アートライブラリーに今月も新しい本、CDが入りました。
今月から、スタッフ持ち回りでおすすめの一冊をご紹介させていただきます。
得意分野は人それぞれ。これまでよりバリエーション豊かにご紹介できると思います!
まずは本から
『東郷青児 蒼の詩 永遠の乙女たち』
野崎泉 編 河出書房新社 2009年出版
(請求記号723N/To23t 資料番号9110479589)
東郷青児によって彩られた粉白粉、香水、扇子、本などが紹介されています。
うっとりしてしまうような女性の憧れの詰まったデザインがいっぱいです。
東郷青児の絵が壁に飾られた、幻想的なカフェも紹介されています。
女性の美と文化に深い興味を抱いた東郷青児ならではの作品が満載の一冊。
雑貨やカフェがお好きな方、昭和のモダンガールに憧れる方、広告デザインに興味のある方におすすめです。
(ライブラリースタッフT.K)
『Art in You うちなるアートを発見する5つのステップ』
宮島達男著 エスクァイアマガジンジャパン 2008年出版
(請求記号T704/Mi75m/2008 資料番号9110481012)
デジタルカウンターを使った作品で有名な美術作家、宮島達男が語るアート論。
そう、アートってそんなに難しいものじゃない。5つのステップ(章)を進むうちに、自分のうちにあるアートに気づくことができるのではないでしょうか。
じっくり読み込みたい1冊ですが、展覧会図録扱いのため普段は書庫にあり館内のみのご利用となっています…。今だけ開架に出ていますので、どうぞ手にとってご覧ください。
ここに出ています↓
(ライブラリースタッフA.U)
『能楽と崑曲』
赤松紀彦 小松謙 山崎福之 編 汲古書院 2009年出版
(請求記号773/N93k 資料番号9110479696)
ユネスコの世界無形文化遺産の能楽と崑曲。日本と中国の古典演劇。
実はこの二つは似ているところがあるのをご存知ですか?
写真を使い「舞台」「しらべ」「しぐさ」を通して似ている点、なぜ似ているかを検証した本です。
なお、アートライブラリーには能に関するビデオもあります。この本といっしょに
「しらべ」「しぐさ」などをご覧になってみませんか。
(ライブラリースタッフE.I)
『クラシック音楽作品名辞典』 第3版
井上和男編 三省堂 2009年出版
(請求記号 R760.33/I57k 資料番号 9110481362)
アートライブラリーの検索機で楽譜やCDを探していてもなかなか見つからないとき、探している曲の作品番号がわかるだけで、検索がぐっと楽になることがあります。
この辞典は、そんな時に役立つ1冊です。
作品番号のほか、作曲家、作品名の原綴、作曲年や、編成などのデータも掲載されています。
辞典はオーディオコーナー入り口横にある音楽参考図書の棚に並んでいます。
見つからないときにはお気軽にカウンターでお尋ねください。
(ライブラリースタッフA.I)
歴代のクラシック音楽作品名辞典↓
一番右のちょっと黄色っぽいのが、第3版です。
カウンターでスタッフが必死になってめくっているのをご覧になったことはありませんか?
私たちも頼りにしている辞典です。
続いてCDのご紹介です。
『2本のリコーダーのための作品集』
山岡重治・向江昭雅演奏 マイスターミュージック 2009年発売
(請求記号 C6*//ヤ 資料番号 9310194870)
音楽の授業というと、リコーダーをすぐに思い浮かべる方も多いでしょう。
ただ息を吹き込むのではなく、“トゥートゥー”とタンギングするんでしたね。
そんな、ともすれば学校音楽と直結してしまうリコーダーですが、かつては「大人向け」の楽器でした。
このCDでは『もう終わりなのか、つれない人よ』等、曲のタイトルからしてオトナ要素満載のリコーダー音楽の世界が繰り広げられています。
リコーダーのやさしい音色とバロックの華やかな雰囲気を両方味わうことのできる一枚です。
(ライブラリースタッフA.K)
12月16日から27日の間は、6冊借りることができます。
借りられる期間も通常より長いので、年末年始のお休みはこたつで読書なんていかがでしょうか?
(ライブラリースタッフT.K)