今回は、Klang Quartett(クランクカルテット)さんによるバイオリン、ヴィオラ、チェロの四重奏でお楽しみいただきました。
Klang Quartetさんは、愛知県立芸術大学の現役学生4人(第1バイオリンの加納さんは、院生)で今年の2月に結成されたばかりのカルテット。大学の授業を始めレッスンで一緒に日々研鑽を積んでいらっしゃいます。
今回のコンサートは、フレッシュコンサートとしては現役学生の演奏は久しぶりで、どんな演奏かとワクワクする気持ちでいっぱいでしたが、担当者のそんなひそかな期待を裏切らない、息の合った、ひたむきな演奏でした。
お客様の中には、「ラズモフスキー第3番」を聴くために、仕事を休んで来たという方もおみえで、フレッシュコンサートへの期待の高さを実感でき、スタッフ一同の励みともなりました。お客様がお書きくださったアンケート結果を今回少しだけご紹介しましょう。
『ハッピーバースデー変奏曲が面白かった』
『弦楽四重奏を生で聴いたことがなかったが、とてもよかった』
『弦楽四重奏が大好き』
『ベートーベンが大好き。やっぱり生演奏はさらに素晴らしかった』
ちなみに、担当者自身は、と申しますと、どの曲も楽しませていただきましたが、最後の「ラズモフスキー第3番」の第4楽章のテンポの速い辺りがとりわけ大好きで、リハ分も含めて2回聴けて正に役得でした。
実は、6月にフレッシュコンサート出演者募集のため、県内音楽大学に直接チラシを送らせていただいたのですが、Klang Quartettさんはそのチラシをみてご応募いただいたと当日お聞きしました。スタッフとしてはそのことも嬉しかったですね!
・曲目
♪弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章(ハイドン)
♪ハッピーバースデー変奏曲(P.ハイドリヒ)
♪弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」より第1・3・4楽章(ベートーヴェン)
![]() | ![]() |
次回第42回は、2009年12月24日(木)(通常の第4水曜ではなく、第4木曜ですので、くれぐれもお間違えのないよう願います。偶然ですが、X'masイブですね
)午後0:15から30分間、「Blume(ブリューメ)」さんによる木管四重奏をお届けする予定です。曲目は「木管4重奏曲」(Francaix)、「エンターティナー」(Joplin)、「ホールニューワールド」(Menken)、「この道」( 山田耕作)、「涙そうそう」(Begin)、「ネバーエンディングストーリー 」(Forsey)、そしてクリスマスソングメドレーの予定です。彼女たちも愛知県立芸術大学をこの春ご卒業されたばかりとのこと。どんな演奏を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
(文責:k.k)
まもなく12月。Noism公演まで1ヶ月をきりました。
みなさま、チケットはお買い求めいただけましたでしょうか?
大変人気の高い公演のため、残念ながら買えなかった方も多くいらっしゃるようですね。
―チケット情報―
23日はウルフギャング・パックでのプレシアター・メニュー(食事)付きチケットのほかは完売です。
24日はチケットぴあ、イープラス、プレシアター・メニュー(食事)付きチケットとも取り扱いがあります。
そこで―。
この公演のチケットを、12月1日(火)、チケットぴあにて追加販売いたします。各日とも枚数限定です。
ご購入できずにあきらめていた方、このチャンスを逃さず、ぜひチケットを手に入れてくださいね。
(S.S.)
そして、新潟に行ってきました!
さすが新潟公演。市民のレジデンシャルカンパニーであるNoismですから、客席にいても新潟の方々の温かい空気を感じます。本作品をすでに2回目の観賞となる観客の方もいて、その熱心さにも驚かされました。
チェーホフの作品から発想されたという今回の作品は、人間の苦悩がテーマ。ちょっと重いテーマですが「互いにわかり合うことはとても難しい」という、人間に生まれたからこその苦しみは、誰もが共通するものですよね。
ストイックなトレーニングで鍛えられた肉体で語る言葉にできない物語は切なくも美しく、またi-Podを使った音楽やキャラクター性を前面に出した衣裳などの工夫も満載の作品です。
急いでチケットを手に入れて、ぜひご来場くださいね
(E.K.)
写真 Noism1「Nameless Poison―黒衣の僧」(新潟公演) 撮影:村井勇 (2点とも)
11/20(金)に平山素子さんのコンテンポラリーダンス・ワークショップが開催されました。
内容は、ベーシック・コース(基礎)とヴァリエーションコース(初・中級)。
平山さんといえば、日本を代表するダンサー・振付家です!しかも愛知県出身。
そんな平山さんのWSが今回は参加無料だったんです。
まず、ベーシックコースでは、平山さん曰く、「コンテンポラリーダンスの基礎となる動きで、これを押さえておけば、どんな振付でも活かせると思うもの」とのことでした。基礎の基礎かと思っていたのですが、意外にも難しそうでした!
筆者の目には中級ぐらいに映りました…。(笑)
参加された方は初心者の方から、ベテランの方までいらっしゃるようでしたが、いかがだったでしょうか。
しかし、その内容はやはりコンテンポラリーダンスにとって重要な要素がたくさん詰まっていました。
重心の動きをなめらかに移動させるスイング重力の利用
股関節を柔らかく
フロアーエクササイズ
スライド
ロール
など…
平山さんが何度もおっしゃっていたことは、
「大事なことは振りを覚えることではなく、動きの感覚を習得すること。」
今回の内容は一度やっただけでは難しいと思いますが、何度も繰り返して体に覚えさせれば相当上手になるのではないでしょうか。
それにしても、平山さんの身体能力はすばらしく、難しいこともさらっとできているように見えてしまいます。
次にヴァリエーションコースですが、こちらはテクニックではなく、実際に上演された振付を2作品覚えるものでした。ベーシックコースもハードでしたが、ヴァリエーションコースから受けられた方には、いきなり振付から入ったので、ハードだったかもしれませんね。
最初私は、振付をメモしようとしましたが、最初の数10秒であきらめ、振りをメモすることには意味がないと思いました。
振付は平山さんの作品であり、私が覚えて上演するわけでもなく、テクニックを覚えるものでもないと思ったからです。
それで、平山さんの振付に対する考え方や、思いなどを心にとめておこうと思いました。
最後におっしゃっていたこと、
「自分が思い描くことができなくて、傷つくことがある。自分もたくさん傷ついて、乗り越えてきた。簡単にできると思ってほしくない。ぜひ傷ついてほしい。」
ダンサーや振付家にとって大事な言葉がたくさんいただけたと思います。
筆者は平山さんに身近にお会いしたのは初めてですが、パワフルで、ストイックで、妥協を許さない方だと思いました。
無料のWSだろうが、基礎コースだろうが、全力です。
でも、ガミガミ、ピリピリしているわけでなく(WSだからかもしれませんが)、明るくにこにこしながら鋭いことをおっしゃるんですよね。WSが始まる前には「緊張する…。」とぽそっとおっしゃってました。私は、あの、世界や大舞台で活躍される平山さんが!?と思ってしまいました。裏表がなく、とても魅力的な方です。
そんな平山さん初の本格的なソロ公演も1ヶ月後に迫りました!
平山素子新作ソロダンス公演『After the lunar eclipse/月食のあと』
2009年12月19日(土)19:00、12月20日(日)14:00/ 18:00
愛知県芸術劇場 小ホール
一般4,000円(当日4,500円) 学生2,000円(前売のみ) ※全席自由
ぜひお越しください!
(アートマネージメント実践講座研修生 H.K)
10月31日に行われた長者町パフォーミング街をご紹介します。
来年行われる『あいちトリエンナーレ2010』のプレイベントとして、
トリエンナーレ会場の一つである<名古屋市 長者町地区>の様々な場所を舞台にし、
ダンサーやミュージシャンが、同時多発的にパフォーマンスを繰り広げました!
トップバッターは「めんどルズ×THE PONDORS」
モリリン(株)の荷受所という繊維街独特な雰囲気の中で、
まずはTHE PONDORSがオリジナル楽曲を披露。
観客の皆さんも、段々と世界感に溶け込んできた頃、
めんどルズがそれに合わせて踊りだします。
レトロな雰囲気とダンスが調和し、不思議で楽しい空間です。
同時に、オープンしたての画廊STANDING PINE cubeにて、
「鈴村由紀」らが、太鼓や、声に合わせて、即興ダンスで魅せます。
男性顔負けの激しさは観客の皆さんも感心していました。
次は「魂宮時(タクジ)」。
ストリート出身ながらも、優しさや繊細さを兼ね備えた耽美なダンサー。
豊島ビル公開空地を舞台に、音も使わず、舞台装置も使わず、
まさにダンスのみで観客の心をつかんで離さないといったところです。舞台をモリリン(株)荷受場に戻し、「afterimage(アフターイマージュ)」の公演です。
この男性だけのダンスカンパニーは、面白さ、いわゆるお笑い的要素も散りばめながら、
「キモチイイダンス」を提供し、お客さんは笑いながら、
afterimageワールドにはまっていました。
再び画廊STANDING PINE cubeでは、「コマツアイ」が生ギターと、
詩の朗読に合わせて、切なく優しいダンスを踊っていました。
寂しさの中に温かさを感じる作品が印象的でした。
そんな中、長者町の路上では謎の白塗り男「二足歩行クララ」が出現!
音の鳴る小さな車イスを曳きながら、あの名作のあのシーンをオマージュしたり、
アコーディオンとセッションしたりと、街をゆく人たちは不思議な踊りに驚きながらも、段々とその周りには人だかりが溢れていきました。
ゑびすビルパート?屋上では「CAKRA DANCE COMPANY」の公演がありました。
彼ら「CAKRA DANCE COMPANY」は現役のストリートダンサーでありながら、
前衛的な作品を提供し続けている舞踊団。
最初は人形のように微動だにしないダンサーが、観客の拍手をきっかけに踊りだすのですが、なぜか彼らが動く度に体から機械音がし、いくつかのビルに潜んでいた10人くらいのダンサーが徐々に掛け合いながら、群舞になり終わるという、時空の狂ったような、近未来的な作品に拍手が止まりませんでした。
場所は戻って豊島ビル 公開空地。
「田中三奈代」は布を使ったり、三味線とコラボレーションしたり、
さらには、お客さんを巻き込んでと、楽しいダンスをこれでもかというくらい魅せてくれます!
しかもその会場には、あのパフォーマンス・インスタレーション集団「クロノズ」が!
存在するだけでも異質な雰囲気が漂ってます。
最後は、東京からのゲスト「東野祥子×カジワラトシオ」
お二人とも世界からも注目を浴びるパフォーマーだけあって、
会場のモリリン?荷受場は、音、照明、演出、そしてダンス・・・
全てが今までとは全く違う雰囲気に!
エレベータ、トラック、蛍光灯など、その場にある【モノ】も、
即興で【舞台効果】に変えてしまうそのセンスは、さすが一流の表現者!と感服してしまいました。
その退廃的な狂気をも含んだような耽美な舞台に、観客の皆さんも心を奪われたように
見入っていました。
全ての演目が終わった後、出演者の皆さんで即興セッションが行われました。
ミュージシャンとダンサーが渾然一体となり、不思議で楽しい雰囲気で、
【長者町パフォーミング街(どおり)】は締めくくられました。
『レトロ×コンテンポラリー』というコンセプトのもと、
[懐古]的な長者町に、[同時代]性のパフォーマンスはぴったりマッチしていました。
あいちトリエンナーレ2010に向けて、長者町や、ダンスの魅力を再発見することができました!
(文中の呼称は敬称略です)
(Y.U.)
11月19日(木)より、「第14回アートフィルム・フェスティバル」が始まります。冬の映像イベントとして定着してきたこの催しですが、今回は1990年代より映画制作の現場に導入されるようになったデジタル・ビデオが、単なる機材面の変化に留まらず、映像表現の本質に深く関わっているものではないか、という考えに立ち、1960から70年代の初期ビデオ・アートの貴重な作品から、近年、ハイ・クオリティな作品が多く登場している自主制作映画やホーム・ビデオなど、新たな動向までを俯瞰的にとらえます。
この他、ジャン・ルーシュ、アラン・レネ、クリス・マルケルといった映画史にも名を残す重要作家たちの作品を集めた〈フランス・ドキュメンタリーの精華〉や、短編という形式が、作家の個性が際だつドローイング・アニメーションから社会風刺的な実験映画まで、多様な表現を生み出していることを照らし出す〈フランス発!新世代ショートフィルム〉など、多彩なプログラムで構成されています。当センターが一年一本のペースで継続している「オリジナル映像作品」の最新第18弾となる、寺嶋真里『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』(2009年)の初公開も行われます
*写真:12月5日(土)〈フランス発!新世代ショートフィルム〉で上映する、シモーネ・マッシ『犬たちの記憶』(2006年)
また今回、テーマ上映会「実験映画の長編&大作」などで好評だったスタンプ・ラリーに代わり、新たな観客参加の企画として、「あいちトリエンナーレ2010プレイベント 小林はくどうワークショップ『ラプス・コミュニケーション』2009年版」が行われます。単にビデオを撮ったり、観たりといったことに留まらない、ユニークな映像体験になるでしょう。
オープニング上映作品『見るということ』(企画・松本俊夫、2009年)に合わせ、出品作家が来館するといった情報もあり、当日にならないと判らないサプライズ・ゲストが登場するかもしれません
ぜひ会場に足を運んでください
(T.E)
11月の6,7日に「アートライブラリーはじめて講座」を開催しましたので、その報告を兼ねてどんな様子だったかをお知らせします。
講座内容は、芸術の専門図書館であるアートライブラリーの特性を考慮して美術編と音楽編に分けて行ないました。また、参加者の利便を考え、平日(金曜)と土曜に同じ内容で開講しました。
どの回もまず前半はビデオプロジェクターを使って、施設の概要や資料の探し方を説明しました。
←はじまり
←内容の流れの説明
↑インターネットの資料検索画面を使って展覧会図録の探し方(美術編のとき)の一例を紹介しました。
後半は、普段一般利用者の入ることのできない書庫へ移動し、設備や資料の解説をしました。←書庫を案内
書庫を案内しているときは、いろいろな質問がでました。受講者の方々は開架スペース(1階のカウンターや検索機のあるところ)よりもたくさんの資料が仕舞ってあることに驚いていました。
←電動書架の説明
↑前半で見つけ出した展覧会図録が実際にどこに置いてあるかを示しているところ
各回45分という時間の制限があり、検索法や資料分類などが十分に説明できませんでした。今後このような機会があれば、内容をさらに充実させきめ細やかな利用者支援ができればと考えております。
(H.K)
愛知県美術館で新しい企画展「日本の自画像 写真が描く戦後1945-1964」が始まりましたね。皆さんもう行かれましたか?
名古屋市美術館でも「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」という写真に関連した企画展を開催しています。
今、写真が熱い!というわけで今回は、アートライブラリーに新しく入った写真関連の本をご紹介したいと思います。
展覧会の出展作家さんの本ではないのでご注意を…。
『光と影』
森山大道 著, 講談社 2009年出版
(請求記号748/Mo73h 資料番号9110479337)
モノクロ写真愛好家の憧れ、森山大道さんの写真集です。
新書より少し大きいかな、というサイズながら、強烈なコントラストで繰り広げられる光と影の世界を存分に味わうことができます。
首にはカメラ、ポケットに本書で撮影に出かけるなんていかがでしょう?
『アンリ・カルティエ=ブレッソン 20世紀最大の写真家』
クレマン・シェルー 著, 伊藤俊治 監修, 遠藤ゆかり 訳
創元社 2009年出版
(請求記号748/C23c 資料番号9110479041)
アンリ・カルティエ=ブレッソンがどのような環境に生まれ育ち、何故写真を撮るようになったのか、誰に影響を受け、誰と共に活動していたのか、何を思って写真を撮っていたのか。
アンリ・カルティエ=ブレッソンの生涯を知ることができる本です。
巻末のインタビューには、彼の魅力が溢れています。
『やなぎみわ:マイ・グランドマザーズ』
東京都写真美術館企画・監修,国立国際美術館企画・監修
淡交社 2009年出版
(請求記号T719/Y52t/2009 資料番号9110478625)
今年3月に東京都写真美術館で開催されたやなぎみわさんの個展「マイ・グランドマザーズ」と、6月に国立国際美術館で開催された「婆々娘々」に関連して出版された本です。
一般公募で集めたモデルに「50年後の理想の自分」を思い描かせ、それをもとに撮影した「マイ・グランドマザーズ」シリーズや、グリム童話やアンデルセン童話などの、老女と少女が登場する物語を題材とした「フェアリー・テール」シリーズなどが収録されています。
この本は展覧会関連書籍なので、雑誌架の横の新着展覧会カタログ展示スペースに、1ヶ月間展示してあります。
↓ここです。
ご自由にご覧ください。
どこにあるのかわからない方は、カウンターに聞いてくださいね。
お家でじっくりとやなぎみわさんの作品を楽しみたい方は、こちらをどうぞ。
『フェアリーテール 老少女綺譚』
やなぎみわ 著,セス・ヤーデン〔英〕訳 青幻舎 2007年出版
(請求記号719/Y52f 資料番号9110463220)
フェアリーテールシリーズの完結篇として作成された作品集です。
小さなテントを被り、子どものような素足をむき出しにして荒野をさまよう砂女によって語られる、美しくて恐ろしい童話の数々をご堪能いただけます。
この本は新着本ではないので、719の棚を見てくださいね。
見つからなかったらお気軽にお尋ねください。
新着本はすぐ借りられてしまうのでお早めにどうぞ。
借りられてしまっている本は予約も出来ますよ!
(ライブラリースタッフ T.K)
今回は、Noirさんによるクラリネット、バスクラリネット、ピアノ(電子ピアノですが)、コントラバスの四重奏でお楽しみいただきました。
NOIRさんは、名古屋ウィンドシンフォニーのメンバー4人(クラリネットの三浦幸二さんが名古屋ウィンドシンフォニーの代表)で結成されたカルテット。それぞれが東海地方を拠点として、さまざまな演奏活動を展開されていらっしゃいます。
バスクラリネットとコントラバスは、アンサンブルの中ではメロディーラインを奏でることは少ない楽器だそうですが、当日の演奏では、バスクラリネットやコントラバスもソロを演奏し、その素敵な低音に客席の皆様も聴き入っておられました。
実はコンサート当日には大ホールで2時から他の公演が開催予定で、その当日券引換えがちょうど演奏真っ最中の12時半!?そんなわけで始まる前からフレッシュコンサート会場の隣、大ホール前は大勢のお客様方で混雑していました。トラブルがあっては大変なので、大ホール公演の主催者側の担当者と連絡をとったり、コンサートの前にお客様に事前アナウンスをしたり、とハラハラドキドキでした。NOIRさんの堂々とした演奏に、客席の皆様が次第に集中していく様子をみて、救われた思いのスタッフ一同でした。
ごく一部ですが、演奏途中の私語や途中退席もあり、目に余るものはスタッフからご注意を申し上げましたが、コンサートは演奏者とお客様の両者で作るものなのだぁと改めて実感するとともに、公開空間で開くコンサートでお客様にどこまでご協力をいただけるのか、コンサート担当1年目の担当者はまだまだ悩めるところです。
・曲目
♪エスクアロ (A・ピアソラ)
♪ア・ホール・ニュー・ワールド (A・メンケン )
♪ハンガリア舞曲第6番 (ブラームス)
♪私のお気に入り (R・ロジャース)
♪リベルタンゴ (A・ピアソラ)
♪川の流れのように
次回第41回は、2009年11月25日(水)(いつもどおり第4水曜です。)午後0:15から30分間、「Klang Quartett」による弦楽四重奏をお届けする予定です。曲目は「弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章」(ハイドン)「ハッピーバースデー変奏曲」(P.ハイドリヒ)などの予定です。彼女たちは、全員県内音楽大学の現役学生とのこと。若さあふれる演奏を期待してます♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
| |
アートライブラリーでクリスマスの展示をはじめました。
サンタクロース、おもちゃ、クリスマスツリーなど、クリスマスならではのワクワクするような絵の載った本、キリスト降誕のおごそかな絵の載った本、讃美歌を深く理解するための本、など幅広くご紹介しています。
今年愛知県美術館で開催されたアンドリュー・ワイエス展のポスターに使われた絵も。
緑色の台とその周辺の本は借りられますよ。
本だけでなく、CDもご紹介しています。
きよしこの夜やホワイトクリスマスなどの、クリスマスの定番曲のCDを集めました。
トナカイのオーケストラをサンタクロースが指揮していたりして、ジャケットがどれも可愛らしいです。
クリスマスの曲ってたくさんあって選べない…という人や、たまにはいつもと違う曲が聴きたい…というひとには
これ↓がおすすめです。
Yes No で質問に答えていくと、自分にぴったりの曲を教えてくれるという雑誌の特集記事です。
ちなみに私にぴったりなのはプーランクのクリスマスカンタータでした。
クリスマスパーティや発表会で使う曲が決まっていない方は、これを参考にして選んでみてはいかがでしょう?
紹介されている曲は全て当館にCDがありますので、ぜひ聴いてみてくださいね。
映像資料では、毎年クリスマスに公演を行っている演劇集団キャラメルボックスさんのビデオがこんなにありました。
どれもクリスマスを題材にした演劇です。
その他にも、クリスマスを題材にした映画やバレエ、パヴァロッティや少年聖歌隊のクリスマスコンサートの映像などもご覧いただけます。
アートライブラリーホームページの特別展示のお知らせページで展示資料のリストが見られますよ。
どれもクリスマス気分を盛り上げるのにぴったりです。
今年のクリスマスはアートライブラリーで過してみませんか?
(ライブラリー・スタッフT.K)