進化する次世代パフォーマーに注目
「ダンス・セレクション2023」
ジャンルを問わず、東海圏の方々に今観てほしい作品を特別にキュレーションして紹介。
気鋭の振付家・ダンサーが作品の再創造に挑戦する先駆的なパフォーミングアーツを通じて、多様な角度から舞台を観られるはず。
What’s ダンス・セレクション?
実験劇場とも呼ばれる愛知県芸術劇場小ホールで開催しているパフォーミングアーツプログラム「ミニセレ」シリーズの一つ。数ある作品の中から、当劇場のプロデューサーが選び抜いたショーケース形式の公演を行う。
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独自の作風が引き立つ、
現代における対極の2作品
橋本ロマンスの『Pan』は、現代の若者が抱く焦燥感に着目。モデルや異なるフィールドからもパフォーマーが参加し、作品の中で“生きる”世界観を体現する。一方、nousesの『nous』は即興パフォーマンスにより、自然と一体化していく身体の本質を追求。「ダンス・セレクション」の狙いの一つは再演であること。再演の難しい日本の現状を踏まえ、創造・発表の場を提供することでバージョンアップした完成度の高い作品に触れられる。アートやストリートカルチャーに興味がある方も、ダンスの枠を超える若い感性との出会いをお楽しみに。
橋本ロマンス『Pan(パン)』
コンセプチュアルな手法に、ポップ・ストリートカルチャーの要素を取り込むパフォーマンス。ボーダーレスな集合体は現代社会のようだ。
橋本ロマンス
1995年生まれ。東京都出身。DaBYレジデンスアーティスト。作品を構成する全要素に一貫した美意識とヴィジュアル、さまざまな文脈を分解し、コラージュの如く再構築することで作品テーマを多面的に分析して新たな仮定を提示するスタイル。2021年度ダンスマガジンや朝日新聞などで年間ベストに選ばれる、いま最も期待の若手演出家の一人。
nouses(ヌゥス)『nous(ヌース)』
ストリートダンスと現代アートを融合させた比類ない技術力や表現力。本番前のリハーサルはなく、即興パフォーマンスで何が起きるのか。
nouses
京都市出身の山本晃とワトリー理恩から成るダンスチーム。フィールドレコーディングの手法を取り入れた音源制作を行い、独自のジャンルをストリートダンスで確立。世界最高峰のストリートダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」にてFINALISTとして2回出場を果たす。国内の有名アーティストとの活動も多数。
愛知県芸術劇場プロデューサー 唐津絵理
橋本ロマンスさんはマクロ的、nousesはミクロ的な視点。対照的ではありますが、どちらもある意味で「今日におけるダンスとは何か」を考えさせられる作品となっています。
2023年2月11日(土・祝)開催
ダンス・セレクション2023
場所/愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
時間/14:00〜
料金/一般2,500円、【U25】1,000円
チケット/2023年1月13日(金)より販売
※【U25】は公演日に25歳以下対象(要証明書)。
※3歳以下のお子さまは入場できません。託児サービスあり(有料・要予約)。
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■視覚に障がいがあるお客さまへ
事前にパンフレットのデータをEメールでお送りできます。
nousesによるダンスのワークショップ
2023年2月9日(木)19:00〜
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