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アートライブラリー4月の新着図書・CDのご紹介

2010年04月20日

アートライブラリー4月の新着図書・CDをご紹介します。

『ビュフェとアナベル』
フォイル 2007年出版
 (請求記号723F/B85b 資料番号9110482305)

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シグニフィカント・アザー。意味は重要な他者。
ベルナール・ビュフェと妻アナベルも、互いに重要な他者という関係にありました。
画家として確固たる地位を築いていたビュフェ、モデルやシャンソン歌手として活躍していたアナベル。華やかな成功の一方で、互いに通り抜けてきた悲しい過去。けれどそれ以上に2人の時間は幸せだったのではないかと、この本の言葉や写真が語ってくれます。・・・ちょっと憧れますよね。
素敵な春の出会いがありますように!2人の軌跡の1冊です。
(ライブラリースタッフA.U)


『コルビュジエさんのつくりたかった美術館』
 五十川藍子 文 金子ともこ絵 echelle?1  2009年出版
(請求記号 523/L49i 資料番号9110471061)

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美術館へいっても展示作品のみを見ていて建物に注意を払っていませんでした。しかし、
ル・コルビュジェは美術館を「アートが集まる場所だけではなく、世界を見る装置であり、
どんどん広がり続けるもの」としてとらえていました。
そんな彼の構想をもとに建てられたものが、国立西洋美術館です。
らせん状に展示室が広がり、中央の光を感じながら回る美術館。
残念ながら、いろいろな事情で彼の目指したものとは完全には一致しませんでしたが、
この本はコルビュジェの美術館への思いを教えてくれます。
また、この本はとても分かりやすい文章とイラストで書かれています。
親子で楽しめる一冊です。
(ライブラリースタッフE.I)


次はCDのご紹介です。
『望郷のバラード 無伴奏ベスト』
天満敦子 演奏、キングレコード、2009年
(資料番号9310195554)

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無伴奏バイオリン曲「望郷のバラード」で有名な天満敦子さんのデビュー30周年を記念した、初の無伴奏ベストアルバムです。収録されている曲は全て無伴奏バイオリン曲。まるで、無伴奏バイオリンコンサートに訪れたような気分が味わえます。
「お客様に、私の『音』に浸っていただきたい」(CD解説書より)というこだわりゆえに、無伴奏バイオリンコンサートのステージでは天満さんの姿さえ良く見えないほど、抑えた照明の中で演奏されるそうです。ぜひ部屋を薄暗くして聞いてください…と言いたいところなのですが、当館のCDブースは明かりの調整が出来ませんので、目を閉じてバイオリンの音色に浸ってみてくださいね。
(ライブラリースタッフT.K)

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