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平山素子ソロプロジェクト『After the lunar eclipse/月食のあと』 リ・クリエイション

2011年06月16日

2009年愛知芸術文化センタープロデュースによって製作された『月食のあと』。リ・クリエイションを経て東京・兵庫とツアーを行い、誕生の地、愛知に7月22・23日に帰ってきます。

そこで今回、2009年初演後のアフタートークで平山さん・ライトアーティストの逢坂卓郎さん・衣装デザイナーのスズキタカユキさんに、作品の製作についてお話ししていただいたことを、一部抜粋してご紹介させていただきます!

 

●今回の作品製作にあたって●

【平山さん】
「舞踊作品は総合アートとして、もっと多くの人と握手をしていくことによって、無限の可能性があると思いました。」


【逢坂さん】
「舞台照明というのは、やはりアーティストの空間を製作するためのスタッフというか。(中略)しかし今回は、ぼくは自分自身の作品を光のパフォーマンスだなと思って参加させていただきました。」


【スズキさん】
「平山さんをどういう立ち位置のものとして認識することから始まりました。自然界の精霊のような存在として衣装を提案するパターンと、肉体があって、人間かどうかはイメージのものなのでまた別のものですが、ある程度肉体を持ったものとして考えるか。今回は後者で、(中略)少しでも生身の存在を感じる要素を入れたという感じですね。」

 

●公演を終えて●

【平山さん】
「わたし、ずっと、ダンサーになりたいと思ったことがないんですね。(中略)今回、実はこの作品を頂くことで、本当に今、正直に、素直に、自分はダンサーになりたいと強く願うようになっています。それは、今までいかに自分がダンスみたいなもの、ダンサーみたいなことをしてきてしまったか、反省も含めて。」


【逢坂さん】
「(舞台は)限られた1時間という時間の中で、あらゆる感性に訴える。空間感覚もそうですけど、視覚、聴覚、(もしかしたら触覚的なこともあるかもしれませんけど)そういうものを総動員して体験できるという、いわばちょっと非日常的空間から得られるものってすごく大きいものがあるなと感じました。」


【スズキさん】
「いろんな方とやることによって、新しい発見をしていって、洋服っていうものがこんな見せ方もあるんだって。どんどんどんどん振れ幅を作っていくことで新しい提案が出来ていけるとおもしろいなという風に思っています。」


コメントを拝見しただけでも、アーティストの皆さんの情熱と初演時の興奮が伝わってきます。


そして、今回も7月23日14:00公演終了後、ポストパフォーマンス・トークが開催されます!
初演をご覧になっていらっしゃらない方はもちろん、『リ・クリエイション』されていますので、初演をご覧になられた方もまた是非お越しくださいませ!!

 

日時: 2011年7月22日(金)19:00-、7月23日(土)14:00-/ 18:00-
※23日(土)14:00公演終了後、ポストパフォーマンス・トークあり。
           出演:平山素子(構成・振付・ダンス)
              逢坂卓郎(ライトアート)
              スズキタカユキ(衣装)
              唐津絵理(愛知県文化情報センター主任学芸員)

会場: 愛知県芸術劇場 小ホール


料金: 一般2,700円(当日3,000円) 学生1,500円(前売のみ)  ※全席自由
*学生券は愛知芸術文化センタープレイガイドのみの販売となります(前売のみ)。
*4歳より入場できます(要チケット)
*前売り券が完売した場合、当日券は出ないこともございますので、予めご了承ください。

 

(T.Y)