当センターでは、 毎月第4水曜のお昼に無料のミニコンサート、フレッシュコンサートを開催しておりますが、今日は、この1月27日に出演予定の「モーツァルトメモリアル200」さんから、コンサートに向けてのコメントをいただきました。
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1月27日にフレッシュコンサートで演奏予定の「モーツァルトメモリアル200」の熊崎です。今回のコンサートの主題は「モーツァルトの誕生日」、そのモーツァルトについて、少しご紹介しますね。
W・A・モーツァルトは、1756年1月27日(火曜日)午後8時、オーストリア、ウイーンから317キロ離れたザルツブルク、ザルツッハ川のほとり、旧市庁舎のうしろゲトライデガッセ9の4階で産声をあげました。それからわずか35年の短い生涯に600数十曲という作品を生み出したすばらしい作曲家です。
母はアンナ・マリア、父はレオポルド。
父レオポルドはのちに「ヴァイオリン教本」を出版し、これは優れた音楽教育教材としてすでに18世紀当時、数ヶ国語に翻訳されるほどの音楽家でした。
モーツァルト4歳の時のお話を一つご紹介しましょう。
父 「なにしてるんだ?」
ヴォルフガング「いま、コンサートのピアノ曲を書いてるんだ」
(父が見ると、羽ペンで書いているものの、こぼしたインクのシミだらけの楽譜を書いています。)
父 「こりゃ難しいぞ!ヴォルフガング!」
ヴォルフガング「だからぼくコンサートの曲って言ったんだ。きちんと弾けるようになるまで練習しなきゃ!」
神童モーツァルトと言われていますが、こんな幼少の頃から、音楽が生活の一部となるほど練習を積み重ねていたんですね。子ども同士で遊んだことなどない少年時代だったかもしれません。幼い頃の肖像画は大人びていてその齢に見えない顔つきです。
余談ですが、モーツァルトの生誕地、ザルツブルグの郊外アニフには、20世紀クラシック音楽の巨匠カラヤンの家と墓もあります。
飛行機好きで知られたカラヤンは、航空機を利用して世界中を旅して演奏活動を展開する人生を送りました。カラヤンの家の左右の精悍な馬の門柱を眺めていると、一生を通して旅を繰り返したモーツァルトと何か共通するものすら感じるのは私だけでしょうか?
来る1月27日は、そんな巨匠たちに敬意をこめて演奏したいと思いますので、どうぞご期待ください!
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当日は、モーツァルト作曲のコンサートアリア「Alma grande,e nobil core」を始め、歌劇「フィガロの結婚」等よりソプラノとバリトンの美しい歌声をご披露いただける予定です。会場でお会いできるのを楽しみに!
(文責 K.K. )