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アートマネジメント基礎講座の前半分4回が終了しました

2010年07月30日

昨年から開催しているアートマネジメント基礎講座が今年も開催されています。
まず今年度の前半分として計4回の講座が終了しました。

7月7日 第1回「地域における劇場の役割」
講師;平田オリザさん(劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰)

7月15日 第2回「劇場法(仮称)について」
講師;平田オリザさん(劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰)

7月21日 第3回「公立文化施設の意義とアートマネージャー」
講師;高萩宏さん(東京芸術劇場副館長)

7月26日 第4回「生きる力育む公共劇場」
講師;田村孝子さん(静岡コンベンションアーツセンターグランシップ館長)


第1回.jpg  第2回.jpg

▲第1回及び第2回 平田オリザさん


3人の方はいずれも文化庁・文化審議会委員を務めておられ、
劇場でのパフォーミング・アーツの要となって活動しておられる方々です。
異なる視線での劇場への考察が、
劇場、そしてパフォーミング・アーツの問題点を浮き彫りにし、
それぞれの講義を聴く事によって多角的に『劇場の価値』を見直し、
これからの劇場や、実演家や、たくさんの関わる人たちにとっての指標を感じる事
ができました。

第3回.jpg劇場とは何か?
劇場とはどうあるべきか?
外国から比べると日本の芸術の振興はどうなのか?

芸術文化は何かを呼び込む力になります。
そして、発信する力にもなります。
芸術文化の拠点の一つは劇場です。
世界のたくさんの劇場が文化芸術を発信し、
また世界中から観客を呼び、周りの経済活動に影響を与えるほどの劇場があります。
地方からも、そういう劇場を育てていこうとするきっかけになるかも知れません。

                                        ▲第3回 高萩宏さん


劇場は重要な文化拠点であり、ひいてはわたしたちの生活や文化に関わるものであるのは間違いありません。
                                     
それぞれの講義では、かなりシビアなご意見もありましたが、劇場でのパフォーミングアーツの原点について考えさせられた講座でした。
第4回.jpg
愛知県芸術劇場のある愛知芸術文化センターを中心に、
『あいちトリエンナーレ2010』が8月21日から10月31日まで開催されます。
世界の芸術、そして実演芸術(パフォーミングアーツ)を体感するチャンスです!

また、アートマネジメント基礎講座の後半は、あいちトリエンナーレ2010が終了した後、
11月ごろを予定していますので、こちらも是非お足をお運びください。
詳細が決まりましたら、ウェブサイトやチラシに掲載しますのでご期待ください
                                        ▲第4回 田村孝子さん

(Y.U.)