すっかり打ち解けて、ワークショップ2日目は、最初から講師も参加者もエネルギー全開。様々な試みを経て、最後には、沢山の小品の卵が生まれました。最後の「失われたリズムを求めて」という音楽に合わせての30名全員参加即興大セッションでは、2日間で経験したことを色々と試しながらも、狂喜乱舞、お祭のような大盛り上がりとなりました。
↑白井さんと中川さん(後姿)のコラボ。中川さんが握り締めている楽器は…?(答えは「続きを読む」で)
↑事前に白井さん&中川さんのおふたりでこれから使う楽器(?)吟味中
↑どんな音がでるのかな
↑準備OK! これ、全部音の出る「楽器」です
↑おもちゃのラッパ使用中
↑中川さん熱血指導中 「もっと激しく、もっとのけぞって?」(中川談)
↑中川さん即興演奏中 あまりに速くてシャッタースピードが追いつきません。
↑トリオ即興1 ジャンベ&ギター編
↑トリオ即興2 アコーディオン編
↑トリオ即興3 テルミン編
↑リュック・フェラーリ作曲「失われたリズムを求めて」に合わせた即興大セッション
最近流行りの「異ジャンルコラボレーション」ですが、ジャンルを超えるためには、まずは互いに理解し合おうと、相手の言葉に耳を澄ますことが大切なんだな、とあらためて感じたワークショップでした。
ダンサーと音楽家、互いの「共通言語」を理解するための第一歩となったようです。
(E.K)
日本を代表するコンテンポラリーダンサーの白井剛さんとピアニストの中川賢一さんによるダンスと音楽のコラボレーション・ワークショップを行いました。おふたりにとってもダンスと音楽によるコラボワークは初めてということで、事前に数回の打ち合わせを重ね、入念な準備を行っての本番となりました。
↑ワークショップ開始前まで入念な打ち合わせ
↑予定外の「白井&中川 即興コラボ」に参加者の目は釘付け
↑白井さんのリードで、ヨガ風のストレッチを行うダンサーズ
↑中川さんのリードの元に、白井さんとミュージシャンズとの即興
↑ミュージシャンと一緒にダンサーもピアノの連弾
↑ダンサーズ&ミュージシャンズ即興コラボレーション
そして、コラボレーション・ワークショップの2日目に続きます。
(E.K)
昨年に引き続きピアニストの中川賢一さんによる現代音楽を楽しく学ぶアーティストトークが開催されました。今年は「メシアン生誕100年」を記念して、現代音楽の最重要人物のひとりとされるオリヴィエ・メシアンの「丸ごとメシアン」レクチャー&コンサート。
↑メシアンの「幼子イエスにそそぐ20の眼差し」を演奏する中川さん
中川さんが「カラフル」と形容される、色彩溢れるメシアンの音楽。その魅力を余すところなく引き出す中川さんのピアノ。ピアノからキラキラと舞い上がる沢山の音の粒たち姿が目の前に見えるような素敵な演奏でした。これまで気がつかなかったピアノの様々な表情を感じることのできたコンサートになりました。
↑メシアン特集にぴったりの「カラフル」なネクタイで魅力的なお話をする中川さん
そして翌日のダンスと音楽のコラボレーションワークショップのために、またまた念入りな準備をしてくれています。
↑自転車用の空気入れで風船をふくらませる中川さん
↑ワークショップ用楽譜作成中
↑色とりどりの可愛い楽器(?)たち
いったいどうやって使うのでしょう?ワークショップ当日が楽しみです!
(E.K)
7月末日。今年で3回をむかえるAACサウンドパフォーマンス道場の選考委員会が行われました。
応募総数18作品企画案!厳しい書類選考。私も緊張しました。(汗)
その中から4つの入選作品企画案と、それぞれのアーティストたちが決定しました。
↑「8月16日(土) 舞台技術セミナー後の入選者の顔合わせ」
「入選しただけでは、小ホールの舞台には上がれない。」
募集したのは作品の企画案であって、出来上がった作品ではありません。そこがAAC道場の見所!ブラッシュアップ・プログラムがあるのです。
↑「8月17日(土) 第1回プレゼンテーション KDハポンにて」
第1回プレゼンテーションでは、入選したアーティストが選考委員を中心とした方々に、様々な角度からアドバイス・・・を受けていました。そして今月22日には第2回プレゼンテーション。これらを経て、作品やアーティストまでもが確実に変化し、成長してゆきます。
10月4日(土)の小ホールでの本公演より、先ずは、第2回プレゼンテーション。さてさて、どのような作品になるのか、いまから楽しみです。(N.S)
朝夕はすっかり涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
連日35度を超す暑い日が続いた真夏の名古屋。この夏は、ダンスオペラ第6作品目となる新作『神曲』と、モダンダンス『イエルマ』の上演を行い、関係者にとっては身も心も引き締まる「暑い夏」となりました。
↑『神曲』(写真*南部辰雄)
『神曲』のラストシーン。今でも目を閉じると浮かんできちゃうんです。ソプラノ歌手・佐々木典子と天国を象徴する子どもたちの歌声が響きわたる大劇場、いつまでもいつまでも舞い続ける白河直子、和栗由紀夫、辻本知彦、群青等、超個性的なダンサーたちの姿。目に焼きついて忘れられない白眉な場面です。
↑『イエルマ』(写真*南部辰雄)
『イエルマ』は、オーディションで選ばれた30名の地元のダンサーたちによる迫力ある舞台。愛知出身のゲストたち、小出領子、後藤晴雄、榊原弘子の3名がプロの演技を見せてくれました。重いテーマの作品ではありますが、暗い中にも希望を感じられる爽やかな舞台になったと感じています。
↑静岡公演にて出演者全員での記念撮影
『神曲』は、8月2日に大ホールで公演後、初の静岡公演を行ってきました。静岡の皆さんにとても温かく迎えていただき本番は大成功!リハーサルを重ねた作品は、さらに進化し、完成度も高まりました。愛知、静岡共に、観に来てくださった沢山の方々に心より感謝致します!
↑ダンスと音楽のコラボレーション公演『愛知と青春の旅立ち』より(写真*南部辰雄)
そして次なる企画は、ダンスと音楽のコラボレーション。白井剛(ダンス)と中川賢一(音楽)を講師に迎え、ダンサーとミュージシャンが一緒にワークショップを行い、理想的なコラボレーションを目指して、様々なアプローチを試みます。ジャンルを横断して多様な表現を追及する、個性的なダンサーとミュージシャンのご応募をお待ちしています。
(E.K)