1月23日(金)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の舞踊部門芸術監督にして、公立文化施設初めてのレジデンシャルカンパニーNoismの芸術監督でもある演出振付家・金森穣さんのトークショーを開催しました。180名でいっぱいの会場が満席、愛知県待望の初来名に、多くの方が熱心にお話に聴き入っていました。
↑真剣な眼差しで語る金森さん (撮影:加藤光)
↑満席の会場には、熱気が溢れていました。
トークの前半では、ダンスとの出会いや海外での経験、振付の方法など、ご自身の舞台芸術にかける想いをお聴きしました。今回は、観客の皆さんの言葉からトークショーの様子をご紹介します。
アンケートより
・金森さんの舞台芸術、身体表現にかける情熱に感動しました。(30代、女性)
・とても良いお話が聴け、エネルギーをいっぱいもらいました。(40代、女性)
↑DVDを観ながら作品を説明中の金森さん (撮影:加藤光)
また、中盤では、金森さんが編集されたこれまでのNoismの代表作、「SHIKAKU」
「black ice black garden」、「NINA-物質化する生け贄」などのDVDを観ながら、作品のコンセプトや作品に込めたメッセージなどを丁寧に語ってくださいました。
アンケートより
・舞台を見なくて、話だけで面白いのかな、と思って参加しましたが、金森さんは言語表現も素晴らしくて、ドキドキしっぱなしの時間を過ごせました。不景気の時代だからこそ、芸術のエネルギーが心を潤す役割は大切だと思います。(40代、女性)
そして後半は、日本で始めてのレジデンシャルカンパニーとなった新潟市民芸術文化会館芸術監督就任の経緯や海外と日本の文化施設のシステムの違い、プロのダンサーとしてのあり方、今後の目標など、その内容はどんどん深くなっていきました。
エネルギッシュな金森さんのトーク、次から次に溢れ出る舞台芸術へのピュアな言葉の洪水に誰もが飲み込まれてしまいそう。「このまま何時間でも話し続けることができそうなのに!」と、惜しまれつつ終了したトークショーでした。
←笑いも溢れる穏やかなトーク。
(撮影:加藤光)
アンケートより
・ 90分があっという間でした。
・ 踊りをやっているので、今日のお話を生かして頑張ります。(10代、女性)
・ 発想の豊かさ、アンテナの鋭敏さ、自らを「生贄」とまでおっしゃる求道者のような姿勢が印象に残りました。(40代、男性)
「今度は、是非、愛知の皆さんに身体で自分の表現を伝えたい」とおっしゃっていた金森さん。その言葉どおり、近いうちに、Noismの舞台を実現させたいな、と思っています。
(E.K)