愛知県美術館で新しい企画展「日本の自画像 写真が描く戦後1945-1964」が始まりましたね。皆さんもう行かれましたか?
名古屋市美術館でも「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」という写真に関連した企画展を開催しています。
今、写真が熱い!というわけで今回は、アートライブラリーに新しく入った写真関連の本をご紹介したいと思います。
展覧会の出展作家さんの本ではないのでご注意を…。
『光と影』
森山大道 著, 講談社 2009年出版
(請求記号748/Mo73h 資料番号9110479337)
モノクロ写真愛好家の憧れ、森山大道さんの写真集です。
新書より少し大きいかな、というサイズながら、強烈なコントラストで繰り広げられる光と影の世界を存分に味わうことができます。
首にはカメラ、ポケットに本書で撮影に出かけるなんていかがでしょう?
『アンリ・カルティエ=ブレッソン 20世紀最大の写真家』
クレマン・シェルー 著, 伊藤俊治 監修, 遠藤ゆかり 訳
創元社 2009年出版
(請求記号748/C23c 資料番号9110479041)
アンリ・カルティエ=ブレッソンがどのような環境に生まれ育ち、何故写真を撮るようになったのか、誰に影響を受け、誰と共に活動していたのか、何を思って写真を撮っていたのか。
アンリ・カルティエ=ブレッソンの生涯を知ることができる本です。
巻末のインタビューには、彼の魅力が溢れています。
『やなぎみわ:マイ・グランドマザーズ』
東京都写真美術館企画・監修,国立国際美術館企画・監修
淡交社 2009年出版
(請求記号T719/Y52t/2009 資料番号9110478625)
今年3月に東京都写真美術館で開催されたやなぎみわさんの個展「マイ・グランドマザーズ」と、6月に国立国際美術館で開催された「婆々娘々」に関連して出版された本です。
一般公募で集めたモデルに「50年後の理想の自分」を思い描かせ、それをもとに撮影した「マイ・グランドマザーズ」シリーズや、グリム童話やアンデルセン童話などの、老女と少女が登場する物語を題材とした「フェアリー・テール」シリーズなどが収録されています。
この本は展覧会関連書籍なので、雑誌架の横の新着展覧会カタログ展示スペースに、1ヶ月間展示してあります。
↓ここです。
ご自由にご覧ください。
どこにあるのかわからない方は、カウンターに聞いてくださいね。
お家でじっくりとやなぎみわさんの作品を楽しみたい方は、こちらをどうぞ。
『フェアリーテール 老少女綺譚』
やなぎみわ 著,セス・ヤーデン〔英〕訳 青幻舎 2007年出版
(請求記号719/Y52f 資料番号9110463220)
フェアリーテールシリーズの完結篇として作成された作品集です。
小さなテントを被り、子どものような素足をむき出しにして荒野をさまよう砂女によって語られる、美しくて恐ろしい童話の数々をご堪能いただけます。
この本は新着本ではないので、719の棚を見てくださいね。
見つからなかったらお気軽にお尋ねください。
新着本はすぐ借りられてしまうのでお早めにどうぞ。
借りられてしまっている本は予約も出来ますよ!
(ライブラリースタッフ T.K)