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1/26(水)に黒田育世さんのダンスワークショップが開催されました。ミュージシャンの松本じろさんによる生演奏付きのおトクなワークショップになりました。

午後の第1部は、ダンサー向けです。まずは30分ほどかけて入念にストレッチ。その後、参加者同志でペアを組んでもらい、手首を媒介にして表現を伝えるという課題に挑戦。どのように伝えたらよいのか、なにを伝えようとしているのか、参加者も戸惑い気味でしたが、必至に相手の身体を聴こうとしていました。

説明をする黒田さん.jpg

このほかにも、相手の身体の一部を押して動作を伝えたり、片方が抱きついてくるのをかわして逆に相手の身体の一部に触れようとしたり、組んでいるペアの相手ではない人の身体を押したり、触れたりするなど、自分の周りのスペースを意識して動くことをやってみました。

参加者にアドバイスをする黒田さん.jpg

「黒田メソッド」と呼ばれる演出法では、全力疾走をした後で、個々が創作した「大切な人に届けるための小さな振付」を踊ってもらいました。走りつかれた身体は、余分なものが排除された風通しの身体となります。余分な表現のない身体で踊る振付には、本当のその人が現れてくると黒田さんは言います。

音楽家の松本さんとお手本を見せる黒田さん.jpg

最後は、黒田さんがPVに出演した、クラムボンの振付の一部を参加者といっしょに踊って、3時間に及ぶワークショップは終了しました。

夜の部は、一般向けのワークショップ。小学生もいて、参加者の年齢層も広がりました。
会場を大きく使ったウオーキングから始まって、ペアになって一方の動きをそのままなぞったり、6‐8人のグループになって1人の動作を真似して歩きまわったり。

野田秀樹さんのワークショップでも行われる、集団で「彫刻」を表現する課題や、表現しながら移動して、先生のかけ声で静止するという課題では、他の参加者のポーズに思わず笑い声が起きたりと、和気あいあいとした雰囲気のなかで進められました。
最後は、ダンサーの部と同様に「Aspen」の振付を全員で踊って終了となりました。

クラムボンのPVの踊りを踊っている黒田さん.jpg


先生を勤めてくださった黒田育世さんと、コンドルズの近藤良平さんによる舞台『私の恋人』が2/9(水)19:00‐、2/10(木)18:30‐に愛知芸術劇場小ホールにて上演されます。
今回は愛知県のみの舞台となります(他都道府県での公演はありません)。こぞってお越しください。


(サポートスタッフ M.M)
 

 近年、チェロへの関心が高まっていますね。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の影響もあるかもしれません。愛知県文化振興事業団のコンサートシリーズも今年度はチェロがテーマです。
 今回の上映会では、「チェロの神様」とも呼ばれるパブロ・カザルスとカザルスがその真価を再発見したJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」を取り上げました。

カザルスはどんな人?
1. チェロの神様・カザルス
 パブロ・カザルス(1876-1973)は、スペイン・カタルーニャの生んだ偉大なチェリスト・音楽家です。チェロの奏法を熱心に研究し、奏法を確立することによってチェロの持つ表現力を高めました。また、当時単なる練習曲と捉えられていたバッハの『無伴奏チェロ組曲』(チェロの聖書とも呼ばれることも)を立派な芸術作品として世に広めました。カザルスはバッハを心底から敬愛していました。毎日の朝の日課でバッハのプレリュードとフーガを2曲ずつ弾くことを80年以上続けてきたと本人は言っています。
カザルスの演奏は録音で多く残っています。アートライブラリーにもありますので、ぜひお聞きください。とても力強い演奏です。
 カザルス1.jpg

 

2. 音楽家・教育者・カザルス
 カザルスは、チェリストだけではありません。指揮者として、作曲者としてまた教育者としても活躍しました。プラド(フランス)やプエルトリコでは音楽祭やコンクールを主宰し、多くの音楽家がカザルスを慕って集まりました。カザルスの薫陶を受けた音楽家は世界中に広がっています。日本にも1回だけ1961年に来日しましたがチェロは演奏せず、指揮と公開レッスンを行いました。
 カザルス2.jpg


3. ヒューマニスト・カザルス
 カザルスは1936年のスペイン内戦でファシズムに反対し、スペインを去り、フランスの寒村プラドに移住しました。終戦後も、各国政府がフランコ政権を容認する姿勢に失望し、公開演奏停止を宣言します。その後、プラド音楽祭などで演奏はしましたが、フランコ政権を容認する国で決して演奏しませんでした。
一方、積極的な平和運動を行います。シュバイツァー博士とともに米ソ両国に対し核兵器禁止を訴えたり、国連では何度も演奏し、世界に平和を強く訴えました。1971年10月24日、カザルス94歳のときにニューヨーク国連本部において「私の生まれ故郷カタロニアの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」と語り、『鳥の歌』をチェロ演奏したエピソードは伝説的で、録音も残されています。 

カザルスは、音楽家としても人間としても信念を貫き通した高潔な人と言えるでしょう。
彼の生涯と演奏やレッスン風景を4本のドキュメンタリー映像でお楽しみください。

 

3人の名チェリストと無伴奏チェロ組曲
 ロストロポーヴィッチ、ヨーヨー・マ、マイスキーの3人の名チェリストによるバッハ『無伴奏チェロ組曲全6曲』の映像もあわせて上映します。
 ロストロポーヴィチはロシアのチェリスト・指揮者でした。人間と芸術の自由を擁護し、作家ソルジェニーツィンをかくまったため、ソ連を追放されました。人道主義的な行動はカザルスに似ていますね。日本にも何度も来日しています。2007年に亡くなりました。この映像では、彼がピアノを弾きながらわかりやすく曲の解説もしています。カザルスと出会ったエピソードも語られています。
 
カザルス4.jpg ロストロポーヴィチ(1927-2007)

 

 マイスキー(1948?)は、ラトビア生まれのユダヤ系チェリストです。ソビエト当局の監視下に置かれ、18か月も強制収容所に収容させられたという経歴もあります。彼はチェロを手にした吟遊詩人によく例えられます。とってもロマンティックで情熱的な演奏ですね。
 
カザルス5.jpg マイスキー(1948- )

 

 ヨーヨー・マは日本でも人気が高いですね。中国系アメリカ人です。彼は、様々な分野で活躍するアーティストとのコラボレーションに挑み、バッハの音を映像化しています。今回の映像は、映画監督アトム・エゴイアン、歌舞伎役者 坂東玉三郎、アイスダンスのトーヴィル&ディーン、振付師マーク・モリスなどとのコラボレーションを通じて、『無伴奏チェロ組曲』の新たな側面を発見することができるでしょう。
 
 ヨーヨー・マ(1955-)

 

自筆楽譜(ファクシミリ)等も展示
 今回の展示は、チェリストの天野武子氏所蔵のカザルスのポスター、カザルス博物館の冊子、バッハ『無伴奏チェロ組曲』の自筆譜(ファクシミリ)と愛知県立芸術大学所蔵のベートーヴェン『チェロソナタ第3番』の自筆譜(ファクシミリ)です。
 特に『無伴奏チェロ組曲』は、バッハの自筆譜が見つからず、2番目の妻のアンナ・マグダレーナの筆写譜が残されていますが、間違いや謎が多く、多くの版が出されています。5種類の版を展示しましたので比較するのも面白いでしょう。 

カザルス7.jpg 
バッハの妻アンナ・マクダレーナによる
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007の写譜
前奏曲(Praeludium)
 

 今回の上映作品はアートライブラリーでも視聴できます。どうぞご利用ください。

(A.M)


 

新年初の新着図書・CD紹介です。今年もアートライブラリーをよろしくお願いします。
アートライブラリーの本と一緒に、こたつでぬくぬくいかがですか?
まずはCDからご紹介です。あ、CDはアートライブラリーに聞きに来てくださいね!

 

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『ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集〈全曲〉』
ヨハネス・ブラームス 作曲、竹澤恭子[ヴァイオリン]、イタマール・ゴラン[ピアノ]
ソニー・ミュージック・ジャパン・インターナショナル 2009年発売
 (請求記号C3フ//タ 資料番号9310196711)

世界的ヴァイオリニスト竹澤恭子による、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集。骨太な演奏から繊細な演奏までこなす幅広い表現力と確かな技巧。また自身が敬愛するというブラームスへの想いがほとばしるよう。近年、結婚・出産をされたそうで、より円熟味の増した豊かな音楽の世界に浸れることでしょう。
このような素晴らしい演奏家が愛知出身だなんて、誇らしい気持ちになりますね。ここアートライブラリー利用者からも世界的音楽家が生まれるかも?
(ライブラリースタッフA.U)


次からは本のご紹介です。

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『やさしく読める作曲家の物語』
栗原千種 文,小倉正巳 絵 株式会社ヤマハミュージックメディア 2010年出版
(請求記号7623/Ku61y 資料番号9110486135)

 この図書は、タイトル通りまさしくやさしく、そして暖かな四篇のミュッジックストーリー集です。序曲(イントロダクション)から始まり、第一楽章にモーツァルト、第二楽章にベートーベン、第三楽章にショパン、第四楽章にドビュッシーと、四人の大作曲家の半生がイラストと文章で分かりやすく描かれています。
彼らの壮絶なる物語は、何故だかこの本で読むと、ふんわりと柔らかな気持ちになれるので不思議なものです。また、彼らの音楽を共に聴きたくなるのもこの本の魅力かもしれません。
四人の大作曲家の生涯をご存知の方も、ご存知でない方も、是非この本を通じて彼らの人生の歩みをご堪能下さればと思います。
(ライブラリースタッフM.Y)


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『新実徳英の作曲入門』 
新実徳英 著, 音楽之友社 2010年出版
(請求記号761.8/N72n 資料番号9110485989)

作曲家というのは完璧なメロディが頭の中に突然降って沸いてくるものだと思っていました。しかし必ずしもそうではなく、むしろ頭に浮かんだメロディを磨き上げる力が問われる職業なのだと教えられた一冊です。
「古典に学ぶ」と題し、バッハやショパンなど大作曲家たちの音楽について解説されているほか、作曲家である著者新実さん自身の作品を元に、曲が出来上がるまでのプロセスが紹介されています。「何気ない音符ひとつにも大きな意味がこめられている」と知ってはいるけれど、実感がわかないなあという方におすすめです。
なお、著者の新実徳英さんは愛知県出身で、愛知県文化振興事業団のプロデュースオペラ「白鳥」(2005年初演)を作曲するなど、当センターにも関わりのある方です。
(ライブラリースタッフA.K)


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『図説浮世絵に見る日本の二十四節気』
藤原千恵子編,河出書房新社 2010年出版
(請求記号7218/Z8K 資料番号9110486162)

カレンダーにも記載されており、普段目にする機会の多い「立春」、「夏至」、「立秋」、「冬至」も、元々は二十四節気と呼ばれるものです。
「二十四節気って何?」と、疑問に思っても大丈夫。この本では、まず二十四節気についての解説から始まります。タイトルに「浮世絵に見る」と書かれているだけあって、様々な季節の頃の浮世絵が色鮮やかに、どんな様子を表しているかも記載されているので、初めて見る言葉が出てきてもご心配なく。浮世絵が描かれた頃の、それぞれの季節に合わせた生活・過ごし方などを垣間見ることが出来ます。
現代のように便利な道具が無かった時代、どうしていたのか? その疑問が少し解決するかもしれませんよ。
(ライブラリースタッフE.S)


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『テキスタイルパターンの謎を知る』 
クライブ・エドワーズ著,桑平幸子訳 ガイアブックス 産調出版(発売)2010出版
(請求記号 753/E25t/ 資料番号 9110486082)

私たちは、色々な「テキスタイルパターン」(布地の模様?本書より)に囲まれた生活をしています。衣服・インテリアなどのように、身近なかたちで関わり、そこには歴史があります。
本書では、模様を分類し、そして、細分化してゆきます・・? ご覧になるとわかるのですが、この本は趣味の本であるとともに、参考書でもあります。
コンパクトサイズですが、フルカラーでギュッと濃縮。お馴染みの模様も、意味や歴史を知ると、より惹かれることと思われます。
★昆虫模様のレースやビロード、コーヒー豆柄のシルクなど、美しくて感動します。
(アートライブラリースタッフ M.N)
 

1月26日の第55回フレッシュコンサートの出演者の方々からメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

皆様こんにちは。
ソプラノの高田一早枝・横井元子・佐藤由香とピアノの吉井あかねです。
寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
今回はそんな寒さを吹き飛ばす、華やかな曲ばかりを集めました。

華麗なカルメンメドレーの後、“子犬のワルツ”等のピアノ曲で知られるショパン作曲、清楚な乙女の“願い”& 勇ましい前奏で始まる“戦士”をポーランド語でお送りします。
“ある晴れた日に”は長崎を舞台にしたオペラ『蝶々夫人』のアリアで、祖国へ帰ったまま3年も帰らない夫の帰りを、けなげに信じ続けるヒロインが歌います。
“地獄の怒りが我が胸に狂う”は復讐のために男の殺害を娘に命じる、恐ろしい夜の女王のアリアです。 難易度が非常に高くCMにも使われ、人気があります。
最後に3重唱で“美しき青きドナウ”をお届けします。

皆様にお楽しみ頂けますよう、心を込めて演奏致します。
1月26日、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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私たち運営スタッフも華やかなソプラノアリアがとても楽しみです。

それでは、当日、会場でお会いできるのを楽しみに。

(文責:K.K.)

 新年のウィーンはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで始まります。このコンサートでは毎年楽しいJ.シュトラウス父子のワルツ・ポルカなどが中心に演奏されますね。これからの寒い季節、ウィーンは舞踏会シーズンです。ウィンナ・オペレッタでもワルツや舞踏会が欠かせません。今回、ニューイヤーということで「ウィンナ・オペレッタ映像特集」を企画しました。どうぞお楽しみください。
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ニューイヤーコンサート会場(ウィーン・ムジークフェライン大ホール)

オペレッタとオペラ、ミュージカルはどう違うのでしょうか
 オペレッタは「喜歌劇」とも訳され、歌・芝居・踊りが三位一体となった音楽劇です。オペラは音楽中心で作られるのに対して、オペレッタはセリフが非常に多く、演劇的な要素が大きいのが特徴です。また、内容も演じ方も、オペラに比べよりリアルなのでわかりやすく、初めてみる方でも理屈抜きに楽しめるものばかりです。19世紀から20世紀前半までが全盛期で、この後、ミュージカルが取って代わります。ミュージカルはマイクを通じて歌い演じますが、オペレッタは基本的には伝統的なオペラ歌手と同じテクニックを用いて、「ナマ」の声で歌い演じるという違いがあります。

ウィンナ・オペレッタの魅力
 「ウィンナ・オペレッタ」には独特の魅力があります。美しく甘いメロディ、心躍るリズム、ウィンナワルツやチャールダッシュ,フレンチカンカンなどの楽しい踊りにあふれています。また、テーマのほとんどは「愛」。何種類もの愛が同時に進行します。あらゆる種類の愛が一杯あふれ、愛の百科事典とも言えるでしょう。観客は舞台の登場人物との一体を求めて、一喜一憂しながら、最後はハッピーエンドに終わるのです。見ればどんなに疲れていてもたちまちハッピーとなる不思議な魅力にあふれていますね。まさに夢の世界です。

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ウィルヘルム・ローズ『ホーフブルクの宮中舞踏会』、1900年   チャールダッシュ

 ウィンナ・オペレッタは、歴史的には終わったとされていますが、今でもウィーンでは生き生きと息づいています。その中心がオぺレッタの殿堂ウィーン・フォルクスオーパーです。世界トップレベルのウィーン・シュターツオーパー(小澤征爾が最近まで音楽監督を務めた)とは違い、より庶民的なオペレッタ劇場です。筆者も20数年前の来日公演で初めて接しましたが、その魅力にすっかりはまってしまいました。現地にも行きましたが、独特の雰囲気があり、劇場がウィーンの日常生活に溶け込んでいるという感じがしました。
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ウィーン・フォルクスオーパー

 今回は、ウィンナ・オペレッタの「黄金の時代」と呼ばれるJ.シュトラウス2世、「白銀の時代」と言われるレハールやカールマンの作品を中心にお楽しみいただきます。気品のあるJ.シュトラウスからハンガリー的な色彩が色濃く出たレハール、ミュージカルに近づいているカールマンまでウィンナ・オペレッタの変遷をたどることができるでしょう。

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J.シュトラウス2世(1825-1899)       フランツ・レハール(1870-1948)   エメリヒ・カールマン(1882-1953)

今回の上映会の見どころ
 今回の映像はユニテル制作の映画がほとんどを占めています。映画ですので、舞台上演では見られないような現地の農村の風景や宮廷の情景、豪華な衣装、大変豪華でリアルなセットが見どころです。演技も歌も踊りも上手な美男・美女が登場するのも楽しみですよ。
 入門向けの作品としては、「こうもり」「メリー・ウィドゥ」「チャールダッシュの女王」がお勧めです。「こうもり」では、伝説的な指揮者、カルロス・クライバーの華麗な指揮ぶりも楽しめます。クライバーも下積みではオペレッタを多く振り、オペレッタで指揮者デビューを果たしています。オットー・シェンク演出のこの映像はスタンダードとなっています。「メリー・ウィドゥ」はワルツが有名で誰でも知っています。美しいメロディと踊りにあふれています。ドイツ語版(オリジナル)とフランス語版の2種類お楽しみください。
オペレッタでは、原語にこだわらず、現地の国の言葉で演じ歌われることが多いです。
 「チャールダッシュの女王」はストーリーも面白く、最高傑作の一つです。むせび泣くかのようなヴァイオリン、もの憂いジプシーの響き、そして激しいダンスは大変魅力的です。モッフォ、コロといった人気キャストと素晴らしいアンサンブルも見どころです。
 オペレッタの魅力に目覚めた方には、「ウィーン気質」「ルクセンブルク伯爵」「マリッツァ伯爵夫人」などはいかがでしょうか。美しいメロディは口ずさみたくなってきます。また、日本ではめったに上演されない演目には「オペラ舞踏会」「ドルの女王」「サーカスの女王」などがあります。いずれも豪華な映像でとても楽しめるものばかりです。
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「こうもり」挿絵                                「ロシアの皇太子」挿絵

 今回の上映を見逃した方も、アートライブラリーで視聴できますのでぜひご覧ください。

(A.M)