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オリジナル映像作品・三宅流監督『究竟の地―岩崎鬼剣舞の一年』が「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で上映!

2009年10月09日
[ 映像 ]

 大山慶監督『HAND SOAP』(2008年)の「ヨコハマ国際映像祭2009」優秀賞受賞に続く、「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」に関する朗報です。

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 三宅流監督『究竟の地―岩崎鬼剣舞の一年』(2007年)が、「山形国際ドキュメンタリー映画祭2009」の「ニュー・ドックス・ジャパン」部門に選出され、10月13日(火)に上映されます究竟の地1.jpg。「山形」では1997年に、大木裕之監督『3+1』(97年)が「インターナショナル・コンペティション」に選出されたことがあり、「オリジナル映像作品」の上映はそれ以来となります。「山形」は国内では最大級の映画祭の一つで、国際的な評価も高く、今年は世界各国から2,000本に及ぶ作品が寄せられ選出されているので、これは快挙といってもいい喜ばしい出来事です。

 ドキュメンタリーは現在、劇映画や実験映画、個人映画などとのクロスオーバーが進み、非常に多様で、多彩な作品が生み出されているのが現状です。こうした状況の中で、対象に向き合い記録することの重要性が、逆に際だってきている、という動きも現れています。岩手に伝わる郷土芸能「岩崎鬼剣舞」を、じっくりと腰を据えて記録した『究竟の地』が、“映画の都”とも呼ばれる「山形」の地でどのように受け止められるのか、大変楽しみです。

 なお、「オリジナル映像作品」は、当センター1階のアートライブラリーにも収蔵されていますので、こちらもご利用ください。

(T.E)