2018年の公演より。©羽鳥直志
少年少女の恋物語を遊び心満載に描く
モーツァルト初期の人気オペラを再び!
2018年に当劇場で初演し、好評を得て20年に再演するはずが、新型コロナウイルスの影響で無念の中止に…。しかし、この度、満を持して再演を迎える『バスティアンとバスティエンヌ』。子どもから大人まで楽しめる、臨場感溢れる唯一無二のオペラをぜひ。
オペラの概念が変わる!?
個性的な演出に目が離せない
モーツァルトが12歳で作曲した最初期のオペラを、オーケストラによる迫力満点の演奏や、歌手の歌声を間近に感じることができる小ホールで上演。前半は、モーツァルトが本作品を作曲するに至った経緯を、幼少期のエピソードも交えながらモーツァルトの珠玉の名曲で綴る。後半は、羊飼いの娘バスティエンヌと青年バスティアンが、魔法使いコラーの導きでドキドキしたりヤキモキしたり…牧歌的な恋物語が繰り広げられる。クラシックオペラでは希少な幸せに満ちたストーリーに、モーツァルトの上質な音楽と、本作最大の魅力とも言える一風変わった演出が重なり、子どもから大人まで楽しめること請け合い。もちろん、実力派アーティストによる滅多に上演されない演目とあって、オペラのコアファンも納得の作品だ。
伊藤晴 Haru Ito
三重大学卒業、武蔵野音楽大学大学院修了。藤原歌劇団『ラ・ボエーム』ムゼッタ役でデビューを飾り、『カルメン』ミカエラ役など多くのオペラに出演。2021年は「ラ・ボエーム」ミミ役で東京文化会館と愛知県芸術劇場に出演。数々のプリマドンナを演じ、儚くも凛とした姿と歌唱は好評を得ている。
角田鋼亮 Kosuke Tsunoda
東京藝術大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者のポジションを務めている。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
愛知県芸術劇場 プロデューサー 水野 学
前回の公演では初日を観られた方が“ぜひ子どもにも”と、翌日の公演にご家族で来場してくださるなど、普段のオペラ公演では見かけないムーブメントが起きました。クラシックオペラでは珍しい小ホールでの上演。歌手だけではなくオーケストラや指揮者までをも巻き込む演出は必見です!ちなみに、5分前のカゲアナは出演者が担当。着席はお早めに。
2022年6月12日(日)開催
モーツァルト作曲 オペラ
『バスティアンとバスティエンヌ』羊飼いと村娘の恋の行方は?
場所/愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
時間/14:00~、18:00~(上演時間は各約1時間50分、休憩1回)
料金/一般5,000円、高校生以下(要証明書)2,000円
チケットは3月25日(金)より販売いたします。
※未就学のお子さまは入場できません。託児サービスあり(有料・要予約)。
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■視覚に障がいがあるお客さまへ
日本語による字幕を用意しています。
2022年6月17日(金)には地域の将来を担う子どもたちに質の高い舞台芸術に触れてもらう「劇場と子ども7万人プロジェクト」を実施。碧南市の中学生約700名を公演に招待します(一般のお客さまはご覧いただけません)。