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黒田育世ダンスワークショップ

2011年01月28日

1/26(水)に黒田育世さんのダンスワークショップが開催されました。ミュージシャンの松本じろさんによる生演奏付きのおトクなワークショップになりました。

午後の第1部は、ダンサー向けです。まずは30分ほどかけて入念にストレッチ。その後、参加者同志でペアを組んでもらい、手首を媒介にして表現を伝えるという課題に挑戦。どのように伝えたらよいのか、なにを伝えようとしているのか、参加者も戸惑い気味でしたが、必至に相手の身体を聴こうとしていました。

説明をする黒田さん.jpg

このほかにも、相手の身体の一部を押して動作を伝えたり、片方が抱きついてくるのをかわして逆に相手の身体の一部に触れようとしたり、組んでいるペアの相手ではない人の身体を押したり、触れたりするなど、自分の周りのスペースを意識して動くことをやってみました。

参加者にアドバイスをする黒田さん.jpg

「黒田メソッド」と呼ばれる演出法では、全力疾走をした後で、個々が創作した「大切な人に届けるための小さな振付」を踊ってもらいました。走りつかれた身体は、余分なものが排除された風通しの身体となります。余分な表現のない身体で踊る振付には、本当のその人が現れてくると黒田さんは言います。

音楽家の松本さんとお手本を見せる黒田さん.jpg

最後は、黒田さんがPVに出演した、クラムボンの振付の一部を参加者といっしょに踊って、3時間に及ぶワークショップは終了しました。

夜の部は、一般向けのワークショップ。小学生もいて、参加者の年齢層も広がりました。
会場を大きく使ったウオーキングから始まって、ペアになって一方の動きをそのままなぞったり、6‐8人のグループになって1人の動作を真似して歩きまわったり。

野田秀樹さんのワークショップでも行われる、集団で「彫刻」を表現する課題や、表現しながら移動して、先生のかけ声で静止するという課題では、他の参加者のポーズに思わず笑い声が起きたりと、和気あいあいとした雰囲気のなかで進められました。
最後は、ダンサーの部と同様に「Aspen」の振付を全員で踊って終了となりました。

クラムボンのPVの踊りを踊っている黒田さん.jpg


先生を勤めてくださった黒田育世さんと、コンドルズの近藤良平さんによる舞台『私の恋人』が2/9(水)19:00‐、2/10(木)18:30‐に愛知芸術劇場小ホールにて上演されます。
今回は愛知県のみの舞台となります(他都道府県での公演はありません)。こぞってお越しください。


(サポートスタッフ M.M)