●問い合わせ●
このスケジュール表は3月31日現在で準備中の催しをまとめたもので、実際には変更される場合があります。詳細についてはそれぞれの担当にお問い合わせください。
【美】愛知県美術館(052)971-5511(代表)
【情】愛知県文化情報センター(052)971-5511(代表)
【事】愛知県文化振興事業団 (052)971-5609
愛知県文化情報センター
愛知県文化振興事業団
●「英国ダンスの100年〜映像でみるダンス」と
展示「アンナ・パヴロワと20世紀の黎明」
上映会:「英国ダンスの100年〜映像でみるダンス」
4月20日(木)〜23日(日) 会場:アートスペースA【情】
展示:「アンナ・パヴロワと20世紀の黎明」
4月18日(火)〜23日(日) 会場:アートプラザ【情】
トーク&展示解説:薄井憲二「アンナ・パヴロワの足跡」
4月18日(火) 会場:アートプラザ・ビデオルーム【情】
英国ダンス20世紀の全貌を、BBCやラバン・センターなどの全面協力を得て貴重な映像で辿る上映会。アンナ・パブロワ賞を受賞した越智久美子による初の『瀕死の白鳥』のデモンストレーションやアンナ・パウロワの展示など、特別企画も満載です。
展覧会では、世界中にバレエブームを巻き起こしたパブロワの公演プログラムや、自身の手による彫刻、ポスター等から、20世紀最大のバレリーナの足跡を追いつつ、20世紀のバレエの黎明期を振り返ります。
●JIS企画公演「月ノ光」
4月21日(金)〜23日(日)
会場:小ホール【事】
劇作家竹内銃一郎と俳優佐野史郎が中心になって1995年に〈演劇の品質保証作品〉を標榜して結成されたユニット「JIS企画」。95年に初演され、数々の賞を受賞し、再演の要望が今も数多く寄せられる「月ノ光」を新たに改訂、再演いたします。
●ロルフ・ユリウス講演会
4月26日(水)18:00〜20:30
会場:アートスペースA【情】
音楽と美術のジャンルに渡って活動を行うベルリン在住のサウンド・アーティスト、ロルフ・ユリウス氏のトーク&デモンストレーション。トークは中川眞氏(京都市立芸術大学助教授)を対談者に迎えて行います。
●愛知芸術文化センターオリジナル映像作品第9弾
和田淳子監督
『ボディドロップアスファルト』プレミエ上映会
4月28日(金)19:00、29日(土)16:00,18:00
会場:アートスペースA【情】
「身体」をテーマとしたオリジナル映像作品の最新第9弾を初公開。「身体」は、芸術のみならず、科学、哲学、思想などの領域においても、現在、注目を集めているキーワードですが、このシリーズにおいては、映像による「身体」への思索的なアプローチが、映像表現のさらなる可能性を切り開いてきました。
今回は、1990年代、日本の実験映画に台頭した一群の若手女性映像作家を代表する存在として、国内・外で多くの上映機会を得ている和田淳子が監督を担当。その作品『ボディドロップアスファルト』は、引きこもり症候群や、恋愛幻想といった今日的な主題を、和田自身の作家としての個人史に重ね合わせながら、身体的な感覚に根ざした映像表現によって、ポップで、かつアヴァンギャルドに描き出しています。
◆◆通年イベント
20世紀を編集する−アメリカの芸術と日本−
20世紀の大量生産・大量消費を背景としたアメリカの文化は、
同時にそれにアンチテーゼを唱えるヒッピーなどの文化・芸術も生みだしました。愛知県文化情報センターでは、愛知県美術館で開催される「アメリカン・ドリームの世紀」展とリンクしながら、豊かさの象徴とも言えるアメリカン・ドリームの裏側に強烈なパワーをもって存在したアメリカの芸術の異なる側面を、日本に与えた影響のなかで、映像・ダンス・音楽のジャンルにわたって考察します。
●文化情報センター・ゼミナール
「20世紀を編集する−アメリカを中心に−」
通年(5月〜2001年2月)
会場:アートスペースA【情】
私たちの生きる同時代に生み出された表現が成立するバックグラウンドにある20世紀芸術の歴史について、基礎的な理解を深めるために通年で開催される講座です。複合文化施設である愛知芸術文化センターという場の特性を活かし、映像、音楽、舞踊、美術などの異なるジャンルを横断的に捉えつつ、実際に開催される催しとも連動した、具体的で手応えのあるプログラムを構成します。今年度は、愛知県美術館の「アメリカン・ドリームの世紀」展(2000年11/23〜2001年1/28開催)とともに、20世紀という時代に多大な影響を及ぼしたアメリカという国を切口に、20世紀芸術の歴史的展開に光を当てます。講師:愛知県文化情報センター学芸員、萩原朔美(エッセイスト)ほか
●第5回アートフィルム・フェスティバル
10月下旬〜11月上旬
会場:アートスペースA【情】
実験映画やビデオアートを中心に、映像と様々なアートの領域との関係性について考察する特集上映会の第5弾。
今回は愛知県美術館の企画展「アメリカン・ドリームの世紀」の開催にあわせ、1950〜70年代に一大ムーブメントを巻き起こし、今日の映像表現にも多大な影響を及ぼしている、アメリカ実験映画の回顧をメイン・テーマにプログラムを構成します。中でも「アンダーグラウンド映画」の巨人と呼ばれる作家スタン・ブラッケージの伝説的な大作
『DOG STAR MAN』(1961-64)の完全版は、今回が愛知初公開となり、その全貌がついに明らかにされます。他に、実験映画の流れをくんだビデオアート作品として、ナム・ジュン・パイクやビル・ヴィオラらなどの所蔵作品も上映します。
●フォーラム・イベント
12月上旬
会場:愛知芸術文化センターオープンスペースほか【情】
公共空間での芸術の可能性を探ると共に、通りすがりの人たちを含めより多くの人に楽しく芸術を鑑賞してもらうための催し、「フォーラム・イベント」。「イベントーク」と関連させ、一般の方々に出演してもらうパフォーマンスを計画中です。
●ダンス・ビデオ上映会
12月中旬(予定)
会場:アートスペースA【情】
モダンダンスの母と呼ばれるイサドラ・ダンカンをはじめとして、1900年頃から始まったモダンダンスの歴史を映像から探るビデオの上映会。特に美術展に合わせアメリカのダンスが全盛期となった1920〜60年代頃に活躍したアメリカの振付家を中心としながら、モダンダンスやブロードウェイ・ミュ−ジカルなど幅広くアメリカのダンスの歴史を紹介します。
●イベントークPart9
12月中旬
会場:小ホール【情】
1960年代は、物質主義文明が頂点を極めるとともに、その限界と矛盾が露呈した時代といえるでしょう。この時代、ハプニング、イヴェント、ポスト・モダンダンスなど、芸術表現において、身体を用いた新しい表現が強烈なインパクトを持って激しく噴出しましたが、それは、この時代を我々が通過することで被った、身体的な感覚の変容を象徴す
るものであったといえるのかもしれません。
「身体」をテーマに、現代芸術のさまざまな領域を、独自の視点から横断的に切り取り、イベント(公演)+トーク(講演)のユニークなスタイルによって提示してきた「イベントーク」は、アメリカン・ドリームの光と影が最もコントラストを際立たせたこの時代を、アメリカと日本を対比的にとらえながら検証します。
●ダンス・ワークショップ
2001年1月上旬(予定)
会場:大リハーサル室及び中リハーサル室【情】
モダンダンスには、バレエほどに固定したテクニックは開発されていませんが、アメリカの舞踊家が独自で開発したメソッドが、日本人ダンサーに与えた影響は計り知れません。グラハム・テクニック、リモン・テクニック、ホートン・テクニック、パクストンのコンタクト・インプロビゼーション等の中から、代表的なテクニックを学ぶワークショップを行います。講師には、マーサ・グラハムの最後の弟子といわれる折原美樹等を予定しています。
●音楽特集公演
2001年1月下旬
会場:小ホール【情】
1962年日本の音楽界に衝撃的な出来事が生じました。アメリカの作曲家、ジョン・ケージが来日し、炊飯器やペンで字を書く音など日常の音そのものによる、それまでの「音楽」という概念を突き破る作品を我々の目前に披露したのです。いわゆる「ジョン・ケージ・ショック」です。このように1960年代は、日本において音楽の表現方法そのものが問い直され広がった時代であったと言えますが、そこにはアメリカの音楽動向からの大きな影響は見逃せません。一つのテーマに沿って公演・レクチャー・ワークショップ等を組み合わせ、多様な現代の音楽を紹介する「特集公演」では、今日の多様な音楽表現のルーツとも言える60年代に試みられた作品を取り上げ、その影響について考えます。
●モンテカルロ歌劇場愛知公演
6月7日(水)・8日(木)
会場:大ホール【事】
7日(水)ヴェルディ作曲 歌劇「椿姫」
8日(木)ビゼー作曲 歌劇「カルメン」
地中海に面したヨーロッパ有数のリゾート地で有名なモナコ公国が誇るモンテカルロ歌劇場による初来日公演です。モナコ公国は世界で2番目に小さな国ですが、モンテカルロ歌劇場は100年以上の歴史を持ち、音楽史上に名を残す名歌手たちがその歴史を彩ってきました。初来日となる今回の公演にも、アンジェラ・ゲオルギューやロベルト・アラーニャ、デニス・グレイヴスなどの絶頂期を迎えんとする歌手からレナート・ブルゾンなどのベテランまで、豪華なキャストを引き連れての引越し公演です。 (共催:中部日本放送)
●テーマ上映会
「ポルトガル映画祭2000−パウロ・ブランコと90年代ポルトガル映画−」
7月7日(金)〜9日(日)
会場:アートスペースA【情】
1980年代以降、日本でも紹介されるようになってきたポルトガル映画は、サイレント映画の時代から今日まで映画を撮り続けている巨匠マノエル・デ・オリヴェイラの活動再開を機に、映画的な実験精神を背景にした高水準の作品を輩出し、近年とりわけ世界的な注目を集めています。この上映会では、その牽引車的役割を果たしているプロデューサー、パウロ・ブランコの活動にクローズ・アップし、特集プログラムを構成します。
上映作品:
マノエル・デ・オリヴェイラ『クレーヴの奥方』(1999)
ジョアン・セーザル・モンテイロ『神の結婚』(1999)
ジョアン・ボテリョ『トラフィック』(1998)
ジョアン・ゲーラ『ここより遠く』(1993)
「四元素シリーズ」(ジョアン・ボテリョ『私の誕生日』(1991)
始め計4作品)など
●グローブ座カンパニー
子供のためのシェイクスピア「リア王」
8月25日(金)〜27日(日)
小ホール【事】
前年に引き続いての「子供のためのシェイクスピア」シリーズ。今回は97年初演され絶賛を博した「リア王」の再演です。「子供のため」と銘打っても決してお子様ランチ風ではない構成と洗練された演出、乱れのないアンサンブルをお楽しみください。
●ドニゼッティ作曲 オペラ「愛の妙薬」
9月21日(木)〜23日(土・祝)
会場:大ホール【事】
9月21日(木)・22日(金)
青少年のための
「日生劇場オペラ教室」第8回愛知公演(高校生向け公演)
9月23日(土・祝)
シリーズ「オペラへの誘い」2000(一般向け公演)
高校生に低料金でオペラ鑑賞の機会を提供する「オペラ教室」、その一般向け公演である「オペラへの誘い」も8回目を迎えます。今回はドニゼッティ作曲「愛の妙薬」を演出・鈴木敬介、指揮・沼尻竜典、管弦楽・名古屋フィルハーモニー交響楽団でお送りいたします。前回から始めた舞台美術等を用いたオペラについての解説も実施いたします。
キャストは毎回オーディションで決定しておりますが、このオーディションも全国的な注目を集め、今回も各地から多数の応募をいただいております。
●コンサートシリーズ「音楽への扉」(6回公演)
会場:コンサートホール【事】
平成11年度から始まった愛知県文化振興事業団プロデュースのコンサートシリーズ「音楽への扉」を引き続き実施します。
本シリーズは、興味はあるのになかなかクラシックコンサートへ足が向かなかった方に気軽に来ていただけるようにと、その機会を定期的に提供するものです。コンサートは本年10月から翌年3月にかけて、毎月1公演ずつ計6回、土曜日の午後開催します。
また、堅苦しくならないよう内容にも工夫します。昨年の『メロディ』に続く今年度のシーズンテーマは『リズム』です。「オルガン」「現代音楽」「声楽」「古楽」など様々な音楽を、実力ある邦人演奏家の演奏と話を交えながら紹介していきます。
出演予定者:
10月 7 日(土) 「テーマコンサートT」池辺晋一郎(司会)ほか
11月11日(土) 「オルガン音楽」三浦はつみ(オルガン)
12月 9 日(土) 「テーマコンサートU」清水直子(ヴィオラ)ほか
1 月13日(土) 「現代音楽」野平一郎(ピアノ)
2 月10日(土) 「声楽」森島英子(ピアノ)ほか
3 月10日(土) 「古楽」浜中康子(司会)ほか
●AAF戯曲賞審査会 (愛知県文化振興事業団戯曲コンクール)
10月4日(水)
会場:小ホール【事】
愛知発の文化の発信と演劇界の次代を担う人材の発掘・育成、さらに地元演劇界の振興と活性化を目的に、上演戯曲(未発表及び未上演作に限定しない。既発表及び既上演作も可)を募集するAAF戯曲賞の審査会を実施します。審査員は飯島早苗、木村繁、坂手洋二、鈴江俊郎、平田オリザの各氏です。なお、受賞作は平成13年度、愛知県文化振興事業団プロデュースとして、愛知県芸術劇場小ホールで公演を行います。
●原嘉壽子作曲 オペラ「祝い歌が流れる夜に」
10月28日(土)・29日(日)
会場:大ホール【事】
地元オペラ団体との共催事業の第7回目。終戦30年を経た関西の金沢家。今も残る戦争中の暗い過去や爪痕の深さ。が、それを救いうる人間の優しさを描いた菊村到の原作、作曲家自身の台本によるサスペンス・タッチのオペラです。 (共催:名古屋オペラ協会)
●ブラックシアター狂言
「武悪」、改作「博奕十王」
11月16日(木)〜18日(土)
会場:小ホール【事】
大蔵流の下剋上ものの古典名作「武悪」と、和泉流の地獄図絵ものの改作「博奕十王」の二番とステージレクチャーでお楽しみいただきます。「武悪」は、人間国宝の茂山千作師の諸役完演と大蔵宗家及び茂山千五郎家の親子三代競演が注目。「博奕十王」は、地元の狂言師野村小三郎氏が古典の原曲を再度台本補綴し、本公演のオリジナルとして創作したもので、今回が初めての上演になります。
●ふるさとの芸能祭(仮称)
12月3日(日)
会場:大ホール【事】
県内外に伝承されている伝統芸能・民俗芸能の各保存会等による公演。
●NHK交響楽団定期演奏会 (愛知県芸術劇場シリーズ)
2001年1月20日(土)
会場:コンサートホール【事】
日本を代表するオーケストラであるNHK交響楽団による愛知県芸術劇場コンサートホールでの定期演奏会の4回目。今回はドイツ出身の指揮者準・メルクル、ソリストには、愛知県出身のヴァイオリニスト竹澤恭子を迎えます。
●現代音楽家シリーズ6
刀根康尚講演会
2001年1月下旬
会場:アートスペースA【情】
ボーダレスに活躍する作曲家や演奏家にその活動について語ってもらうことにより多様な現代音楽の様相を紹介する「現代音楽家シリーズ」。今回は72年以降ニューヨークを拠点に活動を続ける音楽家、刀根康尚を取り上げる。
愛知県美術館
◎企画展【美】
●アムステルダム国立美術館所蔵
17世紀オランダ美術展
レンブラント、フェルメールとその時代
4/7(金)-6/18(日)
世界有数の美術館として知られるアムステルダム国立美術館の所蔵作品により、オランダ美術の黄金時代と呼ばれる17世紀の絵画芸術を紹介します。レンブラント《聖パウロに扮した自画像》、フェルメール《恋文》をはじめ、油彩画50点、水彩・素描・版画46点が出品されます。
●田中恭吉展
7/15(土)-8/27(日)
和歌山に生まれた田中恭吉(1892〜1915)は、友人の恩地孝四郎、藤森静雄とともに詩と版画の雑誌『月映』を刊行し、萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』の挿絵を制作するなど、大正初期の芸術界に忘れ難い足跡を残しました。水彩、版画等の作品と関連資料により、詩と美術に捧げられた23年の生涯をたどります。
併催:東京国立近代美術館所蔵作品による東山魁夷展
●加納光於
「骨の鏡」あるいは色彩のミラージュ
9/15(金)-11/5(日)
加納光於(1933年生まれ)は1950年代に版画家として出発して以来、多様なジャンルに取り組み、詩や音楽や演劇にも関わる幅広い活動を展開しています。本展は初期銅版画から、オブジェ、フロッタージュ、油彩画、装本にいたる約250点を集め、実験精神と詩的感性に支えられたその芸術を紹介します。
●アメリカン・ドリームの世紀
11/23(木)- 2001年1/28(日)
大量消費社会とマスメディアの膨張とともに発展したアメリカの文化とライフスタイルは、戦後の日本社会にも大きな影響を与えました。新しい世紀への転換を機に、美術、デザイン、写真から大衆文化のさまざまな領域にわたり、「アメリカの世紀」とも言われる20世紀のアメリカ文化を通観します。
●岸田劉生展
2001年2/9(金)-4/1(日)
対象に肉迫して生命の本質を捉えようとする写実絵画を追求し、強烈な個性と独自の人生観によって大正・昭和初期の芸術界に大きな影響を及ぼした岸田劉生(1891〜1929)は、日本の近代美術を語るうえで欠くことのできない存在です。代表的な油彩画、水彩・素描等により、彼の芸術を回顧します。
◎所蔵作品展【美】
所蔵品展示室では、年に数回の展示替えを行いながら、20世紀初頭から今日にいたる美術の流れをご紹介します。また、所蔵作品等による特集展示や、注目される現代作家などを紹介する小企画も随時開催します。
第1期
4月7日(金)〜8月27日(日)
※休室7月3日(月)〜7月14日(金)
第2期
9月15日(金)〜2001年1月28日(日)
※休室11月13日(月)〜11月22日(水)
テーマ展 ふじい忠一
9月15日(金)〜11月12日(日)
第3期
2001年2月9日(金)〜4月1日(日)
2000年度新収蔵作品展
2001年3月6日(火)〜4月1日(日)
|