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テーマ上映会「映像の学校」が開催されます!

2010年06月11日
[ 映像 ]

6月11日(金)より、テーマ上映会「映像の学校」が始まります。この催しの特徴は、タイトルにも示されているように、ベーシックな映像表現の歴史と全体像を、計6日間の会期で把握できることにあるでしょう。今日、鑑賞する機会が少なくなった、D・W・グリフィス『散り行く花』(1919年)やバスター・キートン『セブンチャンス』(1925年)など、サイレント映画の代表的作品を、スクリーンで体験できることが見どころの一つです。

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                           ▲バスター・キートン『セブンチャンス』(1925年)

戦前と戦後の実験映画を橋渡しするような、歴史的な重要作品といえる、ハンス・リヒター『金で買える夢』(1946年)の上映も、貴重な機会といえるでしょう。当・愛知芸術文化センターが所蔵する、ナム・ジュン・パイク『グローバル・グルーブ』(1973年、共作:ジョン・J・ゴットフリー)や、ビル・ヴィオラ『砂漠』(1994年)など、ビデオ・アートの名作も登場します。

2009.jpg当センターのオリジナル映像作品からは、大山慶『HAND SOAP』(2008年)と、寺嶋真里『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』(2009年)の2本が、リクエストの声に応えてアンコール上映されます。『HAND SOAP』は、5月5日(水)に「オーバーハウゼン国際短編映画祭賞」を受賞したことも話題になりましたが、引き続き5月18日(火)-23日(日)にチェコで開催された「アニフェスト国際アニメーション映画祭2010」で、審査員特別賞も受賞しました! アナログとデジタルを融合した先端的な映像表現を体感してください。さらに、次代を担う若手作家たちのフレッシュな作品を集めた〈愛知特別プログラム「愛知の新世代たち」〉では、新しい出会いが待っているでしょう。

              

                                                  
「映像の学校」の会期は、6月11日(金)-13日(日)、22日(火)-24日(木)です(上映スケジュールは当センターホームページをご覧ください)。16日(水)-20日(日)には、国内最大級の映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2010」を開催され、映像芸術を集中的に鑑賞する最良の機会となります。ご来場をお待ちしています。

(T.E)