2013年03月12345678910111213141516171819202122232425262728293031

「第80回 フレッシュコンサート」を2月27日にフォーラム(2階)で開催しました。


『クラリネット響騒曲 クラリネット四重奏』と題して、アンサンブル・グラナディラの黒田光樹(くろだ こうじゅ)さん、安原千絵(やすはら ちえ)さん、織田真里江(おだ まりえ)さん、伊藤美樹(いとう みき)さんの4人による演奏を、150名以上の方にお楽しみいただきました。

FC80-1.jpg【左から、安原千絵さん、織田真里江さん、伊藤美樹さん、黒田光樹さん】


◎今回の演奏曲


バッハの名曲に「ロシア民謡」、日本の「四季のうた」そして「ベニー・グッドマン」のメドレーとアンコールを含め7曲を演奏しました。


1曲目は、クラリネット四重奏のために作曲されたP.ヒケティックの「3つのラテンダンス第1番 第1楽章」でした。


演奏後、バスクラリネットの黒田さんから、「クラリネットの黒い色は『コクタン(黒檀)』の木の色。この木の名からグループを『グラナディラ』」にした」ことや、今回の演奏曲は黒田さんのアレンジであることと、メンバー紹介がありました。 

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

 ≪ものしりあれこれ1 コクタンとグラナディラ≫


「コクタン(黒檀。エボニー、黒木とも言う。)」は、カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹、東南アジアに生育。楽器では、ピアノの黒鍵、ヴァイオリンなどの指板などに用いられる。
「アフリカン・ブラックウッド(グラナディラ、アフリカ黒檀とも。)」は、マメ科ツルサイチカ属の広葉樹、タンザニアなどのサバンナに生育。楽器では、クラリネット、オーボエなどに用いられる。

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

 

2曲目と3曲目は、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685‐1750年)作曲の「G線上のアリア」と「主よ人の望みの喜びよ」をジャズ風にアレンジして演奏されました。

 

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

≪ものしりあれこれ2 G線上のアリア≫


「G線上のアリア」は、バッハの『管弦楽組曲第3番』の「第2楽章アリア」をバイオリン奏者のA.ウィルヘルミがバイオリン独奏曲に編曲したものです。
バイオリンには4本の弦があり、それぞれE線、A線、D線、G線と呼ばれ、このうちG線のみで弾くように編曲したので「G線上のアリア」の曲名がつきました。

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

 

4曲目は『ロシア民謡』メドレーで、日本人に馴染みのある曲、「ステンカ・ラージン」、「一週間」、「トロイカ」、「黒い瞳」、「カリンカ」そして「コロブチカ」の有名なメロディーをメドレーで演奏されました。
「ロシアの曲はテンポが速い。寒さが身体を動かすのでは…!」と黒田さんがおっしゃられていました。


5曲目は、日本の『四季のうた』メドレーで、「ふるさと」、「朧月夜」、「茶摘み」、「夏の日の思い出」、「もみじ」そして「雪」のメドレー演奏でした。

   
6曲目は、『ベニー・グッドマン』メドレーで、スウィング・ジャスの代表的なクラリネット奏者ベニー・グッドマン(1909‐1986年)の代表曲である「レッツ・ダンス」、「Memories of  you」、「シングシングシング」のメドレー演奏でした。
観客の皆さんは、クラリネットの軽快なリズムに、楽しそうに手拍子を打ちながら聴き入っていました。

 

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

≪ものしりあれこれ3 スウィング・ジャズ≫


「スウィング・ジャズ」は、スウィングのリズムを含んだ軽快なダンスミュージックで、1930年代から1940年代(世界大恐慌のころ)に大流行したビッグバンドの形態の一つです。
スウィング・ジャズにおける代表的な奏者には、トロンボーンの「グレン・ミラー」、トランペットの「ルイ・プリマ」、ピアノの「カウント・ベイシー」、ベースの「ウォルター・ペイジ」などの面々がいます。

  。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

 

アンコール曲は、「想い出がいっぱい(作詞 阿木耀子、作曲 鈴木サブロー)」を演奏しました。
クラリネットは、人間の感情を表現するのが得意な楽器といわれますが,4人のアンサンブルによる豊かな響きに包まれ、観客の皆さんも心満たされたことと思います。

FC80-2.jpg来場の皆さんからは…


◎ 今回が初めての方々から

・『馴染みのある曲が多く、初めてバスクラリネットを知りました。オーケストラと違い、近くで聴けるのでクラリネットの音色が分かりました。』《60歳台、女性》
・『耳に親しい曲が流れて、ついつい聴いてしまいした。コンサートホールでなくても、こんな楽しみ方があるのはgood!』《60歳台、男性》


◎ いつも来られる方々から

・『自己紹介から笑えるトークで、とても楽しい時間を過ごせました。選曲も良かった。懐かしかったです』《50歳台、女性》 
・『ロシア民謡は、「うたごえ喫茶」でよく歌っていて懐かしかったです。若いころを想いだしました。四季のうたのメドレーは、心が和みました。』《70歳以上、女性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。

 

≪出演後のメッセージ≫

寒い日でしたが、たくさんの方にご来聴いただきありがとうございました。
MCも含めコンサートそのものを楽しんでいただいている雰囲気が伝わってきて、演奏している私たちも、いつも以上に楽しんで演奏することができました。
今後も様々なところで演奏していますので是非聴きにきていただきたいと思います。

織田真里江さん

 

 ◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました

平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
ご応募いただけます方は、6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。



(M.K)

 

    seminar-2.jpg

 

2013年2月14日から17日までの4日間、港大尋さんを講師にお迎えして、舞台芸術家のための音楽セミナーを開催しました。
 

 

舞台に立つ役者やダンサーたちが、「音楽」の要素を理解しそれを活かすことが出来るように、という長年の思いを経てようやく実現できた企画です。
今回は、応募もたくさんいただき熱心な方々ばかりの参加となりましたが、日々の舞台の創作過程で音楽の合わせ方を持て余してきたという、実際の悩みを抱えていらした方も多くいらっしゃいました。
 

【講師の港大尋さん】

 

 

 

 

  

まず初めは、ドラムスティック技法を学び、呼吸の取り方やリズムの感覚を体感することから始まりました。
BGMとしてただ流れていた音楽が、順を追って音楽を理解することで、合わせたり拮抗させたり、多様なアプローチから踊ったり演じたり、一つの重要な要素として皆さんの舞台に新たな息吹が吹き込まれたようです。
 

seminar-1.jpg

 
講師の港さんのギターやピアノなどはもちろん、マリンバ奏者の田中紫織さんも加わり、3、4日目は受講者の発表でライブ演奏をつけていただいたりして、さながら観客のない贅沢なオムニバス小公演の宝庫でした。

もちろん、日本や西洋のリズムや音楽の理論的なことも講義で交えながら、中身のぎっしり詰まったセミナーでした。

seminar-4.jpg 【上:港さんと田中さんのセッション! 中・下:音と連動して動きを探っています】

県内はもとより東京や淡路島など遠方からも、皆さんこのセミナーのために時間を割いてご参加くださいました。
通常、役者あるいはダンサーなど同じ舞台を基盤にしていても、こうして交わる機会は少ないので、人数の絞られた4日間では今後につながる交流の場として、次へのステップにもなったようでした。
この企画を通して、皆さんのさらなる今後のご活躍を楽しみにしています。

 

「舞台芸術家のための音楽セミナー 音楽をより深く理解し、作品創作にいかすために」
会場 愛知県芸術劇場大リハーサル室(愛知芸術文化センター地下2階)
プログラム構成・講師 港大尋(作曲家・ピアニスト・ギタリスト)
ゲストミュージシャン 田中紫織(マリンバ奏者)
アシスタント 仲田優希(ダンサー)
担当 唐津絵理(愛知芸術文化センター 文化情報センター主任学芸員)

 

アンケートより
・集中的に音楽、音について考えること、自身の感性と向かい合うことができる場になりました。たくさんの意見を聞けたのもとてもよかった。今回できなかった内容を、次回是非やっていただきたいです。“違和感をもってしまう舞台作品”になってしまう原因をもっと追究してみたいです。(30代、女性)

・舞台と音楽、この組み合わせのセミナーがなぜ今までなかったのか驚くくらいの素晴らしい切り口でした。(20代、男性)

・音楽との向き合い方のバリエーションを感じ取ることができました。(30代、女性)

・内容のすべてについて理解できたとは思わないのですが、これまでの疑問のヒントになったり、自分にとっての新たなテーマが見つかり、とても有意義でした。港さんの考えていらっしゃることはとても豊かで、興味深いと感じました。ぜひ、定期/継続して実施してほしいです。芸文=港さんの講義=定番…みたいなイメージが超理想です。(40代、女性)

・いろんなことが体験して学べたのが楽しかったです。いろんなジャンルの人が参加していたのもよかったです。(女性)

・個性派ぞろいのメンバー、そして魅力的な内容、ありがとうございました。(20代、男性)

・音に対して根本的なところから再度見直すことができ有意義でした。次回あるならば、音による空間への影響、空間を作り上げていく音の変化などについて取り上げていただけると幸いです。ありがとうございました。(40代、男性)

・とても勉強になりました。音楽はほとんど詳しくないのでよかった。体験できたのがよかった。(50代、女性)

 

(K.Y)

 

「第79回 フレッシュコンサート」を1月23日(水)に芸術文化センター2階のフォーラムで開催しました。


『中低音域の魅力!メゾソプラノとバリトンによる真冬の熱々デュエット』と題して、メゾソプラノの稲場薫(いなば かおる)さんとバリトンの安田旺司(やすだ おうじ)さんの歌声を、小島千加子(こじま ちかこ)さんのピアノ伴奏で、180名以上の方にお楽しみいただきました。

 

FC79-1.jpg【(左から)稲場薫さん、小島千加子さん、安田旺司さん】

 

◎今回の演奏曲


カンツォーネ、日本の童謡、オペラ、ミュージカルなどの名曲とアンコールを含め8曲歌っていただきました。


1曲目は、フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)作曲「Canzone Veneziana(ヴェニスの歌)」の二重唱でした。

その後、安田さんから「マイクのいらない音で、寒い中を暖められるように、7曲を歌います。」とのお話とメンバー紹介がありました。


2曲目は、童謡「鞠と殿様」(西條八十(1892-1970)作詞、中山晋平(1887-1952)作曲、岩河智子編曲)でした。

「童謡の中には、『花いちもんめ』、『とおりゃんせ』、『かごめかごめ』など、怖い、恐ろしい話の歌があり、『鞠と殿様』も同じである。」とのお話がありました。

FC79-2.jpg3曲目と4曲目は、ソング「うた」(佐藤信(1943- )作詞、林光(1931-2012) 作曲)と「はるかな友に」(磯部俶(1917-1998作詞・作曲)でした。

ソング「うた」は、昨年1月に80歳で亡くなられた作曲家林光さんを偲んで選曲されました。
この歌は「うたはどこで おぼえた…」のフレーズが繰り返される歌で、「半分眠りながら、教科書開いて、あいつを待ちながら、涙流して…」と続く詩を二重唱で歌いました。

「はるかな友に」は、「思い出すのは お前のこと」というフレーズが繰り返される歌です。

 。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

≪ものしりあれこれ・1≫
1958年に結成された男性4人のカルテットの「ボニージャックス」の名づけ親が磯部俶さんです。
代表曲に「はるかな友に(NHK「みんなのうた」)、「ちいさい秋見つけた」、「月光仮面は誰でしょう」などがあります。

。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。
 

5曲目は、ジョージ・ガーシュウィン(1898‐1934)作曲、ミュージカル『Oh Kay!(オー・ケイ!)』より「Clap

Yo’Hands(手を叩こう)」でした。

 

FC79-3.jpg

「Clap Yo’Hands」では観客のみなさんも手拍子で参加されました】

安田さんから、「ガーシュウィンは、『ラプソディ・イン・ブルー』などの曲で、アメリカ音楽を作り上げ、『完璧な作曲家』と言われている。」というお話のあとに、皆さんに手拍子の参加を呼びかけられました。
会場の皆さんも手拍子をしながら、「Clap Yo’Hands」を楽しみました。

。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。

≪ものしりあれこれ・2≫
ガーシュウィンの作品には、オペラ(135番街、ボーギーとベス)、ミュージカル(ガール・クレイジー、レディー・ビー・グッドなど)、映画音楽(シャル・ウィ・ダンス、ゴールドウィン・フォリーズなど)、管弦楽曲(パリのアメリカ人、ラプソディ第2番、キューバ序曲など)、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲(スワニー、ザ・リアル・アメリカン・フォーク・ソング、香港など)の作品があります。

。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜。+。゜゜。*。゜゜。+。゜*゜。゜゜。+。゜*゜。
 

6曲目は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)作曲、歌劇『Don Giovanni(ドン・ジョヴァンニ) K.527 1787年』より「La' ci darem la mano(お手をどうぞ)」でした。

誘惑する貴族ドン・ジョヴァンニの魅力にひかれてしまう村娘ツェルリーナの心をお二人はとても美しく歌われました。 

 
7曲目は、野呂昶(1936- )作詞、伊藤康英(1960- )作曲「そこにあなたがいてくださることは」でした。


アンコール曲は、「あすという日が」(山本瓔子作詞、八木澤教司(1975- )作曲)でした。


フォーラムに響きわたる朗々とした声の安田さん、モデルもされている可憐な稲場さんの熱々なコンビを小島さんがピアノでしっかり支え、心暖まるコンサートとなりました。
聴衆の皆さんも温かい思いで帰られたことと思います。

 

来場の皆さんからは…

◎今回が初めての方々から

・『声楽の楽しさを強く感じた。声楽は生きた楽器です。岐阜から来て、偶然聴かしてもらいました。ありがとう。』《70歳台、男性》
・『とても寒い中、素晴らしい音楽を聴かせていただき幸せでした。』《60歳台、女性》

◎いつも来られる方々から

・『フレッシュコンサート、ありがとう。私もフレッシュするために。芸文は私の生きがい。自由に来たいときに来られる、憩いと幸せ。』《70歳台、女性》 
・『繊細なメゾソプラノに、リラックスしたバリトンが心持ち、気持ちよいハーモニーでした。』《60歳台、男性》


など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪出演後のメッセージ≫

稲場薫(メゾソプラノ)さん
お聴きいただきました皆様、スタッフの皆様に心から感謝いたします。
とてもたくさんの方にご来場いただいて正直驚きました!
間近でお客様の反応を感じながら、皆様と一体となって演奏できたひとときは何よりの宝です。
演奏後、お客様からお声を掛けていただいてとても幸せな気分で今回のコンサートを終えることが出来ました。
いつかまた、皆様の前で演奏出来るように地道に活動してまいります。


安田旺司(バリトン)さん
目標としていた「芸文を声で満たして、ちょこっとだけ溢れ出す」がどこまで実行できたか分かりませんが、楽しい35分でした。
ホールでは出ない残響も楽しすぎて、ブレイクする瞬間をいつも以上に多用してしまいました。
体がやっと温まってきたと思ったところで終演。
またどこかで皆様にお会いできるの楽しみにしております!


小島千加子(ピアノ)さん
ロビーコンサートは何度か経験がありますが、あんなに果てしなく高い吹き抜けの会場では初めてで、響き渡る歌声がとても気持ち良かったです。
また、平日のお昼という時間にも関わらず、沢山のお客様にご来場頂きとても温かい雰囲気の中で演奏出来て、幸せな午後のひと時でした。ありがとうございました!

 

◎○◎ お知らせです ◎○◎ ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から平成26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。
出演を希望される方は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 

(M.K)

IWD0.gif 「3月8日」が「国際女性デー(International Women’s Day(以下「IWD」)」ということをご存知ですか? 女性の平等な社会参加を求める運動が起源となり、国際連合が1975年の国際婦人年に定めたものです。現在では、多くの国々で祝日や記念日とされ、女性同士で、また、男性から女性へ、感謝と敬意の気持ちを込めて、プレゼントが贈られています。

 今回は、このIWDを記念して、女性をテーマとした写真展とビデオ上映会を3月5日(火)から17日(日)まで、アートプラザ・ビデオルームで開催します。
 写真展「Planète femme 世界の女性たち」は、アリアンス・フランセーズ財団とクーリエ・インターナショナル誌が行った写真コンクールに参加した世界80 か国以上のアマチュア写真家たちの作品の中から、ファッションとアートの専門家たちからなる審査委員会に選ばれた最良の作品をご紹介します。審査員には、審査員長のアニエス・ベーを筆頭に、ソフィー=アン・デロム(クーリエ・インターナショナル誌アートディレクター)、クリスティーヌ・レイリッツ(マリクレール誌編集長)、さらにマリー=アンジュ・ムロンゲ(ルイ・ヴィトン文化施設責任者)らが名を連ねています。
 写真は、少女から老女まで、世界の女性たちのそれぞれの思いが伝わってくるものばかりで、「世界の女性たちに捧げるオマージュ」と言えるでしょう。
  IWD1.jpgphoto: Sam Lim

 

IWD2.jpgphoto: Enrique Lopez Ortega

 

IWD3.jpgphoto: Luca Khour

 

IWD4.jpgphoto: Zhanna Zdorova

 

 IWD5.jpg
展示風景

  
 ビデオは、最新のフランス映画で「C’est gratuit pour les filles (女の子は無料)」(2009 年フランス、23 分)と「Tout ce qui brille (きらきらしている)」(2010 年フランス、100 分)の2作品を毎日上映します(日本語字幕付き)。
 「女の子は無料」は、プロの美容師になろうとする若い女の子二人の青春物語です。この作品は、フランスで最も権威ある映画賞である第35回 セザール賞(2010年)での短編映画賞を始め世界で5つの賞を受賞しています。
 長編映画の「きらきらしている」は、コメディ作品です。題名は、フランスの格言「Tout ce qui brille n'est pas or(光るもの必ずしも金に非ず)」からとられています。きらきらしたパリとその周囲に集う人々に憧れて、仲良しの女性2人がその世界に入り込もうとするストーリーです。とても楽しく、フランスの若い女性の考え方やパリの生活風景もよくわかり、楽しめる映画です。

 IWD6.jpg
Géraldine Nakache et Leïla Bekhti lors d'une conférence de presse du film Tout ce qui brille (2010), reproduisant leur pose de l'affiche du film.


【プレゼントのお知らせ】
 3/8(金)のIWDに来場され、アンケートに回答いただいた方に、メナード化粧品から
IWDリップキャンペーンプレゼントがあります。数に限りがありますので、お早めにお越しください。
 メナード化粧品は、IWDに関連し、開発途上国の子どもたちに教育支援を行うNPO法人「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」の女子教育支援プログラムをサポートしています。
 (A.M)