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制作記者会見&愛知県知事表敬訪問

平成22年(2010年)3月15日(月)に、愛知芸術文化センターにて「ホフマン物語」の制作記者会見を行いました。
出席者は次の4名です。
  粟國 淳(演出家)
  幸田浩子(ソプラノ/オランピア役)
  砂川涼子(ソプラノ/アントニア役)
  中嶋彰子(ソプラノ/ジュリエッタ役)

記者会見模様

演出家と3人の主役が揃ったのは今日が初めて。控室でもすでに和気あいあいとしている中でも、演出家のコンセプトを聞きたがる出演者たち。さすがにプロフェッショナルです。
それぞれにコメントをいただきましたので、簡単にご紹介しましょう。

演出家・粟國淳まずは演出家の粟國淳氏。「“トリエンナーレ”という最先端の芸術の集う場でなぜ100年以上前のオペラを上演するのかという疑問を持つ人がいるかもしれませんが、ぼく自身はアートにバリアーはないと思っているし、今回の『ホフマン物語』1881年に初演された作品なので古いと思われるかもしれないが、今もまだ楽しまれているということは、それだけ必要性があるからだと思っている。むしろ、芸術家たちにとって、表現をするということはどういうことか、未来へのテーマにもなると思っている。この作品は、未完であったり、初演時の楽譜が焼失したために、のちにいろんな人の手が入っている変わった作品。いろいろなバージョンで上演されてきたが、この作品が持っているオッフェンバックのメッセージは変わらない。また、いろんなバージョンで上演されてきたということは、その時代時代にあった表現で上演されてきたということで、非常に興味深い作品です。また主人公が詩人という設定で、悩むというのは芸術家だけではないでしょうが、芸術家の持つ独特の悩みのようなものもこの作品には取り込まれていて、トリエンナーレという機会にふさわしいと言えるでしょう。またこの作品が持つ、人間の内面にある恐怖や不安も表現したいと思っています。すばらしいキャストなので、早く稽古を始めたいです。」
オランピア・幸田浩子ソプラノの幸田浩子さんは美しいコロラトゥーラをきかせてくれるオランピア役。
「この役は、初めて聴いたときから、一度は歌ってみたいと思っていました。歌えるようになってからは、この役で一度は舞台に立ちたいと思うようになりました。この演目は大掛かりですし、なかなか上演機会がないので、オペラの舞台として立つ機会が少ないのですが、新国立劇場やローマ歌劇場で歌う機会に恵まれました。今回は粟國さんの演出ですが、粟國さんの演出は、日本人だけでなくイタリア人の方とかいろんな方が、とてもいいと言うのを聞いていましたので、今回初めてご一緒させていただくので楽しみにしています。
砂川さんとは新国立劇場で、中嶋彰子さんとはウィーン・フォルクス・オーパーで共演したことがあり、楽しい稽古場になりそうで、とても楽しみです。」
アントニア・砂川涼子名古屋地域にはこれまでコンサートやオペラなどのご縁がなかったという砂川さん。「今回、トリエンナーレという機会に参加させていただけることになり、大変光栄に思っています。「新国立劇場の『ホフマン物語』の時には当初カバーとして参加していたところ、急遽本番を歌うことになり、再演の時には、最初からこの役を歌わせてもらったので、私にとってはとても大切な役。
粟國さんとは以前ご一緒したことがありますが、今回もご一緒させていただけるのはとてもうれしく思っています。売れっ子の幸田浩子さんや中嶋彰子さんというすばらしい歌手の方々とご一緒させていただけるのも、大変光栄です。」
ジュリエッタ・中嶋彰子この役は初めてという中嶋彰子さん。「ジュリエッタという役は、『ホフマン物語』の中でも複雑で、版によってはコロラトゥーラが歌ったり、メゾ・ソプラノが歌ったりと千差万別です。今回の楽譜をみたところ、コロラトゥーラでもなく、メゾでもない、いいとこどりをしたような非常に興味深い歌になっていましたので、演出家のコンセプトを聞いて、どう役作りをするか、楽しみにしています。この役は初めてですし、粟國さんの演出ということで、とても楽しみにしています。ジュリエッタはこの3人の中でも、色の濃い、役者としての責任感も必要な役柄だと思っています。粟國さん、お手柔らかに。」

3人のソプラノは美しいだけでなく、申し分ない歌唱力を持つ歌手たち。粟國さんが彼女たちをどう活かしていくのか、主催者の我々もとても楽しみです。

記者さん
真剣な表情の記者さんたち

ポスター前で


記者会見終了後は、名古屋市営バスに広告をほどこした“ラッピングバス”に記者さんたちと乗り込み、愛知県知事の待つ愛知県公館へと向かいました。
愛知県知事の表敬訪問の様子は、あいちトリエンナーレのブログ
http://aichitriennale.jp/blog/2010/04/02/
でご覧いただけます。

ラッピングバス
ラッピングバス(栄758系統 都心ループバス 3月14日〜9月20日まで運行)
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