今回は、さくら木管五重奏団さんによる木管五重奏でお楽しみいただきました。
当日は、桜の花もチラホラ咲き始めたものの、折からの雨で肌寒い中でのコンサートとなりました。
さくら木管五重奏団さんは、既にCDもリリースされ、近々室内楽リサイタルも予定されていらっしゃるということですが、全員、桜の色にちなんだドレス(ちょっと寒そうでしたが)に身を包み、華やかな雰囲気を醸し出していらっしゃいました。
バスーン(ファゴット)奏者の野村和代さんの司会で笑いを交えて、木管楽器のやわらかな音色のハーモニーが響き渡りました。
・曲目
♪さくらさくらFantasy/冨士川 健
♪5つのやさしいダンス より/D.アゲイ
♪組曲作品57/C.ルフェーブル
♪サウンド・オブ・ミュージック メドレー/R.ロジャース
アンコール
♪ふるさと
曲目の一つに挙がっている、デニス・アゲイの「5つのやさしいダンス」ですが、ポルカ、タンゴ、ボレロ、ワルツ、ルンバの5つの曲の中の3曲をご披露いただいたのですが、担当者、どの曲が何の曲なのか、ちっとも分からず(そもそもポルカ、タンゴ、ボレロ、ワルツ、ルンバの特徴や違いをまったく分かっていなかったので、当たり前といえば当たり前でした。)残念でしたが、それでもコミカルで踊りたくなるような曲の楽しさだけはしっかり心に残りましたよ。
当日の芸文センターは、美術館の古代ローマ帝国の遺産展も終わったばかり、大ホールでの催しもなし、コンサートホールで県立芸術大学の卒業演奏会が午後3時からあるとはいえ、冷たい雨が降る中、どのくらいの人出があるのか、お客様にお越しいただけるか、と内心ひやひやしながら準備を進めておりました。
実際、2階フォーラムの人通りは、『少ないっ!!』と感じるほどでしたが、開演10分前くらいから急に会場を目指してお見えになるお客様の姿が増え始め、開演時には、ご用意した席のほとんどが埋まり、追加のお席を用意したほどでした。(ほっ)
このコンサートを楽しみにしていただいているお客様がこの冷たい雨の中、このセンターまで足を運んでくださったことへの嬉しさと、感謝の気持ちが改めて湧いてきて、そのうえ、終演後にご出演いただいたさくら木管五重奏団のメンバーの方々から「熱心に聴いていただいた」「音楽を聴くのが本当に好きな方々ばかりだった」とのお言葉を頂戴し、さらに嬉しくなった担当者でした。
次回第46回は、2010年4月28日(水)午後0:15から30分間、「カカカ三姉妹」さんによる独唱&重唱をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内です。名古屋音楽大学の大学院生&4年生の先輩後輩トリオの皆さんです。普段は、ドイツリートや宗教曲オペラなど様々な曲に取り組んでおられるとか。
曲目は、ロッシーニ歌劇「セヴィリアの理髪師」より モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」より グルック歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりドビュッシー「ロマンス」レハール喜歌劇「ジュディッタ」より ドリーブ歌劇「ラクメ」より(詳細は、当センターホームページをご覧ください。)を予定。ゴールデンウィーク直前のうきうきする雰囲気の中でどんなフレッシュな歌声を聴かせていただけるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
(k.k)