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第81回  フレッシュコンサートを開催しました ♯♪♭

2013年04月17日

「第81回 フレッシュコンサート」を3月27日(水)にフォーラム1(2階)で開催しました。

FUSION CONCERT フルート,ピアノ&パーカッション三重奏』と題して、フルートの柴田紗代子(しばた さよこ)さん、ピアノの水口裕美子(みなぐち ゆみこ)さん、パーカッションの桒原みどり(くわばら みどり)さんの3人による演奏を200名以上の方にお楽しみいただきました。
 

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【 左から、柴田紗代子さん、桒原みどりさん、水口裕美子さん 】

◎ 今回の演奏曲は…‥
ドビュッシーやベートーヴェンのピアノ曲、朝ドラのテーマ曲、そして管弦楽曲と「日本の四季」メドレーなどさまざまなジャンルをアレンジした6曲を演奏しました。

第1曲目は、クロード・ドビュッシー (1862-1918)のピアノ曲で有名な「月の光」でした。この曲は、『ベルガマスク組曲』の4曲の中の第3曲目で、フルート、ピアノとパーカッションに編曲した3人による融合した演奏で始まりました。
演奏後、パーカッションの桒原さんから、「愛する人に捧げたフランスの詩人ポール・マリー・ヴェルレーヌ(1844-1896)の『艶なる宴』から「月の光」を作曲した。」ことのお話がありました。
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2曲目は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)の「エリーゼのために」をジャズ風にアレンジした演奏でした。ラテンのリズムが曲の中に散りばめられ、楽しく、やさしさのある演奏でした。

演奏後、メンバーの自己紹介と桒原さんから演奏に使用するパーカッション(打楽器)の「カホン」、「シンバル」と「ウィンドチャイム」の説明とがメンバー紹介がありました。

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≪  ものしりあれこれ 1  演奏楽器、三つのパーカッションとは… ≫
「カホン(Cajón))」は、Cajónはスペイン語では箱を意味。空洞の直方体形状の箱型に跨って、打ち面やその縁を素手で叩く打楽器です。叩く面(上下、左右)によって低い、高い音や鈍い、鋭い音が出る楽器です。
「シンバル(Cymbal)」は、つば広帽子の形状に薄く伸ばした金属でできた楽器です。
「ウィンドチャイム」は、金属棒(直径数ミリ、長さ数ミリ-数十ミリ)を、数十本の棒を長さを変化するように横に並べて、糸で吊り下げた楽器です。金属棒同士がぶつかり合って高い音が出ます。

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3曲目は、平成6年10月からNHKで放送された連続テレビ小説『春よ、来い』のオープニング曲(松任谷由美作曲)を演奏されました。

ここで、余談ですが、当センターの東にある「栄公園」に数種類の桜が咲いていることご存知ですか。
花びらが淡黄緑色から桃色に変わる八重咲き「ウコンザクラ(鬱金桜)」、枝垂れ桜、山桜などの花見(桜見、観桜)ができます。

4曲目は、べドルジハ・スメタナ(1824‐1884年)作曲の「モルダウ」でした。
この曲は、1874年から1879年にかけて作曲された管弦楽曲で、6つの交響詩からなる連作交響詩『わが祖国』の第2曲ヴルタヴァ(ドイツ語で「モルダウ」)です。合唱や歌曲、ピアノなど様々な編曲で演奏されます。フルートの奏でる美しいメロディーはスメタナの故郷を思う熱い祈りを感じさせられました。桒原さんが打つ、カホンの単独演奏もありました。

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≪  ものしりあれこれ 2 「わが祖国」の曲の構成 ≫
 スメタナは、チェコの作曲家、指揮者、ピアニスト。チェコ音楽の祖。
「わが祖国」の曲の構成は、
 第1曲 ヴィシェフラド (プラハにあるヴィシェフラド城をテーマに)
 第2曲 ヴルタヴァ(ヴルタヴァ(モルダウ)川の流れをテーマに)
 第3曲 シャールカ(プラハの北東にある谷の名。チェコ伝説の勇女の名をテーマに)
 第4曲 ボベミアの森と草原から(深い森、夏の日と収穫の喜びなどをテーマに)
 第5曲 ターボル(フス戦争におけるフス派信徒たちの英雄的な戦いを讃えたもの)
 第6曲 ブラニーク(フス派の戦士が眠る中央ボベミァ州にある山の名)

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アンコール曲は、2曲の演奏でした。
1曲目は、日本の『四季のうた』メドレーで、「ふるさと」、「朧月夜」、「赤とんぼ」そして「雪ふるさと」のメドレー演奏でした。
2曲目は、「風の詩 THE世界遺産 小松涼太(1973- )作曲」を演奏しました。
観客の皆さんは、いつも聴きなれている名曲が異なる形に編曲されていることに驚くとともに、とても楽しんで聴いておられました。

来場の皆さんからは…‥
◎ 今回が初めての方々から
・『久しぶりの生の演奏に感動した。心が浄化された思いです。「モルダウ」のメロディーは知っていた。本当にありがとう。』《60歳台、女性》
・『大変良かった。気軽に聴ける感じや演奏者の方々が楽しそうに弾いている感じに聴き入っていました。』《20歳台、男性》

◎ いつも来られる方々から
・『とても素敵な演奏でした。子どもと一緒に来てよかったです。フルート,ピアノ&パーカッションの組合わせは初めて聴きました。綺麗で、アレンジもよかったです。』《30歳台、女性》 
・『「モルダウ」を注目して待っていた。スメタナの交響詩「わが祖国」のモルダウが特に好きで自然に涙が出た。』《70歳以上、男性》

など、様々な感想をいただきました。ありがとうございました。


≪ 出演後のメッセージは…‥ ≫
水口裕美子さん
♪フレッシュコンサートに出演して
先日はフレッシュコンサートに出演させていただきどうもありがとうございました。
当日は立ち見が出るほどのたくさんのお客様に集まって頂き、
たくさんの方々が笑顔で聴いてくださる中、3人でとても楽しく演奏することが出来ました。
皆様にも楽しんで聴いて頂けていたら大変幸いです。
今回、このような演奏のチャンスをいただけたこと、大変感謝しております。
足を運んでくださったお客様、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

桒原みどりさん
この度はフレッシュコンサートに出演させて頂き、ありがとうございました。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございます。
皆様とご一緒に楽しい音楽の時間を過ごせる事ができました。
そして関係者スタッフの皆様、当日は楽器のセッティングなど色々とお世話になり、
本当にありがとうございました。この経験を活かして、これからも頑張りたいと思います。

 

さて、次回は、平成25年度最初の開催となります。
第82回フレッシュコンサートを、平成25年4月24日水曜日のお昼(午後0時15分-0時45分)にフォーラム1(2階)で開催を予定しています。
『セントレアの海 フルート、ピアノ&お筝 和と洋のコラボレーション』と題して、横山智里さん、前田里奈さんと早川みどりさんによるお馴染みの春を告げる曲、クラシック曲などを「和と洋のコラボレーション」で、演奏を予定しています。
 


◎ ○ ◎ お知らせです ◎ ○ ◎  ※受付終了しました
平成25年度下半期(平成25年10月から26年3月まで)の「愛知芸術文化センター フレッシュコンサート出演者」を募集しています。ご応募は、平成25年6月24日(月)までに「フレッシュコンサート出演申込書」をご提出ください。
多くのご応募をお待ちしています。

 (M.K)