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第39回フレッシュコンサートを2009年9月30日に開催しました

2009年10月09日

 今回は、小室真理さんによるインドの古典楽器『サントゥール』の演奏でお楽しみいただきました。

 前回の「トーンチャイム」という楽器も担当者自身初めてでしたが、今回の「サントゥール」という楽器も初めて知りました(珍しい楽器を間近にすることができて、役得ですね♪)。北インド・カシミールの百弦琴で、台形の共鳴箱に張られた弦を2本の細いバチでたたいて音色を奏でます(下の写真を見てくださいね。)。その独特の旋律を聴いていると、まるでインドにいるような錯覚に陥りそうでした。

 演奏された小室さんは、すらりとした長身に、インドの民族衣装サリー、額にビンディー(額の真ん中の小さな印みたいなアクセサリーですね。)といったいでたちで、とてもエキゾチックな雰囲気(演奏の前にはインド風に両手を合わせて礼をされてました。)を醸し出し、平台の上に座ってひざの上にサントゥールを置いて演奏される姿は、本当に素敵でした(演奏中の写真は、当センターHPでご覧くださいね。)

 舞台設営面では、今回、床に直に座って演奏されるということで(小室さんの要望もあって)、初めて平台をご用意しました(施設課のスタッフや愛知県舞台運営事業共同組合のみなさんの全面的なご協力で実現できました。この場を借りて、『ありがとうございます!!』)。サントゥールが奏でる音色を拾うマイクの位置も、微妙な調節を繰り返してセッティング。その甲斐あって、無事、サントゥールの音色をお客様にお届けすることができました。ほっ

 ・曲目
♪ラーガ・マドゥヴァンティ ― Glorious Afternoon Dream ―

 「ラーガ・マドゥヴァンティ」は、午後のラーガ、という意味だそうです。北インドの古典音楽では、作曲された「曲」の演奏というスタイルではなく、「ラーガ」と呼ばれる、旋律、特徴的な音の配列、強調される音、演奏される時間 季節、表現される感情などに関する規則に基づいて、演奏者が即興で音楽を奏でてゆくものだそうです。今回のフレッシュコンサートで行なわれた演奏は、まさに今回限りのものだったんですね。


次回第40回は、2009年10月28日(水)(次回は第4水曜です。)午後0:15から30分間、「NOIR」によるクラリネット、バスクラリネット、コントラバス、電子ピアノによる演奏をお届けする予定です。曲目は「エスクアロ」「ハンガリア舞曲第6番」「リベルタンゴ」他で、ピアソラの曲が2曲も入っていて、タンゴの名曲がとても楽しみですね。
では、会場でお会いできることを楽しみに

 これがサントゥール♪.JPGこちらがバチですね♪.JPG