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AAPPAC2010年次総会開催記念展が始まりました

2010年10月07日

AAPPACって何?

ロゴマーク.jpgAAPPAC(Association of Asia Pacific Performing Arts Centres:アジア太平洋パフォーミングアーツセンター連盟)は、アジア太平洋地域の主要な総合芸術文化施設で構成される連盟です。1996年に発足し、現在、21カ国1地域73団体で構成されています。
日本では、愛知芸術文化センター、新国立劇場、サントリーホールの3施設が加盟しています。当センターは、AAPPACの設立当初の中心的メンバーです。
海外では、オーストラリアから、シドニー・オペラハウスやメルボルン・アーツセンター。
中国から上海大劇院、香港文化センター。台湾から蒋介石文化センター。韓国からソウルアーツセンター。シンガポールからエスプラネードシアター。など各国を代表する劇場が参加しています。


会議風景.jpg年次総会が開催されました

本年9月15日から17日まで、当センターで年次総会が開催されました。当センターでは1999年以来2回目の開催となります。
今回は、あいちトリエンナーレの開催に併せて総会を誘致したものです。この期間中、パフォーミングアーツについての活発な情報交換やディスカッションが行われました。

そのプログラムの一部を紹介しましょう。

・ 基調講演「アジア太平洋地域における文化交流圏の形成について」(講師:青木保、元文化庁長官)
・ 企画担当者会議
・ ディスカッション「芸術センターと周辺地域との関係」
・ ディスカッション「先端的・先進的な作品へのアプローチについて」 など

会議やディスカッションを通して、他国の文化や施設についての理解を深めるとともに、パフォーミングアーツの分野での課題について話し合いました。
会議は英語で行われ、日本語⇔英語は通訳をつけました。筆者は英語が駄目で通訳つきでコミュニケーションをしましたが、国際社会での英会話の重要性を痛感しました。
この他にも、オプショナルツアーも行われ、トリエンナーレ美術展見学、オペラ「ホフマン物語」ゲネプロ見学、文化ツアー(名古屋城、産業技術記念館)なども楽しんでいただきました。
最後に、来年開催のメルボルン(オーストラリア)で再会することを期待して、3日間の充実した会議に別れを告げました。


展示風景.jpg今回の展示内容は?

AAPPACの概要、年次総会の模様をパネルで展示するとともに、加盟施設のパンフレット、記念誌、グッズなどを展示しています。また、台湾の蒋介石文化センター、上海大劇院、新国立劇場及びサントリーホールの4施設の映像を随時上映しています。(台湾と上海の映像は日本語字幕はありません。)
アジア太平洋地域の舞台芸術について触れるよい機会です。10月11日(月・祝)まで展示しています。ぜひご来場ください!

(A.M.)