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オリジナル映像作品『フィリピンふんどし 日本の夏』が沖縄で上映

2009年02月05日
[ 映像 ]

 オリジナル映像作品のシリーズ第5弾として1996年に初公開した、キドラット・タヒミック監督『フィリピンふんどし 日本の夏』が、沖縄県立博物館・美術館の開館1周年記念展覧会「移動と表現」の関連イベントとして、2月7日(土)に上映されます。

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 キドラット・タヒミック『フィリピンふんどし 日本の夏』(1996年)

 この映画は、フィリピンの映画作家キドラット・タヒミックの日本との交流から生まれたもので、フィリピンの民族衣装バハグが日本のふんどしに似ているところから発想し、アジアの人間がマリリン・モンローなど西洋人のプロポーションをなぜ理想のものとするのか、といった疑問を追求してゆく、身体をめぐるユニークな比較文化論となっています。移民県としても知られる沖縄の、他国との交流から生まれた独自の表現に焦点を当て、“移動”というテーマを照らし出すこの企画展で取り上げるのにふさわしい映画だといえるでしょう。沖縄での上映では、同館の翁長直樹さんによるトークも併せて行われます。

 なおこの映画を始め、オリジナル映像作品は当センター1階アートライブラリーのビデオコーナーで、リクエストにより鑑賞することも可能です。こちらもぜひ、ご利用ください。

(T.E.)