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アートライブラリー11月の新着図書・CD紹介

2011年11月15日

2311-1.JPG『吉田都一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて』 

篠山紀信写真,世界文化社 2011年
(請求記号76912/Y86y/ 資料番号9110490998)


篠山紀信による写真と、プリンシパル吉田都のエッセイによる一冊です。
写真は、2008年の英国ロイヤルバレエ団日本公演から、2010年6月29日の同バレエ団での最後の舞台までのものを収録。巻末に収められた本人によるエッセイには、素直に感動します。家族や先生の言葉をよくきき、挫折から学び、与えられた幸運に挑戦する・・・。
経験した後得られることを、すべき時にすることは、大好きなことでも難しいことと思われます。
当館所蔵の吉田さんのフォトエッセイは、いずれも美しくおすすめです。
(アートライブラリースタッフ M.N)
 

 

 

 

2311-2.JPG『フランス的クラシック生活』

ルネ・マルタン著  PHP研究所 2011年
(請求記号760.8/Ma53f 資料番号9110489843)

みなさんは、どんな時に音楽を聴きますか?
出勤途中の電車の中、テレビの中のBGM、あるいは就寝前のリラックスタイムに…。
いつの間にか私たちの生活の中に溶け込んでいる音楽たち。もはや、私たちと共に生きているといっても過言ではないでしょう。
では、クラシックはどうでしょうか?
やはり、音楽のなかでもとりわけ敷居が高い…と感じられる方が多いのかなと思います。
そんな方に是非読んで頂きたいのがこちら!
そんなことないよ!クラシックも普段聞いている音楽の仲間なんだ。だからもっと聴いて欲しい。
そう全身でアピールしているような本です。(装丁は渋めですが、なかなか激しいですよ)
著者は語ります。「音楽が本当に好きな人は、どんなジャンルの音楽でも、受入れられる。」
私にとっては強烈な一言でした。
この一冊で、音楽の、そして生活の幅がもっと広がるかもしれませんよ!是非ご一読ください。
(ライブラリースタッフM.Y)
 

 

2311-3.JPG『プロジェクト写楽』

富田芳和 著 ,武田ランダムハウスジャパン 2011年
(請求記号 721.8/TO72T/ 資料番号 9110490764)

写楽と名前を聞けばあの絵だなと、パッと思い浮かぶ人は多いでしょう。それほどまでに浮世絵師・東洲斎写楽の名前は日本だけでなく海外にも知られています。
しかし、どんな人物・生涯だったかについては、写楽は謎が多くあまり知られていません。
 「謎の浮世絵師」写楽が役者の、とりわけ歌舞伎の人気俳優を描く過程はこうだったのではないか。と、同時に写楽の描いた浮世絵がビジネスとして成功するために誰と関わっていったのか、についても述べられています。
この本を読むと写楽が活躍していた時期が短いのも、納得できます。
(アートライブラリースタッフE.S)
 

 

 

 

2311-4.JPG『ボブ佐久間&名フィル・ポップス 交響組曲「SAKURA」』

ボブ佐久間作曲,編曲,指揮,名フィル・ポップス演奏 
名古屋フィルハーモニー交響楽団 2003年
(請求記号A2*/サ 資料番号9310197782)

「名フィル・ポップスオーケストラ」。名古屋フィルハーモニー交響楽団ポップス部門のミュージックディレクターにボブ佐久間を迎え、1995年に活動を開始しました。和製ジョン・ウィリアムズとも呼ばれるボブ佐久間と、名フィル・ポップスの名演は毎回好評を博しています。
ご紹介するCDには、「花」をテーマにした曲が収録されています。また「愛の讃歌」やビートルズなど超有名曲も。録音が2002年なので9年前の作品なのですが、色あせることのない美しい演奏をお楽しみください。
(ライブラリースタッフA.U)