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ダンスオペラ『神曲』/『イエルマ』公演レポート!

2008年09月12日

朝夕はすっかり涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。

連日35度を超す暑い日が続いた真夏の名古屋。この夏は、ダンスオペラ第6作品目となる新作『神曲』と、モダンダンス『イエルマ』の上演を行い、関係者にとっては身も心も引き締まる「暑い夏」となりました。神曲.jpg

↑『神曲』(写真*南部辰雄)

『神曲』のラストシーン。今でも目を閉じると浮かんできちゃうんです。ソプラノ歌手・佐々木典子と天国を象徴する子どもたちの歌声が響きわたる大劇場、いつまでもいつまでも舞い続ける白河直子、和栗由紀夫、辻本知彦、群青等、超個性的なダンサーたちの姿。目に焼きついて忘れられない白眉な場面です。 イエルマ.jpg

↑『イエルマ』(写真*南部辰雄)

『イエルマ』は、オーディションで選ばれた30名の地元のダンサーたちによる迫力ある舞台。愛知出身のゲストたち、小出領子、後藤晴雄、榊原弘子の3名がプロの演技を見せてくれました。重いテーマの作品ではありますが、暗い中にも希望を感じられる爽やかな舞台になったと感じています。 

静岡公演.jpg

↑静岡公演にて出演者全員での記念撮影

『神曲』は、8月2日に大ホールで公演後、初の静岡公演を行ってきました。静岡の皆さんにとても温かく迎えていただき本番は大成功!リハーサルを重ねた作品は、さらに進化し、完成度も高まりました。愛知、静岡共に、観に来てくださった沢山の方々に心より感謝致します!ワークショップ風景.jpg

↑ダンスと音楽のコラボレーション公演『愛知と青春の旅立ち』より(写真*南部辰雄)

そして次なる企画は、ダンスと音楽のコラボレーション。白井剛(ダンス)と中川賢一(音楽)を講師に迎え、ダンサーとミュージシャンが一緒にワークショップを行い、理想的なコラボレーションを目指して、様々なアプローチを試みます。ジャンルを横断して多様な表現を追及する、個性的なダンサーとミュージシャンのご応募をお待ちしています。

(E.K)