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「Métiers du monde 世界の職業」写真展&映画上映会開催中

2014年02月27日

 アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会との共催で、アマチュア写真家によるインターナショナル・フォトコンクール優秀者の写真展を開催しています。
 今年のテーマは、« Métiers du monde »(世界の職業)。世界5大陸74か国167名の参加者の中から25名の優秀者が決定されました。本展では、優秀者の44作品をご覧いただきます。ダイナミックな職業の驚くべき多様性と日々の仕事の厳しくも美しい側面の中で人間が表現されています。今回の優秀者の国籍は、中国、インド、ドミニカ、タイ、バヌアツ、コロンビア、ベネズエラなどいわゆる先進国以外の国が多く、職業もホワイトカラーではなくブルーカラーがほとんどです。そのためか、真剣に労働する人々の苦労、仕事をする喜びなどがダイレクトに伝わってきます。
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写真展示の様子


 

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Wulttiphat PHONGPHAEW(Thailande)

 

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Xiaogang NING(Chine) 1er Prix

 

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Samuel BREUIL(Republique Domunicaine)

 


また、金、土、日曜日14時からの上映会では、短編ドラマ『男の親友 (Le Meilleur ami de l’homme) 』(監督:ヴァンサン・マリエット)と長編コメディー『女優たちの宴 (Le Bal des actrices)』(監督:マイウェン・ル・ベスコ)を続けて上映します。
 短編『男の親友』は、犬の調教師がテーマ。男の親友の老いた犬、上司、恋人との関係を描いた12分の短いドラマです。見終わった後に不思議な余韻を残す作品です。
 長編『女優たちの宴』は、とてもおもしろい作品です。監督にダメだしされる女優、オーディションで落とされる女優、活躍の舞台をハリウッドへ移すべく英会話に磨きをかける女優、役づくりに触発されて母性が芽生え始める女優、全部嫌になってインドに行っちゃう女優…など「女優」のありのまま全てを汲み取ろうとする意欲的な作品です。監督のマイウェンは女優としても有名ですが、この映画の撮影がさまざまな問題を引き起こし、自分の家庭にも騒動を引き起こしてしまいます。しかし、これも事実なのかフィクションなのか・・・・。フランス映画が好きな人にはフランスの女優がたくさん出演していますので、興味深いことでしょう。

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マイウェン・ル・ベスコ(1976- )

なお、3月1日(土)14時から、アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会館長クリストフ・ドレイエール氏によるミニトークがあります。上映する作品の解説や写真の説明なども予定していますので、ぜひお越しください。

A.M