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オリジナル映像作品・大山慶監督『HAND SOAP』が、「オーバーハウゼン」へ!!、「アヌシー」へ!!

2010年04月21日

 「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」として制作された、大山慶監督『HAND SOAP』(2008年)が、4月29日(木)―5月4日(火)にドイツで開催される、「第56回オーバーハウゼン国際短編映画祭」のインターナショナル・コンペティション部門に出品されます。この映画祭は、1954年に始まった、世界で最も歴史のある短編映画の国際映画祭として知られています。
 「オリジナル映像作品」としては、1995年に天野天街監督『トワイライツ』(1994年)が、1996年にダニエル・シュミット監督『KAZUO OHNO』(1995年)が、それぞれ出品されています。特に『トワイライツ』は、「オーバーハウゼン」でグランプリを受賞し、映画初監督作品が最高賞を獲得したという快挙となり、当時、大いに話題になった、縁のある映画祭です。この時期、日本はゴールデン・ウィークという大型連休に当たりますが、ドイツも春の最も過ごしやすい時候なので、映画祭自体がとても気持ち良く楽しめる催しになっています。

オリジナル映像作品.jpg
(▲左から、『トワイライツ』(1995年 天野天街、スチル写真撮影:羽鳥直志)、『HAND SOAP』(2008年 大山慶)

 『HAND SOAP』の国際映画祭出品の話題が続きます。6月7日(月)―12日(土)にフランスで開催される、「アヌシー国際アニメーション映画祭2010」への出品も決定しました。「アヌシー」は1960年に始まった、国際アニメーション映画協会(ASIFA)公認の映画祭で、今年、第50回を数え、アニメーションの映画祭としては世界最大規模を誇るものと評価されていますが、この歴史と権威のある映画祭に実験的なニュアンスを持つ『HAND SOAP』が出品されることは、特筆すべき出来事だと言ってもいいでしょう。国内外で注目される『HAND SOAP』ですが、今後、どのような上映の機会が得られるかにも、引き続き注目してください

「オーバーハウゼン国際短編映画祭」公式サイト
http://www.kurzfilmtage.de/

「アヌシー国際アニメーション映画祭」公式サイト
http://www.annecy.org/home/

(T.E.)