劇場スタッフのリアルな解説付き
愛知県芸術劇場の魅力がわかる!
ガイドツアー

春は新しい出会いの季節。
3か月間の休館を経て、
4月に再開する愛知県芸術劇場へようこそ。
ホールのエントランスに入った瞬間から、
「劇場に来た」という非日常的な高揚感で
心が踊り、
注目ポイント満載で興味が開花する。

愛知県芸術劇場の支配人とチェック!

大ホール Main Theater

本格的なオペラやバレエが上演可能な1992年にオープンした日本初のオペラシアター。
世界トップレベルのダンスやオペラ、コンサート、エンタテインメントショーなど
ジャンルを問わず、幅広い年代の人々が集まる。

ファミリー・プログラム 「げきじょうたんけんツアー」大ホール編

(1)ホワイエ

エントランスから客席までの広間は、フランス語で「団らんの場、溜まり場(FOYER)」という意味を持つ。華やかな紅色を基調とした絨毯は、フランス人デザイナーのクリスチャン・ラクロワによるもので、「情熱」をテーマにデンマークで製造された。

家田支配人

(2)舞台

鈴木支配人

オペラ公演時は客席前方の床を下げて座席を格納し、オーケストラピット(70名くらいの編成まで対応)が出現する。舞台装置の迫り(せり)は舞台面から13m下〜4.5m上まで昇降可能。舞台裏は客席から見える舞台の3倍くらいの広さのバックヤードが!

全国共同制作オペラ
マスカーニ:歌劇
『田舎騎士道(カヴァレリア・ルスティカーナ)』
&レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』
(2023年3月)より

鈴木支配人

(3)馬蹄形劇場

総席数は2480席。1〜2階が地続きで、3層のバルコニー席で馬蹄形に囲む。迫力満点の1・2階、全体を見渡せる席ごとに発見があるので、自分のお気に入りの席を見つけてみよう。「5階席まで自分の声がちゃんと届く」「雰囲気や設備含めていいホール」とアーティストや関係者にも認められている。

福留支配人

座席表はこちら

福留支配人

(4)客席

富田支配人

座席シートの布地はオリジナル織りで、改修時に張り替えている。開館から30年以上経つ劇場の歴史や空気感、味わいを残すため、木製の肘置きや席番号プレートなどはそのまま使用し、新旧のこだわりが融合。
※2018年4月1日(日)~19年4月22日(月)

富田支配人

(5)ビュッフェ

愛知芸術文化センターの施設全体に大理石を使用し、ビュッフェも大理石ならではの気品が漂う。時間に余裕を持った来場で、ドリンクや軽い食事とともに待つ時間を楽しむのがオススメ。幕間の休憩にもどうぞ。
※営業の有無は公演による

(6)楽屋

国内外の名だたるアーティストやスタッフが公演時に利用する。部屋は大小さまざまで仕様が異なり、個室では一番広い101から106までは主役級の人が使うことが多い。自由に見学できる「オープンハウス」では大人気のスポット。

支配人に質問

愛知県芸術劇場 ホール支配人
富田顕生、鈴木愛子、福留穣、家田沙緒里

大ホールの魅力を教えてください

開館以来30年にわたり、非常にたくさんの方々に愛されてきました。「20世紀最高のバレリーナ」と称されたマイヤ・プリセツカヤさんをはじめ、超一流のアーティストが舞台に立っています。

ロックバンドや演歌など公演によって、お客さまも老若男女さまざまです。終演後には「楽しかった」「ありがとう」と伝えてくださる方も。劇場は人を元気にする場所であり、思い出や憧れの場所なので、「来て良かった」と思われる空間作りに励みます。

4月のオープンハウスの楽しみ方は?

大ホール&小ホールを自由に見学できる絶好の機会。いろいろ見て、気になることは聞いてもらって、いっぱいお話ができたらいいなと思い、スタッフ一同でお迎えします。

通常、ホールは公演がないと入れませんが、オープンハウスの一日は「栄に来たついでに行ってみよう」と気軽に立ち寄りOK。多くの方に劇場を知ってもらうきっかけになってほしいです。

大ホールの舞台上から眺める客席の景色をぜひ楽しんでください。案外遠くまでお客さまの顔が見えますよ。舞台裏を含め、規模感を体感してください。

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