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作品の創作過程を垣間見るおもしろさ―AACサウンドパフォーマンス道場プレゼンテーション1

2009年08月19日
[ 音楽 ]

 8月22日(土)、AACサウンドパフォーマンス道場プレゼンテーション1が行われます。先日の書類選考で入選となった4組の作品案。実は、選考の基準は、作品の完成度、ではなく、どれだけ発展性があるか、プランをいいものに実現させられるだけの力があるか、でした。なので、入選作品案はこれからどんどんと変わっていきます。このプログラムのおもしろさの一つは、作品が創られる過程を垣間見ることにあります。


 プレゼンテーションでは、まず、若いアーティスト自身に、直接自分の作品について説明してもらいます。作品の一部をデモンストレーション的に上演していただく場合もあります。どうやって作品を創っているのか。何を表現したいと考えているのか。ぜひ直接聞いて、会場にいらしたお客様もどしどし質問してください!「観客の視点」。それはとても大事なことなのに、往々にして抜け落ちることが多いです。自分(たち)の表現したいことと観客の視点の交差点をどこに見つけられるか、それは一つのポイントでしょう。


第1回道場のプレゼン1の様子1.jpg
(第1回道場のプレゼン1の様子。作品の一部をデモンストレーションしています。)


 そして、先輩アーティストである選考委員がするどい質問を投げかけていきます。「こうした方がいい」とは言いません。「どうしたい?」「なぜそうしようと考えているのか?」「この点を考えてみたか?」入選者自身がどう発展させていくべきか、答えを見つけていくようにアドバイスしたり、課題を整理したりしてゆきます。


第1回道場のプレゼン1の様子2.jpg


 選考委員や観客からの質問に答えます。異なる視点からの意見は作品を再考するきっかけになります。

 そうして第2回のプレゼンテーションの時には、またさらなる発展した姿の作品へと進んでゆきます。ぜひその過程を見に来てください!プレゼンテーションはすべて無料です!!

(A.F)