平成21年8月27日(木)19:00から、世界で活躍するダンサー
大植 真太郎さんのダンスショーイングがありました。
リハーサルの間も試行錯誤されている様子・・・
本日出演されるダンサー3名は開演直前まで動きの確認をされていました。
<写真 左;大植 真太郎さん 真ん中;柳本 雅寛さん 右;平原 慎太郎さん>
「名古屋の皆さんはお行儀が良いようですが改まって見るのではなく、
作品がどう作られているのかを気楽に見てください」という挨拶ののち
柳本さん平原さんと3人でのショーイングが始まりました。
最初のショーイングは無音の中で始まりました。
気楽に見てくださいと言われたのにも関わらず
最初は身構えて見てしまっていました。
しかし、3人の動きや呼吸が作り出す空間が楽しくて、
無邪気にたわむれる子供たちのようにも見えたり、
ひとりの人にまとわりつく、ちょっとふざけた妖精に見えたり・・・
いつの間にかリラックスして観ることが出来ました。
動きながら発する「うわぁ」「きまったぁ」「このパターン知ってるぅ」などの
心の声(?)に、思わず声を出して笑ってしまいました
鍛えられた3人の身体の動きはパワフルなのにとてもなめらか。
動きのエネルギーが次の動きへと繋がっていくので
どんどんと入りこんでしまいました。
次に同じ振り付けで音楽を付けたものと、
観客の皆さんがチラシの文章を読みあげる声の中での
ダンスを見せていただきました。
音楽や声を介して見ると同じ振り付けなのに
スピード感や動きから感じるイメージが全く違った印象の作品に見えました
今回のショーイングは音楽というフィルターを通さず、
呼吸や思わずでてしまう声などを通して世界観を共有したいとのこと。
いかに私たちが音楽や言葉という情報を通して
ダンスを観ているのかを実感することができました。
最後に何名かの観客の方がステージに上がって
一緒に作品に参加させていただいていました。
面白すぎて私も観客の皆さんも大爆笑!
どんどん引き込まれてしまいました。
参加された方々も、すごく楽しそうです
何より、参加している観客の方の身体や動きに合わせて
振り付けが出来上がっていく様子は、
大植さん達が作品を制作していく過程を見ているようでした。
お互いの身体や動きに反応して遊んでいるようにも見える振り付けを観ていると
身体の楽しさや面白さを感じずにはいられませんでした。
今回のショーイングは9月の彩の国さいたま芸術劇場dancetoday2009にて公演される
『イキ、シ、タイ』のワーク・イン・プログレス形式(制作途中での作品発表)との事です。
9月の公演がますます楽しみです☆
(サポートスタッフS.T)