世界に誇るパイプオルガンが織りなす
素晴らしい響きの季節【芸術の秋】

日本最大級のパイプオルガンを満喫できる、ここでしかできない感動体験を。
芸術の秋に行われる、オルガン・メモリアルコンサート ラヴェル『展覧会の絵』 初演100周年記念は、
愛知芸術文化センターの開館30周年にふさわしい今年限りの記念公演。

ラヴェルによるオーケストラ版など
オルガンの可能性を極限まで追求

フランスの作曲家ラヴェルによるオーケストラ版『展覧会の絵』が愛され続けて100年。現在は原曲よりも知名度が高く、多くのオーケストラ作品の中でも支持を集める。オルガニストの廣江理枝は、世界最高峰のオルガンコンクールにおいてアジア人で初めて優勝した実力派。『展覧会の絵』は同氏の十八番でもあり、千変万化の音色で各曲のキャラクターが奏でられ、圧巻のクライマックスまで聴き応え満点だ。生誕200年のフランク、生誕350年のグリニーという今年アニバーサリーを迎える作曲家の作品、バッハの至高の名曲も披露する。

オルガン
廣江理枝 Rie Hiroe

桐朋学園大学ピアノ専攻、東京藝術大学修士課程オルガン専攻修了。 DAAD(ドイツ学術交流会)、アサヒ芸術文化財団より奨学金を得て、ドイツ・ハノーファー音大ならびにシュトゥットガルト音大へ留学、修士課程・ソリスト課程を修了。仏・シャルトル大聖堂国際オルガンコンクール優勝ほか受賞歴多数。2007年東京藝術大学音楽学部オルガン科主任に就任。ルネサンス・バロック時代から現代に至る幅広いレパートリーを持ち、 国内外での演奏活動を行う。

MESSAGE

ラヴェルによる『展覧会の絵』初演から100年という節目に、ジャン・ ギュー(仏・1930-2019)がオルガンのために技を尽くして編曲した同組曲を演奏させていただきます。愛知県芸術劇場の壮大なオルガンは、とても多彩色な「音の展覧会」を表現してくれることでしょう。また、今回のプログラムは、それぞれ素晴らしいサウンドになりそうな期待感でいっぱいです。ぜひお楽しみになさってください!

ラヴェル『展覧会の絵』初演100周年記念

『展覧会の絵』は、ロシアの作曲家ムソルグスキーによって1874年に作曲されたピアノ組曲。ラヴェルによるオーケストラ版が、公演日のちょうど100年前にあたる1922年10月19日にパリ・オペラ座で初演された。

PROGRAM

J. S. バッハ パッサカリア ハ短調 BWV582
N.d.グリニー ミサより 最初のキリエをテノールで、5声
グローリア:レシ・ド・ティエルス・アン・タイユ
C.フランク コラール 第2番 ロ短調
ムソルグスキー/ラヴェル 組曲『展覧会の絵』(ギュー編曲)

愛知県芸術劇場 プロデューサー 水野学

ムソルグスキーの原曲は、友人画家の遺作展で観た絵画10枚の印象から作曲されました。想像が膨らむラヴェルの世界を、オルガン1台とは思えないシンフォニックな演奏でお届けします。

2022年10月19日(水)開催
オルガン・メモリアルコンサート ラヴェル『展覧会の絵』初演100周年記念
場所/愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4階)
時間/19:00~(公演時間は約1時間45分、休憩あり)
料金/一般2,500円、【U25】1,000円
※【U25】は公演日に25歳以下対象(要証明書)。
※未就学のお子さまは入場できません。託児サービスあり(有料・要予約)。

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■視覚に障がいがあるお客さまへ
当日会場に点訳プログラムをご用意します。
事前にプログラムデータをEメールでお送りできます。

■聴覚に障がいがあるお客さまへ
聴覚支援システムとして「ヒアリングループ(磁気ループ)」が客席の一部で作動します(要予約)。




劇場と子ども7万人プロジェクト

2022年9月28日(水)には地域の将来を担う子どもたちに質の高い舞台芸術に触れてもらう「劇場と子ども7万人プロジェクト」を実施。愛知県内の児童・生徒等約3,000名にコンサートを鑑賞いただきます(一般のお客さまはご覧いただけません)。

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