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アートライブラリー10月のおすすめ新着図書・CDのご紹介

2010年10月20日

アートライブラリーに今月も新着図書・CDが入りました。お勧めのものをご紹介します。
まずは本から。

『すぐわかる日本の国宝』
岡本祐美著  東京美術  2010年4月発行
(請求記号/709.1/O42s  資料番号 9110484758)
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芸術の秋、国宝をめでる旅に出かけてみませんか?
何も知識をいれずに対面するのもいいけれど、少し知識をいれてから観るのもいいものです。
この本で少し、勉強してみましょう。各国宝に3つの「見るポイント」が書かれてあり、分かりやすく説明がしてあります。
本の中で国宝を観るのもよし、また、本を読んで実物を観るのもよし。
芸術の秋におすすめの一冊です。
(ライブラリースタッフE.I)


『女の子のための現代アート入門』
長谷川祐子著 淡交社 2010年発行
(請求記号702.07/Ha36o 資料番号9110484355)
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目に飛び込んでくるビビッドピンクの表紙に白抜きのタイトルが可愛い。
思わず手に取ってしまったのですが、可愛いだけじゃなく中身もしっかり充実。東京都現代美術館チーフキュレーターである著者が、現代アートをわかりやすく解説・紹介してくれています。代表的なアーティストはこれでおさえられるかも。
ちなみにタイトルの「女の子」とはメタファーのようなので、男の子も安心して手に取ってみてください。まだかたちが定まらずふわふわしたあなたの現代アートのイメージも、この本をきっかけに変わるかもしれません。
(ライブラリースタッフA.U)


『古[←→]今(むかしといま)比べてわかるニッポン美術入門』
和田京子編著 平凡社 2010年発行
(請求記号702.1/W12m 資料番号9110484678)
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日本の伝統美術を題材にした現代美術の作品…何が思い浮かびますか?
この本は、色々な枠組みをとっぱらい日本美術の昔と今をとりもってくれる本です。
「デコトラ」と「日光東照宮陽明門」や「ガンダム」と「戦国武将」など何の関連性もないようなものでも、比べてみると、確かにどこか繋がっているのだと知ることができます。
「日本の美術」とは何なのか?を考えさせられますよ。
(ライブラリースタッフT.K)


『ブルーノ・ムナーリの本たち』
ジョルジョ・マッフェイ著,滝下哉代訳 ビー・エヌ・エヌ新社 2010.2発行
(請求記号757/Mu32m 資料番号9110484426)
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芸術家、デザイナー、教育者…様々な分野で活躍したブルーノ・ムナーリ。こちらは、そのムナーリが手掛けた「本」の作品目録です。年代順に各作品の表紙写真、出版社、印刷会社、発行部数、製本や表紙印刷・加工について、またそれぞれの本に関する引用文等が掲載されています。本の写真を眺めるだけでも楽しいので、ムナーリの作品に興味がある方はもちろん、そうでない方にも手に取ってページをめくってみていただきたい1冊です。
(ライブラリースタッフA.I)


最後にCDをご紹介。
『クラヴィコードの世界 秘められた音楽領域を探る』
宮本とも子演奏、コジマ録音、2010年発売
(請求記号C1*/ミ  資料番号9310196284)
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はじめて体験する音でした。美しく、繊細。透明感のある響き。
オルガンともピアノともチェンバロとも違う、どこか懐かしさも感じさせる音。
クラヴィコードは、オルガンと並ぶ最古の鍵盤楽器だそうです。
オルガンは「公」の場所で演奏されてきた楽器。クラヴィコードは800年以上の間、
いつも静かな「私」的空間で、音楽家一人ひとりの魂に寄り添ってきた楽器。
このCDは、日本初のクラヴィコード・ソロ・アルバム。今回オススメの一枚です。
(ライブラリースタッフK.M)


このほかにもたくさんの新着図書とCDが入ってきています。ご来館をお待ちしております!