さまざまなジャンルで活躍していた、マルコ・デルガドとナディーン・フッシュは、より実験的であり、創造的でもあるパフォーマンスを追及していくために、2002年スイスのベルンでダンスデュオ「デルガド・フッシュ」を結成しました。
彼らが創造するパフォーマンスやインスタレーションはシュールでシリアス、でもコミカルでユニークです。
しかし不真面目、くだらないという感覚に陥ることはありません。
作品の持つ曖昧性が、私たちに自己の曖昧性を浮き彫りにさせていきます。
人間の本質とは何か。そして多様化した現代の影響とはどのようなものでしょうか。
あいちトリエンナーレでは、2007年初演の代表作『桃色のズボンと赤いヌバックの先の尖ったハイヒールをはいて、襟ぐりが緩んだセーターの上に着た空色のウールのロングコート』を上演することになりました。
鍛え上げられた肉体から生み出される迫力あるダンスと、従来のダンスの概念を超越して構成されたユニークな振り付け。そしてマルコ・デルガドを有名にした臀部の動きにも注目しながら、パフォーマンスをお楽しみください!当日券の情報は、あいちトリエンナーレ2010http://aichitriennale.jp/をご確認ください!
写真は、小ホールを下見中のデルガドさんとフッシュさん。
(アートマネジメント実践講座受講生I.K)