ストーリー

プロローグ
舞台はドイツの酒場。酒の精たちの声に包まれながらミューズが現れ、「詩人の魂を救おう」と歌って消えた。主人公の詩人ホフマンはオペラ「ドン・ジョヴァンニ」に出演中の恋人ステッラを待ちながら、ニクラウス(ミューズの化身)と酒を酌み交わしている。その影で、恋敵リンドルフがステッラからの手紙を奪ったとも知らずに……。やがてホフマンは、人々に奇妙な恋物語を聴かせ始める。

1幕【オランピア】
舞台は発明家スパランツァーニの屋敷。ホフマンは美しい娘オランピアに出会う。実は彼女、機械仕掛けの人形。ところがホフマンは、スパランツァーニの仕事仲間コッペリウスに売りつけられた“魔力を持つ眼鏡”のせいで、オランピアを生きた人間だと信じ込み、彼女に恋をしてしまう。一方、スパランツァーニとコッペリウスは、オランピアの代金をめぐってひと悶着。そのおかげで、ホフマンとオランピアにとんでもない結末が……!!

2幕【アントニア】
舞台はクレスペルの家。病身の歌手アントニアは、父親であるクレスペルに歌うことを禁じられていた。どうやら彼女の母親も歌手で、病によって早くに他界した様子。ホフマンはそんな彼女のもとを訪れて求愛するが、クレスペルの姿を見掛けて物陰へと隠れる。そこへ医師のミラクル博士が登場。診察を装いながら妖力でアントニアを操ろうとしたうえ、母親の霊まで呼び出した!?
アントニアは彼らの声に導かれるように歌い続けて……。

3幕【ジュリエッタ】
舞台はヴェネチアの大邸宅。高級娼婦ジュリエッタを相手に、ホフマンはひと時の快楽を楽しもうとしていた。そこへジュリエッタの馴染み客で魔術師のダペルトゥットが現れ、ホフマンの鏡像、すなわち“鏡に映った影”を手に入れろと言う。見返りのダイアモンドに目がくらんだジュリエッタは、ホフマンを誘惑しておねだり。ホフマンは媚態に負けて、鏡像を与えてしまった!
挙げ句の果てに、ジュリエッタの前の愛人シュレーミルもやってきて……。

エピローグ
舞台は再び酒場。辛い恋の思い出を語り終えたホフマンは酔いつぶれ、舞台を終えて帰ってきた恋人ステッラのこともわからないほどに。すると、リンドルフがすかさず登場して彼女を連れ去り、ホフマンはそのまま昏倒してしまう。やがてニクラウスから戻ったミューズが現れ、ホフマンの才能を賛美。すべての経験は芸術に昇華されるのだと諭し、彼を優しく包みこむ。