いよいよ来月から、愛知県美術館で「ピカソ、天才の秘密」展(会期:平成28年1月3日(日)から3月21日(月・振休))が開催されます。
開催に先立って、愛知芸術文化センターのレストランや喫茶ではコラボメニューが発売されています。いずれもピカソをイメージして考案されたもので、ピカソ生誕の地であるスペインの料理や、配色や盛り付けにこだわったスイーツを楽しむことができます。
今回は、ウルフギャング・パック(10階・11階)にて1日20食限定で販売されているランチタイム限定コース「カタルーニャ郷土ランチ」をご紹介します。
カタルーニャ州は、スペイン北東部の自治州で、州都はバルセロナです。地中海とフランスに隣接しスペインの首都マドリードから少し離れたところに位置します。そのため、スペイン独自の文化とは異なった固有の優れた文化を築いており、ピカソの他、建築家のガウディや画家のダリやミロなど、「独創性」に優れたアーティストを数多く輩出しています。ピカソは、父親の仕事で14歳の時にバルセロナへ移ってきました。それ以来、パリに移り住むまでの約10年間、バルセロナで美術学校に通い青年時代を過ごしました。
カタルーニャ州はピレネー山脈と地中海に面しており海の幸、山の幸の両方に恵まれています。今回のコラボメニューは、真鯛を使った魚料理や、トマトなどの農産物をふんだんにサラダやソースを楽しむことができ、ヘルシーで栄養価が高い上に、満腹感あるところが魅力です。
前菜は「イベリコ豚のベーコンのサラダ」です。カタルーニャ地方の家庭料理「パンコントマテ」をヒントに、ニンニクとトマトが効いた一皿です。イベリコ豚のベーコンの香りが食欲をそそるサラダは、スペイン料理では定番の人参のマリネと真っ赤なトマトソースがのったブルスケッタが添えられています。
メインは「真鯛のオーブン焼きロメスコソース」です。地中海に面したカタルーニャでは魚介料理が定番です。メインの真鯛にはカタルーニャの伝統的なソースであるロメスコソースがかかり、色彩も鮮やかです。ロメスコソースには、アーモンド、トマト、パプリカ等を混ぜ合わせて作るソースで栄養も満点です。
明るい色彩のピカソの絵画を思い浮かべて食べるのも面白いかもしれません。
デザートは、近年日本でもなじみ深くなってきた「カタラーナ」です。クレームブリュレによく似たカタルーニャ地方の洋菓子で、凍らせたカスタードの上にパリパリしたカラメルがトッピングされており、一度食べたらやみつきになる新食感のデザートです。
また、コースにはフリードリンクがついており、食事中のジュースから、食後のコーヒーまでゆっくりと楽しむことができます。
今回のコラボメニューは、通常価格2,700円(税込)ですが、「ピカソ、天才の秘密」展または、ピカソ展連携コンサート「ピカソの見た夢」のチケット持参で200円引きになります。
この冬は、愛知芸術文化センターで、ピカソ芸術を観て、食べて、贅沢な時間をすごしてみませんか。
(Ak.M)