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堀川プロジェクト パフォーマンスも終了しました。

2010年03月19日

堀川1.jpg少し遅くなりましたが、3月7日(日)、「あいちアートの森」堀川プロジェクトの展覧会の最終日に行われた、2つのパフォーマンスを報告します。

 

しとしと冷たい雨の降るなか、1つめのパフォーマンスは、伊藤家蔵で行われた、コマツアイ(ダンス)&山田亮(音楽)による「退屈なハナシ」。当初、庭と蔵の2シーンに分けて行う予定でしたが、雨のため、どちらも蔵の中の、展示会場での公演となりました。かなり狭い会場のため入場制限を行いましたが、窮屈ながらご来場いただいた方には全員鑑賞していただくことができてほっとしています。


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1つめのシーンは、展示されている、平林薫さんの映像インスタレーションとのコラボレーションを考えた作品で、音も、もともと平林さんの映像インスタレーションで使われている音をボリュームを上げ、そこに少しだけ別の音を加えていました。

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ダンサーのコマツさんが映像のなかに静かに伏した状態からはじまり、静かながら強靭でしなやかな動きが印象的でした。

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2つめのシーンは、山田亮の鍵盤ハーモニカの音からはじまりました。後半、音楽家の山田さんが動きを作ったり、ダンサーのコマツさんが笛を吹いたり、互いに浸食し合いながら、コミカルさも交えたパフォーマンスでした。

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堀川6.jpgそして、もう一つのパフォーマンスは、ほとりすなごや納屋橋で行った、太田一也(チェロ)with鈴村由紀(ダンス)。

こちらは、500円でのケーキセット付きのお席と、無料の立ち見がありましたが、満席!

ステージと観客の隔たり無く、間近でチェロの独奏を聞いた後、ダンスとのコラボレーションが展開されました。


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音階を行ったり来たりするような短調なチェロの音に合わせて、ダンスは時に激しく、時にゆっくりと即興で踊ります。最後、ダンサーが会場の外に出て窓の外を歩きながら踊りだすと、今度はチェロが激しく歌ってパフォーマンスは終了しました。
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「あいちアートの森」でのまちなかパフォーマンスは終了しましたが、今年は8月から10月にかけて「あいちトリエンナーレ2010」を開催します。その時にもこうしたまちなかでのパフォーマンスが行われます。どうぞご期待下さい!

(A.F.)