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とうとう上演作品ができあがります!―第4回AACサウンドパフォーマンス道場本公演

2009年10月08日
[ 音楽 ]

 10月10日(土)15:30-19:30、愛知県芸術劇場小ホールにて、第4回AACサウンドパフォーマンス道場本公演を開催します。
 
 このブログでも、何度もお伝えしてきた、AACサウンドパフォーマンス道場。7月の書類選考で入選となった4組のアーティストの作品が、「アーティストのための舞台技術セミナー(8/21)」「プレゼンテーション1(8/22)」、「プレゼンテーション2」という“ブラッシュアップ・プログラム”を経て、とうとう完成し、舞台で上演されます。
 今日の午前中、小ホールではまず全体に関わる舞台作りが行われました。今回は舞台を広く、客席の方に張り出して使います。客席は、一部取り払い、階段状に組み直しました。
 午後からは、各アーティストごとにリハーサルを行います。

本番直前!.jpg


トランスフォルミスト.jpg groove transformiste-INTER-DISCIPLINE;INTO-MUSIC-【グルーヴ・トランスフォルミスト―インター・ディシプリン;イントゥ・ミュージック―】 。
西洋の芸術音楽の書法を踏まえた作曲音楽を主軸に、プログラミングされた電子音響、音と関係/無関係の間を揺れる映像と身体パフォーマンスにより、21世紀初頭現在の超領域的なパフォーマンス作品を目指します。ピアノ2台、オーボエ、サックス、チェロ、ヴィヴラフォン、銅鑼、電子音響、映像、ダンスと盛りだくさんのパフォーマンス。
 

池田.jpg 池田拓実『テーブルの音楽(Table Music)』。
テーブル上に物を置いたり並べ替えたりする行為を映像で映しますが、置かれた物はちょうどそれが隠れる大きさの四角ですぐに覆われ見えなくなります。置いた時に出た音は録音され、加工され、合成され、どんどん変わります。物の位置、大きさ、色によって音色等が確定・変化。物と関わる行為そのものが、音になるパフォーマンス。



クラフトワイフ.jpg
 Craftwife【クラフトワイフ】『クラフトワイフのコンサート』。
音響合成プログラム言語SupreColliderで自作したソフトウェアを、iPhone片手にコントロールします。幕に映し出された大きな映像と、リアルな身体。メディアと知覚をテーマに「作ることーcraft」の精神を尊重したパフォーマンス。




クーデターズ.jpg coup d'etats【クーデターズ】『Frictional noise』。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)からインスピレーションを得たキャラクターによる、身体感覚を重要視した、音・映像・描画が融合した即興のノイズ・アクションペインティング。白い紙に大きく描かれた曼荼羅もしくは植物を思わせる絵画状の電気回路の上で、描いたり、刀を突き立てたりすることでノイズを発します。




ほかに、昨年、第3回AACサウンドパフォーマンス道場の優秀賞受賞者による、改訂再演もあります。

OO【オゥオゥ】  「object/process」
「音楽のライブ空間におけるリアリティー」というコンセプトに基づく作品。作品は、声楽のレッスンという形のようですが、その実態は・・・!?

鈴木悦久 「Adagio for Disklavier  自動演奏ピアノのためのアダージオ」
自動演奏ピアノと演奏者による、共演作品。
今回の曲では、鍵盤を使ったパズルを解いていくそうです。はたしてどんな曲になるのでしょうか?!

入場料は1,000円。若いアーティストたちの新しい作品にぜひ出会いに来てください!ご来場お待ちしています。

 
(A.F)