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[ 音楽 ]

第5回AACサウンドパフォーマンス道場プロジェクト 作品企画案公募開始!

「AACサウンドパフォーマンス道場プロジェクト」は、若手アーティスト育成支援事業として、2006年度から行っているプロジェクトです。

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AAC道場-2.jpg(過去のAAC道場の様子です)


「音を核としたパフォーマンス(サウンドパフォーマンス)」の企画案を一般公募し、発展性のある優秀な作品を「入選」として書類選考のうえ、愛知県芸術劇場小ホールで上演するチャンスを与えるものです。
入選者には、制作補助金として賞金20万円が与えられるほか、上演までの間に、ブラッシュアップ・プログラムを受講していただき、選考委員・主催者も一丸となって「作品を磨き上げる」ことを重視するユニークなコンテストです。


今年は、これまでからの道場独自のスタイルや重視する点は継続しながら、選考員を一新し、これまで以上に多数多様な作品企画案を期待します。


新しい選考員は、

桜井圭介(音楽家、ダンス批評。吾妻橋ダンスクロッシング・オーガナイザー)

畠中実(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]主任学芸員)

山本裕之(作曲家、愛知県芸術大学音楽学部准教授)

藤井明子(愛知芸術文化センター愛知県文化情報センター主任学芸員)

です。


募集開始に合わせて、これまでのAACサウンドパフォーマンス道場の記録映像の上映会とミニシンポジウムを行います。
チャレンジを考えておられる方、まずは上映会&ミニシンポジウムを覗いてください!!


入場無料・定員30名/会場:地下2階アートプラザビデオルーム
 (スケジュール)
6/7(火)17:00- 第1回・第2回AACサウンドパフォーマンス道場記録映像

6/8(水)17:00- AACサウンドパフォーマンス道場特別公演第1部(2011/01/22開催)

6/9(木)17:00- 第3回AACサウンドパフォーマンス道場記録映像

6/10(金)16:30- AACサウンドパフォーマンス道場特別公演第2部(2011/01/22開催)

6/11(土)17:00- 第3回AACサウンドパフォーマンス道場記録映像

6/12(日)14:00- 「こんな作品を待つ!?AACサウンドパフォーマンス道場で期待するもの」
            出演:佐近田展康、三輪眞弘、山本裕之、藤井明子
            *新旧の選考委員によるミニ・シンポジウム

 

(A.F)

5月25日(水)に「第59回 フレッシュコンサート」を開催しました。


今回は、「フルート&クラリネット&ピアノの調べ」と題して、「Tolico《トリコ》」の浅井環さん、石井梨恵子さん、平野玲美さんの3人に演奏をしていただきました。


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Tolicoは、色の3原色「トリコロール」に因んで、2010年3月に結成されたグループです。

東海地方を中心に演奏活動や後進の指導などをなさっています。


「Tolico」が奏でる美しい調べと、浅井さんの分かりやすいトークに、160名を超える来場の皆さんはすっかり魅了され、温かい拍手をいただきました。

初夏にふさわしい、爽やかなコンサートでした。


演目はこちら↓↓

♪タンゴの歴史より「Bordel1900」/ピアソラ《アルゼンチンの作曲家》/編曲:平野玲美
♪小組曲より/ドビュッシー《フランスの作曲家》
 ・「小舟にて」
 ・「行列」
♪小組曲/オネゲル《フランスの作曲家》
♪タランテラ Op.6/サン=サーンス《フランスの作曲家》


来場の皆さんからは

『久しぶりに、「生で演奏」を聞かせていただきました。フルート、クラリネットの優しい音色がよかったです。』(60歳台、男性)

『アンコールの「星に願いを」は聞き覚えのある曲で、聴けてよかったです。』(40歳台、女性)

『クラリネットのA管,B管の差を実演で示しているような曲の配列に、いい勉強をしました。』(70歳以上、男性)

『最近はよくないことが多いですが、とても楽しかった。ありがとうございました。』(70歳以上、女性)

などの感想をいただきました。


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【左側から、平野玲美さん、浅井環さん、石井梨恵子さんの「Tolico」の3人】


≪浅井環さんからのメッセージ≫

ご来場頂きました皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
当日は天候にも恵まれ、たくさんの方々にトリコの音楽をお届け出来たことを嬉しく思っています。

「フレッシュコンサート」はお客様との距離が近く、リズムを取って聴いて下さる方やじっくり聴いて下さる方の様子が演奏している私達からも良く分かり、とても楽しかったです。 これからも 3 人で活動の幅を広げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

浅井環


今回は、やや男性の方が多く来られました。

今回初めてお越しいただいた男性の方から、「お昼にこんなコンサートをやっていることは知りませんでした。定年で時間が出来ましたので、今後も聴かせていただきます。」と話しかけられ、担当者の私は、次回以降も頑張らなくちゃ!』と気持ちを新たにしました。


さて、次回の「フレッシュコンサート」は、『グレイスコンサート』と題して、長谷川みちるさんのソプラノと大嶽利佳さんのピアノによるコンサートをお送りします。

6月22日の水曜日のお昼(12:15-12:45)に2階フォーラム(大ホールの前です。)で開催します。

長谷川さんから

『グレイスコンサート』は賛美歌『アメイジング・グレイス(驚くばかりの神の恵み)』から名をつけました。
皆さまとお会いできること、そして一緒に音楽を楽しむひとときを与えられることは、まさに「アメイジング・グレイス」です。
どうぞ、お楽しみください。

とのメッセージをいただいております。


演目はこちら!

♪モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》より 「アレルヤ」/モーツァルト作曲
♪「ふるさと」文部省唱歌/高野辰之作詞/岡野貞一作曲
♪「スマイル・アゲイン」/中山真理作詞・作曲
♪アメイジング・グレイス 聖歌229番/ジョン・ニュートン作詞


6月22日に、皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。
梅雨どきのコンサートになりますが、ご来場を心よりお待ちしております。

(M.K)
 

アートライブラリー5月の新着図書紹介第2弾です。

『Ceramic Works』
奈良美智著 フォイル 2010年
(請求記号723N/N51s 資料番号9110494745
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奈良美智さんの陶器による作品集です。壷やお皿になった、下膨れの子どもたちはドローイングで見るよりも表情が柔らかく感じられます。土という素材のなせる業でしょうか。正面からだけでなく横顔を見ることができるのも立体作品ならでは。丸くなめらかなおでこや頬に見とれてしまいます。
美術手帖の2010年7月号には小山登美夫ギャラリーで行われた「セラミックワークス展」の様子が掲載されていますので、合わせててどうぞ。

 

『扉を開ける』
島袋道浩 著 東京 リトルモア 2010年
(請求記号719/Sh35t 資料番号9110494709)
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あいちトリエンナーレに参加された島袋道浩さんの本です。名古屋市美術館で作品をご覧になった方も多いのではないでしょうか。タコを捕まえて東京につれてくる「そしてタコに東京観光を贈ることにした」や、トマトを北斗七星の位置に置いた「トマト七星」などついつい吹きださずには居られないプロジェクトがたくさん。ひとりで読むのは耐えられません。きっと誰かに見せたくなりますよ。
ちなみに、表紙は人型の凧を飛ばした「飛ぶ私」という作品。直立の人が空に浮いている様はユーモラスながらどこか不気味です。

(ライブラリースタッフT.K)
 

ドロン・ラズ氏を講師にお迎えして、GAGAピープル(どなたでも参加できるコース)とGAGAダンサー(舞踊歴3年以上の方を対象としたコース)の2つのコースが開かれました。


ピープルコースには、なんと100名を超える方々に参加をしていただきました!

ダンサーコースには40名近くの方が参加していただいたのですが、こちらは東京や静岡など遠方からお越しいただいた方もいて、GAGAの魅力がうかがえます。

私もピープルコースに参加してきました!

 


GAGAのワークショップは見学禁止!

見ている「目」がないところで、参加者は自由に即興で動きます(なので、ワークショップ中の写真はありません)。

私語も禁止!

会場には僅かな音楽と講師の声だけがあるだけです。


そして、講師から投げかけられる動きのイメージを聞いて体を動かしていきます。

投げかけられるイメージは

 

〈体を飾るような手の動きで〉

〈おしりにある二つの骨が踊るように〉

〈足首で紙を挟むように〉

 

など。


「こんな感じかな?」「今までしたことがない動きだな」などと考えながら、はじめは動くことに照れくささを感じていましたが、徐々に自分の体と対話しているような不思議なイメージ世界に入り込んでいきました。

 

1時間のクラスでしたが、あっという間に時は経ち充実した時間を過ごすことができました。
 
参加した皆さんの表情も、ワークショップの前に比べると晴れやかに感じました。
 
ちなみに『GAGA』の意味ですが、誰にでも出来るダンスメソッドなので、世界中の誰もが簡単に発音できる名前にしよう、ということで『GAGA』になったそうです。

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(講師のドロン氏とGAGAダンサーコースの参加者との記念撮影!)

 

(T.Y)

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愛知芸術文化センター愛知県文化情報センターでは、ボランティアとして、サポートスタッフのみなさんに催しの準備や受付、広報、デザイン、アナウンス、写真撮影など幅広い仕事をお手伝いいただいています。

 

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5月22日、今年度新しくサポートスタッフとして登録していただいた方々のためのオリエンテーションを行い、50人以上のメンバーに参加していただきました。
オリエンテーションでは、サポートをお願いする仕事の概要や進め方、今年度の自主事業などについて説明しました。
またサポート活動を行うにあたっての基本姿勢や注意事項を、マニュアルをもとに確認しました。

 

 

 

今回サポートスタッフに応募する際、応募のきっかけやアピールを書いていただいたのですが、

 

「愛知芸術文化センターは小さい頃から何度も公演を見に来ていて身近な存在なので、お客様とのパイプ役となり、文化芸術の促進に役立ちたい」(20代、学生)


「昨年、あいちトリエンナーレ2010で様々なボランティアに携わり、今後も愛知県を魅力ある街、活気あるアートの街として全国に発信できるよう、お手伝いができればうれしい」(40代、主婦)


「仕事を退職して時間に余裕ができたので、好きな芸術関係でお手伝いがしたい」(60代、もと会社員)

 

など様々です。皆さん、やる気満々で、大変頼もしい限りです。

これから本格的に自主企画事業が始まります。どうぞよろしくお願いいたします!

(A.F)
 

アートライブラリー5月の新着図書・CDをご紹介します。


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『音楽の生まれるとき―作曲と演奏の現場』 
井阪紘、西村朗 著, 春秋社 2010年
(請求記号760.9/I68o 資料番号9110494683)

クラシック音楽の録音を手がける、レコード・プロデューサーの井阪紘さんと作曲家西村朗さんの対談集です。ブルックナーの交響曲を録音したときのエピソードや、井阪さんが始めた草津音楽祭についての苦労話、現代音楽についてなど、盛りだくさんの内容となっています。大儲けとはいかないクラシック音楽をビジネスとして成立させ、かつ作品作りには妥協を許さない、その情熱と手腕にはただただ驚かされるばかりです。
本の内容が濃すぎて要約できません。ぜひ一度手にとって読んでみて下さい。
(ライブラリースタッフA.K)


こちらはCDです。

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『女学生 ワルツとポルカ集』
ワルトトイフェル作曲,ウィリー・ボスコフスキー指揮,モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団演奏
東芝EMI(制作)新星堂(発売)1992年 
 (請求記号A2ワ//ホ 資料番号9310196936)

舞踊音楽の作曲家、ワルトトイフェルのCDです。しばしば耳にする「スケータース・ワルツ」も収録されています。綺麗なドレスを着た人々の優雅な舞踏会や、天気の良いはらっぱで人々が踊る風景が浮かぶ1枚。
この紹介を書くために聴いていると、他のスタッフから「運動会の音楽みたい。」と言われた曲も。(納得!)
リズムやメロディーがストレートに心地よく、爽やかなので、梅雨のお洗濯の時に最適だ♪と思いました。
(ライブラリースタッフM.N)


この他にも、たくさんの本やCDが入ってきています。ぜひご来館下さい。
 

4月の第4水曜日に第58回フレッシュコンサートを開催しました!

4月は『SAX DUO クラシックの調べ』と題してRASH(ラッシュ)のみなさんに演奏していただきました。

画像1.jpg               演奏の様子です。
               2階フォーラムの吹き抜けに、サックスとピアノの優しい音色が広がります。


RASHは東海地方を中心に活動する「サックスデュオ」のグループで、

サックスのクラシックの響きを身近に感じて楽しんでいただきたい!

という思いから結成されたそうです。


その思いが伝わるような演奏に、来場していただいたお客様からも

 

「堅苦しくなくてよかったです。このコンサートからクラシックに入ることもあると思いました。」

「美しい音色で、午後のひと時が幸せな気持ちで満たされました。」

「ロビーとはいえ、すばらしい響きの中、ありがとう。クラシックとはいえ、リラックスして楽しめました。」

 

など、素敵なご感想をいただきました。


画像2.jpg            演奏の合間のトークの様子。
            終始あたたかい雰囲気で、お客様から
            「トークも素敵でした。さすが音楽家、ハートの掴み方を教えていただきました。」
            とのお声も!

 


そんなあたたかく、優しい空間を、演奏とトークで作り出してくださったRASHのみなさんから、演奏後にコメントをいただきました。

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      (右から、サックスの服部玲子さん、ピアノの村松明子さん、サックスの鈴木あゆみさんです。)

 

 演奏がはじまる前、私たち3人は緊張と不安でいっぱいでした。

 しかし、ステージに立つとたくさんのお客様が笑顔で迎えてくださいました。

 1曲1曲終わるごとにあたたかい拍手をいただき、その拍手が私たち3人のパワーとなりました。


 支えてくださったスタッフの皆様

 あたたかく見守ってくださったお客様

 本当にありがとうございました。

 

また3人で日々音楽と向き合い、また皆様の前で成長した姿をみせる日が迎えられるよう精進していきたいと思います。

 


私たち運営スタッフも、ぜひまたRASHのみなさんの演奏を聴きたいです。
RASHの皆様、出演していただきありがとうございました!


さて、次回のフレッシュコンサートは5月の第4週の水曜日、25日です。
同じく2階フォーラム(大ホールの前です)にて、12:15から開催します。
5月は、Tolico(トリコ)のみなさんによる『フルート&クラリネット&ピアノ』のコンサートです。
新緑の季節に相応しい爽やかな音楽を、ぜひお楽しみに!

(A.H)