テーマ上映会「映像の学校」

 テーマ上映会「映像の学校」  上映作品及び日程はこちら
この催物は終了しました
会 期 : 2010年6月11日(金)~13日(日)、22日(火)~24日(木)
 *6月16日(水)~20日(日)は、
  「イメージフォーラム・フェスティバル2010」を開催。


会 場 : 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

料 金 : 無料・申込不要(当日来場可)
テーマ上映会「映像の学校」


 今日、劇映画、ドキュメンタリーと並んで、映像表現の主要なジャンルに数えられる実験映画は、その歴史的な源流を1910~20年代に興隆したアヴァンギャルド映画(前衛映画)に求めることが出来ます。この時代は映像というメディアが生み出されて間もない黎明期で、実験映画のみならず、劇映画やドキュメンタリーも、その表現としての様式を徐々に整えつつある時代でした。いわば、映像メディアを用いて、いかに表現するか、ということ自体が実験であるという、映画芸術の揺籃期と呼べる時代ですが、この頃に実験映画の概念も形成されていったことは、重要な事実といえるでしょう。物語を否定したり、抽象的であったり、概念的であるため、しばしば特殊なジャンルと見なされがちな実験映画ですが、この事実は、映像芸術の可能性と多様性を探るという営みに、このジャンルの本質があることを示しているのです。
 この上映会は、作品のタイトルや出演者、監督名などは知られていながら、今日、スクリーンで観る機会の少なくなったサイレント時代の名作と呼ばれる作品とともに、実験映画やビデオ・アートの傑作や重要作品を組み合わせた特集上映会です。映像芸術の歴史的な流れと全体像を俯瞰的に捉えながら、実験映画の本質的な意味と、その精華に触れることのできる、入門者にも最適なプログラムといえるでしょう。


■上映会の見どころ&ミニ解説
●サイレント映画再発見
今日、古典的な名作映画は、DVDなどを用いれば容易に観ることが出来るようになった、といえるでしょう。しかし、トーキー以前のサイレント作品については、著名なものであっても意外に目にする機会は少ないといえます。本上映会では、今日の劇映画のフォーマットを作り上げ、“映画の父”とも称されるD・W・グリフィスと、スラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)を極めたバスター・キートンの代表作を、スクリーンで鑑賞する貴重な機会になります。
バスター・キートン『文化生活一週間』
バスター・キートン
『文化生活一週間』(別題:マイホーム、共同監督:エディ・クライン、 1920年)

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●実験映画&オリジナル映像作品アンコール
20世紀初頭の前衛芸術運動である、ダダの代表的な作家の一人、ハンス・リヒターが戦後に監督した『金で買える夢』(1946年)は、戦前と戦後の実験映画の結節点に位置する、重要作品です。「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」からは、サイレント映画の方法論を用い新しい表現を志向した、天野天街『トワイライツ』(1994年)と寺嶋真里『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』(2009年)を上映します。また、今年5月に「オーバーハウゼン国際短編映画祭賞」を受賞し話題になっている、大山慶『HAND SOAP』(2008年)もリクエストに応え登場します。

♪6月13日は、アリスのようにドレスアップ♪

6月13日(日)14:00~の寺嶋真里『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』の上映当日に、作品世界をイメージしてドレスアップでお越しの方には、ステキなプレゼントがございます。
(提供:ロウズ ド レフィクァル エ ギグルス)



寺嶋真里
『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』
(2009年)

D・W・グリフィス『散り行く花』
D・W・グリフィス
『散り行く花』(1919年)

寺嶋真里『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』
寺嶋真里
『アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!』(2009年)
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●ビデオ・アート傑作選
実験映画の方法論を継承するビデオ・アートの分野からは、ナム・ジュン・パイクとビル・ヴィオラという、このジャンルを代表する2人の作家の、代表作や重要作をセレクトしています。
ナム・ジュン・パイク『グローバル・グルーブ』
ナム・ジュン・パイク
『グローバル・グルーブ』(共作:ジョン・J・ゴットフリー、1973年)


愛知特別プログラム「愛知の新世代たち」について

 テーマ上映会「映像の学校」と連動して、6月17日(水)~20日(日)に「イメージフォーラム・フェスティバル2010」を開催します。愛知特別プログラム「愛知の新世代たち」は、同フェスティバルの一般公募部門「ジャパン・トゥモロウ」応募作品より、惜しくもノミネートには到らなかったものの、優秀な作品や独創性の高いものを選出し、プログラムを構成するもので、東海圏の新進作家の意欲的な作品を紹介する貴重な機会となっています。
 本プログラムからは、これまで、「イメージフォーラム・フェスティバル2006」に『べっぷ・たまがわ』で寺山修司賞を受賞した映像作家の内村茂太や、当センター主催の「アート・アニメーション・フェスティバル」に連続出品し、NHKのTV番組「みんなのうた」でアニメーションを制作するなど、近年、伸長が著しいアニメーション作家・岡田昭憲を輩出する、といった成果を生むに到っており、今年も新しい才能との出会いや、発見があることでしょう。


関連事業
◆はじめてアート講座2010  第5回「アートフィルムの鑑賞法」
この催物は終了しました
日 時 : 2010年7月30日(金) 19:00~
会 場 : 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
講 師 : 越後谷卓司(愛知県文化情報センター主任学芸員)
入 場 : 無料・申込不要(当日来場可)

共催事業
◆「イメージフォーラム・フェスティバル2010」   URL http://www.imageforum.co.jp/festival
この催物は終了しました
日 時 : 2010年6月16日(水) ~20日(日)
会 場 : 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA、G
入場料: 当日1回券=1,000円、特別鑑賞1回券=800円(前売)、4回券=2,500円、フリーパス券=4,500円
※各回入替制
主 催 : 愛知芸術文化センター、イメージフォーラム
協 賛 : パナソニック株式会社、株式会社リビング・デザインセンター
特別協力: ドイツ文化センター
助 成 : 芸術文化振興基金
協 力 : コダック株式会社、ティエヌティエクスプレス株式会社、株式会社ダゲレオ出版
主 催 : 愛知芸術文化センター、イメージフォーラム


 お問い合わせ : 愛知芸術文化センター・愛知県文化情報センター
Tel. 052-971-5511(内線724) Fax. 052-971-5644  E-mail はこちら

主  催 : 愛知芸術文化センター
企  画 : 愛知県文化情報センター
協力・作品提供 : イメージフォーラム、喜劇映画研究会、プラネット映画資料図書館

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