲目は、「斎太郎節(宮城県民謡)」。1コーラスを津軽三味線のデュオで、2コーラス目をご来場の皆さんに「松島のサーヨ?…」と一緒に歌っていただきました。

アンコールはやらないと仰られていましたが、ご来場の皆さんの温かい拍手に応えられ、弦泉さんが作られた曲「長良川」を弾いてくださいました。

 

来場の皆さんからは…‥
◎今回が初めての方々から
・『津軽三味線を久しぶりに聴きました。三味線、それも津軽、あの激しい音をイメージしていたものですから、1曲1曲が短くされていたのが、残念でした。』《50歳台、女性》
・『リハーサルのときから聴いていました。本番はとても素晴らしかったです。』《60歳台、女性》

◎いつも来られる方々から
・『津軽三味線のいろいろな音色も、声も聴き応えがありました。親しみやすい曲を選んでくださって、うれしいです。』《年齢不詳、女性》 
・『懐かしい民謡、三味線の音色、掛け声は日本人の心にぴったり。心が癒された一時。ご両人のユーモアも楽しみさせていただきました。邦楽、その他のコンサートもこれからもまたお願いします。』《60歳台、男性》
・『津軽三味線のダイナッミクな音色、バチ捌きに身体が熱くなりしました。「禁じられた遊び」は良かった。普通のコンサートにない、楽しいものでした。』《70歳以上、女性》
  
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

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≪ 徳山天泉さんからの出演後のメッセージ ≫
明るく綺麗なフォーラム、音の響くステージ。沢山のお客様。
演奏に感激して泣いてくださった、おばあちゃん。
トークに対しての 温かい反応もいただきました。
全てスタッフの皆様のお陰です。
また、三味線としては 初めて採用していただき、嬉しさひとしおです。
さらに、スタッフの皆様には、本当に、親切にして頂き、感謝しています。
アンケート用紙、とても楽しく、また大変勉強になりました。
全て 感謝致します。
なにかの折に思い出して頂き、別件でお声をかけて頂ければ光栄です。
    徳山天泉


さて、第76回フレッシュコンサートは10月24日(水)のお昼(午後0時15分?0時45分)にフォーラム?(2階)で開催予定です。
『日本語による日本人のための“泣き歌”』と題して、声楽(テノール)の山崎英明さんと、ピアノ伴奏の時松亮さんでお届けします。
 

◎○◎ お知らせです ◎○◎  ※受付終了しました
平成25年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、平成24年12月17日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。

(M.K)

第74回 フレッシュコンサートを8月22日(水)に2階のフォーラムで開催しました。

『Love & Healing Concert』と題して、Mei & Chris(メイ&クリス)のヴォーカル、メイ(長尾明依)さんとピアノ、クリス(アガピエ・ドラゴス・クリスティアン)さんに、演奏していただき、170名以上の来場者にお楽しみいただきました。


fc74-1.JPG【アガピエ・ドラゴス・クリスティアン(左)さんと長尾明依さん】


◎今回の演奏曲
アンコールを含めて、9曲演奏していただきました。

最初の曲は、ミュージカル『ジキルとハイド』より「Someone like you(作曲フランク・ワイルドホーン、作詞レスリー・ブリカッセ)」
歌唱の後、メイさんから「こんにちは。今日も暑いので、扇ぎながら、フランクに聴いてください。タイトルにあるように愛情の歌、癒される歌を歌います。1曲目の歌は、初めて男性が女性に恋をした歌。本気で恋をした歌です」との説明がありました。 

 
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≪ものしりあれこれ・1≫
ミュージカル『ジキルとハイド』
1990年5月にアメリカ テキサス州ヒューストンで初演。
1997年3月21日 ブロードウェイ、プリマス劇場でプレビュー公演を行い、同年4月から2001年1月までに1543回上演。
                                                       <出典 フリー百科事典>
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2曲目は、クリスさんのピアノ独奏で、映画『海の上のピアニスト』より「Playing love(作曲エンニオ・モリコーネ)」を演奏しました。
メイさんから「客船の中で生まれ、船の中で死んでゆく、生涯を船から下りることのなかったピアニストの物語の即興曲で、少女にめばえる甘い恋心と憧れを表現した甘い旋律の曲」とのお話があり、「クリスは日本語が上手なピアニスト、知っている即興曲を今ここで弾いて…」とメイさんに言われ、クリスさんは即興曲3曲、『海の上のピアニスト』より「The Crisis」とエンニオ・モリコーネ作曲の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より「Once Upon a Time in America」映画『ウエスタン』より「Once Upon a Time in the West」を演奏しました。


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≪ものしりあれこれ・2≫
映画『海の上のピアニスト』
1998年のイタリア映画。監督・脚本ジュゼッペ・トルナトーレ。作曲・編曲・指揮エンニオ・モリコーネ。
豪華客船の中で生まれた、生涯船から降りることのなかったピアニストの物語。
エンニオ・モリコーネ〔1928年11月10日-〕
イタリアの作曲家。セルジオ・レオーネ監督作品『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』などマカロニ・ウェスタン(イタリヤ製西部劇)や『ニュー・シネマ・パラダイス』などの映画音楽を担う。大河ドラマ『武蔵 MUSASHI 』の音楽も担当した。
                                                       <出典 フリー百科事典>
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3曲目は、メイさんが「Sea of dreams(作詩MISIA/ジョン・カヴァーノ、作曲ジョン・カヴァーノ)」を歌いました。
「夢の国が東京の近くにあること皆さんは知っていますね。この曲は『幸せになること、笑顔になること、笑顔になることが幸せになる。』ことを表した夢の国のアニバーサリーテーマソングです」とのお話がありました。

 
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≪ものしりあれこれ・3

MISIA〔1978年7月7日-〕
長崎県対馬出身。日本の女性歌手、作詞家、作曲家。「ホイッスルボイス」という超高音発声法を身につける。「つつむ込むように…」「Everything」など、ドラマやCMソングなどとタイアップ。2010年、国際連合より「生物多様性条約第10回締約国会議名誉大使」に任命される。
                                                                                                       <出典 フリー百科事典>
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4目は、リハーサルをした時、来られる皆さんは年齢層が幅広い方々であることを聞いて二人で相談され、『Far as the sky』から「My Way」と「愛に抱かれて」の2曲に変更されました。
クリスさんはピアノ独奏で「My Way(作曲クロード・フランソワ、ジャック・ルヴォー)」を演奏しました。
 
メイさんは、東日本大震災復興コンサートを通して、心のケアやカウンセラーをされたことをお話しの後、「愛に抱かれて(作詞越智志帆、作曲多保孝一)」を歌いました。
ご来場の皆さんは、二人の奏でる美しい調べに心を動かされ癒しを与えられ、新たな力を得たことでしょう。
歌われた後、皆さんから温かい拍手が送られました。その中で小学生の男の子からメイさんに花束が贈られました。

 
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≪ものしりあれこれ・4

My Way
原曲は「Comme d’habitude(作詞クロード・フランソワ、ジル・ティボ 作曲クロード・フランソワ、ジャック・ルヴォー)」。
ポール・アンカが作詞し、フランク・シナトラのポピュラーソングとなる。エルヴィス・プレスリー等がカバーしている。
愛に抱かれて
越智志帆によるソロユニット・Superflyのアルバム「Box Emotions」に収録。
                                                                                                        <出典 フリー百科事典>
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アンコールは、「見上げてごらん夜の星を(作詞永六輔、作曲いずみたく)」を歌いました。


来場の皆さんからは…
◎今回が初めての方々から
・『美しい声に誘われ、初めて聴きました。ピアノも素晴らしく、ひととき優しい気分と広い世界に誘われた気分でこの煩わしい日をとても気分よく爽やかでとても良かった。』《60歳台の女性》
・『My Way=感激した。愛に抱かれて=力が湧いてきた。明るくなった。うれしくなった。生きる力がわいてきた。素晴らしい、最高。見上げてごらん夜の星を=心がきれいになった。ありがとう。』《70歳台の男性》


◎いつも来られる方々から
・『ピアノの澄んだ音色と澄み切った歌声に心が癒されました。リチャード・クレーダーマンの曲も聴いてみたいです。』《年齢不詳、女性》 
・『長尾さんの磨かれた伸びのある歌声に魅せられました。特にピアノのパートが素敵です。マイ・ウェイの演奏、歌も含めて、皆さん喜ばれたのではないでしょうか。しんみり聞かせて頂きました。』《70歳以上、男性》

 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

fc74-2.jpg≪メイさんとクリスさんからの出演後のメッセージ≫
皆様、コンサートの時は暑い中お越し頂きましてありがとうございました。
皆様のアンケート読ませて頂きとても嬉しく,そして今後の活動にいかしていけたらと思っております。
私達の音楽で少しでも癒しの時間が過ごせて頂けたら幸いです。
またブログなどもぜひ見に来てくださいね。
またお会いできる事を心から願っています。
心からの感謝と愛を込めて、、、
長尾明依 & クリスティアン

 

◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成25年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、平成24年12月17日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。

(M.K)

第73回 フレッシュコンサートを7月25日(水)に2階のフォーラムで開催しました。

『ピアノとサクソフォンによる“夏の日のものがたり”』と題して、デュオ・セゾンフォーレのピアノ野中亜紀さんとサクソフォン鈴木たつやさんの演奏を、150名以上の来場者にお楽しみいただきました。

fc73-1.jpg【野中亜紀さん(左)と鈴木たつやさん】


◎今回の演奏曲
アンコール曲を含めて5曲演奏していただきました。


最初に、鈴木さんから、観客の皆さんへのお礼と、野中さんと二人で『夏、夏らしい曲。夏の太陽と月の夜を楽しみましょう。』とお話されました。

1曲目は、ピアノとサクソフォンによるJ.M.ダマーズ作曲の「ヴァカンス(アルトサクソフォーンとピアノのための「ヴァカンス」1990年)」
とてもゆったりした曲調でフランスのエスプリがたっぷりの爽やかな演奏でした。 

fc73-2.jpg【アルトサックスを演奏】


2曲目は、ピアノとサクソフォンによる尾高尚忠作曲の「夜曲(1942年)」
サックスの響きから始まり、ピアノの音色が重なり、サクソフォンとピアノがマッチした演奏でした。
『尾高さんは、日本を代表する現代作曲者・指揮者で、息子の尾高忠明も新国立劇場のオペラ部門芸術監督である。』との話がありました。


3曲目は、伝ヴィヴァルディ作曲のソナタ「忠実な羊飼い」第6番ト長調より
『バロックの有名な曲で、ヴィヴァルディの名で発表されたが、その後、裁判でヴィヴァルディの作品でないことになった曲である。』との話がありました。
曲は、オルガンとソプラノサックスによる演奏で、牧歌的な曲想にぴったり。明るい青空や高原を渡る爽やかな風をイメージしました。


また、デュオ・セゾンフォーレの自己紹介もありました。
野中さんは、現在、京都市立芸術大学大学院修士専攻で、古代音楽の研究をしていること、鈴木さんは、設計事務に20年たずさわりながらサックスを学んできた。昨年体調を崩され演奏も休んでいたが、トレーニングを少しずつ行い、復帰できてうれしいとの話がありました。
 

4曲目は、W.A.モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』の「夜の女王のアリア」(第1幕と第2幕にあります)を2曲ソプラノサックスで演奏しました。
このアリアは、高い音が連続することから、ソプラノ歌手にとっては難曲として知られていますが、サックスでは軽々と演奏していました。

fc73-3.jpg【ソプラノサックスを演奏】
 

アンコールは聴きやすい2曲を選曲され、始めにサックスによる「荒城の月」を奏で、ピアノとサックスでリチャード・カーペンター作曲の「青春の輝き」を演奏しました。


来場の皆さんからは…‥

◎今回が初めての方から
・『ステキな生演奏をオープンで聴けるこのような機会があることを知りませんでした。魅力的です。しかもこんなにも音色が広がりを感じることができると思わず、驚きとともに、嬉しかったです。』《30歳台の女性》
・『徳島から着ました。名古屋は3回目。「忠実な羊飼い」身体にスーと入ってきて、泣いちゃいました。アンコールもとても素敵でした。ありがとう。感動を』《40歳台の男性》

◎いつも来られる方から
・『全盲障害者のガイドヘルパーをしている。全盲のための音楽を聴くことができてとても楽しみにしている。月に1度で聴く機会を増やしていただけたらと願います。』《60歳台の女性》 
・『サクソフォンの音色がとても素敵でした。夜曲は、初めて聴く曲調でとても感激しました。日本的な音色もとても素晴らしいと思いました。』《40歳以上の女性》
 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成25年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、平成24年12月17日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。


(M.K)

第72回 フレッシュコンサートを6月27日(水)に2階のフォーラム(大ホール前)で開催しました。


『金管楽器 音の響きを楽しもう!』と題して、La Belle Equipe〈ラ ベル エキップ〉の5人による、トランペット、ホルン、トロンボーンとチューバの金管五重奏を、210名以上の来場者にお楽しみいただきました。
 

 fc72-1.jpg【左側から池田智美さん、土屋公乃さん、新玉真士さん、福岡尚子さん、小田原美賀さん】


◎今回の演奏曲
アンコール曲を含めて、6曲を演奏していただきました。


最初の曲は、皆さんのお馴染みの名曲、ヴィヴァルディの『四季』より「春」

演奏後、土屋さんから『小・中学校でよく聴いた曲。この曲は弦楽合奏に作られた組曲です。金管楽器でやられない曲をチョイスしてみました。どう感じられましたか?』とのお話がありました。


2曲目は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の「G線のアリア」

この曲は『テレビのコマーシャルでよく聴かれる曲、元は「管弦楽組曲第3番」の中の「アリア」で、約150年後に、ヴァイオリンのG線のみで演奏できるように編曲され、「G線のアリア」と名づけられている。』との説明がありました。
演奏後、『金管楽器は、ファンファーレのように強い音を出すことだけでなく、いろいろな音色が出せる。金管楽器で挑戦するのも面白い。』との話がありました。

 
この後土屋さんからメンバー紹介がありました。

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(ステージに向って右側から)

トランペット新玉さん
メンバーの中で唯一の男性メンバーですが、男臭さがあまりなく、女性メンバーの中にいても馴染める。だから、うまくやっていける。

ホルン池田さん
しっかり者で、いつも冷静にアンサンブル全体を見渡して、旋律の音程がどんなに高くなっても、ぴったり合わせてくれる。

トロンボーン小田原さん
トロンボーンに負けないくらいすらっとしていて、美しい。そんな容姿もさることながら、音色も美しい。

チューバ福岡さん
小学校からの知り合いで、どんな楽器でもそつなくこなしてしまうすごい人(トランペット・アルトホルン・フルート・サックス・チューバ・ピアノ)。
 

fc72-3.jpg3曲目は、ルロイ・アンダーソン作曲の「トランペット吹きの休日」
『この曲は、有名で、運動会でよく聴かれる曲で、「トランペット吹きの休日返上」という人もいるくらいすごく忙しい曲です。』との説明がありました。


4曲目は、アーバン作曲の「ヴェニスの謝肉祭」
ヴェニスの謝肉祭は世界三大カーニバルのひとつで、仮面舞踏会が繰り広げられるお祭りです。とても愉快で楽しい曲と演奏で、お祭りの喧騒を見事に表現していました。
 

5曲目は、ジョルジュ・ビゼー作曲の『アルルの女』より「ファランドール」
『ファランドールは、フランス南部のプロヴァンス地方で踊られる舞曲の名称で、「アルルの女」第2組曲の第4曲です。』との説明がありました。
来場の皆さんは、金管楽器の力強い響きに聴き入っていました。また、中には手を膝に相打ちしながら聴き入っている方も見えました。

 
多くの拍手の中で、アンコールとして、ジャズ風にアレンジされた「聖者の行進」を演奏しました。


来場の皆さんからは…‥
◎今回が初めての方々から
・『素敵な音色をありがとう。曲の紹介で「あ、そうだ。金管だけだったんだ!」と気づきました。すごく、やわらかくて、久しぶりに音楽を全身で楽しみました。』《20歳台の女性》
・『金管楽器のイメージが変わりました。金管=ブラスバンドだったのが、非常に優しく、繊細な音が出るものを、と感心して聴き入りました。今後のご活躍を期待しております。』《60歳台の女性》

◎いつも来られる方々から
・『よく聴いたことのある曲ばかり、金管五重奏での一味違った演奏を楽しく聞かせていただきました。各パートのプロフィール紹介の仕方がとても上手で面白く思いました。』《60歳以上の男性》 
・『久しぶりに楽しいひと時を持つことができました。楽器の音色の素晴らしさに酔いました。それぞれの方の演奏はとても良かったです。』《60歳以上の女性》
 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪La Belle Equipe 土屋公乃さんからの出演後のメッセージ≫
平日のお昼に、こんなにもたくさんの方々が集まってくださり、私たちの演奏を聴いていただけてとても嬉しかったです。
リハーサル時には天井の残響に、少し戸惑いもありましたが、演奏会が始まってしまうと全く気にせずに、楽しむことができました。
MCでも、曲を追うごとに、会場全体が温かい空気になっていくのが分かり、フレッシュコンサートならではの、距離感を楽しむことができました。
また、機会がありましたら、是非、参加させていただきたいと思いました。
最後になりましたが、お客様はもちろんのこと、スタッフの皆様本当にありがとうございました。

 

◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
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(M.K)

「第71回 フレッシュコンサート」を5月23日(水)に2階のフォーラム(大ホール前)で開催しました。

『歌とピアノのスプリングコンサート』と題して、愛知県立芸術大学大学院生の高木彩也子さんと金澤みなつさんに、ソプラノの歌唱とピアノの演奏を、160名以上の来場者にお楽しみいただきました。


FC71-1.jpg 【 金澤みなつ(左)さんと高木彩也子(右)さん】

 

◎今回の演奏曲は…

アンコール曲を含めて、8曲を演奏していただきました。


『雨降りかと心配していましたが、初夏のような晴れになりました。今回は春に因んだもの、春にまつわるものを選びました。短いひと時をお楽しみください。』
との高木さんのトークで始まりました。

演奏曲の最初は、ロベルト・シューマンの歌曲「もう春だ」を高木さんが春の風に乗って春が来た喜びを歌いました。
 

続いて2曲目も、シューマンの歌曲「くるみの木」、『この曲は、ロベルト・シューマンがクララと結婚する際に献呈された歌曲集『ミルテの花』の中に含まれた曲。庭にあるくるみの木の青々した葉、満開の花々が風になびくその情景を表し、シューマンのクララへの愛情に溢れた曲である。』との高木さんの説明がありました。

流れるような美しいピアノと歌が掛け合うようで、ロマンチックな気分に満たされた演奏でした。


FC71-2.jpg

 

3曲目は、金澤さんがピアノ独奏で、フェリックス・メンデルスゾーン作曲の『無言歌集作品62-6「春の歌」』を演奏しました。

『無言歌集は全8巻、全48曲のピアノ独奏のための作品集、この作品集にある有名な曲の一つで、素敵な曲である。歌詞をつけるならと想像して聴いてください。』との金澤さんの説明がありました。

春の喜びが事前に湧き上がってくるよな素敵な演奏でした。

 
 

 

4曲目と5曲目は、高木さんが、日本の歌「むこうむこう」と、「おぼろ月夜」を歌いました。

『「むこうむこう」は、三井ふたばこの作詞に中田喜直が作曲したもので、作詞は全てひらがなで書かれた詩、「むこうにあるもの」への憧れ、希望に溢れる曲であること。「おぼろ月夜」は、高野辰之作詞、岡野貞一作曲の文部省唱歌で、日本のよき田園風景を感じさせる歌。』との説明がありました。
日本語の歌は会場を懐かしく暖かい雰囲気で包みました。

 

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 ≪ご存知ですか?≫ 
三井ふたばこ(1918-1990)
西条八十の長女で、日本の童謡作家、詩人、随筆家。

中田喜直(1923-2000)
「小さい秋見つけた」や「めだかの学校」「雪の降るまちを」などを作曲。
また「県立明和高校」や「県立岡崎北高校」などの校歌を多く作曲。
父の中田章は日本の歌百選の「早春賦」を作曲。

高野辰之(1876-1947)
国文学者、作詞家。文部省唱歌の「春が来た」「春の小川」「故郷」「もみじ」を作詞。

岡野貞一(1878-1941)
作曲家。高野辰之の詩「春が来た」や「春の小川」「故郷」「もみじ」を作曲。
「桃太郎」「夕やけ」や160校を超える校歌を作曲。 

(出典 フリー百科事典)

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6曲目は、金澤さんが、クロード・ドビュッシーのピアノ曲「夢」を演奏しました。
『今年はドビュッシー生誕150年の記念の年。ドビュッシーの曲をよく聴かれると思います。ピアノ曲のうち「月の光」は最もポヒュラーな曲。「夢」は、幻想的な曲で、少年のころのドビュッシーは夢みがちな少年であった。曲はその性格が現われていますので、夢心地になってお聞きください。』との説明がありました。

ピアノからつむぎ出される幻想的な音色と響きに、皆さんは夢見心地で聴き入っていたようです。


7曲目は、高木さんがシャルル・グノーのオペラ『ファウスト』より「宝石の歌」を歌いました。

FC71-3.jpg『物語は、メフィストフェレス(悪魔)が用意した宝石箱をファウストが玄関に置き、それを見つけた村の若くて美しい娘(マルグリート)が宝石を身に着けながら、うきうきした気持ちで歌う曲。』との解説がありました。

高木さんは、美しい宝石に憧れる無邪気な乙女心を見事に演じ、歌いました。


多くの拍手の中で、ジャコモ・プッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」をアンコール曲として、歌われました。

プッチーニの甘美なメロディと美しい歌声は、フォーラムの空間を感動で満たしました。

 

来場の皆さんからは…


◎今回が初めての方々から

・『日々、落ち着いて聴くことができませんでした。30分と言う短い時間に、内容素晴らしく、心豊かにさせていただきました。たいへん素晴らしかったです。曲の解説もあり、親しみやすく聞かせていただきました。何曲か、知らず知らずに涙がこぼれてきました。本当によい時間を過ごせていただき、幸せでした。』《50歳台の女性》

・『母が好きなので、偶々こちらを見つけて来ました。 こんなに本格的な演奏をオペラが聴けるとは思っていなかったので、びっくりです。しかも無料(笑)。 平日のお昼ですのでいつも来られるとは限りませんが、また機会がありましたら聴きにきたいと思います。』《40歳、男性》


◎いつも来られる方々から

・『弾いたり、歌ったりでなく、曲の説明、解説があってよろしいです。 歌唱力のみならず、表現力も素晴らしい。』《70歳以上、女性》
 
・『丁寧な曲の説明があり、中田喜直の「むこうむこう」は始めて聴きましたが、高木さんが池田町出身と聞き、私は大垣なので、いっそう親しみを感じました。年寄りには、童謡当などが特にうれしいです。』《70歳以上、女性》

・『日本語の歌2曲も(むこうむこう、おぼろ月夜)入れてくださってありがとう。シューマンがドイツという紹介があり、歌詞は何語で歌っているのかを教えてほしかった。笑顔で歌ってくれて、春を感じました。』《70歳、男性》

 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪ 高木彩也子さんからの出演後のメッセージ ≫

『高い吹き抜けから暖かな陽の光がさす、明るい会場。

春をテーマにお送りした「スプリングコンサート」には、最も適した素晴らしい空間のなかで、皆さまと共に、とても幸せな音楽の時間を過ごさせて頂きました。

私の歌に耳を傾け、笑顔で聴いてくださるお客様のお顔がはっきりとわかり、音楽を通して皆さまと会話をしているかのような、そんな感覚になりました。

コンサートホールよりも、お客様との距離を間近に感じ、とても幸せな気持ちで演奏させて頂きました。

このフレッシュコンサートで経験させて頂いた気持ちを胸に、さらに素晴らしい音楽を奏でられますよう、努めてまいります。

このような場を提供して頂いたスタッフの方々、会場にお越し下さった皆々様、本当にありがとうございました。』

 

≪ 金澤みなつさんからの出演後のメッセージ ≫

『いつも見ていたフレッシュコンサートにまさか自分が出られるなんて、そしてあんなにたくさんの方々に聴いてもらえて本当に幸せでした。

あの会場ならではの響きの中で、とても気持ちよく演奏することができました。
お客さまの反応も直に見ることができて、笑顔を向けてくださる方々にホッと安心しました。

足を運んでくださったお客さま、会場を設営してくださったスタッフの方々、全ての人に感謝致します。』

 


さて、次回、第72回は、来週6月27日(水)のお昼(午後0時15分?0時45分)に2階フォーラムで開催予定です。

『金管楽器 音の響きを楽しもう!』と題して、La Belle Equipe(ラベルエキップ)の5人による演奏をお届けします。
<演奏者 Tp:土屋公乃&新玉真士、Hr:池田智美、Tb:小田原美賀、Tu:福岡尚子の皆さん(敬称略) >


当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

◎  ◎ お知らせです ◎  ◎ ※受付終了しました

平成24年10月から25年3月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、6月25日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。


(M.K)
 

平成24年度最初の「第70回 フレッシュコンサート」を4月25日(水)に2階のフォーラム(大ホール前)で開催しました。

 

『姉妹で奏でる癒しのハーモニー ライア(竪琴)&オカリナ&歌のコンサート』と題して、「プチ・フレーズ」の大竹由紀子さんと浅井満里子さんに、ライア、オカリナ、歌、大正琴、そして日本舞踊の多種多彩な演奏とパフォーマンスを、160名以上の来場者にお楽しみいただきました。


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【浅井満里子(左)さんと大竹由紀子(右)さん】


◎今回の演奏曲は…

アンコール曲を含めて、6曲を演奏していただきました。


まず、浅井満里子さんから「プチ・フレーズ」のグループ名と「ライア」という楽器の紹介がありました。

お二人の姉妹は一歳違いで、共に名古屋芸術大学を卒業されました。人々に癒しの感動を与えたいということで、ライアを始め、オカリナ、大正琴などを切磋琢磨し合って練習してきたこと、「ライア」という楽器は、古代エジプト文明の壁画に描かれていること、本日演奏する「ライア」は1920年代にドイツで考案されたものであることの説明がありました。

 

演奏曲の最初は、みなさんが聴き覚えのある曲「シチリアーナ」(『リュートのための古風な舞曲とアリア』第3組曲より第3曲)を大竹由紀子さんが演奏しました。

 
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2曲目は、誰もが「ああ、あの曲」と思い浮かべるライアという楽器を有名にした木村弓さんが作曲した、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を大竹さんがライアを弾きながら、歌いました。

浅井さんから、『ライアは、弦が白鍵盤(右手側)と黒鍵盤(左手側)の2列に並んで、両手で弾く楽器である。』ことなど楽器の構造についての説明がありました。
番外の余興曲として、NHK番組「さらさらサラダ」のテーマメロディーを大竹さんがライアで弾いてくださいました。

 


3曲目は、宮城道雄作曲の「春の海」。この曲は「尺八」での演奏をよく耳にしますが、今回は「オカリナ」で浅井さんが演奏し、その後、大竹さんの「ライア」との二重奏を演奏しました。オカリナとライアの音色が溶け合った響きがフォーラム内に広がりました。

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4曲目は、竹久夢二作詞、西条八十作曲「宵街草」を歌いながら日本舞踊の舞いをした後、「大正琴」と「ライア」の二重奏で演奏しました。日本情緒豊かな演奏と踊りに皆さんは聴き入っていました。

演奏の後のトークで、和服での演奏は5年前から始めていること、趣味で大正琴を修練し、テレビ番組「趣味悠々 大正琴で弾く!」の講師を務められたというお話の中で、「さらさらサラダ」のテーマ曲を大正琴で弾いてくださいました。
 
 
5曲目は、ヘンデル作曲のオペラ『リナルド』の中の「私を泣かせてください」の歌を浅井さんが独唱しました。バロック・オペラにふさわしい清らかな歌声は清清しく、新鮮な感動を覚えました。


最後の6曲目は、サイモン&ガーファンクルの歌でお馴染み「コンドルは飛んで行く(作曲ダニエル・アロミア・ロブレス)」をお二人の「オカリナ二重奏」で演奏しました。
聴き入る中で皆さんから「手拍子」が起こり、聴く側と演奏する側の一体となった演奏となりました。

FC70-5.jpg多くの拍手の中で、アンコール曲として、お馴染みの歌、「ふるさと(高野辰之作詞 岡野貞一作曲)」を演奏していただきました。
 
『皆さんも一緒に合唱しましょう。』との呼びかけに、ライアとオカリナの演奏で「うさぎ追いし かの山 小鮒釣りし かの川…」を多くの皆さんが口ずさみ、合唱の中でフレッシュコンサートを終えました。

 

来場の皆さんからは…

◎今回が初めての方々から
・『ライアの品のよい控え目な音にあわせ、とても清らかな透き通った歌声でした。姉、妹と息が合って素敵でした。』《60歳台の女性》
・『とてもよかったです。うっとりしました。姉妹の素晴らしさがよく伝わってきました。素敵なコンサートでした。良い曲、良い音に心が癒されました。ボーカル、各楽器にも是非マイクを通してほしかったです。』《20歳、男性》


◎いつも来られる方々から
・『69回が初で、司会のお喋りがためになりました。今回、ライアを見たくてきました。ドイツの楽器、手帳にスケッチしました。姉妹による楽器の特徴など説明がよかった。癒されました。』《70歳以上、男性》 
・『竪琴を聞くのは初めて。お姉さんの優しい歌声と美しい音色に感動した。妹さんは音楽家らしい美しい声でした。』《70歳以上、女性》
・『あまり聞いたことのない楽器なので興味があった。繊細な音(ライア)なので少し聞きづらかった。踊りも素敵でした。』《60歳、女性》
 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪プチ・フレーズからの出演後のメッセージ≫

ライア(堅琴)は珍しい楽器なので、楽器の説明を真剣に聞いてくださる方や、音色に目を閉じて耳を傾けている方もいらっしゃいました。
ミニハープなので、音色が小さいため後ろに座っている方には、残念ですが少々聞こえづらかったようです。
ライア以外に、大正琴、オカリナ、歌、日本舞踊を組み合わせて演奏をさせていただきました。
30分間はあっという間に過ぎてしまい、最後の演奏曲「コンドルは飛んで行く」では、手拍子をしてくださり、盛り上がってコンサートを終えることができました。
演奏が終わってから、『もっと聴きたかった』、『NHK趣味悠々「大正琴で弾く!」見てたよ?』と色々お声をかけて下さいました。
今回のコンサートは、私達にとって大変素晴らしい経験となりました。
ありがとうございました。

 


◎◎ お知らせです ◎◎ ※受付終了しました

平成24年10月から25年3月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは、24年6月25日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。

(M.K)
 

3月28日(水)に「第69回 フレッシュコンサート」を2階フォーラム大ホール前で開催しました。

『モーツァルトとその時代の音楽-トロンボーン四重奏-』と題した、モーツァルト200メモリアルの5人による演奏を、170名以上の来場者にお楽しみいただきました。

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【左側から、司会役の熊崎雅芳さん、杉浦順三さん、川口茜さん、照喜名有希子さんと古井成三さんです】

 

 ◎今回の演奏曲
アンコール曲を含めて、6曲を演奏していただきました。

 

モーツァルト200メモリアルの主宰の熊崎雅芳さんが進行司会を行い、メンバー紹介と演奏曲の説明をしました。
説明の中で、『大ホール前のフォーラムは最上階まで吹き抜けになっているため、残響がとても豊かで、オーストリアのザルツブルクの大聖堂(モーツァルトがここで洗礼を受け、オルガン奏者も務めた)のようで、演奏していて大変気持ちがいい。』とのお話がありました。

最初に、モーツァルトと言えばこの曲、といわれる有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章アレグロを演奏しました。

続いて、熊崎さんから、モーツァルトと関係があった作曲家で「ハイドン」と「ベートーヴェン」の紹介がありました。
ハイドンとの関係は、弦楽四重奏を一緒に演奏するなどの交流があったこと、ベートーヴェンはハイドンに弟子入りしていたことなどのお話がありました。

2曲目はハイドン作曲のオラトリオで有名な『天地創造』より「大いなる偉業が成し遂げられた」を演奏しました。天地創造を果たした神をたたえる合唱をアレンジしたものです。
トロンボーンは人間の声の音域に近く、合奏により荘厳なハーモニーを奏でるため「神の楽器」として教会音楽でよく使われました。

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3曲目はベートーヴェン作曲のトロンボーン四重奏のオリジナル作品「3つのエクアーレ」を演奏しました。3曲とも荘重でハーモニーが美しい曲です。

4曲目は、モーツァルト作曲の歌劇『魔笛』より「ザラストロのアリア」と「僧侶の行進」を演奏しました。バス・トロンボーンの高貴な威厳あるメロディを聴き、オペラ「魔笛」の中の神官ザラストロや僧侶たちの姿が目に浮かんできました。

終わりは、モーツァルト作曲の「アヴェ・ヴェルム・コルプス(おお、まことのからだよ)」を演奏していただきました。この曲は、モーツァルトが最晩年に作曲した最も美しい曲の一つです。トロンボーンの美しいハーモニーが、天上から降り下ってくるかのように感動的でした。


アンコール曲は、演奏者古井さんが楽譜を整理している中で偶然に見つけた曲で、曲名のない楽譜であるがこの曲は間違いなくモーツァルトの曲であるということで演奏していただきました。軽やかで、フレッシュな気持ちにさせる曲でした。 


音域に幅のあるトロンボーンの荘重な演奏に静かに聴き入るコンサートでした。

 

来場の皆さんからは…
◎ 今回が初めての方々から
・『素晴らしいです。吹奏楽でチューバの経験があり、改めてトロンボーン、かっこいいな♪と思いました。』《50歳台の男性》
・『とても素晴らしかった。ホールが高く、音色の響きがとてもよかった。』《50歳台、女性》
・『歩き疲れたときに聞こえるトロンボーンの音に引きつられ、静かな心にしみる演奏で気持ちよかった。これからも続けて。』《60歳台、女性》

◎ いつも来られる方々から
・『トロンボーン四重奏は 初めて聴きますが、深い感銘を受けた。モーツァルトの有名な曲、素人にも馴染みのある曲の演奏、よかったです。』《70歳以上、男性》
・『厳かな雰囲気の「エクアーレ」はパイプオルガンを聴いているようでした。午後のひととき、身が引き締まりました。』《70歳以上、女性》
 

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪出演後のメッセージ≫
古井 成三さん
私たちトロンボーン四重奏の演奏楽しんでいただけましたでしょうか?
モーツァルトとその周辺の作曲家、ということで選曲面での苦労はありましたが、そのぶんトロンボーンという楽器の素晴らしさを伝えることが少なからずお伝えすることが出来たのではないかと思います。
それは、この楽器の特徴を最大限生かせる場所を提供して戴いたフレッシュコンサートのスタッフの皆様のおかげと思っております。
そしてそこから生まれた音楽を聴いて戴いた皆々様に、改めて深く御礼申し上げます。

川口 茜さん
大聖堂を思わせるような響きのある場所でモーツァルトを演奏させていただけたこと、聴いてくださる方々のお顔が見える距離でしたので、ホールでの演奏とは違う、
貴重な経験をさせていただけたこと、とても感謝しております。
ありがとうございました。 

照喜名 有希子さん
たくさんのお客様に聞いていただき、ありがとうございました。
ホールとはまた違った雰囲気でしたが、響きがとても心地よく、気持ちよく演奏させていただきました。
また、プログラムも、モーツァルトにちなんだ作品ということで、あの響きにあった作品ばかりだったように思います。
少しでもトロンボーンの魅力を伝えられていれば幸いです。
終演後も、お客様からあたたかい言葉をかけていただいたり、質問していただいたり、と嬉しかったです。ありがとうございました!

杉浦 順三さん
この度はフレッシュコンサートにお越しいただき、誠にありがとうございました。
トロンボーンによって演奏されたモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンに普段とはまた違った魅力を感じていただけたら幸いです。 

モーツァルト200メモリアル 主宰 熊崎 雅芳さん
当日、司会者の時計が遅れていたこと、マイクにうまく声をのせられなかったことで、進行に支障をきたしましたこと、お詫び申し上げます。
解説については、内容を記載したものをお客様にお配りして、音楽の時間をより多くするようにいたします。
多数の方にお聞きいただきありがとうございました。

 

さて、第70回は、4月25日(水)のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『姉妹の奏でる癒しのハーモニー ライア(竪琴)&オカリナ&歌によるコンサート』と題して、プチ・フレーズの大竹由紀子さんと浅井満里子さんの姉妹による演奏をお届けします。


当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

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 (M.K)
 

平成24年2月22日(水)に「第68回フレッシュコンサート」を開催しました。

今回は、「アーツ・チャレンジ2012(2/14-2/26)」を開催していることもあり、10階県美術館前のホールでの開催となりました。

 

『四本のフルートによるおいしいコンサート“フルーツ・パフェ”』と題して、Flutes(フルーツ)の4人による演奏を140名以上の来場者にお楽しみいただきました。

 

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【左側から、若葉晴弓さん、小野梅香さん、匂坂祐子さんと新美多恵さんです】

 


◎今回の演奏曲


アンコール曲を含めて5曲を演奏していただきました。


最初の曲は、クロード・ドビュッシー作曲『小組曲』第1楽章「小舟にて」で、フルートの美しく優雅なカルテットは印象派の絵画を見るような感動を覚えました。

演奏後、若葉晴弓さんから、『「Flutes」は、2010年みえ音楽コンクールアンサンブルの部に参加した際、第1位を受賞し、これをきっかけに結成されたグループ』と紹介されました。

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続いて、2曲目を小野梅香さんが紹介し、マルク・ベルトミュー作曲猫』より、「ペルシャ・ブルー」、「ピューマ」、「シャム」の3楽章を演奏されました。

【左はトークの様子】


 

 
 

3曲目は匂坂祐子さんが、伊藤康秀作曲『フルーツ・パフェ-4本のフルートのための組曲-』を紹介しました。


『「フルーツ・パフェ」とはフランス語で「完璧なフルートたち」という意味で、4楽章からなる組曲。4本のフルートの音色の違いを感じ、楽しんでほしい。』とのお話がありました。

4楽章のうち、第3楽章「チョコレート・ダモレー」と第4楽章「ジェラート・コン・カフェ」を演奏され、4本のフルートの軽快な音色、響きに魅了されました。

 

4曲目は新美多恵さんが、星出尚志編曲「四季の詩情」メドレーを『お馴染みの曲が何曲出てくるのか、歌を口すさんで曲を楽しんでほしい。』と紹介されました。

 

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 メドレー曲は「春が来た」で始まり「春の小川」「たなばたさま」「我は海の子」「村まつり」「もみじ」「雪」そして「冬景色」の8曲のメドレーで、再び「春が来た」で締めくくる曲でした。

来場者の皆さんはメドレー曲、全てをお分かりになりましたか?

【左は演奏に聴き入る来場者の皆さん】 

 

 

アンコール曲は、文部省唱歌でお馴染みの『ふるさと(作詞/高野辰之 作曲/岡野貞一)』を演奏されました。

来場者の皆さんは、フルートの音色に心静かに落ち着いた雰囲気で聴いていらっしゃいました。


演奏を終えた4人に温かい拍手が贈られました。

 


--ちょっぴり雑知識-----------------------------------------------------------------------------------

★ドビュッシー作曲「小組曲」 

4つの楽章で構成されており、第1楽章「小舟にて」、第2楽章「行列」、第3楽章「メヌエット」第4楽章「バレエ」の組曲です。


★ベルトミュー作曲「猫」 

5つの楽章で構成されており、第1楽章「ペルシャ・ブルー」、第2楽章「ピューマ」、第3楽章「シャム」第4楽章「山猫」と第5楽章「ペルシャ猫」の組曲です。


★伊藤康秀作曲「フルーツ・パフェ-4本のフルートのための組曲-」

4つの楽章で構成されており、第1楽章「フルーツ・パフェ」、第2楽章「栗」、第3楽章「チョコレート・ダモレー」第4楽章「ジェラード・コン・カフェ」の組曲です。

                                                                                    (出典 フリー百科事典)
---------------------------------------------------------------------------------------------------

 


来場者の皆さんからは…‥


◎今回が初めての方々から

・『フルーツ・パフェと四季の詩情メドレーはとても心に深くしみました。四季をイメージしながら、美しい音色を聴かせていただきありがとう。』《40歳台の女性》

・『とても良い演奏でした。始めは後ろの席で“おしゃべり”していた方が気になりましたが、演奏が進むにつれ“おしゃべり”がなくなり、演奏に集中して聴けました。』《50歳台、女性》

・『四季の詩情メドレーが特に良かった。今後に期待します。』《60歳、男性》

 

◎いつも来られる方々から

・『美しい音色で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。』《60歳、男性》 

・『アンコール(ふるさと)で涙しました。』《70歳以上、女性》

・『ドビュッシー以外初めての曲で、四季の詩情メドレーはよく知られているのと違い、新しいタイプでよかった。演奏もとても良かった。』《70歳以上、男性》

 
など、様々なご感想をいただきました。
ありがとうございました。

 

≪Flutesの出演後のメッセージ≫

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この度は、このような演奏会に出演させていただきありがとうございました。

私たちもまだまだ未熟ですが、常に精進し続け、皆様に素敵な音楽を届けていきたいと思っております。

最後になりましたが、演奏会を開くにあたりご協力いただいたスタッフの皆様、ご来場いただきました皆様に、感謝の御礼を込めて、ありがとうございました。
 

 


さて、平成23年度最後の「第69回愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、3月28日(水)のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『モーツァルトとその時代の音楽』と題して、モーツァルト200メモリーの皆さんによる「トロンボーン4重奏」をお届けします。

 

当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 


◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
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平成24年1月25日(水)に「第67回 フレッシュコンサート」を開催しました。

 

今回は、『マリンバで聴く名曲コンサート』と題して、Marimba Duo 風雅 (マリンバデュオ フウガ)の奥村律子さんと小玉麻依さんのお二人による演奏を160名を超える方にお楽しみいただきました。

 

fc67-1.jpg【左側から、小玉麻依さんと奥村律子さんです】

 

◎今回の演奏曲


アンコール曲を含めて6曲を演奏していただきました。

fc67-2.jpg【マリンバを奏でるお二人の動きのあるツーショット】

 

最初に、映画『オズの魔法使い』の『虹の彼方に(ハーロルド・アーレン作曲)』を演奏されました。この曲は、世界的に広く親しまれており、多くの演奏家が取り上げています。

 

続いて、「Marimba Duo 風雅」についての自己紹介の後、2曲目はヨハン・セバスチャン・バッハの鍵盤作品である『イタリア協奏曲 第3楽章』を演奏されました。

来場の皆さんは、お二人の奏でる深みのある豊かな音色に魅了されている様子でした。

 

3曲目と4曲目は、『涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN作曲)』『上を向いて歩こう(永六輔作詞・中村八大作曲)』を続けて演奏されました。


演奏後、『鍵盤を打ち鳴らすバチを「マレット」といい、マレットに様々なもの(毛糸など)被せたり、玉の大きさを変えることによって、音色を変えることができる。』という説明とともに、異なるマレットの音色の違いを実演していただきました。


---------マリンバのちょっぴり雑知識--------------------------------------------------------------------
☆マリンバの起源 
アフリカのバントゥー語群で、「リンバ」は木の棒を意味し、「マ」が多くの数を表す。「マリンバ」は多数の木の棒からなる楽器をあらわす。

☆マリンバの音域
通常は4オクターヴ、1980年代に5オクターヴが開発され、現在は5オクターヴ半のものがある。
                                                   (出典 フリー百科事典)

今回、お二人が使用したマリンバは、5オクターヴのものでした。
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また、来る2月28日(火)に初めての「リサイタル」を伏見で開催されるとの紹介もありました。
 

 
最後に、イタリア出身のモンティ作曲の『チャルダッシュ』を演奏していただきました。
『チャルダッシュ』は、マンドリンやヴァイオリン、ピアノなどで多く演奏され、また女子フィギュアスケートの浅田真央選手がフリースケーティング(2006‐2007年シーズン)に使用していたこともあり、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

演奏を終えたお二人に、温かい拍手が贈られました。

 

アンコールは、1972年(昭和47年)に世界中でヒットしたカーペンターズの『トップ・オブ・ザ・ワールド』を演奏していただきました。
皆さんから手拍子がおこり、会場が一体となったような素晴らしい雰囲気のコンサートとなりました。

 


来場の皆さんからは…


◎今回が初めての方々から

・『マリンバの柔らかい音が良かった。「マレット」の名前を初めて聞き覚えました。』《60歳台の男性》

・『正にフレッシュの言葉のままの演奏者、二人でした。マリンバの音色も多彩で美しく、他の楽器にないリズム感、自然の“木“の持つ柔らかな暖かい感じがとても心地よい時間を持てて、幸せ一杯。』《60歳台、女性》

・『鳥肌が立つような感激を受けました。』《70歳以上、女性》

 

◎いつも来られる方々から

・『調べの大切さを改めて知りました。息の合った二人に乾杯。』《70歳以上、女性》 

・『「虹の彼方に」、「チャルダッシュ」の演奏を聞いていると、なぜか涙が出てきました。』《60歳以上、女性》

・『楽器や演奏する姿をすぐ近くで見られ、楽器や音楽の説明が聞けてよかった。』《30歳台、不詳》

 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

fc67-3.jpg≪Marimba Duo風雅 お二人からの出演後のメッセージ≫


奥村律子さん

本日は寒い中、足をお運びいただき、ありがとうございました。
未熟な演奏にもかかわらず、温かい拍手をいただき、マリンバの音色をもっと伝えたいと思いました。
これからもマリンバの柔らかく温かい音色を一人でも多くの方に聴いていただけるよう、活動していきます。
ありがとうございました。


小玉麻依さん

フレッシュコンサートに出演させていただき、ありがとうございました。
また、本当に多くの方々に演奏を聴いていただけたこと、嬉しく思います。
コンサートの間、本当に暖かい雰囲気の中で、こちらのほうが気持ちよく演奏させていただきました。
本当にありがとうございました。

 


さて、次回の「第68回 愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、2月22日水曜日のお昼(12

:15-12:45)に10階フォーラム(県美術館前)で開催予定です。

『四本のフルートによるおいしいコンサート“フルーツパフェ”』と題して、Flutes♪(フルーツ)の4人の

皆さんによる「フルートアンサンブル」をお届けします。

当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎
 ※受付終了しました

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年6月25日(月)となっています。ご応募をお待ちしています


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12月21日(水)に「第66回 フレッシュコンサート」を開催しました。

今回は、『夢見る  ア・カペラ クリスマス』と題して、女声声楽アンサンブル L’aura (ラウラ)の皆さんがクリスマスソングを「ア・カペラ(人間の声だけで歌う)」で歌い、150名を超える方にお楽しみいただきました。

 

FC66-1.jpg【左側から、本田美香さん、五十嵐舞さん、長谷由紀子さん、
庄村由美江さん、丹羽幸子さん、小野香奈さんです】

 


◎今回の演奏曲
アンコール曲を含めて8曲を演奏していただきました。

 FC66-2.jpg

最初に、来場者来場者を取り囲むように輪になって、古いドイツのクリスマスソングである「ヨーゼフ、愛するわたしのヨーゼフ…」と歌い始める『マリアの子守唄』を歌っていただきました。

皆さんは四方八方から聞こえる美しい声に驚きと感動を覚えている様子でした。

【左は来場の皆さんを囲むようにして、『マリアの子守唄』を歌うラウラの皆さん】

 


その後、正面ステージに上り、プログラムの1曲目と2曲目を歌っていただきました。

賛美歌112番の『もろびとこぞりて』
アダン作曲の
『さやかに星はきらめき』

曲の終わりごとに皆さんから大きな拍手が起こりました。


3曲目は、ポピュラーな曲であるアービング・バーリン作曲の『ホワイトクリスマス』を歌っていただきました。
この曲はミュージカル映画「ホワイトクリスマス」の主題歌でもあります。


4曲目は、本田美香さんの独唱(ソロ)と5人のアンサンブルで、ジョン・ラター作曲の『キャンドルライト・キャロル』を歌っていいただきました。
美しいメロディーとソプラノの歌声に、皆さんは“幸せの魔法”にかかったように聴き入っていました。

5曲目は、コチャール作曲の『サルヴェ・レジーナ』を歌っていただきました。
『サルヴェ・レジーナ』は、聖母マリアにイエスへのとりなしを嘆願する、という意味の有名な賛歌で、多くの作曲家がこの詞に曲を作っています。


最後に、グルーバー作曲の『きよしこの夜』を由木康の日本語訳詞で歌っていただきました。


アンコール曲は、クリスマス・キャロルの一つで、フランス民謡『荒野の果てに』を歌っていただきました。
この曲は必殺シリーズ第1作『必殺仕掛人』の主題歌にもなった曲です。


天から降り注ぐかのような女声の素晴らしいハーモニーは来場の皆さんの心にクリスマスの温かい感動を届けたことと思います。

 

来場の皆さんからは…


◎今回が初めての方々から

・『偶然通りかかって、生で「ア・カペラ」を聴くことができて、うれしかった。また聞きたいです。』《40歳台の夫婦》

・『どこから聞こえてくるのかと思うような、静かなコーラス、素敵でした。今まで聞いた中で、一番美しいクリスマスソングでした。』《50歳台、女性》


◎いつも来られる方々から

・『ア・カペラの実演を見て、「高音」と「低音」のハーモニーがとても美しく、感動しました。「ア・カペラ」自体を見直しました。新企画に挑戦して楽しませてださい。』《70歳台、男性》 

・『きちんと訓練された声で、聴き応えがあった。低音域が良かった。『もろびとこぞりて』は良かったです。』《50歳以上、女性》

・『ア・カペラを聴くのは初めて、いずれの曲もクリスマスらしく、素晴らしかった。澄んだ美しい歌声の良さに再認識をしました。』《60歳台、男性》
 
など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

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≪L’aura (ラウラ)の6人のからのメッセージ≫

長谷由紀子さん

この度は、フレッシュコンサートに出演させて頂き、ありがとうございました。
また、多くの方々に私たちの演奏を聴いていただけて、本当に嬉しく思っています。
今年は東日本大震災が発生し、自然の驚異の前に人はなんて非力なんだと痛感させられました。
日々、音楽に携わることの出来る幸せをかみ締めながら、
これからも音楽の持っているパワーを多くの方々と共感できたら嬉しく思います。


五十嵐 舞さん

お忙しい中、ご来場下さり、また足を止めて下さり、本当にありがとうございました。
沢山のお客様と一緒にクリスマスの幸せな雰囲気を感じることができ、心温かくなりました。
素敵なクリスマスをお迎えください。


庄村由美江さん

30分という短い時間でしたが、沢山の方々に聴いていただき、
また温かい拍手をありがとうございました。
これからもアンサンブルの楽しさを伝えられるよう頑張ります。


小野香奈さん

本日はお寒い中、私達の演奏会に、足をお運び下さり本当にありがとうございました。
一足早く、皆様と一緒にクリスマス気分を楽しめたこと、とてもうれしく思います。
今後も、ラウラのメンバーと共に、素敵なハーモニーを奏でていけたらと思っております。


丹羽幸子さん

皆様のあたたかいお心を感じながら、あの素敵な空間で歌わせていただけたことを、
とても幸せな事と、感謝しております。
ありがとうございました。
 


本田美香さん

師走のお忙しい時期に沢山の方々にお集まり頂き、本当にありがとうございました。
またアンケートも多くの皆様にご記入頂き大変参考になりました。
今後も、大好きなL'aura(ラウラ)の仲間と共に、心温まるハーモニーを目指して頑張っていきたいと思います。

 

さて、次回のフレッシュコンサートは、1月25日(水)のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。

『マリンバで聴く名曲コンサート』と題して、マリンバによる様々なジャンルの名曲をMarimba Duo 風雅(マリンバデュオ フウガ)のお二人がお届けします。



当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

◎ ◎ お知らせです ◎ ◎ ※受付終了しました
平成24年10月から25年3月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは平成24年6月25日(月)となっています。ご応募をお待ちしています。


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11月24日(木)に「第65回 フレッシュコンサート」を開催しました。


今回は、『弦楽四重奏による秋のひと時?ブラームスの調べ?』と題して、CUORE QARTET(クオーレカルテット)の皆さんによる弦楽四重奏を150名を超える方にお楽しみいただきました。

「クオーレ」とは、イタリア語で“こころ”という意味で、心にしっとりとなじんだ弦の美しい音色で演奏していただきました。


FC65-3.jpg【左側から、星野いずみさん(第1ヴァイオリン)、加藤由佳さん(第2ヴァイオリン)、
大槻玲香さん(チェロ)、橋本歩さん(ヴィオラ)】

 

◎今回の演奏曲
アンコールを含めて4曲を演奏していただきました。

最初に、第1ヴァイオリンに第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる「ピッツィカート(弦を指ではじく奏法)」の伴奏で、ハイドン作曲の『セレナーデ 作品3-5』を演奏していただきました。

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【ハイドンの『セレナーデ』を演奏中。ピッツィカートで演奏されているところがわかります。】


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続いて、ピエトロ・マスカーニ作曲のオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ(田舎騎士道)』より「間奏曲」を演奏していただきました。


 
【弦の響きを奏でる皆さん】

 

 

 


3曲目は、星野いずみさんから『ブラームスは自分の気持ちを伝えることが苦手なところを音楽に表している。』とのお話とともに、『弦楽四重奏曲第2番』の紹介をしていただいた後に始まりました。

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「第1楽章」の演奏後、「第3楽章」、「第4楽章」と続けて12分を超える演奏に、ブラームスの心からあふれるロマンを感じさせられ、晩秋にふさわしい素晴らしい演奏でした。

多くの皆さんが聞き入っていました。

 

【左はブラームスの『弦楽四重奏曲第2番』を紹介する星野さん】

 

 


アンコール曲では、『小さい秋見つけた』と『里の秋』をアレンジした「日本の秋の曲」を繊細に奏でられ、お客様の心を和ませました。

 

来場の皆さんからは…

◎今回初めていらっしゃる方々から
・『生でクラシックをなかなか聴きに来られない。こんな会があれば、これから友人と来たいです。』《70歳台、女性》


◎いつも来られる方々から
・『毎回楽しみに来ています。いろいろな楽器による演奏を生で見られるのは本当にうれしいです。クラシックはあまり親しみがなかったのですが、最近は本当に好きになりました。』《50歳台、不詳》 
・『アンコール曲は知っている曲。弦楽四重奏で聴くとまた違った味わいで、楽しく聞かせていただきました。』《60歳以上、男性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪CUORE QARTETからの出演後のメッセージ≫


会場では聴いてくださる皆様がとても近くに感じられ、伝えたい思いがより強くなりました。
未熟な演奏ながら、大変楽しく嬉しい機会を与えていただき感謝致します。
足を止めて下さった皆様とスタッフの皆様に、心よりお礼申し上げます。(星野)


みなさまが暖かく迎えてくださったおかげで、心を込めて、楽しんで弾くことができました。
ありがとうございました。(加藤)


響きもよく、あたたかいお客さまに囲まれて演奏ができ、演奏者にとって心地良いひと時でした。
これからも是非、このような機会を設け続けてくだされば幸いです。(橋本)


今回、フレッシュコンサートに出演させていただきありがとうございました。
また、多くの方々に私達の演奏を聴いていただき非常に嬉しく思います。
響きがとてもある場所だったので、返ってくる音を聴きながら演奏することができました。
お客さんとの距離も近く、なんだか見守られながら弾いているようでした。
これからも音楽と向き合い、日々精進して行きたいと思います。(大槻)

 

 

さて、次回の「第66回 愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、12月21日水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『夢見る ア・カペラ クリスマス』と題して、女声声楽アンサンブルL'aura(ラウラ)による「クリスマス」に因んだ歌を「ア・カペラ」でお届けします。 

当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

◎ ○ お知らせです ○ ◎ ※受付終了しました
平成24年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」の募集締め切りは12月22日です。
皆様のご応募をお待ちしています。


(M.K)

10月26日(水)に「第64回 フレッシュコンサート」を開催しました。

今回は、『ピアノ独奏-ショパンとリストの名曲のひと時-』と題して、浜本真由さんのピアノをお楽しみいただきました。
当日は210名を超える方に、ピアノ独奏による「ショパンとリストの名曲」を聴いていただきました。

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【演奏者の浜本真由さんです】

 

◎今回の演奏曲は…

浜本さんに、アンコールを含めて4曲を演奏していただきました。

最初は、「ピアノの詩人」と呼ばれたフレデリック・ショパン作曲の『舟歌(バルカロール)嬰ヘ長調 作品60』を演奏していただきました。

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 続いて2・3曲目は、「ピアノの魔術師」と呼ばれたフランツ・リスト作曲の『愛の夢―3つの夜想曲 第3番』と、『スペイン狂詩曲』を演奏していただきました。


『スペイン狂詩曲』は10分を超える曲で、皆さん満足そうな表情で演奏に聴き入っていました。

 

 


【左は『スペイン狂詩曲』を演奏する浜本さん】

 

 

 

 

アンコール曲は、フレデリック・ショパン作曲の『夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作)』を演奏していただきました。

FC64-3.jpg【『夜想曲 第20番』を演奏する浜本さん】

 

 

≪ちょっぴり雑知識 ☆ショパンとリストのあれこれ☆≫
     ショパン            リスト 
出身  ポーランド         ハンガリー
出生  1810.3.1(定説)        1811.10.22
死没  1849.10.17             1866. 7.31

二人の出会い 1832.2.26 ショパンの開いたコンサート

               (出典 ニューグローヴ世界音楽大事典)

 

 


来場の皆さんからは…


◎今回が初めての方々から
・『島田章三展を鑑賞に来て、偶然知りました。続くことを願っています。』《60歳台、不詳》
・『すばらしい生演奏を聞かせていただき、久しぶりに感動した。今後のご活躍を祈念します。』《50歳台、男性》
・『質の高い演奏を間近で聞かせていただき本当にラッキーでした。今日一日ルンルンです。次回もまた来たいと思います。』《60歳台、女性》

◎いつも来られる方々から
・『実力のある方の演奏を聞いて感動しました。ありがとうございました。』《60歳台、女性》         
・『本日のピアノ演奏も記念すべき両作曲家の代表曲として楽しませてもらいました。たいへん感動しました。』《70歳以上、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございます。 

 


≪浜本さんからの出演後のメッセージ≫

聴衆の方々が間近で聴いてくださっているので、舞台上とは違った緊張感があり、皆様に楽しんでいただきたい、何かを感じていただきたい、という思いを強く持ちました。
よく知られたもっと馴染みのある曲のプログラムにしたほうがよかったのだろうか、トークもたくさん入れたほうがいいのだろうか、と思いつつも、当日はたくさんの方にお聴きいただき、ありがたく思いました。

アンケートを拝見させていただいたのも勉強になりました。
専門的に音楽をよくご存じの方もおられ、また、たくさんのコンサートを数多く聴いていらっしゃる方もおられ、いろいろな方々が楽しみにされているコンサートに、参加させていただき、感謝いたします。
『楽しい時間でした』『幸せなひとときでした』『心が救われました』『頑張ろうという気持ちになりました』・・・といったお言葉は、本当に嬉しいものです。
これからも真摯にピアノと向き合い、研鑽を積み少しでも多くの方々に感動を届けられるよう演奏活動を続けていきたいと思います。

フレッシュコンサートの益々のご発展を願っています。聴衆の皆様、そして、お世話くださった愛知芸術文化センターの皆様ありがとうございました。

 

 

 

さて、次回の「第65回 愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、11月24日(木)のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『弦楽四重奏による秋のひと時-ブラームスの調べ-』と題して、CUORE QUARTET(クオーレ カルテット)による「弦楽四重奏」をお届けします。

当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

◎◎ お知らせです ◎◎ ※受付終了しました

平成24年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
↓詳細はこちら(一番下の「フレッシュコンサート<出演者募集中>」をご覧ください)↓
http://www.aac.pref.aichi.jp/bosyu/index.html

(M.K)

9月28日(水)に「第63回 フレッシュコンサート」を開催しました。

今回は、『テノールとソプラノの競演』と題して、テノールの大久保 亮さん、ソプラノの柴田智加さんと、ピアノの高羽加奈子さんでお楽しみいただきました。

当日は230名を超える方に、『テノールとソプラノの競演』の歌声を聴いていただきました。
今回は、『島田章三展』などの美術鑑賞に来られた「名古屋市立香流小学校の児童、先生(約80名)」の皆さんも一緒に楽しまれました。

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【 左側から、高羽加奈子さん、柴田智加さんと大久保 亮さんの三人 】

 ◎ 今回の演奏曲は…‥
大久保さんのトークを交えながら、アンコールを含めて9曲を独唱や二重唱で歌っていただきました。

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【来場の皆さんとトークをされる大久保 亮さんら三人】


最初の二曲は、柴田智加さんに、日本の懐かしい唱歌を歌っていただきました。
1「初恋/越谷達之助作曲」
2「くちなし/高田三郎作曲」

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【ソプラノ独唱の柴田智加さん】


続いて、大久保 亮さんに、ドイツのリヒャルト・シュトラウス作曲の3曲の歌曲を歌っていただきました。
3  「あした! (Morgen!)」作品27-4 歌曲集『四つの歌』の第4曲
4 「万霊節(Allerseelen」」作品10-8

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【テノール独唱の大久保亮さん】


5 「セレナーデ(Standchen」」作品17-2
6曲目は、柴田智加さんに、フランスのシャルル・グノー作曲の歌劇『ファウスト』第3幕より「宝石の歌」を歌っていただきました。

≪ちょっぴり雑知識≫
歌劇『ファウスト』は1894(明治27)年11月24日に宮内省式部職付属音楽学校(東京芸術大学)奏音堂で、日本で最初に上演された「オペラ」で、この日は「オペラの日」となっています。

7曲目は、大久保 亮さんに、イタリアのジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』第3幕より「誰も寝てはならぬ」を歌っていただきました。
 
最後の8曲目は「二重唱」で、
プッチーニ作曲の歌劇『ラ・ボエーム』第1幕より「愛らしい乙女よ」を歌っていただきました。

アンコールは、9月に相応しい日本唱歌『赤とんぼ』を二重唱で歌っていただきました。

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【「赤とんぼ」を歌う柴田智加さんと大久保亮さん、ピアノの高羽加奈子さん】


来場の皆さんからは…‥

◎ 今回が初めての方々から
・『心地のよい歌声、素敵でした。とても癒されました。ありがとう。』《30歳台、男性》
・『街中で、お昼とき、音楽が楽しめるなんて、とても素敵です。若い芸術家のために是非続けてください。』《50歳台、女性》
・『美術館に来たのですが、思わぬ歌声を聴けて大変嬉しかったです。』《60歳台、女性》

◎ いつも来られる方々からfc63-6.jpg
・『ソプラノ、テノールとも、すばらしい声です。聞きほれました。』《70歳台、女性》         
・『自分の出番のないときに、大久保さん、柴田さんが、ピアノの「譜面めくり」を手伝っているのを見て、微笑ましく思いました。』《70歳台、女性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございます。



≪三人からの出演後のメッセージは…‥≫

大久保さんは 『天井が高く、響きを感じながら気持ちよく歌えました。また、平日の昼にも関わらず、非常にたくさんの方に聴いていただけたことが、なによりも嬉しかったです。
自分の歌を、このような形で聴いていただけたのは、貴重な経験になりました。また参加できたらと思っております。』

高羽さんは 『姉妹での共演は何度かありますが、今回は3人での出演となり、楽しみながらも勉強になりました。これからも、皆様に演奏を通じて音楽の素晴らしさを伝えていけたらと思います。』

柴田さんは 『いつも何気なく通っているあの場所が、素敵な空間になりました。すべてが新鮮で、温かく、ここで演奏できたことを幸せに思います。』


さて、次回の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、
10月26日水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。

『ピアノ独奏-ショパンとリストの名曲のひと時-』と題して、
浜本真由さんによる「ピアノの独奏」をお届けします。


当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

◎◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成24年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」を募集しています。

 (M.K)
 

8月24日(水)に「第62回 フレッシュコンサート」を開催しました。

 

今回は、『テルミンで奏でる懐かしい歌』と題して、「Unit  Leono(ユニット レオノ)」の高 扶美枝さんの「テルミン」と、保富洋子さんの「ピアノ」の二重奏をお楽しみいただきました。

また、小型テルミン「マトリョミン」による『ともしび』の演奏もしていただきました。


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「Unit  Leono」のお二人は、テルミンとピアノという編成で、ロビー、レストランなどでの演奏や、カフェや雑貨店での体験教室などのイベントで、電子楽器テルミンの独特な音色の魅力について、普及活動をされています。
 

 
【左側から、高 扶美枝さんと保富洋子さん。高さんが手にしているのが『マトリョミン』】

 

 

 

◎楽器「テルミン」のお話

「テルミン」とは、楽器本体に手を触れず、左右の手を2本のアンテナに近づけたり、遠ざけたりすることで演奏を行うもので、ロシアのレフ・テルミンにより発明された電子楽器です。

「マトリョミン」とは、テルミン奏者の竹内正美さんが開発されたもので、マトリョーシカ人形の中にテルミンを内蔵した小型テルミンです。

 

◎今回の演奏曲

当日は160名を超える方が、テルミンの音色とピアノの演奏を楽しまれました。

 

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最初の3曲は、懐かしく聴き馴染みのある曲

「この道/山田耕筰作曲」
「椰子の実/大中寅二作曲」
「リンゴ追分/米山正夫作曲」

を演奏されました。


4曲目は、「マトリョミン」によるロシア民謡「ともしび」を演奏していただきました。

このとき演奏される前に、前席の方に「マトリョミン」の演奏を体験していただき、体験された方は不思議そうな顔をなさっていました。

 

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【左:「マトリョミン」へ手を差し伸べ、音色を確かめられている様子
右:「マトリョミン」で『ともしび』を演奏する高さん】

 

5曲目は、バンドネオン奏者のアストル・ピアソラの作曲、「Oblivion(オブリヴィオン:忘却)」を演奏していただきました。


6曲目は、ロルフ・ラヴランド作曲の「You Raise Me up(ユー・レイズ・ミー・アップ)」を演奏していただきました。

この曲は多くのアーティストがカバーしており、『ケルティック・ウーマン』によるカバー曲は、2006年トリノ・オリンピックの金メダリスト、荒川静香さんが同年のエキシビションで使われていました。


アンコールでは、坂本九さんの歌「上を向いて歩こう」を演奏されました。

 

来場の皆さんからの感想は…

◎今回が初めての方々から

・『テルミンという楽器を初めて知ったことがうれしかった。お二人の息の合った、心温まる演奏でした。高さんの指、手の動きがとても面白い。踊りを見ているみたいだ。』《60歳台、男性》

・『マトリョミン、初めて見ました。音の糸を紡ぐような演奏者の細緻な手の動きに見とれました。ピアノの音色も素敵。有難うございます。』《50歳台、女性》


◎いつも来られる方々から

・初めて聴きました。どうやって出しているか、とても不思議で、温かみのある不思議な音色に見せられた。音の高さ、強さを2つのアンテナへの距離で作るとの説明があり、納得。詳しい原理を知りたくなった。 微妙な指使いで人の声のような滑らかな変化が生まれるのに驚きました。テルミン、高さん、保富さんに感謝、感謝、感謝。《60歳台、男性》

・アートライブラリーを利用して、今日はフレッシュコンサートの日、と気づいて嬉しかった。「You Raise Me up」が本当に美しかった。《20歳台以下、女性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございます。

 

 

≪「Unit Leono」の高 扶美枝さんからの出演後のメッセージ≫

 

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お暑い中、貴重なお昼のひとときの時間、私達の演奏に耳を傾けて下さって、ありがとうございました。

 

「テルミン」、「マトリョミン」という楽器については、多くの方が初めてご覧になるとのことでしたが、 大変興味をお持ちくださったようです。
熱心に聴いて下さる空気を強く感じ、演奏後にも沢山のご質問をいただきとても嬉しく思っています。

 

かたちや演奏方法の特殊なこともさることながら、表現する楽器としてもとても奥が深いテルミンの魅力を、伝えていきたいと思っています。

機会があればまたどこかの街角でお会いできると幸いです。

 

スタッフの皆様にも大変お世話になりました。
フレッシュコンサートコンサートに出演させていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

【写真は「テルミン」に興味津々な来場の皆さんに説明する高さん】 

 

 

さて、次回の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、9月28日水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『テノールとソプラノの競演』と題して、テノールの大久保 亮さん、ソプラノの柴田 智加さんとピアノの高羽 加奈子さんでお届けします。 
 

当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

◎◎ お知らせです ◎◎ ※受付終了しました

平成24年4月から9月までの「フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
↓詳細はこちら↓
(一番下の「フレッシュコンサート<出演者募集中>」)をご覧ください。
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?bosyu/index.html


(M.K)

7月27日(水)に「第61回フレッシュコンサート」を開催しました。


今回は、『サクソフォンと電子オルガンで届ける「音楽の贈り物」』と題して、平松加奈恵さんの「サクソフォン」と、榊原裕美さんの「電子オルガン」の珍しい組み合わせ、二つの楽器が持つ魅力、音色の調和を楽しんでいただきました。

 

お二人は、名古屋音楽大学、同大学院の出身で、各地で御活躍されています。

当日は150名を超える方の中で、お二人が互いに演奏曲の紹介をしながら、7曲演奏していただきました。

イタリア民謡、「フニクリ・フニクラ」の演奏では、来場の皆さんから手拍子が起こりました。
アンコール曲「上を向いて歩こう」の演奏でも手拍子が起こり、拍手喝采のなか、コンサートを終えられました。

今回のアンケートによると、初めてフレッシュコンサートを聴かれた方が40名を超えていました。
幅広い方々にお越しいただき、多くの方から「良かった」と言っていただけるコンサートを目指して、これからもがんばります。

 

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【左:左側から、榊原裕美さんと平松加奈恵さんの二人】
【右:「フニクリ・フニクラ」の演奏に、みなさんから手拍子が!】
 

◎今回の演奏曲

♪江-姫たちの戦国-/作曲 吉俣 良

♪青春の輝き/作詞・作曲 リチャード・カーペンター、ジョン・ベティス、アルバート・ハモンド

♪ガブリエルのオーボエ/作曲 エンニオ・モリコーネ

♪ナポリ・セレクション
 ・オ・ソレ・ミオ/作曲 エドゥアルド・ディ・カプア
 ・カタリ・カタリ/作曲 サルバトーレ・カルディッロ 
 ・フニクリ・フニクラ/作曲 ルイージ・デンツァ

♪ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡 

 

来場の皆さんからの感想は…


◎今回が初めての方々から

・『はじめて聴きました。とてもすばらしい。これからも聴きに来たい。』《50歳台、女性》

・『棟方志功展への通りがかりで、二人の演奏を間近に見られて、良かった。座席数も十分な上、無料ですばらしい二人の息の合った演奏が聴けて、とても得した気分。優雅なひと時を、ありがとう。』《50歳台、女性》

・『近隣のオフィスビルの若い人に知らせたい。アンコールの「上を向いて歩こう」、うれしかった。素敵な笑顔と音楽の贈り物をありがとう。二人に感謝。』《60歳台、女性》


◎いつも来られる方々から

・『欲を言えばテナーサックス、バリトンサックスも使っての演奏もあればなおよかったと思う。時節柄良い選曲であった。「ガブリエルのオーボエ」は初めて聴いたが、懐かしさを感じた。』《60歳台、男性》

・『電子オルガンの演奏は初めて聴く。力強い音色が出た「江?姫たちの戦国?」に聞きほれました。「カタリ・カタリ」は目を閉じて聴くと、目頭が熱くなりました。サックスのやさしい音色が一層盛り上げていた。』《70歳台以上、男性》

・『会社昼休みの、息抜きで。非常に心地良く感じました。』《30歳台、男性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございます。

 

≪榊原裕美さんと平松加奈恵さんからの出演後のメッセージ≫

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天候が悪い中、150名以上ものお客様にご来場いただき、ありがとうございました。

美術館に来られた方、昼休み中の会社員の方、フレッシュコンサート常連の方、夏休み中の子どもたち・・・と大変幅広い年齢層の方がコンサートを聴いてくださいました。

電子オルガンとサクソフォンという編成でのコンサートは珍しいかと思います。

まずはそれぞれの楽器の魅力を知っていただきたいと思い、電子オルガンとサクソフォン、それぞれの楽器の魅力や特徴が生かせるようなアレンジを心がけました。

 

そして、演奏曲は皆さんがどこかで耳にしたことのあるような有名曲を中心に選びました。

演奏中は手拍子をしてくださる場面もあり、全体的にあたたかい雰囲気の中で演奏することが出来ました。


今回の演奏は、私達にとって大変素晴らしい経験となりました。

ありがとうございました。

 

さて、次回の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、8月24日水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催予定です。


『テルミンで奏でる懐かしい歌』と題して、高 扶美枝さんの「テルミン」と、保富 洋子さんの「ピアノ」をお届けします。
 
当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。

立秋後、暑さが残る時季のコンサートになりますが、御来場を心よりお待ちしています。

 
(M.K)

6月22日(水)に「第60回 フレッシュコンサート」を開催しました。


今回は、「グレイスコンサート」と題して、「ソプラノの長谷川みちるさんの独唱で、大嶽利佳さんにピアノ伴奏をしていただきました。
「グレイスコンサート」とは、賛美歌「アメイジング・グレイス(驚くばかりの神の恵み)」からとられたそうです。

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お二人は、岐阜大学の後輩、先輩の間柄、長谷川さんは同大学教育学部学校教育教員養成課程で、大嶽さんは同大学大学院教育学研究科で勉学に励みながら、「声楽」と「ピアノ」の習熟に努めていらっしゃいます。


当日は170名を超える方にお越しいただいた中で、長谷川さんは一曲一曲の紹介をしながら、5曲を歌われました。来場の皆さんは美しい歌声にすっかり魅了され、温かい拍手が送られました

 

◎ 演奏曲

 

♪ モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」 K.165より 第三部 終曲 「アレルヤ」/モーツァルト 作曲(1773年)

モテット とは、声楽曲のジャンルのひとつで、中世期からルネサンス期における主としてポリフォニー(多声音楽)による宗教曲です。
 「アレルヤ」 はラテン語で、その原語のヘブライ語は「ハレルヤ」です。「主をほめ讃えよ。」という意味です。

 

♪ 「ふるさと(故郷)」文部省唱歌 作詞/高野辰之  作曲/岡野貞一

ふるさと は大正3年(1928年)「尋常小学唱歌集(6)」に掲載され、それ以後世代を超えて歌い継がれる一曲となりました。今も、小学6年生の音楽の教科書に歌唱共通教材として掲載されています。

 

♪ スマイル・アゲイン 作詞・作曲/中山真理

合唱曲として作られ、多くの小学校で子どもたちが好んで歌っている曲です。

 

♪ アメイジング・グレイス 聖歌229番 詞/ジョン・ニュートン (1772年)

世界中の人々に愛されている賛美歌の一つです。
ジョン・ニュートンは、もとは黒人奴隷貿易で巨額の富を得る船乗りでした。
この曲は後に牧師になった彼が、奴隷貿易をしていたことについての「悔い改めと、そんな自分にも赦しと、愛をくださった神様に対する感謝が込められている。」といわれています。

 


来場の皆さんからは、


FC2.jpg『幸せあふれる美声とピアノの音色に心が癒されました。』《60歳台、男性》

『毎回楽しみです。今日の歌声は心にやさしく響きました。』《60歳台、女性》

『アメイジング・グレイスに涙が出ました。鎮魂 3.11』《70歳台、男性》

『スマイル・アゲイン、アメイジング・グレイス、とてもいい歌ですね。甘い歌声でとても幸せな気持ちになった。』《50歳台、女性》

『曲の一言、一言、心に響くものがあった。』《60歳台、女性》

など、様々な感想をいただきました。

 

 

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【左側から 長谷川みちるさん、大嶽利佳さん、恩師八神利夫先生】

≪出演の長谷川みちるさんから≫

『フレッシュコンサートに出演させていただきありがとうございました。

アンケートや個人メールを通して、「歌詞がすごく伝わってきました。」「感激しました。」「涙が出ました。」「心に響きました。」という感想を沢山いただきました。
私も、涙を流して聴いてくださっていた方々のお顔を思い起こし、胸が熱くなります。また、『ふるさと』を歌い始めたころから、どんどん立ち見の方が集まって来られ、『ふるさと』は本当に愛される一曲なのだと感じました。

私はいつも「私の音楽を聴いてもらうのではない。その曲に込められた希望、愛、喜びのメッセージを届けたい。」と考えています。
今は若干21歳の若手音楽家です。今日の皆さまのお心に感謝を持って、これから、いよいよ、心に響く音楽を目指して研鑽を積んでいきたいです。

今日は本当にありがとうございました。』

 
≪出演の大嶽利佳さんから≫

『今日はこんなに素晴らしい場所で演奏させていただけて光栄でした。
普段、ソロの時には味わえない緊張や、ハーモニーを今日は伴奏者として楽しませていただき、私としても大変貴重な経験でした。

今回の演奏を通して、みなさまの心に何か通じるものがあれば幸いです。』

 

 
次回の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート」は、7月27日水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラムで開催します。


『サクソフォンと電子オルガンで届ける「音楽の贈り物」』を平松加奈恵さんのサクソフォンと榊原裕美さんの電子オルガンでお届けします。

お二人から、『サクソフォンで歌い上げる美しい音色と、多彩な音色や演奏法を持つ電子オルガンとの共演にて、皆さんが耳にしたことのある名曲を一味違ったアレンジでお届けします。』とのメッセージをいただいております。


演奏曲は

♪ オ・ソレ・ミオ 

♪ カタリカタリ 

♪ フニクリフニクラ

♪ 青春の輝き ほか


 
当日、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。
夏の暑さが盛りの時期のコンサートになりますが、御来場を心よりお待ちしています。


(M.K)

5月25日(水)に「第59回 フレッシュコンサート」を開催しました。


今回は、「フルート&クラリネット&ピアノの調べ」と題して、「Tolico《トリコ》」の浅井環さん、石井梨恵子さん、平野玲美さんの3人に演奏をしていただきました。


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Tolicoは、色の3原色「トリコロール」に因んで、2010年3月に結成されたグループです。

東海地方を中心に演奏活動や後進の指導などをなさっています。


「Tolico」が奏でる美しい調べと、浅井さんの分かりやすいトークに、160名を超える来場の皆さんはすっかり魅了され、温かい拍手をいただきました。

初夏にふさわしい、爽やかなコンサートでした。


演目はこちら↓↓

♪タンゴの歴史より「Bordel1900」/ピアソラ《アルゼンチンの作曲家》/編曲:平野玲美
♪小組曲より/ドビュッシー《フランスの作曲家》
 ・「小舟にて」
 ・「行列」
♪小組曲/オネゲル《フランスの作曲家》
♪タランテラ Op.6/サン=サーンス《フランスの作曲家》


来場の皆さんからは

『久しぶりに、「生で演奏」を聞かせていただきました。フルート、クラリネットの優しい音色がよかったです。』(60歳台、男性)

『アンコールの「星に願いを」は聞き覚えのある曲で、聴けてよかったです。』(40歳台、女性)

『クラリネットのA管,B管の差を実演で示しているような曲の配列に、いい勉強をしました。』(70歳以上、男性)

『最近はよくないことが多いですが、とても楽しかった。ありがとうございました。』(70歳以上、女性)

などの感想をいただきました。


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【左側から、平野玲美さん、浅井環さん、石井梨恵子さんの「Tolico」の3人】


≪浅井環さんからのメッセージ≫

ご来場頂きました皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
当日は天候にも恵まれ、たくさんの方々にトリコの音楽をお届け出来たことを嬉しく思っています。

「フレッシュコンサート」はお客様との距離が近く、リズムを取って聴いて下さる方やじっくり聴いて下さる方の様子が演奏している私達からも良く分かり、とても楽しかったです。 これからも 3 人で活動の幅を広げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

浅井環


今回は、やや男性の方が多く来られました。

今回初めてお越しいただいた男性の方から、「お昼にこんなコンサートをやっていることは知りませんでした。定年で時間が出来ましたので、今後も聴かせていただきます。」と話しかけられ、担当者の私は、次回以降も頑張らなくちゃ!』と気持ちを新たにしました。


さて、次回の「フレッシュコンサート」は、『グレイスコンサート』と題して、長谷川みちるさんのソプラノと大嶽利佳さんのピアノによるコンサートをお送りします。

6月22日の水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラム(大ホールの前です。)で開催します。

長谷川さんから

『グレイスコンサート』は賛美歌『アメイジング・グレイス(驚くばかりの神の恵み)』から名をつけました。
皆さまとお会いできること、そして一緒に音楽を楽しむひとときを与えられることは、まさに「アメイジング・グレイス」です。
どうぞ、お楽しみください。

とのメッセージをいただいております。


演目はこちら!

♪モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》より 「アレルヤ」/モーツァルト作曲
♪「ふるさと」文部省唱歌/高野辰之作詞/岡野貞一作曲
♪「スマイル・アゲイン」/中山真理作詞・作曲
♪アメイジング・グレイス 聖歌229番/ジョン・ニュートン作詞


6月22日に、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。
梅雨どきのコンサートになりますが、ご来場を心よりお待ちしております。

(M.K)
 

4月の第4水曜日に第58回フレッシュコンサートを開催しました!

4月は『SAX DUO クラシックの調べ』と題してRASH(ラッシュ)のみなさんに演奏していただきました。

画像1.jpg               演奏の様子です。
               2階フォーラムの吹き抜けに、サックスとピアノの優しい音色が広がります。


RASHは東海地方を中心に活動する「サックスデュオ」のグループで、

サックスのクラシックの響きを身近に感じて楽しんでいただきたい!

という思いから結成されたそうです。


その思いが伝わるような演奏に、来場していただいたお客様からも

 

「堅苦しくなくてよかったです。このコンサートからクラシックに入ることもあると思いました。」

「美しい音色で、午後のひと時が幸せな気持ちで満たされました。」

「ロビーとはいえ、すばらしい響きの中、ありがとう。クラシックとはいえ、リラックスして楽しめました。」

 

など、素敵なご感想をいただきました。


画像2.jpg            演奏の合間のトークの様子。
            終始あたたかい雰囲気で、お客様から
            「トークも素敵でした。さすが音楽家、ハートの掴み方を教えていただきました。」
            とのお声も!

 


そんなあたたかく、優しい空間を、演奏とトークで作り出してくださったRASHのみなさんから、演奏後にコメントをいただきました。

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      (右から、サックスの服部玲子さん、ピアノの村松明子さん、サックスの鈴木あゆみさんです。)

 

 演奏がはじまる前、私たち3人は緊張と不安でいっぱいでした。

 しかし、ステージに立つとたくさんのお客様が笑顔で迎えてくださいました。

 1曲1曲終わるごとにあたたかい拍手をいただき、その拍手が私たち3人のパワーとなりました。


 支えてくださったスタッフの皆様

 あたたかく見守ってくださったお客様

 本当にありがとうございました。

 

また3人で日々音楽と向き合い、また皆様の前で成長した姿をみせる日が迎えられるよう精進していきたいと思います。

 


私たち運営スタッフも、ぜひまたRASHのみなさんの演奏を聴きたいです。
RASHの皆様、出演していただきありがとうございました!


さて、次回のフレッシュコンサートは5月の第4週の水曜日、25日です。
同じく2階フォーラム(大ホールの前です)にて、12:15から開催します。
5月は、Tolico(トリコ)のみなさんによる『フルート&クラリネット&ピアノ』のコンサートです。
新緑の季節に相応しい爽やかな音楽を、ぜひお楽しみに!

(A.H)

 

2月23日(水)に開催される第56回フレッシュコンサートの出演者から出演に際しメッセージをいただきました。(次回は、いつもの2階フォーラムではなく、10階美術館前で開催しますので、会場をお間違えなく!!) 

 

東海地方を中心に活動する個性豊かな奏者5人で結成された金管五重奏団です。
「あるくす」とは、ラテン語で「虹」という意味で、音楽と聴衆を虹の架橋で結びたいというメンバーの思いでつけられました。虹のように色とりどりの柔らかいサウンドで、クラシックからポップスまで、枠にとらわれない活動をしています。
今回演奏する曲目は、アメリカに関係のある曲を集めました。
ロブリー作曲の「AMERICAN IMAGES」は、アメリカのイメージを、Early Days、Blues、Fiestaの3曲にした曲で、アメリカの情景が思い浮かぶ曲です。
ガーシュウィン作曲の「AMERICAN IN PARIS」は、パリ見物に来たアメリカ人の情景と感情の描写が描かれた大がかりな表題音楽です。
そして、「A DAY AT THE CAMPTOWN RACES」は馴染みのある草競馬、「WASHINGTON POST」は、スーザのマーチの中の名曲、「AMERICAN PATROL」は、ミーチャムの名曲と、みなさまが日ごろよく聞く曲も演奏いたしますので、どうぞお楽しみに!!

あるくすの皆さん♪.jpg


 私たち運営スタッフも金管の柔らかい音色が10階美術館前に響くのをとても楽しみにしてます。
それでは会場でお会いできるのを楽しみに!
 

(文責:K.K.)

1月26日の第55回フレッシュコンサートの出演者の方々からメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

皆様こんにちは。
ソプラノの高田一早枝・横井元子・佐藤由香とピアノの吉井あかねです。
寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
今回はそんな寒さを吹き飛ばす、華やかな曲ばかりを集めました。

華麗なカルメンメドレーの後、“子犬のワルツ”等のピアノ曲で知られるショパン作曲、清楚な乙女の“願い”& 勇ましい前奏で始まる“戦士”をポーランド語でお送りします。
“ある晴れた日に”は長崎を舞台にしたオペラ『蝶々夫人』のアリアで、祖国へ帰ったまま3年も帰らない夫の帰りを、けなげに信じ続けるヒロインが歌います。
“地獄の怒りが我が胸に狂う”は復讐のために男の殺害を娘に命じる、恐ろしい夜の女王のアリアです。 難易度が非常に高くCMにも使われ、人気があります。
最後に3重唱で“美しき青きドナウ”をお届けします。

皆様にお楽しみ頂けますよう、心を込めて演奏致します。
1月26日、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 出演者のみなさん.jpg

私たち運営スタッフも華やかなソプラノアリアがとても楽しみです。

それでは、当日、会場でお会いできるのを楽しみに。

(文責:K.K.)

第54回フレッシュコンサートを2010年12月22日に開催しました 
 今回は、アンサンブルセリベルタさんによるチェロ四重奏でお楽しみいただきました。チェロが4本も並ぶとそれだけで存在感抜群で壮観です

 チェロ4本は存在感抜群です.jpg

 アンサンブルセリベルタさんは、愛知県立芸術大学音楽学部専攻の現役学生4名の皆さんで結成され、チェロの魅力を伝えるべく、学外での演奏活動も展開されています。 今回のコンサートでは、よく知られた曲を中心にプログラムしていただいたようで、担当者でも耳にしたことのある曲が多かったです。1曲ごとの曲目紹介も分かりやすく、チェロの魅力を伝えたいという演奏者の気持ちが伝わってくるようでした。
・曲目
♪F.サルト―リ Time to say goodbye
♪ブラームス作曲  Intermezzo
♪A.モーツァルト ”フィガロの結婚”より
           ”後宮からの逃亡”より
♪J.クレンゲル Impromptu Op.30
 
 今回びっくりしたのは、4曲目のImpromptu(即興曲)の最後になぜかメンデルスゾーンの結婚行進曲が!編曲とかではなくて、元々そういう曲として作曲されたとのことで、さらに驚きました。とっても面白かったです。
 さらにアンコール曲として「ホワイトクリスマス」を演奏していただき、会場全体をクリスマスムードに包みこんで終演となりました。

演奏に聴き入る大勢のお客様.jpg

 次回第55回は、2011年1月26日(水)午後0:15から30分間、3人のソプラノによる「オペラアリアと歌曲の調べ」をお届けする予定です。曲目は、♪ビゼー作曲 “オペラ「カルメン」メドレー” ♪ショパン作曲 “願いop.74-1” “戦士op.74-10” ♪プッチーニ作曲 オペラ「蝶々夫人」より“ある晴れた日” ♪モーツァルト作曲 オペラ「魔笛」より “地獄の怒りが我が胸に狂う” ♪ヨハン・シュトラウス作曲 “美しく青きドナウ” の予定です。どんな歌声を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。

(文責:k.k)
 

 酷暑ばかりの長い夏がようやく終わりを告げ、一気に秋が深まった感がありますが、このさわやかな季節、お昼のひとときを当センターの2階フォーラムで音楽でお楽しみいただくのは、いかがでしょうか。

10月27日(水)に開催される第52回フレッシュコンサートに出演予定の守矢花梨さんから、出演に際しメッセージをいただきました。

 

守矢花梨さん.jpgはじめまして、守矢花梨です。現在桐朋学園大学のカレッジディプロマコースに在籍中です。在学中に右手に障害が発症し、今は左手のピアノ曲を勉強しています。

今回の曲目はブリューメンフェルトのエチュードOp.36、スクリアビンのプレリュードとノクターン、バッハ=ブラームスのシャコンヌBWV1004です。どの曲も左手のみで演奏される曲ですがバッハ=ブラームスやスクリアビンはコンサートでもしばしば演奏される名曲です。

ブリューメンフェルトのエチュードもとても愛らしく熱情もある曲で左手のピアノ曲の特徴をあますところなく伝えています。このように普段なかなか聴けないようなプログラムになっておりますのでぜひ会場に足をお運び下さい。

 


 

 

 

 

 私たちスタッフも守矢さんのピアノが当センターのフォーラムに響き渡るのをとても楽しみにしてます。大勢のお客様と共有できると嬉しいですね。それでは会場でお会いできるのを楽しみに!

 

 

(K.K.)
 

 今回は、神田知里さんと伊藤ななみさんによるソプラノ独唱とピアノ演奏でお楽しみいただきました。

 
 暦の上では処暑も過ぎたというのに、相変わらずの蒸し暑さの中、汗をふきふきお越しくださいましたお客様、ありがとうございます。

演奏中のお二人.jpg 

 あいちトリエンナーレ(8月21日に開幕したばかりです!)の開催にお祝いの気持ちを込めて歌ってくださった一曲目、「乾杯」を皮切りに、一曲一曲について、ほんとうに丁寧に紹介しながら、心を込めて歌ってくださった神田さん。豊かな声量で歌い上げてくださいました。(担当者は「トスカ」が好きで、聴けて嬉しかったです♪)

演奏中の神田さん.jpg

 この日のためにオリジナルの曲「あこがれサイダー」を作曲(ありがとうございます!)して演奏してくださった伊藤さん。「あこがれサイダー」は、サイダーの泡がはじける音を再現するような出だしから始まって、なんだか懐かしさを感じさせてくれる雰囲気をもった、夏にぴったりの曲で、担当者も聴きいってしまいました。お客様にも好評で、アンケートに「もう一度聴きたい」と書かれたお客様も。

 演奏中の伊藤さん.jpg

 暑さを乗り越えてお越しくださったお客様にも、来てよかった、と思っていただけたのではないかと、お客様の大きな拍手を聞きながら、そう感じた担当者でした。

熱心に聴き入るお客様.jpg

 ・曲目
♪乾杯(ヴェルディ)・・・・・・・・・・・・・・・・ソプラノ独唱

♪小犬のワルツ(ショパン)・・・・・・・・・・・・・ピアノ演奏

♪夏の思い出(中田喜直)・・・・・・・・・・・・・・ソプラノ独唱

♪サルビア(中田喜直)・・・・・・・・・・・・・・・ソプラノ独唱

♪あこがれサイダー(伊藤ななみ)・・・・・・・・・・・ピアノ演奏

♪歌劇「リナルド」より
 この私を過酷な運命に泣くがままにさせて /ヘンデル ソプラノ独唱

♪歌劇「トスカ」より
 歌に生き恋に生き /プッチーニ ・・・・・・・・・ソプラノ独唱

アンコール曲
♪歌劇「ワリー」より
 さようなら、ふるさとの家よ /カタラーニ ・・・・ソプラノ独唱

 神田さんは、トリエンナーレプロデュースオペラ「ホフマン物語」(9月18日・20日)にもAC合唱団として出演される予定です。がんばってくださいね。応援してます!

演奏を終えて笑顔のお二人.jpg

 次回第51回は、2010年9月22日(水)午後0:15から30分間、邦楽アンサンブルKURICOROさんによる箏・尺八等の演奏をお届けする予定です。名古屋音楽大学邦楽専攻の卒業生、在校生のメンバーによる邦楽アンサンブル、どんな音色を響かせてくださるでしょうか。
では、会場でお会いできることを楽しみに。

(k.k.)

8月25日(水)に開催される第50回フレッシュコンサートに出演予定の神田知里さん、伊藤ななみさんから、出演に際しメッセージをいただきました。

こんにちは♪
声楽(ソプラノ)の神田知里と、ピアノの伊藤ななみです。毎日蒸し暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?


私たちはそんな蒸し暑い毎日を吹き飛ばし、爽やかに夏の芸文を彩るように、様々な曲を皆様にお届け致します。


声楽曲の「乾杯」はヴェルディ作曲の華やかな歌曲です。あいちトリエンナーレに湧く芸文へのお祝いの気持ちを込めて選ばせていただきました。


「歌に生き恋に生き」はプッチーニ作曲の歌劇「トスカ」で歌われる有名なアリアのひとつです。情熱的で真剣なトスカの愛を歌います。


「この私を過酷な運命に泣くがままにさせて」はヘンデル作曲の歌劇「リナルド」で歌われるアリアです。よくTVでも流れるこの曲は、皆様一度は耳にされたことがあると思いま
す。
そして夏の日本歌曲として「夏の思い出」、「サルビア」を歌わせていただきます。イメージの異なる2つの夏をお楽しみください。


ピアノ曲は今年2010年がショパンイヤーということにちなんで、ショパン作曲の「小犬のワルツ」、そして、伊藤さん自作曲の「あこがれサイダー」をお届けします。作曲活動も
意欲的に行っている伊藤さん、どんなサイダーで会場をはじけさせてくれるでしょうか?!

皆様に楽しく爽やかな時間をお届けできるよう心を込めて演奏致します。
8/25、皆様のご来場を心よりお待ちしています♪

神田さん♪.JPG伊藤さん♪.JPG


 神田さんは、沖縄県立芸術大学音楽学部音楽学科声楽専攻をご卒業後、第31回読売中部新人演奏会、宗次ホールランチタイムコンサートにご出演、オーディションによりウィーンムジークセミナーを受講しディプロムを取得、病院・福祉施設等での演奏活動など、積極的に活動されていますし、 伊藤さんは、名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て、現在、金城学院大学人間科学部芸術・芸術療法学科4年に在籍されながら、病院・福祉施設等での演奏活動、ジャズ・ポップスのライブ活動を展開中です。 

 私たちスタッフも神田さんのソプラノと伊藤さんのピアノ(「あこがれサイダー」ってなんだかさわやかですてきなタイトルですね♪)が当センターのフォーラムに響き渡るのをとても楽しみにしてます。大勢のお客様とともに素敵なひとときを共有できると嬉しいです。

それでは会場でお会いできるのを楽しみに
 

(k.k.) 

 7月28日第49回フレッシュコンサートは、フルート&ピアノでDuoカミングプリンセスさんにご出演いただきました。


 当日は、あいちトリエンナーレの準備のため、8F10Fの美術館エリアが休館しており、来場者が少ないのではと心配をしていましたが、今回も大勢のお客様で客席が埋まり、担当者も嬉しい限りでした。

演奏に聞き入る大勢の来場者♪.jpg

 ただ、会場に間近い大ホールでの公演に大勢の来場者がお越しになり(大ホールの開場時間が13:00でした。)、後半少しざわついた感があり、ご出演いただいたDuoカミングプリンセスのさんにもお客さまにも、ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。


 演奏は、フルートとピアノがすごくぴったりしてマイフェアレディから始まり最後のアンコール曲の涙そうそうまで時間があっという間に過ぎていきました。


 曲の説明もお二人で交互にされ、『フルートは演奏を続けると唇が乾く楽器なので、曲間に水で湿らせながら演奏される』などの説明や曲目の説明もユーモアを交えてのお話に、終始客席も和んだ雰囲気で毎日の暑さを忘れるひとときでした。

次回は、また同じ場所で「歌とピアノのサマーコンサート」の題目で、神田知里さんと伊藤ななみさんにご出演いただきます。お楽しみに。

(A.M)
 

7月28日(水)に開催される第49回フレッシュコンサートに出演予定のDuo、カミングプリンセスさんから、出演に際しメッセージをいただきました

こんにちは。フルートとピアノのDuo、カミングプリンセスです。
今回は暑い季節、芸文のロビーにフルートが涼やかに響き渡るような曲を選ばせて頂きました。
「マイ・フェア・レディ」はおなじみの映画曲、なかでも「踊り明かそう」はひときわ有名です。
ガーシュインの「そんな事はどうでもいいさ」、変わったタイトルですが、黒人社会を背景にしたオペラ「ポギーとベス」の中で、ならず者が教会に行こうとする子供達に歌う歌です。
「ムーランルージュの歌」はロートレックの生涯を描いた映画の主題歌で、古き良き日々に思いを馳せるような、優しいメロディーが印象的です。
「インベンション13番」元はバッハのピアノ曲ですが、フルートとピアノが追いかけあう、スパイ映画のような編曲で聴いて頂きます。
最後には日本の歌「木曽節」を現代のアレンジで、フルートとピアノでこんな木曽節もあるの、と思って頂けたらうれしいです。

28日皆様のご来場を心よりお待ちしています。

 私たち運営スタッフもフルート&ピアノのハーモニーをとても楽しみにしています

 この4月にピアノ(電子ピアノではありますが)を導入して以来、当フレッシュコンサートにお申込いただく演奏編成に、○○○&ピアノというパターンが増えてまして(今後、8月、10月、12月とピアノが活躍予定です。)、それも嬉しい担当者です。
それでは会場でお会いできるのを楽しみに!
 

(K.K.)

 ゴールデンウィーク直前の4月28日に、カカカ三姉妹さんでお楽しみいただきました。

 今年度最初のフレッシュコンサートは、名古屋音楽大学の在学生3人による独唱・重唱で幕を開けました。

 緊張からか最初のメンバー紹介を飛ばしてしまいましたが、一生懸命に曲目を紹介する司会ぶりにも好感が持てたカカカ三姉妹さん。

 日頃の練習成果を大いに発揮し、素敵な歌声を響かせてくださいました。お見えになったお客様にも好評で、皆さん温かい拍手を送っていらっしゃいました。

3重唱♪.JPG

・曲目

♪ロッシーニ 歌劇「セヴィリアの理髪師」より  ロジーナのアリア“今の歌声は”
♪モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より   スザンナと伯爵夫人の手紙の二重唱“やさしいそよ風が”
♪グルック 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より  オルフェオとエウリディーチェとアモーレの三重唱“尊き愛の神よ”
♪ドビュッシー ロマンス
♪レハール 喜歌劇「ジュディッタ」より“熱き口づけを”
♪ドリーブ 歌劇「ラクメ」ラクメとマリカの花の二重唱   “おいでマリカ”

 スタッフが、
『グループ名「カカカ三姉妹」って、ちょっとかわった響きのお名前ですね。』
と、お尋ねしたら、名古屋音楽大学で声楽を同じ(ウーヴェ・ハイルマン)先生について勉強している3人で、3人全員の名前の中に「か」が含まれていることから、つけた名前だとお答えが返ってきました。でも、コンサートの後で「分かりづらいから、名前を変えようか」などと笑顔でお話されてました。

カカカ三姉妹の皆さん.JPG


 
 次回第47回は、2010年5月26日(水)午後0:15から30分間、「ルヴァロア弦楽四重奏団」さんによる弦楽四重奏をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内です。


 ルヴァロア弦楽四重奏団さんは、1999年結成以来、精力的に活動を続けていらっしゃいますが、今回は、モーツァルト弦楽四重奏曲第14番「春」より素敵な音色をお届けいただきます♪息のあった四重奏が今からとっても楽しみです!

 

では、会場でお会いできることを楽しみに。

(k.k)

 今回は、さくら木管五重奏団さんによる木管五重奏でお楽しみいただきました。
 当日は、桜の花もチラホラ咲き始めたものの、折からの雨で肌寒い中でのコンサートとなりました

 さくら木管五重奏団さんは、既にCDもリリースされ、近々室内楽リサイタルも予定されていらっしゃるということですが、全員、桜の色にちなんだドレス(ちょっと寒そうでしたが)に身を包み、華やかな雰囲気を醸し出していらっしゃいました。

バスーン(ファゴット)奏者の野村和代さんの司会で笑いを交えて、木管楽器のやわらかな音色のハーモニーが響き渡りました。

演奏中です♪.JPG


・曲目

♪さくらさくらFantasy/冨士川 健 
♪5つのやさしいダンス より/D.アゲイ  
♪組曲作品57/C.ルフェーブル
♪サウンド・オブ・ミュージック メドレー/R.ロジャース
アンコール
♪ふるさと

 曲目の一つに挙がっている、デニス・アゲイの「5つのやさしいダンス」ですが、ポルカ、タンゴ、ボレロ、ワルツ、ルンバの5つの曲の中の3曲をご披露いただいたのですが、担当者、どの曲が何の曲なのか、ちっとも分からず(そもそもポルカ、タンゴ、ボレロ、ワルツ、ルンバの特徴や違いをまったく分かっていなかったので、当たり前といえば当たり前でした。)残念でしたが、それでもコミカルで踊りたくなるような曲の楽しさだけはしっかり心に残りましたよ。

 当日の芸文センターは、美術館の古代ローマ帝国の遺産展も終わったばかり、大ホールでの催しもなし、コンサートホールで県立芸術大学の卒業演奏会が午後3時からあるとはいえ、冷たい雨が降る中、どのくらいの人出があるのか、お客様にお越しいただけるか、と内心ひやひやしながら準備を進めておりました。

 実際、2階フォーラムの人通りは、『少ないっ!!』と感じるほどでしたが、開演10分前くらいから急に会場を目指してお見えになるお客様の姿が増え始め、開演時には、ご用意した席のほとんどが埋まり、追加のお席を用意したほどでした。(ほっ)

 このコンサートを楽しみにしていただいているお客様がこの冷たい雨の中、このセンターまで足を運んでくださったことへの嬉しさと、感謝の気持ちが改めて湧いてきて、そのうえ、終演後にご出演いただいたさくら木管五重奏団のメンバーの方々から「熱心に聴いていただいた」「音楽を聴くのが本当に好きな方々ばかりだった」とのお言葉を頂戴し、さらに嬉しくなった担当者でした

演奏後の和やかな笑顔!.JPG


 
 次回第46回は、2010年4月28日(水)午後0:15から30分間、「カカカ三姉妹」さんによる独唱&重唱をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内です。名古屋音楽大学の大学院生&4年生の先輩後輩トリオの皆さんです。普段は、ドイツリートや宗教曲オペラなど様々な曲に取り組んでおられるとか。


 曲目は、ロッシーニ歌劇「セヴィリアの理髪師」より モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」より グルック歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりドビュッシー「ロマンス」レハール喜歌劇「ジュディッタ」より ドリーブ歌劇「ラクメ」より(詳細は、当センターホームページをご覧ください。)を予定。ゴールデンウィーク直前のうきうきする雰囲気の中でどんなフレッシュな歌声を聴かせていただけるのでしょうか。♪

では、会場でお会いできることを楽しみに

(k.k)
 

3月24日(水)に開催される第45回フレッシュコンサートに出演予定のさくら木管五重奏団から、出演に際しメッセージをいただきました。

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こんにちは!さくら木管五重奏団です♪

今回のプログラムは春にちなみ、さくら木管五重奏団の為に作曲された「さくらさくらFantasy」や、さわやかな風を運んでくれる「サウンドオブミュージックメドレー」 などを演奏いたします! 30分の短いプログラムですが、お楽しみいただける曲をご用意してます。入場無料となっていますので、ぜひお気軽にお越しくださいませ。皆様のお越しを心よりお待ちしています。

  さくら木管五重奏団♪.JPG

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  日本の春を代表する桜の5枚の花びらのように5人の奏者で一つの音楽を作りあげていきたいという願いから名づけられた「さくら木管五重奏団」は、愛知県立芸術大学卒業生により2002年春結成され、これまで日本の歌など馴染み深いレパートリーの他、オリジナル作品にも意欲的に取り組まれています。

演奏曲目(予定)
♪さくらさくらFantasy/冨士川 健 
♪5つのやさしいダンス より/D.アゲイ  
♪組曲作品57/C.ルフェーブル
♪サウンド・オブ・ミュージック メドレー/R.ロジャース

 曲目の一つに挙がっている、デニス・アゲイの「5つのやさしいダンス」ですが、ポルカ、タンゴ、ボレロ、ワルツ、ルンバと、どの曲もコミカルで踊りたくなるような5つの曲から構成されているとか。当日は、その中の一部をご披露いただけると思いますが、担当者もとても楽しみです。

それでは会場でお会いできるのを楽しみに!

(k.k.)

 今回は、カルテットフリーセントさんによる弦楽四重奏でお楽しみいただきました

 今回のコンサート、現在当センター10階の愛知県美術館で「古代ローマ帝国の遺産展 大ローマ展」が開催中ということもあって、曲目のキーワードも「イタリア」。

ヴィオラ、チェロ.JPG

 ヴィオラ奏者の小松さん(上の写真左側)が実際にイタリアを訪れた時の話なども交えながら、息のあった演奏をご披露くださいました。

1stヴァイオリン、2stヴァイオリン.JPG

 「カヴァレリア・ルスティカーナ」や「ニューシネマパラダイス」はよく知られた名曲であり、とても楽しんで聴かせていただき、最後の曲目、ヴォルフの「弦楽四重奏のためのイタリア風セレナード」は、技術的にも難しいところが多い曲とのことでしたが、その分聴き応えのある一曲で、お客様にもとても好評でした。

 

・曲目
 弦楽四重奏曲第2番ニ長調K.155   「ミラノ四重奏曲」 / モーツァルト  
 映画「ニューシネマパラダイス」より / モリコーネ
 オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より  間奏曲 / マスカーニ
 弦楽四重奏のためのイタリア風セレナード / ヴォルフ 

 

 実は、今回のコンサート、ご来場くださったお客様の中には、お気づきの方もいらっしゃったと思いますが、アーツチャレンジ2010(「アーツ・チャレンジ2010―新進アーティストの発見inあいち―」とは、愛知から全国や世界へ羽ばたくアーティストの輩出を目指して、新進アーティストを支援し活動発表の場を提供するために愛知県が開催している作品コンペ)に入選された藤永覚耶(ふじながかくや)さんの巨大な入選作品の前で開催させていただきました。
(作品保護と音響効果を兼ねて、反射板を置かざるを得なかったのが、担当個人としてはちょっと残念でしたが。)
いつもと違った雰囲気が醸し出されていて、おもしろかったですね。

アーツチャレンジの作品を背景にコンサート♪.JPG

 
 次回第45回は、平成22年3月24日(水)午後0:15から30分間、「さくら木管五重奏団」さんによる木管五重奏をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内です。

 

 曲目は、「さくらさくらFantasy/冨士川 健」「5つのやさしいダンス より/D.アゲイ」「組曲作品57/C.ルフェーブル」「サウンド・オブ・ミュージック メドレー/R.ロジャース」を予定。ちょうど桜も咲き出しそうな季節にどんな演奏を聴かせていただけるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。

 

(k.k)
 

 今回は、モーツァルト200メモリアルさんによる独唱、重唱でお楽しみいただきました。
 コンサート当日の1月27日は、ちょうどヴォルフガング・A・モーツァルトの誕生日にあたり、コンサートタイトルも「モーツァルトの誕生日」。

 折りしも8階ギャラリーにおいて「日展」開会式の直後でご覧になったお客様や大ローマ展のお客様も大勢お越しになり、大盛況の客席。

大勢のお客様♪.jpg

 モーツァルト200メモリアル代表の熊崎さんの解説を交えながら、長谷川菊さん、瀧口恵理子さん(ソプラノ)、瀧沢博さん(バリトン)も木村曜子さんのピアノ伴奏で聴き応えのある独唱、重唱をご披露くださり、大勢のお客様も3人の美しい歌声にうっとり聴き入っておられました。

解説された熊崎さん.jpg   

独唱3.jpg 

独唱1.jpg 

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ピアノ伴奏.jpg
 
 

 ・曲目
 Kv.578 コンサートアリア「Alma grande,e nobil core」
 Kv.492 歌劇「フィガロの結婚」より(ベーレンライター新全集の表記によるNo.)
   No.10 ″Non piu andrai ″ 
   No.11 ″porgi amor qualche ristoro・・・ ″  
   No.14  Terzetto″susanna,or via sortite ″
   No.17  Duettino ″Crudel! perche finora・・・″
 Kv.596 歌曲集より  ″Sehnsucht nach dem Frühlinge ″

 実は、午前中のリハーサル時も、歌声に足を停めて、開演前の客席に腰を下ろされるお客様も多く、告知用のチラシもすぐになくなってしまったり、客席数より多めにご用意したプログラムも開演前に全て配り終えてしまうなど、うれしいハプニングも続出の第43回でした。

 最後に熊崎さんがご用意してくださった「アヴェヴェルムコルプス」の楽譜を客席にお配りして、モーツァルト200メモリアルと一緒に唱和するというサプライズありで、出演者とお客様が一体となった楽しいコンサートで終了できました。

 人が出入りするたびに冷たい外気が吹き込む会場の寒さに耐えながら熱演くださった出演者の皆様、静かに、かつ熱心にお聴きくださったお客様の皆様に改めて御礼を申し上げます。

 次回第44回は、2月24日(水)午後0:15から30分間、「カルテットフリーセント」さんによる弦楽四重奏をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内ですが、北側スペースに変更となる場合がありますので、ご注意くださいね。

 曲目は、弦楽四重奏曲第2番ニ長調K.155「ミラノ四重奏曲」(モーツァルト)、映画「ニューシネマパラダイス」より(モリコーネ)、オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(マスカーニ)、「弦楽四重奏のためのイタリア風セレナード」(ヴォルフ)を予定。大ローマ展開催中ですが、選曲のキーワードも「イタリア」です♪どんな演奏を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。

(文責:k.k)
 

当センターでは、 毎月第4水曜のお昼に無料のミニコンサート、フレッシュコンサートを開催しておりますが、今日は、この1月27日に出演予定の「モーツァルトメモリアル200」さんから、コンサートに向けてのコメントをいただきました。

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1月27日にフレッシュコンサートで演奏予定の「モーツァルトメモリアル200」の熊崎です。今回のコンサートの主題は「モーツァルトの誕生日」、そのモーツァルトについて、少しご紹介しますね。

 W・A・モーツァルトは、1756年1月27日(火曜日)午後8時、オーストリア、ウイーンから317キロ離れたザルツブルク、ザルツッハ川のほとり、旧市庁舎のうしろゲトライデガッセ9の4階で産声をあげました。それからわずか35年の短い生涯に600数十曲という作品を生み出したすばらしい作曲家です。

母はアンナ・マリア、父はレオポルド。

母アンナ・マリア.jpg          父レオポルド.jpg

父レオポルドはのちに「ヴァイオリン教本」を出版し、これは優れた音楽教育教材としてすでに18世紀当時、数ヶ国語に翻訳されるほどの音楽家でした。

モーツァルト4歳の時のお話を一つご紹介しましょう。

父        「なにしてるんだ?」
ヴォルフガング「いま、コンサートのピアノ曲を書いてるんだ」

(父が見ると、羽ペンで書いているものの、こぼしたインクのシミだらけの楽譜を書いています。)

父        「こりゃ難しいぞ!ヴォルフガング!」
ヴォルフガング「だからぼくコンサートの曲って言ったんだ。きちんと弾けるようになるまで練習しなきゃ!」

神童モーツァルトと言われていますが、こんな幼少の頃から、音楽が生活の一部となるほど練習を積み重ねていたんですね。子ども同士で遊んだことなどない少年時代だったかもしれません。幼い頃の肖像画は大人びていてその齢に見えない顔つきです。

幼時のモーツァルト.jpg

余談ですが、モーツァルトの生誕地、ザルツブルグの郊外アニフには、20世紀クラシック音楽の巨匠カラヤンの家と墓もあります。

飛行機好きで知られたカラヤンは、航空機を利用して世界中を旅して演奏活動を展開する人生を送りました。カラヤンの家の左右の精悍な馬の門柱を眺めていると、一生を通して旅を繰り返したモーツァルトと何か共通するものすら感じるのは私だけでしょうか?

来る1月27日は、そんな巨匠たちに敬意をこめて演奏したいと思いますので、どうぞご期待ください!

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当日は、モーツァルト作曲のコンサートアリア「Alma grande,e nobil core」を始め、歌劇「フィガロの結婚」等よりソプラノとバリトンの美しい歌声をご披露いただける予定です。会場でお会いできるのを楽しみに!

 (文責 K.K. ) 

 今回は、Blume(ブリューメ)さんによるフルート、オーボエ、ファゴット、クラリネットの四重奏でお楽しみいただきました。

 フレッシュコンサートは、原則第4水曜開催なのですが、今月はちょうど天皇誕生日に当たり、翌日は偶然にも12月24日、クリスマスイブの開催となりました(開催日が祝日にあたると、コンサート開催に必要なスタッフ人員を確保できず、やむをえず順延等せざるを得ません。23日においでいただいたお客様、本当にごめんなさい)。

 コンサートが始まって、しばらく演奏に聴き入っていたのですが、お客様が差し込んでくる日光がまぶしくて手をかざしたり、席を移動される方がいらっしゃるのに気づきました。どきっ。(事前の会場設営の際、スクリーンを降ろすかどうか迷ったスタッフもいたのですが、陽光射す明るい会場づくりを優先させたのでした。)といって演奏中にスクリーンを降ろしては機械音が響いて、却って演奏の邪魔になってしまいますし・・・。あらかじめスクリーンを降ろしておいた方がよかったのか・・・。反省
 
 さて、そうこうするうちに、曲目は木管四重奏曲(Francaix)。演奏自体も4人の息をあわせて演奏するのも難しい、と説明されていらっしゃいましたが、軽妙なリズムの楽しい曲を素敵に演奏してくださいました。コンサートなどで人気の曲というのもうなずける楽しさでした

 クリスマスイブの演奏ということで、エンディングにはクリスマスソングメドレーを演奏していただき、お客様はクリスマスムードに包まれて会場を後にされたことでしょう

Blumeの皆さん♪.jpg
 ・曲目
♪「ネバーエンディングストーリー 」(Forsey)
♪「ホールニューワールド」(Menken)
♪「涙そうそう」(Begin)
♪「この道」(山田耕作)
♪「木管4重奏曲」(Francaix)
♪ ディズニーソングメドレー
♪「エンターティナー」(Joplin)
♪ クリスマスソングメドレー


 
  次回第43回は、2010年1月27日(水)(通常の第4水曜です。)午後0:15から30分間、「モーツァルト200」さんによる「モーツァルトの誕生日」(ソプラノ・バリトン)をお届けする予定です。曲目は、Kv.578 コンサートアリア「Alma grande,e nobil core」、Kv.492歌劇「フィガロの結婚」より"Non piu andrai","porgi amor qualche ristoro..."などの予定です。ちょうど1月27日はモーツァルトの誕生日にあたるとのこと。どんな歌声を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。

(文責:k.k)
 

 

 今回は、Klang Quartett(クランクカルテット)さんによるバイオリン、ヴィオラ、チェロの四重奏でお楽しみいただきました。

 Klang Quartetさんは、愛知県立芸術大学の現役学生4人(第1バイオリンの加納さんは、院生)で今年の2月に結成されたばかりのカルテット。大学の授業を始めレッスンで一緒に日々研鑽を積んでいらっしゃいます。

 今回のコンサートは、フレッシュコンサートとしては現役学生の演奏は久しぶりで、どんな演奏かとワクワクする気持ちでいっぱいでしたが、担当者のそんなひそかな期待を裏切らない、息の合った、ひたむきな演奏でした。

 お客様の中には、「ラズモフスキー第3番」を聴くために、仕事を休んで来たという方もおみえで、フレッシュコンサートへの期待の高さを実感でき、スタッフ一同の励みともなりました。お客様がお書きくださったアンケート結果を今回少しだけご紹介しましょう。

『ハッピーバースデー変奏曲が面白かった』
『弦楽四重奏を生で聴いたことがなかったが、とてもよかった』
『弦楽四重奏が大好き』
『ベートーベンが大好き。やっぱり生演奏はさらに素晴らしかった』

 ちなみに、担当者自身は、と申しますと、どの曲も楽しませていただきましたが、最後の「ラズモフスキー第3番」の第4楽章のテンポの速い辺りがとりわけ大好きで、リハ分も含めて2回聴けて正に役得でした

 実は、6月にフレッシュコンサート出演者募集のため、県内音楽大学に直接チラシを送らせていただいたのですが、Klang Quartettさんはそのチラシをみてご応募いただいたと当日お聞きしました。スタッフとしてはそのことも嬉しかったですね!

 
 ・曲目
♪弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章(ハイドン)
♪ハッピーバースデー変奏曲(P.ハイドリヒ)
♪弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」より第1・3・4楽章(ベートーヴェン)

 熱の入った演奏♪.jpg 左から加納さん、加藤さん、福井さん、小川さん.jpg

   次回第42回は、2009年12月24日(木)(通常の第4水曜ではなく、第4木曜ですので、くれぐれもお間違えのないよう願います。偶然ですが、X'masイブですね)午後0:15から30分間、「Blume(ブリューメ)」さんによる木管四重奏をお届けする予定です。曲目は「木管4重奏曲」(Francaix)、「エンターティナー」(Joplin)、「ホールニューワールド」(Menken)、「この道」( 山田耕作)、「涙そうそう」(Begin)、「ネバーエンディングストーリー 」(Forsey)、そしてクリスマスソングメドレーの予定です。彼女たちも愛知県立芸術大学をこの春ご卒業されたばかりとのこと。どんな演奏を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。

(文責:k.k)

 今回は、Noirさんによるクラリネット、バスクラリネット、ピアノ(電子ピアノですが)、コントラバスの四重奏でお楽しみいただきました。

 NOIRさんは、名古屋ウィンドシンフォニーのメンバー4人(クラリネットの三浦幸二さんが名古屋ウィンドシンフォニーの代表)で結成されたカルテット。それぞれが東海地方を拠点として、さまざまな演奏活動を展開されていらっしゃいます。

 バスクラリネットとコントラバスは、アンサンブルの中ではメロディーラインを奏でることは少ない楽器だそうですが、当日の演奏では、バスクラリネットやコントラバスもソロを演奏し、その素敵な低音に客席の皆様も聴き入っておられました

 実はコンサート当日には大ホールで2時から他の公演が開催予定で、その当日券引換えがちょうど演奏真っ最中の12時半!?そんなわけで始まる前からフレッシュコンサート会場の隣、大ホール前は大勢のお客様方で混雑していました。トラブルがあっては大変なので、大ホール公演の主催者側の担当者と連絡をとったり、コンサートの前にお客様に事前アナウンスをしたり、とハラハラドキドキでした。NOIRさんの堂々とした演奏に、客席の皆様が次第に集中していく様子をみて、救われた思いのスタッフ一同でした。

 ごく一部ですが、演奏途中の私語や途中退席もあり、目に余るものはスタッフからご注意を申し上げましたが、コンサートは演奏者とお客様の両者で作るものなのだぁと改めて実感するとともに、公開空間で開くコンサートでお客様にどこまでご協力をいただけるのか、コンサート担当1年目の担当者はまだまだ悩めるところです

 ・曲目
♪エスクアロ (A・ピアソラ)
♪ア・ホール・ニュー・ワールド (A・メンケン )
♪ハンガリア舞曲第6番 (ブラームス)
♪私のお気に入り (R・ロジャース)
♪リベルタンゴ (A・ピアソラ) 
♪川の流れのように  

次回第41回は、2009年11月25日(水)(いつもどおり第4水曜です。)午後0:15から30分間、「Klang Quartett」による弦楽四重奏をお届けする予定です。曲目は「弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章」(ハイドン)「ハッピーバースデー変奏曲」(P.ハイドリヒ)などの予定です。彼女たちは、全員県内音楽大学の現役学生とのこと。若さあふれる演奏を期待してます♪
では、会場でお会いできることを楽しみに

 お客様が演奏に聴き入っている様子.JPG NOIR演奏風景.JPG

 今回は、小室真理さんによるインドの古典楽器『サントゥール』の演奏でお楽しみいただきました。

 前回の「トーンチャイム」という楽器も担当者自身初めてでしたが、今回の「サントゥール」という楽器も初めて知りました(珍しい楽器を間近にすることができて、役得ですね♪)。北インド・カシミールの百弦琴で、台形の共鳴箱に張られた弦を2本の細いバチでたたいて音色を奏でます(下の写真を見てくださいね。)。その独特の旋律を聴いていると、まるでインドにいるような錯覚に陥りそうでした。

 演奏された小室さんは、すらりとした長身に、インドの民族衣装サリー、額にビンディー(額の真ん中の小さな印みたいなアクセサリーですね。)といったいでたちで、とてもエキゾチックな雰囲気(演奏の前にはインド風に両手を合わせて礼をされてました。)を醸し出し、平台の上に座ってひざの上にサントゥールを置いて演奏される姿は、本当に素敵でした(演奏中の写真は、当センターHPでご覧くださいね。)

 舞台設営面では、今回、床に直に座って演奏されるということで(小室さんの要望もあって)、初めて平台をご用意しました(施設課のスタッフや愛知県舞台運営事業共同組合のみなさんの全面的なご協力で実現できました。この場を借りて、『ありがとうございます!!』)。サントゥールが奏でる音色を拾うマイクの位置も、微妙な調節を繰り返してセッティング。その甲斐あって、無事、サントゥールの音色をお客様にお届けすることができました。ほっ

 ・曲目
♪ラーガ・マドゥヴァンティ ― Glorious Afternoon Dream ―

 「ラーガ・マドゥヴァンティ」は、午後のラーガ、という意味だそうです。北インドの古典音楽では、作曲された「曲」の演奏というスタイルではなく、「ラーガ」と呼ばれる、旋律、特徴的な音の配列、強調される音、演奏される時間 季節、表現される感情などに関する規則に基づいて、演奏者が即興で音楽を奏でてゆくものだそうです。今回のフレッシュコンサートで行なわれた演奏は、まさに今回限りのものだったんですね。


次回第40回は、2009年10月28日(水)(次回は第4水曜です。)午後0:15から30分間、「NOIR」によるクラリネット、バスクラリネット、コントラバス、電子ピアノによる演奏をお届けする予定です。曲目は「エスクアロ」「ハンガリア舞曲第6番」「リベルタンゴ」他で、ピアソラの曲が2曲も入っていて、タンゴの名曲がとても楽しみですね。
では、会場でお会いできることを楽しみに

 これがサントゥール♪.JPGこちらがバチですね♪.JPG 

 今回は、RAKUDAチャイムクワイアの皆さんによるトーンチャイム演奏でお楽しみいただきました。

 
 トーンチャイムという楽器、ご存知でしょうか?担当者自身は今回初めて演奏を聴かせていただきました。ハンドベルのような感じかなぁと想像していましたが、実際に聴かせていただいたら、ハンドベルよりももっとやわらかな響きで、赤ちゃんの子守唄にもぴったりな音だなぁなどと思いました
指揮を務められた嶋田さんの巧みな司会で、お越しいただいたお客様皆様で文部省唱歌「うみ」も合唱したり(多分、お客様の皆様が合唱されたのは、フレッシュコンサートでは今回が初めてではないかと思います)、演奏後もトーンチャイムに興味を持ったお客様が楽器や出演者の方々の周囲に集まって、楽器に触ったり、話を聞かせていただいたり、と楽しかったです。
 ・曲目
♪主よ人の望みの喜びよ/バッハ
♪G線上のアリア/バッハ
♪歌の翼に/メンデルスゾーン
♪エスパーニャ/シャブリエ
♪ひとりぼっちの羊飼い/ロジャーズ
♪うみ/文部省唱歌
♪涙そうそう/BEGIN
♪星に願いを/ハーライン
アンコール曲
♪「新世界」より 家路 /ドヴォルザーク
 RAKUDAチャイムクワイアさんのメンバーは全部で15名(今回ご出演いただいたのは10名の皆様です。)、普段は西三河で演奏をされることが多いそうです。メンバーのうち3名(お一人は、今回ご出演くださいました。)にもうすぐ赤ちゃんがお生まれになるそうです。素敵な演奏をありがとうございました。そして、無事のご出産とその後の益々のご活躍を心より祈っております(やっぱりトーンチャイムを赤ちゃんに聴かせてあげるのでしょうか♪)。

次回第39回は、2009年9月30日(水)(次回は第4水曜ではなく、第5水曜ですからくれぐれもご注意くださいね。)午後0:15から30分間、小室真理さんによるインドの古典楽器『サントゥール』の演奏をお届けする予定です。いったいどんな演奏になるのか、スタッフ一同も楽しみです。

では、会場でお会いできることを楽しみに。

演奏中のチャイムクワイアの皆さん.jpg  演奏後.jpg

 

 たいへん遅くなってしまいましたが、7月22日の第37回フレッシュコンサートのご報告です。今回は、サクソフォンカルテットの演奏をお楽しみいただきました。

 
 今回出演いただいた、『結花(ゆえはな)サクソフォンカルテット』は、同じ大学の先輩後輩女性4人(そのうち3人は、現役の学生メンバー!)で結成され、愛知、岐阜を中心に地域に根ざした演奏活動を展開されていらっしゃるそうです。

 今回の演奏のために特にアレンジをしていただいて、メンバーの皆さんも大好きな久石譲の名曲の数々(CMや映画「となりのトトロ」などで耳によく馴染んだ曲ばかり♪のメドレー)をとても楽しく聴かせていただきました。

 ・曲目
♪サクソフォーン シンフォネット/ベネット
♪サクソフォン四重奏曲/サンジュレー
♪久石譲メドレー(あの夏へ―summer―風の通り道―Oriental Wind―アシタカせっ記)/Arr平岡聖
♪Please Please Me/ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
アンコール曲
♪彼方の光 Far away /村松崇継 arr浅利真

 サクソフォンも、人の声と同様、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類があって、大きさによってまったく違う音色が奏でられるんですね。演奏の合間に、それぞれのサクソフォンの音色を聞かせてくださったのですが、それぞれまったく違う雰囲気をまとっていて、とても面白かったです。

 サクソフォンの演奏も4人で代わる代わる務めた司会ぶりも、若々しさに好感の持てる素敵なひと時でした。これからも音楽の勉強を積み重ねていかれるメンバーの更なるご活躍を期待してます♪


次回第38回は、2009年8月26日(水)午後0:15から30分間、RAKUDAチャイムクワイアによるトーンチャイムアンサンブルをお届けする予定です。トーンチャイムのやさしい音色、スタッフ一同も楽しみです

では、会場でお会いできることを楽しみに

結花サクソフォンカルテットの皆さん.png  演奏中♪.png

 今回は、新田尚美さんの電子ピアノ演奏でドラマや映画で親しまれている曲の数々をお楽しみいただきました。

 実は、フレッシュコンサートで、ピアノソロを演奏していただいたのは、36回目にして初めての試みでした(電子ピアノではありましたが)。本当はピアノをご用意できればよいのですが、残念ながら、出演者の方々に電子ピアノを持参いただいて演奏していただくしかないのが現状です。


 また、トーク用のマイクとスピーカーはご用意しているのですが、楽器についてはアコースティック音源が原則で、楽器用のスピーカーについては出演者の方々にお持込みとさせていただいています。(もちろん、用意のスピーカーで対応可能なご要望には精一杯お応えしてます♪)。

 今回は、電子ピアノとスピーカーもご持参いただくこととなり、スタッフは台車と運搬の人手を準備してお迎えしましたところ、車から降りて来られた新田さんは、臨月間近なのが一目で分かるので、スタッフ一同びっくりそんな奥様の身体をいたわって、ご主人様も一緒に付き添っておいでなのが、微笑ましくて、素敵でした
 
・曲目
♪夏は来ぬ
♪NHK大河ドラマ「天地人」より メインテーマ
♪映画「菊次郎の夏」より 「Summer」(久石 譲)
♪映画「愛染かつら」より 「旅の夜風」
♪世界の車窓から
♪与作
♪モルダウ(スメタナ)
♪24時間テレビ「愛は地球を救う」より サライ

次回第37回は、2009年7月22日(水)午後0:15から30分間、結花(ゆえはな)サクソフォーンカルテットによる四重奏をお届けする予定です。曲目はベネット「サクソフォン・シンフォネット」など。華やかなコンサートになりそうです。スタッフ一同も楽しみです

では、会場でお会いできることを楽しみに。

演奏する新田さん.JPG演奏風景.JPG

 

 35回目を迎えた今回は、奥村陽子さんのアルパ演奏でお楽しみいただきました。いかがでしたでしょうか。

 アルパは、別名をインディアンハープとも言い、南米を代表する民族楽器(「アルパ」という名前自体、ハープのスペイン語読みが語源だとのこと。)です。クラシックギターに似た美しい音色と華やかな演奏、人柄がにじみでるあたたかいトークに、お越しいただいた大勢のお客様には十分お楽しみいただけたのではないかと思います。

 奥村さんが今回演奏されたアルパは、本場パラグアイで購入されたもの(あの美しい民族衣装も!)だそうです。とても美しい彫刻が施されていて、とても大切に扱っていらっしゃいました(修理などする場合、国内に対応できるところがないため、パラグアイまで送ってお願いするのだそうです)。
 少しだけ触らせていただいたのですが、見た目よりもずっと軽いのですね。重そうにみえる下部に穴が開いていて(中は空洞!)、アルパの音色は、そこから出てくるので、今回、マイクをほとんど床置き状態にしてアルパの音色を拾いました

 演奏終了後には奥村さんとアルパを取り囲んで、二重三重の人の輪ができ、楽器について質問されたり、美しい民族衣装に触れたりされたのですが、人の輪はなかなか途切れることがなく、お客様が今回の演奏でアルパという楽器とその演奏へ強く興味をかきたてられたことを感じました。
 
・曲目
♪ジェガーダ(到着)
♪カスカーダ(滝)
♪コンドルは飛んでいく
♪浜辺の歌―ふるさと―夏の思い出
♪コーヒールンバ

次回第36回は、2009年6月24日(水)午後0:15から30分間、新田尚美さんによるピアノソロ(電子ピアノ)演奏をお届けする予定です。曲目はNHK大河ドラマの「天地人―メインテーマ」、「旅の夜風―映画愛染かつらより―」、「モルダウ」など。親しみやすい曲で、楽しいコンサートになりそうです。スタッフ一同も楽しみです

では、会場でお会いできることを楽しみに

 (k.k)


アルパと美しい民族衣装♪.jpg

 
 アルパに興味津々の人々.jpg
 

毎月第4水曜日のお昼のフレッシュコンサート、1月は「アンサンブル・ノービレ」の皆様による『木管五重奏』をお届けさせて頂きました

ご出演頂いた「アンサンブル・ノービレ」とは、1996年7月に演奏家6名で結成され、自主公演を開催するなど積極的に活動されているとのこと。今回のフレッシュコンサートではメンバー5名による木管五重奏で、予定されている曲目もモーツァルト「魔笛」序曲、F.ファルカシュ「古いハンガリーのダンス」など、本格的 どのような演奏会になるのか楽しみでした

 


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編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンということで、低音の楽器があると曲が引き締まります。

以前から東海地方を中心に活躍されていることもあり、五人の息の合った演奏にお客様も聴き入っていました。

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途中、曲目の説明を交えたりと、お客様もクラシック音楽に親しみを感じて頂けたのではないのでしょうか img2102c.JPG

 

 

 

木管の音色に誘われてか、大勢のお客様が集まって聴いて頂きうれしかったです

毎回こんな盛況になるといいなぁ

 

 

 

 

 

2月のフレッシュコンサートは25日(水)12時15分より2階フォーラムで予定されています。演奏は「モーツァルト200メモリアル」の皆様による「弦楽四重奏」。久々の弦楽器登場! こちらも今から楽しみです

 

愛知芸術文化センターでは気軽に無料で音楽を楽しめる日があることをご存知ですか? 若手音楽家やアマチュア音楽家の演奏の場として、毎月第4水曜日のお昼に「フレッシュコンサート」が開催されています もちろんご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「フレッシュコンサート」は昨年の12月をもちまして、30回!を迎えました。

記念すべき30回目は「オカリナ二重奏」。12月24日に行われたこともあり、むとうさちこさんと植田篤司さんにクリスマスソングを中心に演奏して頂きました。

 オカリナ1.JPG

優しいオカリナの演奏にお客さんもうっとりと聴かれているご様子。クリスマスイブのお昼に癒しのひとときを提供していただきました。

オカリナ2.JPG

むとうさんと植田さんには数種類のオカリナをお持ちいただいたので、途中、オカリナを変えて演奏してくれました。オカリナのトークを交えて頂いたことで、オカリナのことが少し身近になったかも。

オカリナ3.JPG

30回を迎えるだけあって、担当が知るだけでも2年以上続いているこのコンサート、リピーターのお客さんも多くいらっしゃいます。開演時にはすでに席が埋まっている日もあったりします。

毎月、第4水曜日に行われるフレッシュコンサートは、お昼の12時15分から30分間、2階フォーラム(大ホール入り口前等)に行われています。今月は28日(水)、「アンサンブル・ノービレ」の皆さんによる「木管五重奏」。買い物や仕事の合間の平日にひとときに音楽を楽しまれてはいかがですか。
※第4水曜日が祝日の場合は翌日に開催されます。