第15回 アートフィルム・フェスティバル

第15回 アートフィルム・フェスティバル  上映作品及び日程はこちら


会 期 : 2010年11月19日(金)~24日(水)、30日(火)~12月5日(日)
※11月25日(木)~28日(日)は「第32回ぴあフィルムフェスティバルin名古屋」を開催。
※11月22日(月)、29日(月)は休館

会 場 : 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
料 金 : 入場無料・申込不要(当日来場可)
第15回 アートフィルム・フェスティバル

「アートフィルム・フェスティバル」は、映像表現の新たな可能性を切り開く作品を、既存のジャンル区分を横断する視点から取り上げる特集上映会です。
 今日の映像表現は、劇映画、ドキュメンタリー、実験映画を、三つの主要なジャンルとして形成されています。しかしながら、ひとつひとつの作品を具体的に観てゆくと、実験映画でありながらドラマ形式を採っているので劇映画的な構造を持っていたり、あるいはジャン=リュック・ゴダールやストローブ=ユイレのように、ジャンルとしては劇映画に分類されているものの、それぞれの独自の方法論を極限的に追求することで、ほとんど実験映画と見紛うような特異ともいえる表現が登場しています。
 表現におけるジャンル区分とは、決して厳格ではないので、あくまでも取りあえずのものだともいえるでしょう。しかしながら規定のジャンルの枠組みを越えて、映画ないし映像作品としての、研ぎ澄まされた表現の核(コア)ともいうべき段階へと突入している作品が登場していることも確かです。
 また映像作品は、演劇や音楽、美術など、異なるジャンルの表現と積極的に関係を結び、それらを取り込んだり、あるいは境界線を取り払い融合するなどして、このメディアの持つ表現の可能性を拡張してきたともいえるでしょう。劇映画とは端的にいえば演劇と映画が融合して生まれた形式ですし、1910-20年代の前衛映画を源流とする実験映画は美術から派生したものだ、という指摘もあります。
 このような総合、横断性という映像のメディアとしての基本的な性質を踏まえながら、既存のジャンル区分では捉えきれない表現が現在、生まれつつあります。「アートフィルム・フェスティバル」は、今動きつつある、映像表現の新しい潮流を捉えるべく、ジャンルを横断した視点から、様々な作品を取り上げる一つの試みです。


プログラム

◆交差する視線-日仏ドキュメンタリー&アニメーション作品集-
 アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会の協力により、近年の優れたフランスのドキュメンタリーとアニメーション作品を紹介します。またこれに合わせて、当センターが独自にセレクトした日本の若手作家によるドキュメンタリーとアニメーションも上映します。ピョートル・カムラーが監督、リュック・フェラーリが音楽を担当し、過去とも未来ともつかぬ独自のSF的イメージを前出させた『クロノポリス』(1982年)や、近年ネットで大きな反響を呼んだ石田祐康『フミコの告白』(2009年)など、話題作を上映します。 当地初公開となる作品を多数含む、貴重な機会です。
日仏ドキュメンタリー&アニメーション作品
(左) ピョートル・カムラー『クロノポリス』(1982年)、 (右) 石田祐康『フミコの告白』(2009年)

◆映像と音楽のコレスポンダンス
 音楽家として活躍するととともに、実写とコンピューター・グラフィックスを融合した手法でユニークな映像作品を制作するアーティスト・高木正勝の新作『Ymene』(2010年)とドキュメンタリー『或る音楽』(監督:友久陽志、2009年)をカップリング上映。他にデヴィッド・シルヴィアンがプロデュースし、クリスチャン・フェネスや大友良英らへのインタビューで構成したドキュメンタリー『Amplified Gesture』(監督:フィル・ホプキンス、2009年)や、七里圭がクラムボン(音楽)、黒田育世(ダンス)と組んだユニークなプロモーション・ビデオ『ASPEN』(2010年)などを上映します。

映像と音楽のコレスポンダンス
左から 高木正勝『Ymene 1: idu mi(イメネ1:イヅミ)』 (2010年)、友久陽志『或る音楽』 (2009年)、フィル・ホプキンス『Amplified Gesture』 (2009年)


◆オリジナル映像作品新作プレミエ&アンコール
 大山慶『HAND SOAP』(2008年)が国内外で受賞を重ねるなど、今、注目を集めている、愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品。“身体”を統一テーマに、様々なジャンルのアーティストを独自の視点からセレクトしてきた、このシリーズの最新第19弾『ギ・あいうえおス -ずばぬけたかえうた-』(2010年、監督:柴田剛)を初公開します。併せて、当地では初公開となる、柴田監督の『NN-891102』(1999年)も上映します。また、これまで制作したオリジナル映像作品から、今年6月1日、103歳で逝去された舞踏家・大野一雄のドキュメンタリー『KAZUO OHNO』(1995年)などをアンコール上映します。
   『ギ・あいうえおス -ずばぬけたかえうた-』(2010年、監督:柴田剛)
    柴田剛『ギ・あいうえおス-ずばぬけたかえうた-』(2010年)
関連展示
上映会に併せ、上映会場と同じフロアにあるアートスペースGで、資料展示を行います。名古屋シネマテークが所蔵するドキュメンタリーやアニメーションのポスターの展示を行います。
会期:2010年11月23日(火・祝)~12月5日(日)    ※11月29日(月)は休館



 お問い合わせ : 愛知芸術文化センター・愛知県文化情報センター
Tel. 052-971-5511(内線724) Fax. 052-971-5644  E-mail はこちら

主  催 : 愛知芸術文化センター
企  画 :
 
愛知県文化情報センター
 
協力・作品提供 : アリアンス・フランセーズ アリアンス・フランセーズアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会、

イメージフォーラム、辻直之、北村愛子、石田祐康、吉田雅彦、村本咲、瀬島久美子、川部良太、NDS 佐藤零郎、藤原敏史、(有)安岡フィルムズ、金子遊、エピファニーワークス、トロピカル、コロンビアミュージックエンターテインメント、CaRTe bLaNChe(カルトブランシュ)、名古屋シネマテーク、シマフィルム(株)

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