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アートライブラリー4月の新着図書・CD紹介

2011年04月19日

アートライブラリー4月の新着紹介です。まずは2月に小ホールで公演をされた近藤良平さんの本から。

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『近藤良平という生き方』
近藤良平 著 エンターブレイン 2010年
(請求記号 76912/Ko73k/ 資料番号 9110487070)

大活躍の近藤良平さんの著書です。
テレビで観た、印象に残る風貌とパフォーマンスや、穏やかな口調と笑顔に興味があったので、手に取ることに。
古い写真、出逢ってきた人々の証言、放浪時代のメモ、妻・燈子さんのインタビュー・・・。今の自分に至るまでの歴史を、できるだけ集めました!というサービス満点さが、パフォーマンスの楽しさに通ずるように思います。
ほぼ対談スタイルでまとめられていますが、紀行記も含まれていて満足の一冊ですよ♪
(アートライブラリースタッフ M.N)


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『まねぶ美術史』
森村泰昌 著 赤々舎 2010年
(請求記号 T702.16/Mo56t/2010 資料番号9110487221)

「まねぶ、とは、学び、真似ることである。」
恥ずかしいことですが、この本と出会うまで、知らずにいた言葉でした。
この本は全ての作品を通して、まさにその「まねぶ」ことの意義を問うているようです。
見よう見まねでやってみる、そしてそれらを習得し、自分のオリジナリティーを盛り込む。そうすることで、自分の人生が輝かしいものになる。そんな思いが込められているように感じました。私も早速、目一杯経験して、目一杯盗んでいき、自分らしさを出していきたいと思います。
今まで「まねぶ」をご存知でなかった、知ってはいたけれど実行していなかった、という皆様。是非この本を通じて、「まねぶ」ことを意識し、これからの自分史に磨きをかけていきませんか?
(ライブラリースタッフM.Y)


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『コリオレイナス』
シェイクスピア 著 筑摩書房 2007年
(請求記号932/SH12S/14 資料番号9110487150)

 数々の演劇作品を執筆してきたシェイクスピアで、中でも一番有名なのは「ロミオとジュリエット」でしょう。それ以外の作品も気軽に読んでみよう!という場合にオススメしたいのが文庫本サイズのものです。コリオレイナス以外にも「お気に召すまま」、「恋の骨折り損」、「から騒ぎ」、「冬物語」、「ヘンリー六世」、「じゃじゃ馬馴らし」が文庫本サイズで新しく入ってきました。
 せっかくの新着本なので1ヶ月間新着本の棚に置きます。その後は書庫にしまわれますので館内で読んでみたい、または借りていきたいという場合はカウンターにてお申し込み下さい。
(ライブラリースタッフE.S)


最後にCDのご紹介です。
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『ヘンレ版によるソナチネ・アルバム 第2巻 古典』
上野 真(ピアノ) オクタヴィア・レコード 2010年(資料番号:931019680)
  
ピアノを習ったことのある人が一度は耳にしたことがある「ソナチネ・アルバム」このCDはヘンレ版のソナチネ・アルバム原典版からの演奏です。第2巻は「古典派」となっており、ハイドンからクーラウまでの作品が演奏されています。
今、ピアノを習っている人が聴くのはもちろんですが、私がお勧めしたいのは、今はピアノから離れている人たちにです。このCDを聴きもう一度ピアノを弾いてみませんか。
私も聴いているうちにピアノをもう一度習いたくなってきました。
なお、アートライブラリーには、全音出版社の「ソナチネ・アルバム」のCDもあります。
この2つを聴き比べるのもおすすめです。
(ライブラリースタッフE.I)