【オペラの魅力】ENJOY OPERA 2023

オペラとは日本語で歌劇と訳されるとおり、歌を中心に物語が進行する。
舞台装置や衣裳、踊り、オーケストラの演奏が集結したまさに総合芸術。
オペラ好きもこれからトライしたい方も楽しめる多彩な世界へようこそ。

藤原歌劇団
プッチーニ作曲 オペラ『トスカ』

日本で最も歴史のあるオペラ団体の藤原歌劇団が、今年度も愛知にやってくる。
叙情的な音楽と情熱的なドラマが融合したニュープロダクションによって、
歌に生き、愛に生きた、強くも儚い美しい歌姫トスカの悲しい運命を描く。

古典の真価に触れる体験を
実力派の布陣がお届け

国内の二大オペラ団体の一つがイタリア・オペラを主軸とする藤原歌劇団だ。当劇場の自主事業では2017年『カルメン』から始まり、今回が6公演目となる。19〜20世紀を代表するヴェリズモ(真実主義)オペラ『トスカ』は、作曲家プッチーニの三大傑作の一つ。『妙なる調和』や『星は光りぬ』などの名曲揃いのアリアと、劇的な物語が特徴的だ。トスカを新国立劇場でも絶賛された小林厚子、トスカの恋人カヴァラドッシを当劇場初登場となる澤﨑一了が演じる。警視総監のスカルピアは藤原歌劇団総監督の折江忠道が務める豪華な顔ぶれ。着実にキャリアを築く指揮者の鈴木恵里奈がセントラル愛知交響楽団を牽引する。開演前の作品解説も合わせてぜひ。

衣裳や時代背景など、1800年代のローマを意識した舞台。イタリア・オペラの典型的スタイルを存分に感じられる。
2006年 藤原歌劇団『トスカ』©︎日本オペラ振興会


トスカ 小林厚子 Atsuko Kobayashi カヴァラドッシ 澤﨑一了 Kazuaki Sawasaki スカルピア 折江忠道 Tadamichi Orie 演出	松本重孝 Shigetaka Matsumoto 指揮 鈴木恵里奈 Erina Suzuki

愛知県芸術劇場制作 上林元子

アリア以外に、第1幕フィナーレ『テ・デウム』も印象的。プッチーニの曲は映画音楽のようで、色彩豊かな情景が広がります。アンジェロッティ役は愛知出身・在住の伊藤貴之さんです。

2023年2月4日(土)開催
藤原歌劇団公演 プッチーニ作曲 オペラ『トスカ』
全3幕〈字幕付き原語(イタリア語)上演〉/ニュープロダクション
場所/愛知県芸術劇場大ホール(愛知芸術文化センター2階)
時間/14:00〜(公演時間は約2時間30分、休憩あり)※作品解説は13:15〜
料金/S席12,000円、A席10,000円、B席8,000円、C席5,000円、D席3,000円
※未就学のお子さんは入場できません。託児サービスあり(有料・要予約)。

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