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第80回 フレッシュコンサートを開催しました ♯♪♭

2013年03月22日

「第80回 フレッシュコンサート」を2月27日にフォーラム(2階)で開催しました。


『クラリネット響騒曲 クラリネット四重奏』と題して、アンサンブル・グラナディラの黒田光樹(くろだ こうじゅ)さん、安原千絵(やすはら ちえ)さん、織田真里江(おだ まりえ)さん、伊藤美樹(いとう みき)さんの4人による演奏を、150名以上の方にお楽しみいただきました。

FC80-1.jpg【左から、安原千絵さん、織田真里江さん、伊藤美樹さん、黒田光樹さん】


◎今回の演奏曲


バッハの名曲に「ロシア民謡」、日本の「四季のうた」そして「ベニー・グッドマン」のメドレーとアンコールを含め7曲を演奏しました。


1曲目は、クラリネット四重奏のために作曲されたP.ヒケティックの「3つのラテンダンス第1番 第1楽章」でした。


演奏後、バスクラリネットの黒田さんから、「クラリネットの黒い色は『コクタン(黒檀)』の木の色。この木の名からグループを『グラナディラ』」にした」ことや、今回の演奏曲は黒田さんのアレンジであることと、メンバー紹介がありました。 

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 ≪ものしりあれこれ1 コクタンとグラナディラ≫


「コクタン(黒檀。エボニー、黒木とも言う。)」は、カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹、東南アジアに生育。楽器では、ピアノの黒鍵、ヴァイオリンなどの指板などに用いられる。
「アフリカン・ブラックウッド(グラナディラ、アフリカ黒檀とも。)」は、マメ科ツルサイチカ属の広葉樹、タンザニアなどのサバンナに生育。楽器では、クラリネット、オーボエなどに用いられる。

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2曲目と3曲目は、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685‐1750年)作曲の「G線上のアリア」と「主よ人の望みの喜びよ」をジャズ風にアレンジして演奏されました。

 

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≪ものしりあれこれ2 G線上のアリア≫


「G線上のアリア」は、バッハの『管弦楽組曲第3番』の「第2楽章アリア」をバイオリン奏者のA.ウィルヘルミがバイオリン独奏曲に編曲したものです。
バイオリンには4本の弦があり、それぞれE線、A線、D線、G線と呼ばれ、このうちG線のみで弾くように編曲したので「G線上のアリア」の曲名がつきました。

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4曲目は『ロシア民謡』メドレーで、日本人に馴染みのある曲、「ステンカ・ラージン」、「一週間」、「トロイカ」、「黒い瞳」、「カリンカ」そして「コロブチカ」の有名なメロディーをメドレーで演奏されました。
「ロシアの曲はテンポが速い。寒さが身体を動かすのでは…!」と黒田さんがおっしゃられていました。


5曲目は、日本の『四季のうた』メドレーで、「ふるさと」、「朧月夜」、「茶摘み」、「夏の日の思い出」、「もみじ」そして「雪」のメドレー演奏でした。

   
6曲目は、『ベニー・グッドマン』メドレーで、スウィング・ジャスの代表的なクラリネット奏者ベニー・グッドマン(1909‐1986年)の代表曲である「レッツ・ダンス」、「Memories of  you」、「シングシングシング」のメドレー演奏でした。
観客の皆さんは、クラリネットの軽快なリズムに、楽しそうに手拍子を打ちながら聴き入っていました。

 

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≪ものしりあれこれ3 スウィング・ジャズ≫


「スウィング・ジャズ」は、スウィングのリズムを含んだ軽快なダンスミュージックで、1930年代から1940年代(世界大恐慌のころ)に大流行したビッグバンドの形態の一つです。
スウィング・ジャズにおける代表的な奏者には、トロンボーンの「グレン・ミラー」、トランペットの「ルイ・プリマ」、ピアノの「カウント・ベイシー」、ベースの「ウォルター・ペイジ」などの面々がいます。

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アンコール曲は、「想い出がいっぱい(作詞 阿木耀子、作曲 鈴木サブロー)」を演奏しました。
クラリネットは、人間の感情を表現するのが得意な楽器といわれますが,4人のアンサンブルによる豊かな響きに包まれ、観客の皆さんも心満たされたことと思います。

FC80-2.jpg来場の皆さんからは…


◎ 今回が初めての方々から

・『馴染みのある曲が多く、初めてバスクラリネットを知りました。オーケストラと違い、近くで聴けるのでクラリネットの音色が分かりました。』《60歳台、女性》
・『耳に親しい曲が流れて、ついつい聴いてしまいした。コンサートホールでなくても、こんな楽しみ方があるのはgood!』《60歳台、男性》


◎ いつも来られる方々から

・『自己紹介から笑えるトークで、とても楽しい時間を過ごせました。選曲も良かった。懐かしかったです』《50歳台、女性》 
・『ロシア民謡は、「うたごえ喫茶」でよく歌っていて懐かしかったです。若いころを想いだしました。四季のうたのメドレーは、心が和みました。』《70歳以上、女性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪出演後のメッセージ≫

寒い日でしたが、たくさんの方にご来聴いただきありがとうございました。
MCも含めコンサートそのものを楽しんでいただいている雰囲気が伝わってきて、演奏している私たちも、いつも以上に楽しんで演奏することができました。
今後も様々なところで演奏していますので是非聴きにきていただきたいと思います。

織田真里江さん

 

 ◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました

平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
ご応募いただけます方は、6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。



(M.K)