現在、小ホールで上演するパフォーマンスの企画案を募集中の「第5回AACサウンドパフォーマンス道場」。
その選考委員の方々が今年は一新していますので、ここで改めてご紹介します!
山本裕之さん(作曲家、愛知県芸術大学音楽学部准教授)
まず、これまでに引き続き、名古屋市や愛知県に在住あるいは活躍されているアーティストの方として、山本裕之さんにお願いしました。
山本さんは、作曲家で、現在愛知県立芸術大学准教授でもあります。
その作品は、日本の作曲賞で最も主要な、武満徹作曲賞第1位(2002年、審査員は湯浅譲二)、第13回芥川作曲賞(2003年)を続けて受賞され、正統派の現代音楽の作曲家として新しい音の作品を創り活躍されています。
また自ら「音ヲ遊ブ 日本の現代音楽」というウェブサイトを運営して情報交換の場をつくり、多様な音の表現に関心を寄せておられます。
道場では、音を扱うアーティストの立場から選考やブラッシュアップに関わっていただきます。
畠中実さん(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]主任学芸員)
今年からは、アーティストではなく企画者の立場から関わっていただこうと、お二人の方にお願いしました。
一人は、NTTインターコミュニケーションセンター [ICC]主任学芸員の畠中実さんです。
畠中さんは1996年の開館準備よりICCに携わり、メディア・アート系の催しを多数企画してこられました。
主な企画には「サウンド・アート―音というメディア」展(2000年)、「ローリー・アンダーソン 時間の記録」展(2005年)、「みえないちから」展(2010年)など。「みえないちから」展では、昨年まで道場の選考委員を務めてくださった、佐近田展康さん、三輪眞弘さんによるユニット・フォルマント兄弟の《フォルマント兄弟の“お化け屋敷”》が展示されました。
畠中さんの企画では、展示だけではなく多数のライブ・パフォーマンスも開催され、パフォーマンスにも幅広い見識をお持ちです。
桜井圭介さん(音楽家、ダンス批評、吾妻橋ダンスクロッシング・オーガナイザー)
もうひとかた新しく、音楽と関わる他のジャンルの方として、桜井圭介さんにお願いしました。
桜井さんは、作曲家・編曲家として、ミクニヤナイハラ・プロジェクト、砂連尾理+寺田みさ子、ほうほう堂などのパフォーミング・アーツ・グループの作品創作に関わるとともに、「吾妻橋ダンスクロッシング」のオーガナイザーとして活躍されています。
「吾妻橋ダンスクロッシング」はコンテンポラリーダンス、現代美術、演劇、お笑いなどジャンルを横断したパフォーミング・アートの最先端を取り上げる公演で、ストレートでポジティヴな表現にこだわっておられます。
主催の愛知芸術文化センター側の企画学芸員としては、継続して藤井明子が関わります。
このように今年は昨年までとは全く違ったメンバーによる選考委員なので、応募される企画も自ずとこれまでにはなかった新しい企画になるのではないかと、期待しています。
それぞれの選考委員からのメッセージは、こちらをご覧ください。↓
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/dojo/index.html
応募締め切りは7/11まで。多数の応募をお待ちしています!!
(A.F)